IT化社会に潜む危険なトラブルである「デジタルタトゥー」ですが、芸能人や有名人が絡んだ事例も多くあり、その影響力は計り知れません。
今回はデジタルタトゥーの意味、事例とその後、後悔した時の消し方や現在をまとめてみました。
この記事の目次
- デジタルタトゥーの意味
- デジタルタトゥーの事例とその後① けつ毛バーガー事件
- デジタルタトゥーの事例とその後② チンコルド監督
- デジタルタトゥーの事例とその後③ イッチー流出事件
- デジタルタトゥーの事例とその後④ ハセカラ騒動
- デジタルタトゥーの事例とその後⑤ フリー素材化してしまった「ぼっさん」
- デジタルタトゥーの事例とその後⑥ 自宅への被害が殺到したaiueo700
- デジタルタトゥーの事例とその後⑦ しまむら土下座事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑧ ボーリング場土下座強要事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑨ 青学生スーパーで乱痴気騒ぎ事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑩ マックスバリュ・アイスケース寝そべり事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑪ 前橋市スーパー・アイスケースの寝そべり事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑫ 蕎麦屋バイトテロ事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑬ ブロンコビリーバイトテロ事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑭ ピザーラバイトテロ事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑮ ローソン店舗オーナー息子アイスケース寝そべり事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑯ 芸能人が絡んでいたペニーオークション詐欺事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑰ 有名人が関わっていたスーパーフリー事件
- デジタルタトゥーの事例とその後⑱ ウクライナ戦争で新たなデジタルタトゥーが発生
- デジタルタトゥーに後悔した場合の消し方
- デジタルタトゥーの現在:巻き添え事故も増えている
- デジタルタトゥーのまとめ
デジタルタトゥーの意味
「デジタルタトゥー」とは、IT化社会が進むにつれて顕在化したリスクの1つです。
デジタルタトゥーとは、インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であることを、「入れ墨(タトゥー)を完全に消すことが不可能」であることに例えた比喩表現である
引用:デジタルタトゥー
個人情報が流出することで、自宅や顔画像が特定されたり、誹謗中傷やデマの拡散、リベンジポルノなどの被害が代表的です。
また、過去の逮捕歴や前科が広まることもあり、名誉棄損や信用失墜などの社会的に大ダメージを負うことも多く見られます。
デジタルタトゥーの事例とその後① けつ毛バーガー事件
出典:https://pixabay.com/
日本で初めて「デジタルタトゥー」のリスクが認識された騒動については、「けつ毛バーガー事件」が挙げられます。
おじさん達の世代には動画とかないから、迷惑動画が少なかった
— 触角@ (@syokkaku_kenohu) February 16, 2023
って言うけど
わしらの世代には、けつ毛バーガーというキリストがおってな
皆にp2pと晒しの怖さを教えてくれたんじゃ…
「けつ毛バーガー事件」は、彼氏が利用していたファイル共有ソフト「share」がウイルスに感染したせいで、とある女性の卑猥な画像がネット上に流出してしまった事件でした。
その結果、女性はまったくの被害者だったのにも関わらず、騒動を面白がったネットユーザーたちに動画を拡散させられたせいで、勤務先を退職するまで追い詰められています。
女性はその後、関西の小学校のスクールカウンセラーをしていたとか、介護職員で働いているとも言われています。
デジタルタトゥーの事例とその後② チンコルド監督
日本におけるデジタルタトゥーの歴史は、ファイル共有ソフトから始まります。
ファイル共有ソフトが原因で起こった騒動して有名なのは、「チンコルド監督事件」です。
こちらの騒動は、大手自動車部品メーカーに勤めるAさんが、ファイル共有ソフト「winny」を利用していたところ、ウイルスに感染。
そして、AさんがPC内に大量に保存していた彼女とのハメドリ動画や画像がネット上に全部流出しています。
さらに、会社の業務資料や仕事・プライベート関連の連絡の他、各種サイトのパスワードまで流出してしまったようです。
そのせいで、Aさんは当時流行していたソーシャル・ネットワーキングサービス「mixi」を退会する羽目になっただけでなく、勤務先にネットユーザーたちからの問い合わせが殺到したそう。
デジタルタトゥーの事例とその後③ イッチー流出事件
ファイル共有ソフトが原因のデジタルタトゥーについては、「イッチー流出事件」も有名です。
ハメ撮りの写真や動画を携帯やPCに収めていたり、SNSにアップしている裏垢界隈やハメ撮り界隈垢たちは「ケツ毛バーガー事件」「イッチー流出事件」「チンコルド監督事件」を思い出せ。知らない人間は調べた方がいい。個人情報も全て流出して人生終わる。
— お嬢 (@ojooosans) May 21, 2022
国税局職員だったBさんが、ファイル共有ソフト「winny」を利用中に、ウイルスに感染。
実家がお金持ちでキャリア組だったというBさんは、学生時代からモテモテだったようで、流出したデータの中には歴代彼女たちの卑猥写真もありました。
中でもネットユーザーたちを驚かせたのは、流出したデータの中に、同じ国税職員の卑猥写真がも含まれていたことでした。
デジタルタトゥーの事例とその後④ ハセカラ騒動
デジタルタトゥーは、嫌がらせの原因にもなります。
流出したデータが原因で、被害者が執拗な嫌がらせを受けたケースについては、「ハセカラ騒動」が挙げられます。
顔面と個人情報をコンテンツと考えてるネットリテラシーの欠片もないアホは一度ハセカラの憂き目に遭ったほうがいいよ
— あべの遙須 (@abechika485) January 17, 2023
「ハセカラ騒動」の発端は、匿名掲示板「5ちゃんねる」の有名コテハンだったCさんが身バレしてしまったことから始まります。
日頃から他ユーザーを煽り倒していたCさんは、周囲から反感を買っていたたため、たちまちネット界のイジメられっ子に転落してしまうことになりました。
・個人情報をネット上にばら撒かれる
・顔写真がフリー素材化して数々のコラージュの題材になる
・当時大学生だったため、大学の同窓生からキャンパス情報をリークされる
・実家が特定されてイタズラをされ放題になる
・犯罪事件の犯人とのデマ情報を拡散される
・芸能人の交際相手とのデマ情報を拡散される
散々な目にあったCさんですが、逆境を耐え抜いて無事大学を卒業し、その後は就職もできたと言われています。
デジタルタトゥーの事例とその後⑤ フリー素材化してしまった「ぼっさん」
流出したデータが元でネット界の玩具になってしまった被害者には、ぼっさんという人物もいます。
大きさの引き合いにぼっさんがコラされてるの乾いた笑いが出る pic.twitter.com/VRqkrE4kI0
— 安井しめじ (@Simeji_Yasui) November 27, 2019
ぼっさんも、匿名掲示板「5ちゃんねる」のコテハンだった人物でした。
そんなぼっさんがデジタルタトゥー被害に遭うことになったきっかけは、酔っぱらって「5ちゃんねる」に投稿してしまった自撮り画像が原因でした。
以降のぼっさんはネット界のフリー素材化してしまい、各種コラージュを作られる存在に。
ただし、自宅バレまではしていなかったため、「ハセカラ騒動」とは違い、直接的な被害まではなかったようです。
また、ぼっさんが酔っぱらって投稿した自撮り画像の場所となった「干潟よか公園」は、サブカル界隈の聖地巡礼の場所に化しているとか。
デジタルタトゥーの事例とその後⑥ 自宅への被害が殺到したaiueo700
近年の日本では、動画投稿サイトに投稿した動画からデジタルタトゥーが誕生することもあります。
こちらの例の代表格には、Dさんという男性が挙げられます。
DさんはYouTubeにて、集団ストーカー被害を訴える動画を投稿していたところ、ネットユーザーたちに目を付けられて、イタズラの標的にされてしまいました。
Dさんが受けた嫌がらせは、主に自宅へのイタズラ被害となります。
・愛用している自転車を盗まれたり破壊される
・自宅の引込電線を撤去される
・設置した防犯カメラを盗まれる
・玄関のガラスを割られたり扉にイタズラされる
・自宅へエアガンや花火を打ち込まれる
・自宅にイタズラ電話をかけられる
・自宅前で車のクラクションを鳴らされ続ける
・代金着払いで勝手に商品を送り付けられる
・無料カタログを大量送付される
Dさんの近況については、YouTubeのアカウントがBANされてしまったため、ニコニコ動画にアカウントを開設し、集団ストーカー被害を訴える動画を投稿し続けているようです。
デジタルタトゥーの事例とその後⑦ しまむら土下座事件
現在社会においては、SNSでの何気ない投稿が原因で逮捕騒動に発展することもあり、「しまむら土下座事件」がそのうちのひとつです。
こちらの騒動は、青木万利子さんという女性がツイッターで以下のツィートを投稿したところ、炎上&逮捕騒動に発展しました。
この騒動で、青木万利子さんは強要罪と名誉棄損罪で逮捕されました(強要罪の方は起訴猶予)。
その後、罰金30万円の略式命令が下ったうえ、当時働いていた訪問介護の仕事を失ってしまったとのことで、かなり重い代償を支払ったことになります。
デジタルタトゥーの事例とその後⑧ ボーリング場土下座強要事件
ネット上の迂闊な投稿が原因で逮捕&炎上騒動に発展した事例については、「ボーリング場土下座強要事件」も挙げられます。
こちらの事件では、少女Eさんが投稿した次のツィートが炎上し、Eさんは逮捕されました。
事件当日の深夜、Eさんは遊び仲間の少女Fさんや舗装工・寺方和哉さんと一緒に、滋賀県内のボーリング場を訪れたところ、店員の女性から年齢確認を求められたようです。
逆ギレした3人は、45分間も因縁をつけたうえ、土下座を強要したとか。
これが気に食わなかった男は「前に来たときはそんなこと聞かれんかった」「未成年と分かってて受付通したんか」などと罵声を浴びせた。挙げ句の果てには「土下座して謝れ」「土下座せえへんかったら、店のもん壊す」と女性店員に詰め寄り、少女2人も「はよ、やりいさ」などとはやし立てた。
逮捕後、寺方和哉さんが懲役8ヶ月の実刑判決、Eさんたちも家裁に送致されたようです。
デジタルタトゥーの事例とその後⑨ 青学生スーパーで乱痴気騒ぎ事件
2010年になると、デジタルタトゥー事例としてバカッター事件が登場します。
バカッター事件とは、ツイッター上に挙げた武勇伝動画や画像が原因で身を滅ぼしてしまった騒動のことを指します。
そんなバカッター事件の代表例の1つには、「青学生スーパーで乱痴気騒ぎ事件」が挙げられます。
青山学院大学の飲み会サークルのメンバーが、西友の店内で「サンバゲーム」に興じる迷惑動画を投稿したところ、炎上しました。
青山学院のサンバゲーム
— ぶらっく (@f2_u) June 18, 2016
なぜにあんな事したんだろね
いやしかしなぜに、いやしかしなぜに#青山学院大学 #サンバゲーム #ダンス2000 pic.twitter.com/V0H1gVcgRA
青山学院大学側も騒動を重く見た結果、当該メンバーたちは停学処分および謹慎処分を受けたと言われています。
デジタルタトゥーの事例とその後⑩ マックスバリュ・アイスケース寝そべり事件
バカッター事件には、「マックスバリュ・アイスケース寝そべり事件」も挙げられます。
「マックスバリュ・アイスケース寝そべり事件」は、当時19歳だった無職の少年Gさんが、アイスケースの中で寝そべる画像をツイッターに投稿したことから始まります。
ちなみに、被害を受けた店舗は大分県にあるマックスバリュ大在店のようです。
その後、案の定炎上騒動に発展しますが、それ以上に大変だったのがイタズラを受けた店舗側でした。
信用第一の商売である小売業だけに、Gさんが寝そべったアイスケースに入っていた商品を全部廃棄。さらに、このアイスケースでの販売自体を中止する羽目になったそう。
ここまで店舗側に被害を与えたGさんは器物損壊容疑で逮捕されています。
デジタルタトゥーの事例とその後⑪ 前橋市スーパー・アイスケースの寝そべり事件
バカッター事件の中でも、最も悲惨な末路を遂げた騒動と言えば、「前橋市スーパー・アイスケース寝そべり事件」が挙げられます。
当時調理師専門学校に通っていたHさんが、スーパーのアイスクリームケースに体ごと入る画像をツイッターに投稿し、炎上します。
ちなみに、被害に遭った店舗は群馬県前橋市内にあるスーパー「フードスクエアガーデン前橋店」のようです。
前述の「マックスバリュ・アイスケース寝そべり事件」同様、店舗側の損害は大きく、商品の廃棄やアイスケースの洗浄の他、返金を求める客の対応に追われました。
そのため、Hさんは「フードスクエアガーデン前橋店」より数百万円規模の損害賠償を請求された他、学校も退学処分になったようです。
デジタルタトゥーの事例とその後⑫ 蕎麦屋バイトテロ事件
デジタルタトゥーの歴史を語る上で、一連のバイトテロ事件が挙げられます。
中でも、バイトテロ事件史上、最も胸糞が悪い結末を迎えたと言われている騒動が、「蕎麦屋バイトテロ事件」です。
東京都町田市にあった蕎麦店「泰尚」のアルバイトたちが、次のツィートを投稿したことにより始まります。
当時の「泰尚」は、前年に創業者が亡くなり、残された女性店主が中心となって再起しようとしている最中だったようです。
しかし事件が発生し、「泰尚」にはクレームの電話が殺到したことで、30年近い歴史を誇った店を畳む羽目になっています。
ちなみに、騒動の主犯格は多摩大学に通う大学生のIさんでしたが、大学側からは停学処分のみだったようです。
なお、女性店主側も泣き寝入りはせずに、アルバイトたちに損害賠償請求をしたそうですが、焼け石に水程度の和解金を得た程度だったとか。
店主の女性は不適切行為に関わった4人の学生について、1385万円の損害賠償を求めて提訴に踏み切る。しかし結局は、裁判所から和解を勧められ、主犯格の元大学生は129万円、撮影に関わった3人は20万円から30万円の和解金を支払うことで手打ちとなった。一部報道によれば、犯人グループは未だに明確な謝罪をしていないそうで、女性はこの結果は必ずしも本意ではないと話しているそうだ。
デジタルタトゥーの事例とその後⑬ ブロンコビリーバイトテロ事件
バイトテロ事件の中でも、店舗側が最も毅然とした対応を取った騒動が「ブロンコビリーバイトテロ事件」です。
都内にあるステ-キハウス「ブロンコビリー」足立梅島店に勤務するアルバイトのJさんが、以下の画像をツイッターに投稿しました。
Jさんのバイトテロに対する「ブロンコビリー」側の対応は厳しく、足立梅島店をただちに休業した後、閉店しています。
その後、Jさんに対する損害賠償請求が行われ、店側の請求額は2000万円に対し、500万円程度で和解したのではないかとの憶測が流れていました。
デジタルタトゥーの事例とその後⑭ ピザーラバイトテロ事件
バイトテロ史上、最大級の被害額が出たと目されている騒動が「ピザーラバイトテロ事件」です。
「ピザーラバイトテロ事件」は、宅配ピザチェーン「ピザーラ」東大和店に勤務するアルバイトらが、以下の画像をツイッターに投稿したことが発端でした。
アルバイトたちの悪ふざけ画像はその他にもたくさんあったらしく、顔に生地を当ててパックのように伸ばしたり、冷蔵庫の中に入ったりもしていたようです。
そのため、東大和店は営業を休止し、アルバイトたちの悪ふざけに使われたと思われる食材の廃棄に加えて、店内の清掃に負われています。
当然ながら、アルバイトたちは解雇されたそうですが、東大和店の失墜したイメージは回復しなかったらしく、その後、店舗を運営していたフランチャイジー会社が倒産。
フランチャイジー会社が背負った負債額は、2億4000万円規模と言われています。
デジタルタトゥーの事例とその後⑮ ローソン店舗オーナー息子アイスケース寝そべり事件
バイトテロ事件には、自分だけでなく家族まで巻き込んでしまった「ローソン店舗オーナー息子アイスケース寝そべり事件」も存在します。
高知県内にある「ローソン」高知鴨部店のオーナーの息子が、以下のツィートを投稿したことから事件が発覚しました。
実家の経営するコンビニでのバイトテロということで、その他のバイトテロ事件よりは相対的にマシな騒動でしたが、「ローソン」本社側は激怒。
高知鴨部店はフランチャイズ契約を解除されてしまい、閉店に追い込まれました。
ここって確かバカッターがアイスケースに入ったローソンだよねw pic.twitter.com/A9wClk5z53
— しょさん(ダムマイスター) (@_Shosan_) June 19, 2014
デジタルタトゥーの事例とその後⑯ 芸能人が絡んでいたペニーオークション詐欺事件
日本の芸能界のおける最大のデジタルタトゥー騒動は、「ペニーオークション詐欺事件」でしょう。
「ペニーオークション詐欺事件」は、2012年に発覚した(ペニーオークションのシステムを悪用した)詐欺事件でした。
ペニーオークションは、毎回の入札毎に手数料が必要になる形式のインターネットオークションである。表示上の開始価格や落札価格は通常のオークションに比べると低額であるが、入札時の手数料が高額になることがある。
引用:ペニーオークション
こちらの詐欺事件では、「ワールドオークション」というサイトが警察に摘発されています。
ちなみに、「ワールドオークション」の用いた詐欺システムは、悪意に満ちたものでした。
1.業者、サクラ(もしくはBOT)、ユーザー、の三者がいる
2.業者が商品を出品する
3.ユーザーが落札しようとして入札する(手数料の発生)
4.サクラが、客が提示した金額を上回る額で入札を行い、ユーザーの落札を防ぐ
5.ユーザーがさらに上回る額で入札しようとする(手数料の発生)
4に戻るこれにより、値段をどんどんと吊り上げて、入札手数料だけを取る。 これによって商品を売ることなく儲ける事ができる、という仕組みである。
引用:ペニーオークション
そんな「ワールドオークション」の「ステルスマーケテンング」に関与してしまった芸能人たちも多く、現在に至るまでネット界隈で語り継がれているんです。
・ほしのあき
・すずきかすみ
・森下まい
・渡辺由布子
・山内智恵
・久保七瀬
また、他のペニーオークションサイトの「ステルスマーケテンング」を担当した芸能人たちも、世間的には同罪扱いされています。
プロモツイートで回ってくる、色んな芸能人とかインフルエンサーの人達が全員こぞって「今年も一年がんばったから、ブラックフライデーで思いっきり買い物しちゃお!」って感じのやつ、ペニオク騒動思い出すのだが。
— 子守ぬけがら (@miligraph) November 26, 2022
デジタルタトゥーの事例とその後⑰ 有名人が関わっていたスーパーフリー事件
犯罪事件に巻き込まれたせいで、デジタルタトゥーが発生したケースでは、「スーパーフリー事件」が挙げられます。
「スーパーフリー事件」とは、早稲田大学を中心としたイベントサークル「スーパーフリー」内で起こった組織的な輪姦事件です。
そんな「スーパーフリー」に、広報担当として関わっていた有名人に、元女子アナの亀井京子さんがおり、現在でもデジタルタトゥーが発生し続けている状況です。
「元テレビ東京アナウンサー・フリーアナウンサーの亀井京子が、スーパーフリーに関与していた。」
— ☯️【“”《 ‘》】♒️ (@epozineD) November 27, 2022
⇦コレ、デマかと思っていたのですがホントだったんですね
ただ、広報だったそうで悪質な行為に関与していたかどうかは不明だそうですね。 pic.twitter.com/Gk8mLcArJG
ただし、上のツィートでも指摘されているように、亀井京子さんはあくまで広報担当だったため、犯罪行為への関与はなかったと言われています。
デジタルタトゥーの事例とその後⑱ ウクライナ戦争で新たなデジタルタトゥーが発生
有名人や芸能人が自身の趣味や関わった仕事のせいで予期せぬデジタルタトゥーが発生したケースの代表格として挙げられるのが、声優の上坂すみれさんの騒動です。
ロシア大好き声優として活動していた上坂すみれさんでしたが、2022年に勃発した「ウクライナ戦争」をきっかけに、窮地に追い込まれています。
ロシア大好きネタを封印しているのはもちろん、ネット上でも厳しい視線が注がれているんです。
19それでも動く名無し2022/11/16(水) 22:21:39.47ID:IIT+Os7F0
プーチングッズまだ持ってるんかな
40それでも動く名無し2022/11/16(水) 22:25:06.95ID:32RM6opd0
スルーはダメだろ
今まで散々ロシアで営業してきたんだから説明する責任がある
56それでも動く名無し2022/11/16(水) 22:26:37.62ID:RpyJa+zQM
ロシアが色んなとこ雑に侵攻したり反体制派のクーデター支援して政情不安にさせたりしてたときはヘラヘラネタにしてたのにウクライナと戦争はじめたとたんにだんまりな声優
デジタルタトゥーに後悔した場合の消し方
身の破滅に繋がってしまうデジタルタトゥーですが、万が一我が身に発生してしまった場合の対処法なども気になりますよね。
しかし、デジタルタトゥーに対する対処法としては、弁護士に相談し、サイトやサーバーの管理者に削除要請をする以外に解決法はないようです。
また、ネット上で拡散されてしまった後では、いくら弁護士に依頼しても、デジタルタトゥーを完全に消すことは不可能です。
削除をするためにはデジタルタトゥーによって、個人の名誉やプライバシーなど人格権が侵害されていると判断され、各Webサイトの管理者が削除に応じてくれなければなりません。ただ当事者の意思とは関係なく広がってしまった場合、全ての投稿を特定して削除していくのは現実的ではありません。この場合はGoogleやYahoo!といった検索エンジンを相手に削除請求をすることになります。認められるには高いハードルを越えなければなりません。
そのため、SNSを活用する際は、よく考えて、あらかじめ無難な内容の投稿以外は避けた方が懸命でしょう。
デジタルタトゥーの現在:巻き添え事故も増えている
デジタルタトゥーによる被害や影響力の大きさが認知されつつある現在ですが、相変わらず新規のデジタルタトゥーが発生し続けているのも事実です。
近年のデジタルタトゥーの特徴としては、巻き込まれ事故が増えていることが挙げられます。
代表的な事件は2021年に発生した「ポテチ姉貴事件」です。
卑猥なポーズをとる友人たちを眺めている少女の表情が面白いと、ネット上の有名人となり、各種コラージュを作られるという事態に。
ちなみに、問題画像はインスタグラムの非公開アカウントに投稿されたものでしたが、フォロワーだった人物がツイッター上に拡散してしまったようです。
この事件の末路も悲惨なもので、ポテチ姉貴と命名された少女は、学校を自主退学したと言われています。
令和のバカッター事件の舞台はTikTokやインスタへ
また、バカッター事件も相変わらずに横行しており、令和の時代ではTikTokやインスタグラムで発生する傾向があります。
その代表格である「スシロー事件が」では、回転寿司チェーン「スシロー」での迷惑行為をインスタグラムに投稿した男子高校生がおり、案の定大炎上した騒動です。
【悲報】回転寿司炎上界隈に新たな挑戦者あらわる
— 滝沢ガレソ (@takigare3) January 29, 2023
今度はスシローで醤油さしや湯飲みをベロベロ舐めまくり&回る寿司にも唾タッチ pic.twitter.com/RMUk3caZQE
ちなみに、問題動画を投稿した男子高校生は学校を自主退学する羽目になった他、「スシロー」から損害賠償を請求されるようです。
芸能人の炎上例も相変わらず
デジタルタトゥーによる巻き添え事故には、近年では「EXIT」の兼近大樹さんの身に起きたことで知られています。
少年時代にグレていた兼近さんは、2019年に『週刊文春』より過去の逮捕歴を暴露されました。
また、2023年には「ルフィ事件」の主犯格・渡辺優樹との過去の交遊歴まで発覚し、ネット上で大バッシングを受けることになっています。
なし崩しとはこの事か?めざまし8に兼近出演しかも、能書きたれて、しかも特集の担当!TBSお笑い番組に、昨日出演!そして、松本動きますか?ワイドナショーに兼近出演!ルフィと窃盗で逮捕!不起訴…次女子高生に売春させたとして、又逮捕!不起訴…こんな奴をテレビで何故見せられるの?不愉快、最低
— パパコ (@j9czxyzAqqiZPFQ) February 19, 2023
兼近さんに対するバッシング騒動に関連して、本人はもちろん、相方のりんたろー。さんの過去の不謹慎ツィートまでやり玉に挙げられるなど、大炎上事件に発展しました。
・渡辺優樹(ルフィ)の生い立ちと家族!高校と大学や経歴・山口組の福島連合・兼近大樹との逮捕歴・結婚した嫁と子供・今村磨人との関係も総まとめ
デジタルタトゥーのまとめ
デジタルタトゥーは、IT化社会で起きるべくして起きた典型的な騒動であり、一歩間違えると、身を滅ぼす危険なトラブルと言えます。
SNSへの投稿については、細心の注意を払いましょう。