横田めぐみ

横田めぐみの現在!父・母・弟・娘&北朝鮮拉致問題の真実まとめ

1970~1980年代にかけて北朝鮮の工作員により多くの日本人が拉致されてしまった「北朝鮮拉致問題」。

 

当時13歳で最年少だった横田めぐみさんは現在還暦を迎えようとしている歳となります。

 

北朝鮮拉致問題について横田めぐみさんの事件をメインに総まとめしましたのでご紹介します。

「北朝鮮拉致事件」における横田めぐみの現在と真実

 

米朝情勢が悪化する中、注目度が高まる「北朝鮮拉致事件」

2017年に北朝鮮のミサイル開発が激化する中でトランプ米大統領が「最大限の圧力」としてそれまでの戦略的忍耐を止めて武力行使も辞さない姿勢で北朝鮮問題に臨むことを世界にアピールしました。

 


国連演説でトランプ米大統領が北朝鮮拉致被害者の話題を出し、その中で横田めぐみさんについて言及したことで横田夫妻と家族、そして日本にとって「北朝鮮拉致問題」が好機を迎えています。

「北朝鮮拉致問題」は1970~1980年代にかけて、北朝鮮の工作員らが日本に秘密裏に潜入し若い日本人市民を中心に拉致した国際的犯罪事件であり、日本政府は国民の人権と安全が脅かされる驚異的なテロリズムとして現在までに北朝鮮と解決に向けて渡り合ってきました。

 

 

特に被害者家族の中で先頭に立っているのが日本政府が発表した17人の拉致被害者の中で当時13歳と最年少だった横田めぐみさんの家族であり、奪還するために両親である横田夫妻や双子の弟・横田拓也さんと哲也さんなど家族総出で「北朝鮮拉致問題」と向かい合っています。

 

北朝鮮側は長らく拉致問題には関与していないと否定を続けていたものの、2002年に首都・平壌で行われた日朝首脳会談の場で、当時の国家代表である金正日が拉致について認め謝罪をしているものの賠償は無く、横田めぐみさんの情報については1994年に自殺し1997年に火葬したと説明しましたが、この北朝鮮の説明は虚偽であることがわかっています。

 

 

横田めぐみさんの拉致と北朝鮮が主張する自殺の真実、そして現在の生存確認の情報についてご紹介する前にまずは「北朝鮮拉致問題」の概要からご紹介しましょう。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 北朝鮮の主張と日本の主張の違い

拉致問題に真摯に向き合わない北朝鮮

日本政府が北朝鮮に拉致されたと認定している被害者数は事案12件に対し17人と発表しています。しかし北朝鮮政府は13人だと発表しており食い違いが生じています。誠意を見せない北朝鮮に対して日本政府は「対話と圧力」による外交を続け、拉致問題の解決無くして国交正常化は有り得ないと発表しています。

 

日本政府が認定した17人の内13人は北朝鮮政府も拉致を認めており、5人が日本に帰国しており、8人がすでに死亡、4人関しては北朝鮮内に入っていないとして拉致を否定しています。

 

日本政府は17人の拉致被害者が全員生きているということを前提に北朝鮮都の交渉を続け、拉致被害に関連している可能性が高い特定失踪者についても同様に調査を進めていくことを明かしました。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 北朝鮮が拉致を実行した背景

北朝鮮拉致問題は朝鮮戦争の名残

北朝鮮による拉致が実行されたのは1970年代からですが、その背景としてあるのが1950年に始まった北朝鮮と韓国による朝鮮戦争でした。

 

北朝鮮は建国した1945年当時から朝鮮半島統一を目標に掲げて武力行使を辞さない構えで韓国と渡り合っていました。

 

韓国も朝鮮統一を目指していたことから1950年より北朝鮮が韓国に攻め入り朝鮮戦争が勃発しています。

 

朝鮮の思惑に反して国連軍が韓国防衛のために連合軍を派兵し、それに対抗する形で中国が北朝鮮を支援する形で人民解放軍を投入したため朝鮮半島は大いに荒れ、南北分断は決定的なものとなりました。

 

 

 

日本人は北朝鮮にとって利用価値が高い

世界から孤立している北朝鮮人は海外への自由な出国が難しいこともあり、日本人が世界から受ける信頼やパスポートに目を付け拉致を考えたと言われています。

 

朝鮮戦争が1953年に集結すると、北朝鮮は自国の再建に注力する一方で韓国に対して1960年代からスパイを送り込み諜報活動をするようになりました。

 

工作員によるこの活動は1980年代まで続けられたものの、韓国当局によりスパイの摘発が相次ぎ警戒態勢が厳しくなったことを受けて、北朝鮮は在日朝鮮人・韓国人を抱き込んで工作員として育て送り込むようになります。

 

また、北朝鮮は日本人に扮して工作員を送り込むことが合理的だと考え、日本人のパスポートが世界の国々への入国が容易であることから日本人を拉致して工作員に仕立て上げることが目的だったとも言われているようです。

 

 

「北朝鮮拉致問題」の被害者は17人じゃ収まらない?

特定失踪者問題調査会の発表によれば北朝鮮は自国が遅れている産業分野のエキスパートを狙って拉致しており、日本政府が認定した17人の拉致被害者以外にも多数いる可能性があると見解を発表しています。

 

特定失踪者問題調査会の調査報告によれば、日本政府が認定している17人の拉致被害者以外に”拉致濃厚”の失踪者が77名、”拉致疑惑”がある失踪者が194名いることを発表しています。

 

これらの拉致被害者の可能性がある人は北朝鮮が当時世界に遅れを取っていた産業分野を職業にしており、医者、印刷工、機械技術者など狙って拉致したと言われています。

 

1970年代に起きた「よど号ハイジャック事件」では北朝鮮に亡命した日本人男性がいたと北朝鮮によって伝えられていましたが、これらも拉致された日本人だと見られているようです。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 北朝鮮の拉致の手段・手口

言葉巧みに、時には暴力で強引に拉致した北朝鮮工作員

北朝鮮の工作員は日本国内に留まらず、世界の国々に滞在していた日本人を言葉巧みに騙したり、ひと目のつかない場所で暴力で強引に拉致したりと手段を問わずに工作していました。

 

日本国内での拉致の方法として主に伝えられていたのは、福井県や新潟県、鹿児島県など日本海や東シナ海に面した北朝鮮にとって都合の良い土地で行われたもので、工作員は沿岸に船を停泊させて通りかかった若者を強引に取り押さえて拉致し、船に乗せて密航するというものでした。

 

後述する横田めぐみさんもこの手口により拉致されたと見られています。

 

その他、元々日本に在住していた土台人(在日朝鮮人)が加担しているケースも多くあり、ターゲットを定めて近づき友人になることで信頼させてから誘拐するという手段もあったということです。

 

誘拐の現場を人に見られた際には、その目撃者も力ずくで拉致したとも言われていますので、工作員の多くは軍隊での訓練を受けた屈強な男だったのでしょう。

 

国外にいる日本人に対しては「良い仕事があるから紹介する」と誘惑し、同意を得た上で北朝鮮に入国させてから本性を現すなど卑劣な行為も行っていたようです。

 

 

北朝鮮政府からラジオを使って指令が出ていた

北朝鮮工作員への指令は政府からラジオの乱数放送や選曲の順番などで暗号として出していたようです。

 

北朝鮮政府が工作員にスパイ活動の指令を出していた方法は、平壌放送を用いた乱数放送が有力だとされてきました。

 

その他国営放送や朝鮮中央放送などで流れる音楽の順番なども指令に用いていたと言われています。

 

しかし、日本国内での工作において重要な案件については万景峰号の船内で口頭で伝達されていたとということです。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 拉致被害者の境遇

拉致被害者は決して優遇されてはいなかった

一般的に伝えられている情報では拉致被害者の多くは北朝鮮の首都・平壌で中級以上の生活をしていたというイメージがありますが、真実はそうではなかったと言われています。

 

拉致被害者が北朝鮮に拉致されてきてまず第一に求められることは「命令以外のことをしないこと」であり、それに背くと命の保証は無かったと考えられます。

 

そのため拉致被害者は北朝鮮市民に大々的に拉致されてきたという身の上を語ることはできず、脱北者の証言からも市民は拉致の実態を全く知らされていなかったと語っています。

 

拉致被害者は北朝鮮で口をつぐんで命令されるままに生きるしかなかったということになり、尋常ではないストレスを抱えて生きてきたことでしょう。

 

特殊技能を持った拉致被害者は北朝鮮工作機関に常に監視されることになり、与えられた任務や日本語文献の解読、日本語の教師として工作員の指導など、北朝鮮国家のためだけに利用されて生きています。

 

 

そして拉致被害者の生活の実態については被害者の曽我ひとみさんの夫・チャールズ・ジェンキンスさんの著書『告白』で語られており、首都・平壌で生活をしていたものの決して中級以上の生活ではなかったそうです。

 

また、日本に無事帰国することができた蓮池薫さんの告白によれば、拉致されてすぐに招待所と呼ばれる家をそれぞれに与えられ、「勉強すれば立派な革命家になれる」と洗脳教育をされていたそうです。

 

 

「北朝鮮拉致問題」拉致された13歳の少女・横田めぐみの真実と現在

「北朝鮮拉致問題」 – 横田めぐみさんの父・母・双子の弟は懸命に探した

 

現在も生きている可能性が高い横田めぐみさん

 

確実に拉致されていると認定された被害者の中で最年少の横田めぐみさんは1977年11月15日に拉致されたと見られています。

 

当時横田めぐみさんは日本海に面した新潟県新潟市に住んでおり、その日はいつものように父・横田滋さん、母・横田早紀江さん、双子の弟・横田哲也さん、横田拓也さんと朝食を楽しく過ごし、中学校へ登校したのを最後に姿を消してしまいました。

 

新潟市立寄居中学校に通っていた横田めぐみさんはバドミントン部に入っており、普段なら部活を終えて帰宅してもいい時間になっても帰ってきませんでした。

 

横田滋さん、横田早紀江さん、横田哲也さん、横田拓也さんは家族総出で周辺を探したものの見つかることはなく、警察に通報して捜索願を出し、事故・家出・自殺・事件に巻き込まれた可能性を視野に捜査が開始されました。

 

最終的に3000人規模での大掛かりな捜査が行われたものの、当然横田めぐみさんに繋がる証拠や遺留品などを発見することはありませんでした。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 北朝鮮に移送される40時間

後の証言で明らかになった横田めぐみさんが北朝鮮へ拉致されるまでの苦しみ

誰の証言かは不明ながら、横田めぐみさんが新潟県新潟市で拉致され、北朝鮮に移送される船の中での様子も明かされています。

 

横田めぐみさんが行方不明になったことで家族や警察が必死に捜索をしている時、横田めぐみさんは工作員の船の薄暗い船倉に閉じ込められ、光もほとんどなくジメジメとした暗闇の中でずっと「お母さん、お母さん」と必死に叫びながら壁や出入り口を引っ掻いていたそうです。

 

40時間もの長い間狭く暗闇の中に置かれていた横田めぐみさんは半狂乱の状態だったため、北朝鮮に到着して工作員が再び拘束した時には手の指の爪はすべて剥がれかけて血まみれになっていたと言われています。

 

沈んでもおかしくないような北朝鮮のボロ船で日本海の荒波を渡り、船は相当揺れが酷かったと思われますので横田めぐみさんの恐怖は想像することさえ難しいでしょう。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – ”横田めぐみさんを救う会”発足

第二の横田めぐみさんを出さないためにも子を持つ親は立ち上がった

横田めぐみさんが拉致された当時が13歳だったことから、子を持つ親は特に横田夫妻への同情は深かったことでしょう。拉致から20年後に全国で「北朝鮮拉致被害者」の実態が知られると”横田めぐみさんを救う会”が発足しました。

 

横田めぐみさんは横田家にとって太陽のような存在で、絵を描くことや歌うことが好きで、クラシックバレエも習っており、非常に明るく面白い子だったと言われています。

 

拉致される前日の1977年11月14日は父・横田滋さんの誕生日だったことから、「これからはおしゃれに気をつけてね」というメッセージとともに櫛をプレゼントしたそうです。

 

 

とても親孝行で家族の中心でもあった横田めぐみさんが翌日から姿を消し、家族はそれまでの明るさが嘘のように沈み込み、父・横田滋さんは毎日出勤前に付近の海岸を捜索し、母・横田早紀江さんも日中近所を横田めぐみさんの名前を呼びながら捜索する日々が続いたそうです。

 

失意のどん底に落とされた家族は現在まで横田めぐみさんを忘れることなく、いつか北朝鮮から取り戻すために戦い続けています。

 

横田早紀江さんは横田めぐみさんを取り戻した暁には北海道に連れていき、大草原に寝そべって何にも縛られることのない自由を精一杯感じて欲しいと願いを語っています。

 

 

 

横田めぐみさんの失踪から19年後に拉致が発覚

横田めぐみさんが北朝鮮工作員に拉致されて19年あまりが経った1996年に発刊された“現代コリア”で、横田めぐみさんが拉致されていたことが発覚しました。

 

横田めぐみさんが北朝鮮で生きていることが横田家に伝わったのは1997年1月21日のことでした。

 

拉致から実に20年が経過していましたが、父・横田滋さんも母・横田早紀江さんも生きていて欲しいとは願っていたとは思いますがどこかで絶望視もしていたと思いますので、この情報を聞いた時は疑わずにはいられなかったでしょう。

 

横田夫妻は拉致被害者の一人に娘・横田めぐみさんが含まれていることを公表し、マスコミや国会で一斉に取り上げられることになります。

 

この公表がきっかけで日本国民は北朝鮮による卑劣な拉致の実態を知り、横田めぐみさんを取り戻すための組織”横田めぐみさんを救う会”が発足し、その拠点は全国23箇所に及びました。

 

 

3月25日には『北朝鮮の拉致被害者家族連絡会』が発足し、横田めぐみさんの双子の弟である横田拓也さんが家族会事務局長を務め、横田哲也さんが事務局次長を務めています。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 日朝首脳会談で金正日が拉致を認め謝罪

横田めぐみさんとの再会の希望は絶望に変わった

2002年9月17日に当時の内閣総理大臣・小泉純一郎元首相が北朝鮮へ訪問し、当時の北朝鮮国防委員長だった金正日と首脳会談を開催しました。この会談で拉致問題は解決に向かうとみられ、横田夫妻も横田めぐみさんと再会できる可能性に期待しましたが、北朝鮮の呆れた態度により絶望に変わっています。

 

小泉純一郎元首相を招いた金正日は拉致問題について認め、謝罪したため一気に解決に向かうかと思われました。

 

しかし、北朝鮮がその後出してきた拉致被害者に関しての情報は、横田めぐみさんは自殺によりすでに死亡しているというもので、北朝鮮が主張する拉致被害者13人の内横田めぐみさんを含む8人は死亡していると発表しました。

 

この北朝鮮の説明がデタラメであることは脱北者や帰国した拉致被害者の証言で明らかになっており、いかに北朝鮮が拉致問題解決に協力的ではないということが浮き彫りにさせるものでした。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 北朝鮮の虚偽説明と生存の真実…横田めぐみさんは娘を出産していた

北朝鮮の説明には一分の信頼もない

拉致問題に対して北朝鮮という国に信頼を求めることがそもそも間違っており、都合の良い情報だけを出してくることから、日本政府はやはり”圧力”により強制的に奪還するしかないということがわかるものでした。

 

 

横田めぐみさんは娘を出産していた


北朝鮮が横田めぐみさんについて説明したところでは、1986年に北朝鮮市民と結婚し、翌年に第一子となるキム・ウンギョンを出産、しかし1994年4月に入院先の病院で自殺を図り死亡したというものでした。

 

 

1997年に横田めぐみさんの遺体を火葬したとし、2004年11月に行われた日朝実務者協議の際に横田めぐみさん本人の遺骨として日本政府に引き渡されました。

 

しかし、政府の発表ではこの骨はDNA鑑定の結果横田めぐみさん本人のものではないことがわかり、”ニセ遺骨問題”が浮上しました。

 

その後2006年6月29日には横田めぐみさんの夫だったと語る金英男が会見の場で「めぐみは1994年に自殺した」と語りましたが、横田夫妻は「予想通りの証言」だとして北朝鮮政府が言わせたことは明らかであり非常に憤っていることを伝えています。

 

この横田めぐみさんの自殺説については真実が明らかにされており、北朝鮮が早く拉致問題を終わらせたいがためのでっち上げだったことがわかっています。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 北朝鮮拉致被害者・脱北者が語る真実

横田めぐみさんの死亡説を巡る一致しない情報

北朝鮮から説明があった横田めぐみさんの死亡と埋葬の方法は一致しない矛盾点が多く、2014年には韓国の大手紙・東亜日報が横田めぐみさんの死亡説を巡る日本政府の極秘調査の報告書を入手したとして公開しましたが北朝鮮が発表した内容とも異なっています。

 

蓮池薫さんら帰国した拉致被害者の証言では、横田めぐみさんは拉致された翌1978年から1980年頃まで平壌市内で曽我ひとみさんと同居しており、1984年には郊外にある中和郡忠龍里という場所で拉致被害者の田口八重子さんと工作員女性1名とともに生活していたそうです。

 

その後1986年に再び平壌市内に戻った横田めぐみさんは、自殺したとされる1994年まで拉致被害者の地村夫妻や蓮池夫妻と同じ地区で生活していたと言われています。

 

横田めぐみさんは1994年4月に平壌市内の精神病院にて自殺したと北朝鮮により説明されましたが、無事帰国を果たした地村夫妻によれば1994年6月に隣に横田めぐみさんが引っ越してきたと証言していることから、横田めぐみさんの自殺説はデマであることが分かりました。

 

さらに1997年に横田めぐみさんを火葬したと北朝鮮は説明したものの、同年に朝鮮労働党書記の一人が朝鮮総連を介さずに時の総理・橋本龍太郎政権に非公式に伝えていたとも報じられています。

 

北朝鮮が横田めぐみさんを火葬をしたと説明したオボンサン火葬場も、1997年当時は建設されておらず、1999年に建設されたものだと数人の脱北者が証言しています。

 

 

北朝鮮は横田めぐみさんを日本に返したくない?

北朝鮮が他の拉致被害者の帰国を許しても横田めぐみさんを死んだことにしようとしている背景には、北朝鮮政府にとって重要な職についているか日本に知られたくない情報を横田めぐみさんが知っている可能性もあるでしょう。

 

韓国の大手紙・東亜日報が報じたところによれば、2014年9月11日に日本政府の拉致問題対策本部職員が第三国で横田めぐみさんが死亡したとする精神病院の関係者2人と会談したと言われています。

 

この2人によれば横田めぐみさんは完全隔離病棟に収容されて、1994年4月10日に医師による過剰な薬物投与により死亡し、15日に病院付近の山にトラクターで運ばれ他の5人の遺体とともにそのまま穴に埋められたそうです。

 

北朝鮮政府が最初に説明した「自殺した」という情報と一致しないどころか、1997年に火葬されたというのも嘘だったことがわかっています。

 

しかし日本政府はこの文書を「信ぴょう性は無い」としており、韓国政府に何かしらの思惑があってのでっち上げの可能性もあるようです。

 

 

「北朝鮮拉致問題」 – 横田めぐみさんの双子の弟の現在

横田めぐみさんの双子の弟は拉致被害者奪還に尽力している

横田めぐみさんの双子の弟である横田拓也さんと横田哲也さんは現在も拉致被害者を一人でも多く奪還するため、そして今後一人も拉致被害者を出さないために啓蒙活動に尽力しています。

 

2017年9月11日に横田拓也さんは”横田めぐみさんを救う会”メンバーや超党派の拉致議連メンバーとともに訪米し、米政府に連携を求める講演を行いました。

 

その中で、北朝鮮による拉致を許さないことは人類普遍の価値観だとして「北朝鮮拉致問題」を取り上げ、北朝鮮のミサイル開発を支援する国家がある現状にも言及しました。

 

拓也さんは「私に武力はないし、外交権もあるわけでもないが、怒りの声は上げられる。北朝鮮や、北朝鮮を助ける動きへの圧力を高めたい」と力を込めた。

 

引用:産経ニュース – 横田拓也さん、訪米へ 「拉致許さない思い共有したい」

 

横田めぐみさんはまだ北朝鮮で生きている可能性が高いため、こうした地道な活動がいつか突破口を開くことになるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

「北朝鮮拉致問題」についてまとめると・・・

現在もなお日本と北朝鮮の間で交渉が続く最大の人権問題である「北朝鮮拉致問題」について総まとめしてきました。

 

特定失踪者問題調査会によれば拉致被害者は数百人に及ぶ可能性があり、拉致された可能性のある被害者の最年少は当時3歳とされています。

 

帰国できた拉致被害者や脱北者の証言から拉致被害者の生活は厳しいものであることから、北朝鮮での生活はまさに生き地獄なのかもしれません。

 

横田めぐみさんを始め、多くの拉致被害者が一日でも早く帰国できることを願わずにはいられないですね。

 

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