様々な人助けを謳う公益社団法人「日本駆け込み寺」の事務局長だった田中芳秀容疑者がコカインの所持使用で逮捕されました。
この記事では田中芳秀容疑者のプロフィールや大学などの学歴や経歴、テレビ出演、結婚の有無、コカインでの逮捕と現在の状況などについてまとめました。
この記事の目次
田中芳秀は「日本駆け込み寺」元事務局長でコカイン所持や使用などで逮捕
田中芳秀(たなか・よしひで)容疑者(逮捕当時44歳)は、2025年5月19日までにコカインを所持していたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された男で、公益社団法人「日本駆け込み寺」の事務局長を務めていました。
コカインを所持したとして、警視庁新宿署は19日までに、麻薬取締法違反容疑で、東京・歌舞伎町を拠点に若者らを支援する公益社団法人「日本駆け込み寺」事務局長田中芳秀容疑者(44)を現行犯逮捕した。「自分で使うためだった」と容疑を認めている。
その後、田中芳秀容疑者は同年6月5日にコカインを使用した容疑で再逮捕されました。
東京・歌舞伎町で若者らを支援する公益社団法人「日本駆け込み寺」の元事務局長が逮捕された事件で、警視庁は5日、コカインを使用したとして、田中芳秀容疑者(44)を麻薬取締法違反(使用)の疑いで再逮捕した。
田中芳秀容疑者の自宅から微量の大麻が見つかった事も報じられており、田中芳秀容疑者本人は、大麻は10年前から使い、コカインは3ヶ月ほど前から使っていたと供述しているという事です。
「日本駆け込み寺」の設立者で代表理事である玄秀盛さんによると、田中芳秀容疑者は2021年の秋ころから同団体でのボランティア活動を始めたという事ですが、大麻に関してはその頃には既に使用していたという事になります。
しかも田中芳秀容疑者は、日本駆け込み寺にオーバードーズ(薬物の過剰摂取、市販の薬を使用する場合が多い)に関する相談に訪れていた女性に対して、「オーバードーズをするくらいならコカインを使った方が良い」などと勧めていた疑いも持たれています。
東京都新宿区歌舞伎町を拠点に若者らを支援する公益社団法人「日本駆け込み寺」事務局長田中芳秀容疑者(44)がコカイン所持容疑で現行犯逮捕された事件で、一緒に逮捕された女が田中容疑者から「オーバードーズ(薬の過剰摂取)するくらいならコカインを使った方が良いと勧められた」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。
日本駆け込み寺は、薬物依存に悩む人や違法な薬物を扱う反社会勢力との関わりに悩む人の相談も受けていたようです。
その相談員でもあった田中芳秀容疑者が薬物依存につながる恐れのあるコカインを相談者に勧めていたというのは悪質極まりないとしか言いようがないとして批判が集まっており日本駆け込み寺に対する信用問題にもなっています。
田中芳秀が事務局長を務めていた「日本駆け込み寺」
出典:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/
田中芳秀容疑者が事務局長を務めていた公益社団法人「日本駆け込み寺」とは、2011年に一般社団法人として設立された団体で、2012年に公益認定を受けて公益社団法人に組織変更されています。
日本駆け込み寺は「悩みを抱える人への救急センター」を謳っており、実子誘拐、家庭内暴力などの家族問題や親族問題、不登校、家出、いじめ問題、非行、男女トラブル、精神疾患、金銭トラブル、金銭的な困窮、各種ハラスメント、インターネットトラブルおよび被害、宗教に関わる問題(勧誘や脱会トラブルなど)、犯罪関連や出所者に関わる様々な問題、再犯防止、病気、介護、ホームレス支援、反社会勢力トラブル、アルコール依存、薬物依存、など、現代社会における様々な問題を抱える人々を支援し救済した実績を持つ団体です。
日本駆け込み寺は行政や民間団体の補助金や寄付によって運営されていますが、今回の田中芳秀事務局長(逮捕当時)のコカイン所持および使用容疑での逮捕によって信用を失い、補助金や寄付金の多くが打ち切られ、存続の危機に陥っているという事です。
東京・歌舞伎町を拠点に若者の支援などを行う公益社団法人「日本駆け込み寺」の元事務局長の男がコカイン所持の疑いで逮捕された事件を巡り、同法人の清水葵代表理事が2日、産経新聞の取材に応じ、行政や民間団体から受けていた年間計約4400万円の補助金や寄付が相次いで打ち切られ、運営が「あと1カ月ほどしかもたない」との窮状を明らかにした。
田中芳秀のプロフィール
田中芳秀のプロフィール
生年 :不明(1980年か1981年生まれ)
出身地 :不明
逮捕時役職:日本駆け込み寺事務局長と青母連代表理事を兼任
今回コカインなどの使用で逮捕された田中芳秀容疑者は何者かとネット上で話題ですが、広報や芸能的な活動をしていた人物ではないのでプロフィール情報などは特に公開されていません。
そのため田中芳秀容疑者のプロフィール情報ではっきりしているのは、逮捕時(2025年5月)の年齢が「44歳」と報じられている事から生年が1980年か1981年だという事だけです。
田中芳秀容疑者の出身地やこれまでの生い立ちや詳しい経歴などの情報は公開されていません。
田中芳秀の出身大学などの学歴
田中芳秀容疑者の出身大学など、学歴に関する情報も現在の時点では何も明らかになっていません。
田中芳秀容疑者の大学などの学歴については推測できるような情報もなく全く不明です。
なお、桐蔭学園高校から法政大学という学歴を持つ田中芳秀さんという剣道で活躍されている方がいますが、年齢が違う(2013年の時点で高校3年)ため同姓同名の別人です。
田中芳秀の経歴
田中芳秀の経歴についても情報がかなり少ないのですが、今回の逮捕の時点での肩書は「日本駆け込み寺」の事務局長と、関連団体である「青少年を守る父母の連絡協議会」(青母連)の代表理事でした。
青母連とは、2002年に設立された一般社団法人で、「日本駆け込み寺」の代表理事である玄秀盛さんが設立しています。田中芳秀容疑者は玄秀盛さんと青母連の共同代表理事を務めていたという事です。
日本駆け込み寺と青母連の代表理事の玄秀盛さんによると、田中芳秀容疑者が同法人のボランティア活動や相談員として活動し始めたのは令和3年(2021年)の秋ころでそれ以前はライターとして活動していたという事です。
田中芳秀容疑者は日本駆け込み寺の取材に訪れた事で関係ができ、自身も同法人の職員として活動し始めたという経緯だったようです。
玄代表理事によると、田中容疑者はもともとライターとして同法人を取材に訪れていたが、令和3年秋ごろから、同法人でボランティアなどの活動を開始。相談員を務めるようになっていったという。
田中芳秀容疑者のライターとしての詳しい経歴はわかっていませんが、トー横キッズの問題も取材していたという事なので、社会問題などに取り組むジャーナリスト志望だったのかもしれません。
田中容疑者はもともとは、トー横などを取材するフリーライターだったという。元関係者が明かす。「元々は取材で来ていたんだけど、3~4年前から一緒に活動をするようになりました。田中は主にはホスト問題に取り組んでいました。売り掛けで困ってる子とかの。3月に食事したときも、仕事の話ばかりでとても熱心に仕事に取り組んでいるという印象でした」
引用:《巨額補助金交付》トー横支援「日本駆け込み寺」事務局長がコカイン所持容疑逮捕で“薬物の温床疑惑”が浮上 代表理事が危険視していた「女性との距離」
また、田中芳秀容疑者は広告やデザインの仕事もできたとの証言(同法人共同代表理事の清水葵さんの証言)が出ています。
彼は広告物とかデザイン系の仕事もできたので、そういったことも担当していました。
引用:《巨額補助金交付》トー横支援「日本駆け込み寺」事務局長がコカイン所持容疑逮捕で“薬物の温床疑惑”が浮上 代表理事が危険視していた「女性との距離」
田中芳秀という人物が、バンド「ゆめの向こう側」のTシャツデザインやライブのアートディレクションを手がけているようです。
Tシャツデザインはゆめの向こう側ライブのアートディレクションを担当する田中芳秀
また、2016年には「生活向上委員会2016」のチラシのデザインを田中芳秀というデザイナーが手がけたとする情報も確認できます。
デザイナー田中芳秀さんより「生活向上委員会2016」京都&東京公演追加チラシ・デザイン案届く。最初の仮チラシのイメージを踏襲して、なかなかカッコイイじゃないの。裏面のみ若干修正して完成は10日頃。よし、このチラシで最後の一宣伝。 pic.twitter.com/wHA7XRT8aF
— off note (@offnote_info) September 7, 2016
これらが今回逮捕された田中芳秀容疑者と同一人物だとは断言できませんが、田中芳秀容疑者がデザイナーディレクターとして活動していた経歴を持つ可能性も考えられます。
田中芳秀はテレビにも出演したりコメントを寄せたりしていた
田中芳秀容疑者は、逮捕前には「日本駆け込み寺」の事務局長、「青少年を守る父母の連絡協議会」の共同代表理事としてテレビに出演したり、コメントを寄せたりしていました。
田中芳秀容疑者は、2024年12月10日放送の関西テレビ「newsランナー」ではVTR出演し、“立ちんぼ”(路上で客を取る売春婦の俗称)の現状について説明していました。
【一般社団法人青母連 田中芳秀さん】「彼女たちがよく言うのは、自分たちで客を選べる。風俗とかで働くと来た客を相手にしないといけませんから。あと、風俗店だと何時から何時と拘束されるが“立ちんぼ”だと自由」
今回の逮捕の4ヶ月前の2025年1月には、TBSテレビ「news23」にて、悪質なスカウトグループとホストが借金を抱えた女性を風俗店へ送り込んでいる現状についてコメントしています。
青母連 田中芳秀 事務局長
「完全に人身売買だと思います。ホスト産業の中にスカウトも完全に入っているという形になってきて、借金を抱えることによって(女性が)性風俗に行かざるを得ない状況を作っている。そこが一番問題だと思います」
引用:女性を風俗店に…まるで“人身取引” 売り上げ70億円か 風俗スカウトグループ「アクセス」リーダー逮捕 背景に“悪質ホスト”問題【news23】
田中芳秀の結婚などプライベートに関する情報はなし
田中芳秀容疑者が結婚しているのかどうかはわかっていません。
田中芳秀容疑者のプライベートな情報は全く表に出ておらず、結婚や嫁、子供、その他の家族などの情報は何1つ明らかにされていません。
田中芳秀の現在…コカインの所持使用で逮捕後役職解任も職員は辞めていない可能性
田中芳秀容疑者の現在の状況ですが、2025年5月18日の夕方に新宿区大久保の路上に日本駆け込み寺の相談者だった20代の女性と一緒にいるところを警察官に職務質問され、田中芳秀容疑者の財布の中からコカインの袋が見つかった事で現行犯逮捕されました。
その後、取り調べを経て、同年6月5日にコカインを使用した容疑で再逮捕されています。そのあとは続報がなく、現在の詳しい状況は不明です。
この逮捕後に田中芳秀容疑者は「日本駆け込み寺」事務局長、「青少年を守る父母の連絡協議会」代表理事の役職を解かれていますが、同法人の代表である玄秀盛さんが田中芳秀容疑者逮捕後に同法人の職員に一斉送信したというメールに「ほんと、腹立たしい、絶対に逃がさないし辞めさせない。償いと再建は同時に行う。」という一文が含まれていたと一部メディアが報じています。
ほんと、腹立たしい、絶対に逃がさないし辞めさせない。償いと再建は同時に行う。
引用:〈日本駆け込み寺事務局長がコカイン所持の容疑で逮捕〉立ちんぼ、ホス狂い対策に“全力対応”も相談者の女性と吸引…代表理事は「万死に値する」「返せ俺の人生」と怒り心頭
この事から、田中芳秀容疑者は現在も同法人の職員に留まっている可能性があります。
まとめ
今回は、「日本駆け込み寺」事務局長、「青少年を守る父母の連絡協議会」代表理事(いずれも当時)の役職にありながら、コカインを所持使用し同団体の相談者であった女性にもコカインを勧め使用させたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された田中芳秀容疑者についてまとめてみました。
田中芳秀容疑者のプロフィールや大学などの学歴、経歴などはほとんど情報がありませんが、同団体の職員となる前はデザイナーやライターとして活動していた経歴がある事がわかっています。
田中芳秀容疑者は今回、コカインの所持使用などで逮捕される前は、、「日本駆け込み寺」事務局長、「青少年を守る父母の連絡協議会」代表理事の立場でテレビに出演したり、コメントを寄せたりしていました。
田中芳秀容疑者の結婚や家族などプライベートに関わる情報も現在の時点では何もわかっていません。
田中芳秀容疑者は現在、コカインを所持使用した容疑で逮捕され、2025年6月8日の時点ではまだ警察の調べが続いている模様です。