元プロ野球選手で現野球解説者・評論家の張本勲さんですが、嫌いという人も多く、コメントに対し度々炎上する事もある程です。
張本勲さんの国籍や韓国との関係、結婚した嫁と子供、炎上したコメントなど嫌われる理由を徹底的にまとめました。
張本勲プロフィール
名前:張本 勲(はりもと いさお)
本名:張 勲(チャン・フン)
愛称:ハリさん・張さん・ハリ・ハリやん
生年月日:1940年6月19日
出身:広島県広島市
身長:181 cm
体重 :85kg
プロ入り:1959年
最終出場:1981年10月10日
子供の時から体が大きく、ガキ大将としていつも大勢の子分を連れて歩く様な子供で、小学校5年のときに町内の野球チームに誘われたのをきっかけに野球を始め、当時は右投げ左打ちだったものの、右手の怪我の影響で変化球を投げづらかった為、サウスポーに転向しました。
中学時代には水泳が得意だった事から水泳部に入ろうとしたものの、進学した中学校に水泳部がなかった為に、仕方なく野球部へ入部し、2年生のときにはレギュラーエースで4番打者として広島県大会で優勝を飾ります。
しかし、中学時代は野球とケンカに明け暮れていました。そんな張本勲さんを本気で野球に目覚めさせたのは当時の読売ジャイアンツの宿舎の食事風景からで、戦後の物資不足や飢餓をまだ引きずる時代に、選手たちは分厚い肉を食べ、当時は珍重されることも多かった生卵を3つも4つも茶碗に放り込んでいたのを見た事がきっかけとなったそうです。
「トタン屋根の長屋から抜け出すにはこれしかない」、「母親に広い家をプレゼントする」、「美味しい食べ物を腹一杯食べる」という夢を胸に野球に真剣に取り組む様になりました。
高校時代には甲子園出場を夢に、地元の強豪・広島商業、広陵高校への入学を希望したが、素行不良で入る事が出来ず無名の松本商業高校定時制に進学する事になりました。
その後広島から出て、大阪の浪華商業高校へ転向するものの、3年時の夏の甲子園直前部室内での暴力事件が発覚し甲子園の夢は絶たれてしまいます。
しかし、この年在日韓国人高校生で構成する日韓親善高校野球の選手に選抜され渡韓し、主軸打者として韓国各地を転戦、選抜チームも14勝1敗と圧勝と祖国の野球ファンも驚かせました。
プロ入りは1959年に東映フライヤーズへと入団し、入団1年目からレギュラーに定着し、13本塁打を放つなど活躍して新人王を獲得します。2年目には打率3割をマークし、3年目の1961年には打率.336で21歳にして首位打者、4年目の1962年にはMVPと、同年から新設された最高出塁率を獲得する程の選手にまで成長していきました。
そして1974年には通算7回目となる首位打者に輝き、「安打製造機」の異名がつけられる程でした。日拓ホームフライヤーズとなった1973年の後期からは、選手兼任でコーチを務める程になります。
1976年には高橋一三選手・富田勝選手との交換トレードで巨人へ移籍し、巨人でも高打率を残し、2年連続でリーグ2位の打率を記録し、1978年には日本記録となる通算16回目のシーズン打率3割を記録しました。
巨人時代は短く、1980年にはロッテ・オリオンズに移籍すると、日本プロ野球史上初となる通算3000本安打を本塁打で達成する快挙を成し遂げます。しかし、翌年の1981年に現役引退となります。
引退後は野球解説者、スポーツニッポン野球評論家を務め、TBSテレビの「サンデーモーニング」のスポーツコーナー「週刊 御意見番」でレギュラー解説者として出演し、現在でも「サンデーモーニング」で解説者を務めています。
張本勲の国籍は韓国!日本国籍取得の意思はなし
張本勲さんは在日韓国人二世であり、幼少期から在日韓国人を隠さず、プロ引退後も日本に帰化していません。また、日本国籍取得の意思のないことを公言しています。
現在では在日韓国人と明かす人も増えてきていますが、張本勲さんの時代に隠さずに在日韓国人と公表していた人は稀です。
小さい頃から家庭内では韓国語で育っている為、韓国語は流暢に話す事が出来、1991年に日本で行われた第1回日韓野球スーパーゲームの中継では、韓国テレビ局側の野球解説者として出演す程です。
また、韓国人という事から時折韓国をひいきしている様な面も見られます。
2017年5月31日のAFCチャンピオンズリーグの済州ユナイテッド対浦和レッズ戦で、韓国人選手が日本人選手に対して、試合中から試合後に到るまで暴力行為を繰り返す事件が起こり、世界各地のスポーツメディアから済州ユナイテッドに対する厳しい非難が行われました。
しかし、張本勲さんは勝利した浦和の態度に問題があったとする韓国側の主張を支持し、1点差でリードしている状況で浦和が時間稼ぎをした作戦を「これはありがちなことだけど、態度が良くない。やっぱり韓国の選手からみたらね、何だというような態度をとっちゃいけないんです」と浦和を批判するコメントもありました。
張本勲が結婚した嫁と子供について
子供や嫁に関しての情報は、一般人という事もあり情報は出回っていませんが、テレビ番組内で子供の話をしているコメントなどは見られるので、子供がいる事は確実でしょう。
番組内でのコメントでは「下の娘が親不孝」とコメントしているので、少なくとも2人の子供がいる事がわかります。
また、過去には愛人がいたという話もあるので、結婚している事は確実です。しかし、奥さんの情報に関してほとんど出回っていません。
嫌い!老害!張本勲の評判
失言なども多く、コメントに対して批判的な意見を浴びせられる事も多い張本勲さんですが、どんなコメントが多いのか、評判なども見ていきましょう。
張本勲氏 田中将大とダルビッシュ有の状態に苦言「並のピッチャー」 #ldnews https://t.co/GCFm1uvJ58
— なおき (@0312Erichi) 2017年6月25日
君はただの韓国人だもんね、日本人をバカにしないでくれるかな?
需要無いんだよ老害、早くお迎え来い💢
なかなか厳しいコメントですね。しかし、ここまで感じさせてしまう様なコメントをしているのも事実でしょう。
張本勲とかいうじーさんが3×3の何が面白いのか?オリンピックにいらないみたいなこと言ってたみたいだけどバスケも知らねーくせにうだうだ言ってんじゃねーよって思う
— ゆ☆ (@SPBUSTERs) 2017年6月18日
一回見てから言えよよくそんなこと言って金もらえるよなまじでふざけんなよ
『ごく普通の高校生』としての意見です。
— Ryochin (@Ryochin0013) 2017年6月18日
叩かれる覚悟もできています。
張本勲さんの価値観はどうかしていると思う。せっかくオリンピック種目になった3×3を『相応しくない』とか言って切り捨てる。これから盛り上げていくスポーツをすぐに否定。
僕はそんな大人には絶対になりたくない。
バスケの3×3に対しての張本勲さんのコメントに対しては否定的な意見が多くあがっています。確かにバスケをしている人からすれば張本勲さんのコメントは否定されてしまうでしょう。
最近張本勲まじで嫌いだわ。
— ぽぬめ☆(ゆんゆん) (@agtpdj7j) 2017年6月19日
ほんと不愉快
ストレートなコメントですが、実際この様なコメントは多くみられました。Twitterなどを見る限り、張本勲さんに対して過去の栄光や実際に過去に素晴らしい打者だったというコメントも見られましたが、現在の張本勲さんに対して良いコメントを残している人は少ないです。
やはり年齢を重ねてしまい、毒舌でストレートな意見を言う立場という現在では、嫌われる事が多いのでしょう。
張本勲の代表的な炎上失言5選
批判の多い張本勲さんですが、実際にどんなコメントを残しているのでしょうか?いくつか炎上してしまったコメントを紹介していきます。
大谷翔平投手
大谷翔平投手と言えば、球界最速となる164キロを叩き出した期待の選手ですが、その大谷翔平投手に対してのコメントで「スピードガンが甘いんじゃないの?今度は165キロが出るんじゃない?」とのコメントをしました。
そんなスピード出せるわけないと言わんばかりのコメントで、野球ファンはもちろん、大谷翔平投手ファンからも批判を浴びました。
イチロー選手
イチロー選手に関してはいくつかの炎上したコメントがあります。実際張本勲さんと並ぶ程の打者はイチロー選手と言われている事もあり、ライバル視している部分もあるかもしれません。
そんなイチロー選手へのコメントは
- 「イチローの記録は日米通算での言わば参考記録。日本記録は私。」
- 「アメリカは勝負してくれるけど、日本は勝負してくれない。」
- 「王さんだってアメリカでやっていれば、もっとHRを打っていた。」
- 「だから私の方がイチローよりもすごいんですよ。」
- 「もう辞めてもらいたいわ。こんな使い方されてたんじゃ。お金もしこたま残っているだろうし、辞めてもらいたいね」
などです。
このコメントはイチローファンからは特に批判的な意見があったでしょう。コメントだけ見ていても、過去の栄光にすがって、イチロー選手の功績を認める事が出来ないという形にも見えてしまいます。
現在でもイチロー選手がきっかけとなって野球を始めた人も多くいるでしょう。言ってしまえば野球界のヒーロー的な存在とも言えます。
そんなイチロー選手に対してこのコメントは、叩かれてしまったり炎上してしまうのも仕方ないでしょう。
水谷選手
リオオリンピック卓球男子シングルの銅メダリストの水谷選手が、試合で勝ってガッツポーズを見せた事に対してのコメントです。
「あんなガッツはダメだよ。手は肩より上にあげちゃだめなのよ。やっつけたというような態度をとっちゃダメ。この国は、礼に始まり礼に終わる。ガッツは肩の下まで」
とのコメントをしました。
言っている事は正しい作法の様な気がしますが、ガッツポーズに対してそこまで厳しい意見をぶつけるのは、テレビを見ている人、応援していた人からすれば決して良い気分ではないでしょう。
浅田真央選手
ソチ冬季五輪後の張本勲氏の一言です。
「真央ちゃんは好きな人も作らず、食べたいものも食べずに頑張ってきた。これからは女の幸せをつかんで欲しい」
とのコメントがありましたが、このコメント自体は何も問題のないコメントに思えます。しかし、問題のあるコメントは浅田真央選手が200点超えをした時の発言です。
- 「浅田真央の200点超は審判が採点を甘くしたんじゃない?」
- 「韓国のキム・ヨナがいなかったからプレッシャー感じなかっただけでしょ」
女の幸せを掴んでほしいと言うコメントの中には今まで頑張ってきたと褒める部分があるにも関わらず、いざ200点越えをすれば、採点が甘いというのはどこか矛盾している様に感じてしまいます。
また、韓国のキム・ヨナ選手がいなかったからという発言も韓国びいきの発言に思えますね。
中央大学
中央大学陸上部が箱根駅伝の予選会で敗退してしまったことに対してのコメントがこちらです。「情報によれば内紛があるそうだから…よく考えて立て直した方がいい」とのコメントです。
なんとこのコメントに関しては発言が事実と異なると、中央大学からクレームが入ったそうです。確かにこのコメントが本当だと思われてしまうと中央大学自体の評判も下がってしまいます。
しかしなんとTBS側は謝罪したものの当の本人の張本勲さんは謝罪を拒否したそうです。
間違った事を言っていないという自信があったのか…、しかしその情報というのはどこから仕入れた自信のある情報なのかもわかりません。
それで謝罪をしないというのは大人げなく見えてしまいます。
まとめ
何かと失言コメントで炎上になる張本勲さんはそのコメントで名前を知っている人もいると思いますが、現役時代には歴史に名を残す程の有名で才能のある打者だったのです。
その頃の栄光や努力、時代的にも貧しい時代の中で勝ち取った栄光という事もあり、現代のスポーツなどにおいて厳しく批判的なのかもしれません。
現役時代の張本勲さんを知らない方は何者なんだろうと思い、嫌ってしまう方も多いでしょう。しかし、その裏には活躍していた背景もあるのです。とは言っても厳しすぎるコメントもあるので、多少は控えてほしい部分もありますね。