2019年9月に山梨県内のキャンプ場で行方不明となった小倉美咲ちゃんですが、警察やボランティアたちの必死の捜索も虚しく現在も行方が分かっておりません。
この記事では、山梨小1女児行方不明事件の詳細、犯人や誘拐説、そして小倉美咲の親(父親と母親)のことやその後・現在の様子をまとめました。
この記事の目次
「山梨小1女児行方不明事件」とは
山梨県のキャンプ場で小1女児・小倉美咲ちゃんが行方不明に
「山梨女児行方不明事件」は、2019年9月21日に成田市立成田小学校1年生の小倉美咲ちゃんがキャンプ場で行方不明となった事件です。
千葉県成田市でトリミングサロンを経営する小倉とも子さん一家は、2泊3日のキャンプを楽しむ予定で山梨県道志村にある「椿荘オートキャンプ場」を訪れていました。
子育てサークルの合同キャンプだったため、仕事の都合で合流が遅れていた夫・雅さんを除く3人でのキャンプ初日となった小倉さん一家でしたが、「椿荘オートキャンプ場」には午後0時15分頃に到着しております。
到着後の小倉さん一家は、午後1時に仲間たちと一緒に昼食の天ぷらそばを食べたそうですが、食後はサークルの子供たちだけでキャンプ地近くにある森で遊んでいたようですね。
その後、一旦はおやつを食べにキャンプ地に戻って来た子供たちでしたが、午後3時35分になると先にチョコバナナを食べ終えた子供たち9人が沢に遊びに出かけ、その5分遅れで小倉家の次女・美咲さんも沢に向かった姿が確認されています。
周囲が暗くなる前に呼び戻しに沢に向かった大人たちが、子供グループと合流したのは午後4時頃だと言われておりますが、その中に美咲さんの姿はありませんでした。
合同キャンプは7家族27人の大所帯だったそうで、大人12人であちこちを探し回った小倉さんたちでしたが、1時間たっても美咲さんを発見することが出来ず、警察に捜索願を提出することになりました。
小倉美咲ちゃん、痕跡なく大規模捜索は打ち切りに
「山梨女児行方不明事件」に関しては、警察への捜索願提出後は最大300人体制で小倉美咲ちゃんの行方を捜索していたものの、事件解決には至らずに、2019年10月7日になると捜索隊が解散の憂き目となっています。
「山梨女児行方不明事件」は、16日間にも渡る捜索期間がありながらも、美咲さん失踪の手がかりとなる痕跡すら見つからないといった異常な事態となっているようですね。
「山梨小1女児行方不明事件」仮説と真相~誘拐説や熊の捕食説も
山梨小1女児行方不明事件の仮説① 水難事故説
「山梨女児行方不明事件」に関しては、「椿荘オートキャンプ場」内に水場があったため、捜索関係者も当初は水難事故を念頭に置いていたようですね。
キャンプ場内を流れる沢については、「椿沢」と名付けられた子供だけでも安心して遊べる浅瀬でした。
捜索関係者は「椿沢」付近の水場を隈なく捜索したそうですが、小倉美咲ちゃんを発見出来ない日々が続きました。
キャンプ場内を流れる「椿沢」の水量を踏まえると、溺死している場合でも遺体が長い距離を流されることは考えにくいため、美咲さんが沢で事故にあい行方不明になった可能性は低そうですね。
山梨小1女児行方不明事件の仮説② 迷子説
「山梨女児行方不明事件」に関しては、小倉美咲ちゃんが遊び仲間たちを探している間に、周辺にある山林に迷い込んでしまった可能性も考慮して山狩りも行われました。
実際の話、「椿荘オートキャンプ場」を取り囲む山林は傾斜がきつく、「山梨女児行方不明事件」の取材や捜索のために林道を歩いていた報道関係者やボランティアが、足を滑らして転落をするケースが何件も発生しました。
そのため、山林に迷い込んだ美咲さんが林道から転落をして死亡ないし動けなくなっているのではないかとの予測は、かなり現実的でした。
しかしながら、前述の通り、警察や自衛隊などを動員して行われた山狩りの最中に美咲さんの姿が発見されることはありませんでした。
捜索には警察や消防、自衛隊など延べ約1700人が投入され、キャンプ場から東西約15キロ、南北約7、8キロにわたり山中や川を捜した。空き家や倉庫なども確認したほか、近隣住宅の聞き込みも行ったが、発見には至らなかった。
7歳の女児が傾斜の急な山道を何十キロも移動することは考えにくいため、美咲さんが山林に迷い込んだ可能性なども低そうですね。
山梨小1女児行方不明事件の仮説③ 熊の捕食説
「山梨女児行方不明事件」に関しては、食害の可能性も考慮して地元の猟友会なども捜索に参加していたようですね。
実際の話、「椿荘オートキャンプ場」のある山梨県道志村はクマの出没スポットとなっており、林道を散歩していた村人が熊に襲われた事件も過去にありました。
また、小倉美咲ちゃんの捜索に参加していたボランティアの男性が、熊に遭遇して怪我をするといった事件も起こっており、食害は現実的な可能性でした。
山梨県警によると、千葉県成田市の小学1年小倉美咲ちゃん(7)が行方不明になっている山梨県道志村で1日昼ごろ、ボランティアで捜索に参加していた東京都練馬区の男性(48)が子グマ2頭に遭遇し、逃げる際に転倒して右手と右足首を骨折するけがをした。
とはいえ、キャンプ場周辺を隈なく捜索しても美咲さんのものと思われる血痕や遺留物が発見されなかったため、食害であった可能性は低そうですね。
山梨小1女児行方不明事件の仮説④ 誘拐事件説
「山梨女児行方不明事件」には、誘拐説も急浮上しています。小倉美咲ちゃんが誘拐された可能性が考慮され始めた原因については、失踪現場周辺で大がかりな捜索を続けたのにも関わらず、何の手掛かりも見つけられなかったことが大きかったようですね。
大自然の中にあるキャンプ場にわざわざ犯罪者がやって来ることは想定していなかったのか、「椿荘オートキャンプ場」のセキュリティはかなりアバウトな状況だったようで、防犯カメラなどもほとんど設置されていない状況でした。
オートキャンプ場では、決まった料金を受付で支払えば、キャンプ場の周辺で自由に駐車できる。加えて、周辺住民によると、受付をせずともキャンプ場の近くを車で通ることはできるようだ。
その他にも、キャンプ場の敷地外になると国道でもほとんど人通りがないなど、美咲さんを車の中に乗せてしまえば、誘拐が容易に成功してしまう状況にありました。
実際の話、美咲さんが失踪した2019年9月21日にキャンプ場周辺で不審者の目撃情報があったり、捜索のために導入された警察犬が美咲さんの足跡を追うことが出来なかったりと、美咲さんがキャンプ場内で失踪したことを示唆する状況証拠も存在するようです。
警察側も事件当日の目撃情報やドライブレコーダーの映像を収集して捜査にあっているため、何らかの証拠を掴んでいる可能性はあるのかもしれませんね。
山梨小1女児行方不明事件の仮説⑤ 交通事故説
「山梨女児行方不明事件」には、誘拐説の亜種として交通事故説も存在します。
死亡ないし重傷を負った美咲さんの姿を見て動揺した運転手が、証拠隠滅のために美咲さんをトランクに入れて逃げたとの推理まで付いてくる交通事故説ですが、可能性は低そうです。
「山梨小1女児行方不明事件」小倉美咲ちゃんの家族~母親・父親へのバッシングが過熱していた
小倉美咲ちゃん母・とも子さんは犯人扱いされていた
「山梨女児行方不明事件」関しては、ネット上で「母親犯人説」が流れたこともありました。
母・小倉とも子さんに犯人説が浮上した原因については、主に下記の行動がネット民たちの疑惑を呼んでしまったようですね。
・事件発覚当時の記者会見で涙を流さなかった
・少しでも多くの情報が欲しいはずなのに娘の画像を中々公開しなかった
・娘が行方不明中なのにのん気にインスタを更新していた
その後は、ネット上で高まるバッシングの声に合わせて、「子育てサークルは不倫サークルで、美咲ちゃんの両親は不仲で別居している」との真偽不明の情報が流れるなど、とも子さんへの誹謗中傷が加速していくことになりました。
しかしながら、失踪当初に美咲さんの写真が公開されなかった原因については、事故の線を有力視していた警察側の判断にすぎず、とも子さんは関与していなかったことが判明しております。
また、事件後のとも子さんは「椿荘オートキャンプ場」に残り続け、周辺の山林を駆け回りながら美咲さんを探していたらしく、インスタを更新したのも捜索の合間の気晴らしだったようですね。
そのため、現在はネット上でもとも子さんを犯人扱いする声は少数派となっています。
小倉美咲ちゃん母・とも子さんへのバッシング① 捜索募金
「山梨女児行方不明事件」では、犯人説が下火になった後でも母親・小倉とも子さんに対するバッシングの声は収まりませんでした。
警察の捜索が打ち切られたことをきっかけに自宅に戻ったことに対してまで、「娘がまだ見つかっていないのに…」との批判の声があがるなど、ネット上でのとも子さんバッシングはかなり理不尽なものがありました。
その後、とも子さん一家が自力で美咲さん捜索を続けるための募金呼びかけた際も、ネット上では足を引っ張るような意見が続出することになりました。
2019年10月14日に募集が始まった捜索募金については、当初は同年の11月いっぱいまで募金を受け付ける予定だったようですね。
しかしながら、台風19号の被害により「椿荘オートキャンプ場」が被災してしまい、現地での捜索が当分の間不可能になったことで、2019年10月21日に募金受付が終了しています。
160万も集まったのか……んで?批判されて最終的に台風被害の支援金にするって?
— 言いたいだけ (@jKOkeZ5TVQ1l81h) October 24, 2019
アホくさ。用途変わったら募金の意味ねーから。美咲ちゃんのために募金した人たちはその台詞聞いてどう思う?それなら自分で支援金として募金した方がマシって絶対いうでしょ。#小倉美咲#女児行方不明
小倉美咲ちゃん母・とも子さんへのバッシング② 美容院で髪型チェンジ
髪型と髪色を変えて猛バッシング
その他にも、とも子さんが髪型と髪色を変えて10月16日放送のフジテレビ『とくダネ!』で独占インタビューに応じた際には、ネット民からは「子供が行方不明でも美容室へ行くんだ」「こんな時に美容院に行きますかね普通」などバッシングの嵐でした。
しかし、とも子さんが髪型を変えた理由は募金活動の告知に明記してあり、「 家でチラシのデータを作っている際に友達を家に呼んで、私の髪を娘と同じ髪型に切ってもらいました。 チラシを配ったり呼び掛けをしたときに娘と同じ髪型だと声をかけやすくするためです。 」とあります。
とも子さんへのバッシングは現在も収まる気配はなく、徐々に内容も過激になっているようです。
小倉美咲ちゃん父・雅さんの顔出しNGでバッシング
「山梨女児行方不明事件」では、小倉美咲ちゃんの父・小倉雅(まさし)さんへのバッシングも存在します。
雅さんがネット上でやり玉に挙げられてしまった原因については、マスコミの取材に対して顔出しNGを貫いていることを疑問に思ったネット民たちが存在したようです。
そんな娘想いの雅さんが顔出しNGを貫いた理由には、仕事の都合などでもあったのかもしれませんね。
ちなみに、雅さんの職業に関しては、ネット上ではサラリーマンではないかとの憶測も存在するものの、正確な情報は報道されていない状況となります。
小倉美咲ちゃんの両親は別居している?
親子3ショット
右は小倉美咲ちゃんの姉
小倉美咲ちゃんの両親には別居説も浮上しています。
小倉美咲ちゃんの父親の小倉雅さんは別居中なの??指輪外してるし。離婚するので子供の親権が母親側に行くのが諦められずに連れ去ったとか。次の日に合流するのも計画的で当日にキャンプ場に来ていた。使用しないで道路を通行する地元の人も多いらしい。父親が何かカギを握っている気がする。
— ZUNGURI 公式? (@zungurin) October 3, 2019
しかしながら実際の雅さんは、事件当日の深夜1時30分に「椿荘オートキャンプ場」に到着するなり、妻や友人たちと一緒に周辺の捜索に乗り出すなどしていたことが報道されています。
その他にも、捜索関係者1人1人に頭を下げてお礼を言いながら、連日娘の捜索に明け暮れている雅さんの姿が目撃されており、ネットの邪推とは真逆の家族想いの父親だったようですね。
「山梨小1女児行方不明事件」のその後と現在~事件を霊視する霊能者も登場
小倉美咲ちゃんの居場所を霊視する動画
「山梨女児行方不明事件」では、解決の糸口すら見つからない状況が続いているため、事件を霊視してみたユーチューバーまで出現しています。
とはいえ、7歳の少女が行方不明状態が続いているという重すぎる話題において、霊視ネタを求める人間は少ないのか、どの霊視動画もいまいちバズっていない状況です。
事件が桐野夏生の小説「柔らかな頬」のそっくりの声も
「山梨女児行方不明事件」に関しては、小説家・桐野夏生さんの著作「柔らかな頬」を思い出すとの声も少なくないようですね。
山梨の女児不明のやつ、柔らかな頬を思い出してしまった 見つかるといいけどもう10日か………
— こくら (@ma60112) October 1, 2019
1999年に発表された「柔らかな頬」は直木賞を受賞し、天海祐希さん主演で映画化もされた有名作となります。
「柔らかな頬」は、夫の友人と不倫中だった女性主人公が、不倫相手の別荘に家族で遊びに行くといった大胆な行動を取ったことで物語が動き出します。
山奥の別荘では、何も知らない夫や娘たちの目を盗み不倫相手と密会し放題だった女性主人公でしたが、不倫相手の子供たちと遊びに出かけた娘が行方不明になるといった事件が勃発します。
その後は、警察の大々的な捜索も虚しく娘は行方不明のまま終わり、女性主人公の精神や家庭が崩壊していくといった展開となるようですね。
山奥で小さな少女が突然行方不明になったまま戻らないといった設定が、印象的だった読者が少なくなかったのでしょうね。
「山梨小1女児行方不明事件」についてまとめると…
・小倉美咲ちゃんの母親・とも子さん、父親・雅さんへのバッシングが過熱、別居説や母親犯人説も浮上していたが、ネット民の誤解であった。
・小倉美咲ちゃんの行方に関して、ネット上では拉致・誘拐説が一番有力とされている
・小倉美咲ちゃんの行方を霊視する霊能者や、事件とそっくりとされる桐野夏生の小説がネット上で話題となっている
「山梨女児行方不明事件」に関しては、現代に起こった神隠し事件と言える状況となっています。
小倉美咲ちゃんが無事発見されることを祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。