「Romanticが止まらない」などの名曲を生み出した音楽グループ「C-C-B」のメンバーであった渡辺英樹さん、笠浩二さん、田口智治さん、米川英之さん、関口誠人さんの5人の現在をまとめています。
C-C-Bのメンバーの中には薬物で逮捕されたり、病気で死去したメンバーも・・・。
この記事の目次
C-C-Bのプロフィール
グループ名：C−C−B(シーシービー)
デビュー年：1982年〜1989年（前名義のCoconuts Boys含：1982年〜1985年）
メンバー：
渡辺英樹（ベース、1982年 – 1989年/2008年）
笠浩二（ドラム、1982年 – 1989年/2008年）
田口智治（キーボード、1984年 – 1989年）
米川英之（ギター、1984年 – 1989年）
関口誠人（ギター、1982年 – 1987年/2008年）
C－C－Bは、1980年代に活躍した音楽グループです。
メンバーは結成当時の1982年は渡辺英樹さん、笠浩二さん、関口誠人さんの3人でしたが、
1984年に田口智治さん、米川英之さんが加わり、5人メンバーとして活動。
1987年に関口誠人さん脱退後は4人で活動していましたが、1989年10月9日の日本武道館でのライブを最後に解散しました。
解散理由については、「音楽性の違いや、その可能性を更に昇華させるため」です。
その間、「Romanticが止まらない」や「スクールガール」、「Lucky Chanceをもう一度」、「空想Kiss」などのヒット曲が連発し、1985年にはレコード大賞で金賞受賞、NHKの紅白歌合戦にも出場しています。
1989年に解散後はそれぞれ音楽活動をしながらも、元メンバー間でユニットを組んだり、またメンバー5人全員が揃うことは稀でしたが、一時的な再集結をし、ライブを行うこともありました。
2008年の再結成時の3人
左から渡辺英樹さん、笠浩二さん、関口誠人さんです。
解散後も、「Romanticが止まらない」などが、ドラマ「電車男」の挿入歌やCMなどに用いられており、世間でもたびたび話題になりました。
C−C−Bメンバーの現在① 田口智治さん【薬物で逮捕】
名前：田口智治（たぐちともはる)
出身地：東京都足立区
生年月日：1960年10月27日
身長：169.5cm
楽器：キーボード
田口智治さんは、ロックに限らずさまざまなキーボード・ピアノ音楽(クラシック・ボピュラー・ロックなど)を習得していて、かつては近藤真彦さんのバッグバンド「ダブルス」にも所属していたという経歴もあります。
C－C－B後期のアルバム制作では、様々なジャンルの音楽を取り入れつつ作曲や編曲を行っており、メンバーからも一目置かれるような存在だったそう。
C－C－B解散後は、元メンバーや他のミュージシャンなどとユニットを組みながら活動。
これまでに結婚はしておらず、独身です。
ー現在
健康面では近年不調が続き、2015年4月に腹部の痛みから入院、2016年1月には大腸に穴があいていたことから切除するための手術を受けています。
また、2015年に7月2日に覚せい剤所持、2016年4月14日にもまた覚せい剤を使用した疑いで2度目の逮捕をされています。
逮捕された4月14日はまさに、元メンバーの笠浩二さんが熊本地震で被災された日です・・・。なんともいえませんね。
田口智治さんには、それぞれ懲役1年6か月（執行猶予3年）と懲役1年6か月（うち懲役4か月を保護観察付き執行猶予2年）の有罪判決が言い渡されています。
2021年10月には、5年以上更新していなかったFaceBookを更新し、同年の初めに頚椎症性脊髄症の手術を受けていたことや、心の病を患い精神科のプログラムに通っていることなどを明かしました。
その後、2024年6月18日には、自宅で覚せい剤を所持した現行犯で3度目の逮捕をされています。
田口智治さんは飼い猫が交通事故で死んでしまい“ペットロス”に陥ったことから覚せい剤に手を出してしまったとのことですが、「覚醒剤に対する親和性、依存性が認められる」として2024年9月に懲役2年の実刑判決が言い渡されました。
C−C−Bメンバーの現在② 渡辺英樹さん【2015年に死去】
名前：渡辺英樹（わたなべひでき)
出身地：東京都文京区
生年月日：1960年2月1日
死没：2015年7月13日(満55歳)
身長：165cm
楽器：ベーシスト
C－C－Bのリーダーでした。
解散後は、BEEPUBLICの丸山正剛さんらと「VoThM」を結成したり、C－C－Bの元メンバーや
その他のアーティストと組んで、精力的に音楽活動をこなしていました。
ミュージックスクールで、月に1度ベース教室の講師をしていたこともあるそうです。(2006年～2012年ごろまで)
私生活では1980年代後半に元キャビンアテンダントの女性と結婚しますが、その後離婚しており、生まれた女児二人を渡辺さん側が引き取っています。その後再婚はしていません。
ブログ内では、娘さんの話題もたびたび出てきますので、かなりの仲良し父娘だったのではないでしょうか。
ー現在
渡辺英樹さんは2015年6月に大動脈解離で緊急手術を受け、一度は容体が安定しましたが、翌月7月13日に急性大動脈解離による多臓器不全にて逝去したことが発表されました。
55歳という若すぎる死に、C−C−B元メンバーからも悲痛の声が聞かれました。
米川が「数日間は信じられなくて、現実として受け止められなかった」とつぶやくと、笠も「お見舞いにも行けなかったので悔いが残った。この若さでまさか、明るい感じで元気だった人間が…。僕のほうが先かと思っていたので悔しい」と唇を噛んだ。
今後の活動についても質問が飛んだが、苦楽を共にした仲間が抜けた穴は大きく、米川は「まだ話してないね」と明かし、笠も「全然そこまでいっていない。受け止めているようで受け止めていない感じ」と胸中を吐露。「（バンドを）大切にしたいけど、それをどうするかは、リーダーがいなくなって柱がなくなっちゃったからね…」と語った。
それでも笠は「最後まで『いいバンドだったな』って言われるようになりたい」と前を向いていた。
C−C−Bメンバーの現在③ 笠浩二さん【2022年に死去】
名前：笠浩二（りゅうこうじ)
出身地：福岡県川田市
生年月日：1962年11月8日
死没：2022年12月14日（満60歳）
身長：165cm
楽器：ドラマー
笠浩二さんは、幼少時代には小児喘息、C－C－Bとして活動している前後にもストレスや忙しい生活から十二指腸潰瘍・摂食障害・脚気・胃潰瘍など、多くの病気を患っていました。
そのため1989年に解散後はソロ活動を始めるものの、体調を理由に1993年ごろには活動を休止し、一時期音楽活動からは遠ざかっています。
1999年から熊本に拠点を移し、音楽活動を再開。
その傍らで農業などもこなしながら、自身の体に無理のない生活を送っていたようです。
「Romanticが止まらない」のメインボーカルだったということもあり、2000年代に入り
再びこの曲が取り上げられたと同時に、メディアに露出することも。
2016年4月には、熊本地震で被災しています。
南阿蘇村では、土砂崩れや家屋倒壊で多数の犠牲者が出ている。「亡くなった方が出た時、すごくショックでした。大きな橋が落ち、村の中の道はズタズタです。僕が、村のために何ができるか。考えています」。
ＳＮＳで、村の状況を発信しているのも、行動の１つだ。「ありがたいと思うんですけど、ファンのみなさんがとても心配してくださっている。僕が何か言うことで、村に今必要なものが伝えられればいいなと思っています」。
私生活では1度結婚していますが、1990年代に離婚し、その後は独身だったようです。
ー現在
笠浩二さんは2022年12月14日に脳梗塞のため亡くなられています。2018年にも脳梗塞で倒れ、その後もリハビリを続けながら音楽活動を行っていましたが、2022年7月からは持病の糖尿病の治療のため入院していたそうです。
55歳で亡くなられた渡辺英樹さんに続き、笠浩二さんも60歳という若さでこの世を去り、メンバーの米川英之さんと元メンバーの関口誠人さんは悲痛な思いを口にしていました。
ギター＆ボーカル担当だった関口は盟友を追悼するようにバンドの代表曲「Ｒｏｍａｎｔｉｃが止まらない」など１６曲を歌唱し、終演後、本紙などの取材に対応。笠さんの体調がよくないことを知っていたといい、「ずいぶん会っていなくて。連絡をしようと思っていた矢先の報道で絶句した」と声を落とした。
在籍時はボーカル＆ギターを担った関口は「笠はかわいらしく見えて一番、男らしいやつ。決断力も判断力もあった」と九州男児の素顔を述懐。「（人気歌番組の）『ベストテン』の回転扉の向こうではしゃいでいたのがつい２、３日前のよう」と遠い目をした。
C−C−Bメンバーの現在④ 米川英之さん
名前：米川英之（よねかわひでゆき)
出身地：東京都杉並区
生年月日：1964年3月3日
身長：170cm
楽器：ギタリスト・ボーカル
米川英之さんは、解散後、ソロ活動を軸に、C－C－Bメンバーとのユニットを組んだり、
1997年以降は他アーティストへの楽曲提供も行っています。
2015年には、矢沢永吉さんのアルバムやライブにギタリストとして参加しました。
ー現在
現在もソロライブやセッションユニットに参加するなど、精力的に活動中です。2021年には9枚目のオリジナルアルバムもリリース。2024年にはプロ活動40周年及び還暦を迎えたことを祝う記念ライブを行っています。
私生活では、1997年にご結婚されています。
今でもイケメンです。
Facebookで前に流れてきた画像💕
— ラブりん♡ (@ccbloverin) 2015年9月28日
ヨネチかっこよすぎ！！
この表情、私の中でナンバーワン！
#C-C-B #米川英之 pic.twitter.com/et6cN2FFBq
C−C−Bメンバーの現在⑤ 関口誠人さん
名前：関口誠人（せきぐちまこと)
出身地：東京都世田谷区成城
生年月日：1959年5月2日
身長：167cm
楽器：ギター・ボーカル
関口誠人さんだけは、1989年の解散前、1987年に一人だけ早くC－C－Bを脱退。
その後はソロ活動をしながら、C－C－Bメンバーとユニットを組んだりしています。
また、以下のような大物歌手への楽曲提供も行っています。
五木ひろしさん(「胡蝶蘭」「紅葉狩」)、中森明菜さん（「光のない万華鏡」「二人静ー「天河伝説殺人事件」より」）、松本伊代さん(「イノセンス」「Last Kissは頬にして」)など。
健康面においては、2007年に心筋梗塞を発症しており、その時の後遺症で口のろれつが若干回らなくなっているものの、その他の目立ったものはなく、その後もソロ活動を中心に音楽活動を続けています。
ー現在
私生活では、2度の結婚をしており、現在既婚者。
2016年3月に出演したバラエティ番組内では、その奥様に支えられているヒモ状態であることも告白。
イケメンでしたが、かなりふくよかになりました・・・。
ヒモ告白した関口さん。
番組内ではヒモ生活脱却のために、芸能事務所タイタンの太田光代社長に面接しにいったそうですが、不合格。
現在56歳の関口は、昼間から居酒屋で酎ハイを飲み、音楽活動を続けているものの「ぶっちゃけ食えていない」「ヒモ状態に近いですね」と告白する。生活は整体師の妻が支えているとのこと。
関口誠人さんはかなりの大酒飲みだったようで、2019年にアルコール性肝疾患を発症。糖尿病や肥満、初期の鬱病なども併発していたそうです。
生活改善を試みるも2021年にも体調を崩し、入院していたことを明かしています。
現在は弾き語りライブやイラストなどで生計を立てているとのことです。
まとめ
・C－C－Bのキーボーディストだった田口智治さんは2015年と2016年、2024年に覚せい剤で3度逮捕されている。
・C－C－Bのベーシストだった渡部英樹さんは2015年7月に急性大動脈解離による多臓器不全にて逝去した。
・C－C－Bのドラマーだった笠浩二さんは2022年12月に脳梗塞により逝去した。
解散後も再集結したり、メンバー間でユニットを組んでいるところを見ると、仲が悪かったということはなさそうですね。
しかし、メンバー5人、それぞれの現在の状況は異なるようです。
リーダーの渡辺英樹さんやドラムの笠浩二さんは亡くなっていますし、キーボードの田口智治さんは覚せい剤で3回逮捕され実刑判決を受けていますので、メンバー全員が再集結することはかないません。
しかし、C−C−Bとして活動していた思い出は永遠だと思いますので、今後も各人のご活躍をお祈りします。
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