最高球速152km/hをマークし、横浜DeNAベイスターズで活躍しているプロ野球選手の井納翔一さん。その特殊な性格から「ハマの宇宙人」とあだ名されています。
嫁が誹謗中傷され損害賠償200万円裁判で話題になりましたが、井納翔一さんの現在までの活躍について詳しく総まとめしましたのでご紹介します。
井納翔一についてのプロフィール&生い立ち
「宇宙人」の異名を取るDeNAの井納翔一
井納翔一さんはプロ球団入団前は決して有能な選手というわけではなかったものの、その後の努力と「宇宙人」と称される考えを読めない投球を武器に名を馳せた横浜DeNAベイスターズの選手です。
井納翔一さんについての詳しいプロフィールはこちら。
本名: 井納翔一(いのう しょういち)
出身地: 東京都江東区
生年月日: 1986年5月1日
身長: 188 cm
体重: 91 kg
引用:Wikipedia – 井納翔一
2018年2月9日に発売された写真週刊誌「FRIDAY(フライデー)」で井納翔一さんは注目を集め話題となりました。
それは井納翔一さんの嫁がネット掲示板で匿名により「このブスが嫁ならキャバクラに行くわ」と誹謗中傷を受けたことで、井納翔一さんと嫁はこの書き込んだ20代女性に対して191万9686円の損害賠償を求めて訴訟を起こしたというものでした。
この誹謗中傷事件についてご紹介しますが、まずは井納翔一さんの生い立ちから詳しく総まとめしましたのでご紹介しましょう。
井納翔一の生い立ち&経歴
井納翔一はプロになるまで苦労の連続だった
井納翔一さんは高校卒業後にすぐプロ球団に入れず、8年越しにプロ化に成功した苦労の人でした。
井納翔一さんは現在では「ハマの宇宙人」としてとらえどころの無い性格と、最速152km/hのストレートとスプリットを武器に横浜DeNAベイスターズで活躍しています。
しかし、横浜DeNAベイスターズに拾われるまでは社会人としてNTT東日本に入団してプレイするも中々芽が出ずに、プロ入りを果たすまでに実に8年間を擁した苦労人でした。
甲子園常連校の木更津総合高等学校に通っていた井納翔一さんは、2年生の夏に「第85回全国高等学校野球選手権大会」に出場するも自身は試合には出られずベンチでの応援に終わりました。
そして、最後のチャンスとなった3年生の夏には「千葉大会準決勝」で2017年まで横浜DeNAベイスターズに所属していた仲間の松本啓二朗さんがいた千葉経大附高に敗れたため甲子園でのプレー経験はありませんでした。
上武大学に進学した井納翔一
井納翔一さんは高校卒業後に上武大学に進学すると、関甲新学生野球連盟に所属している硬式野球部に入部しました。
井納翔一さんは在学中も中々芽が出ずに、ようやく最後の4年生に頭角をあらわし始めました。
春秋リーグでの連覇に貢献し、井納翔一さんは最優秀防御率という好成績を残しています。
井納翔一さんが全日本大学野球大会にて大学キャリアの中で最高の活躍をした時期となりました。
井納翔一さんは大学の同期として埼玉西武ライオンズで活躍する豊田拓矢さんや、1年先輩に同じ横浜DeNAベイスターズの加賀繁さん、元阪神タイガースの石川俊介さんなどがいました。
後輩には1年下で中日ドラゴンズの松井雅人さん、オリックス・バファローズの安達了一さんがいます。
大学卒業後はNTT東日本に入社した井納翔一
井納翔一さんは大学卒業後にNTT東日本に入社しましたが3年間は好成績を残せずに戦力外通告一歩手前だったようです。
井納翔一さんは入社2年目に「第37回社会人野球日本選手権大会」で登板したものの、3年間は目立った活躍を残すことができずにいましたが、その後フォーム修正とスプリットを身につけたことにより4年目にして主軸として起用されるようになりました。
速球とスプリット、カーブなど変化球を武器に井納翔一さんは「北海道大会」で優秀選手賞を獲得すると、「第83回都市対抗野球大会」でJX-ENEOSに敗北したものの準優勝を収める好成績を残しました。
これらの活躍がプロからも注目を浴びるようになり、井納翔一さんは2012年の「NPBドラフト会議」で横浜DeNAベイスターズから3巡目指名を受けて、契約金6,000万円、年俸1,000万円にて背番号15を背負ってプレーすることが決まりました。
井納翔一さんはこの時で高校卒業から実に8年が経過していました。
井納翔一、「宇宙人」としてプロで活躍
「ハマの宇宙人」として活躍している井納翔一
井納翔一さんはプロとして横浜DeNAベイスターズでプレーするも目覚しい好成績は残していません。
井納翔一さんが横浜DeNAベイスターズでシーズン通して勝ち越したのは2014年だけで、11勝9敗と初の二桁勝利を収めました。
この成績が評価されて井納翔一さんは年棒が1,650万円から3,900万円に上がっていますが、2015年以降から現在までは成績は振るわず年棒ダウンも囁かれていましたがそうはなりませんでした。
井納翔一さんの年棒は下がるどころか、1年目の1,000万から現在7,200万円まで右肩上がりで増え続けています。
井納翔一さんは決して安定したピッチャーでは無いものの、「宇宙人」と称されるように人が予測をしにくい投球を得意としているため、バッターにとってはとてもやりづらい相手のようです。
井納翔一さんは最高152km/h(平均144km/h)のストレートに加え、得意のスプリットと110km/h台の速いカーブを武器に活躍しています。
そのため、井納翔一さんは総合的に見て成績不振でもここぞという時に活躍するため、横浜DeNAベイスターズには無くてはならない投手となっています。
さらに、井納翔一さんはこれらの変化球のコントロールが抜群であり、コンビネーションとしてのストレートが優れているため総合力としては有能なピッチャーです。
井納翔一さんは2014年の「日米野球」や「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015」などでも起用されており、日本代表プレーヤーとしても活躍しています。
今後井納翔一さんが安定した成績を挙げられるようになれば、横浜DeNAベイスターズのエースの座も間違いないでしょう。
井納翔一、「宇宙人」と呼ばれる理由
「宇宙人」井納翔一はDeNAのムードメーカー
井納翔一さんには「宇宙人」と呼ばれる伝説的な逸話が多く、その天然ぶりからも横浜DeNAベイスターズのムードメーカーとなっています。
井納翔一さんは「宇宙人」と称されるように、非常に個性的でユニークな性格をしていて多くの面白いエピソードを持っています。
新人合同自主トレでチームメイトとグラブを重ねた瞬間に「バナナの叩き売りだよ!」と突然叫んだ井納翔一さんは見事に滑りましたが、その後も試合前に行われた監督の囲み取材に紛れ込んでみたり、チームメイトの荷物を片っ端から吊るし下げてみたりと自由すぎるイタズラを楽しんでいます。
井納翔一さんの自由すぎる行動は当然私生活にも及んでおり、代車をとても気に入ってしまい3週間の内に4000kmもドライブを楽しんだそうです。
こうした面白い言動から井納翔一さんは横浜DeNAベイスターズのコーチから「宇宙人」認定されてしまい、この言葉を受けて井納翔一さんは「(宇宙人のような)相手に球種を読まれないようになりたい」と見事にそれを体現しているようです。
宇野くんの天然も錦織圭の明後日も糸井嘉男の宇宙人も好きだけど、代車を気に入りすぎて4000km走り回ったりするベイスターズの井納翔一の宇宙人っぷりを推していきたい pic.twitter.com/BIOk77GEGX
— だんちゃん (@danchan_5296) 2018年2月18日
右の先発、、たまた中継ぎ?
— ジロウ/Ex-BAYSTARS (@jiro_boo_star) 2018年2月12日
今年の役目未だ不明なれど、
チームに欠かせぬ大きな戦力、それを誰もが知っている。
「宇宙人」やら「プロデューサー」やら、
ついた異名は数知れず…
だけどやっぱり異能の人です。右腕の柱・井納翔一!#あなたが愛してやまないベイスターズの選手の写真が見たいんだ pic.twitter.com/6jkWL6OE66
井納翔一が結婚した嫁と子供、そして誹謗中傷裁判について
井納翔一と嫁の出会いや子供について
2016年に結婚し子供をもうけている井納翔一
日刊スポーツによれば2016年1月22日に井納翔一さんが川崎市在住の一般人女性(当時26歳)と結婚していたことが報じられました。
井納翔一さんは2017年頭に結婚したようで、嫁との間に子供もひとりもうけています。
3歳年下の一般人女性の嫁とは都内ですでに新婚生活をスタートさせており、嫁の外見はフリーアナウンサーの平井理央さんに似ていると報じられていました。
馴れ初めは井納翔一さんが一目惚れだと語っていることからも、嫁はとてもかわいい印象の美人だということがわかります。
井納翔一さんが嫁と出会った経緯は、2014年12月に知人に紹介されて年明けから交際をスタートさせたそうです。
そして、約1年間の交際期間を経てゴールインした井納翔一さんと嫁ですが、2017年9月には待望の第一子となる長男が誕生しています。
長男が生まれた日は井納翔一さんは先発登板しており、その数時間前に無事出産した報を受けたため、完投勝利をして7勝目を挙げて気持ちよく赤ちゃんに会いに行けたようです。
井納翔一さんは嫁について「食事のサポートやシーズン中に笑顔で迎えてくれ、しっかりしていることから心の支えになっている」というように語っており、嫁との良好な関係を明かしています。
結婚したことで井納翔一さんはトリプル2(2ケタ勝利、防御率2点台、200イニング)を達成したいと新たな挑戦に意気込んでいましたが、残念ながらそれは達成できませんでした。
井納翔一の嫁が誹謗中傷され損害賠償200万円裁判の真相
匿名掲示板で誹謗中傷された井納翔一の嫁
井納翔一さんの嫁が匿名掲示板「野球界の噂」で誹謗中傷されたことにより、書き込んだ20代女性に対して200万円あまりの損害賠償を請求した裁判を起こしました。
この事件のあらましは、井納翔一さんの嫁が匿名掲示板「野球界の噂」にて「このブスが嫁ならキャバクラ行くわ」と書き込まれたことにより、井納翔一さんは嫁と自身の名誉を毀損されたとして誹謗中傷を書き込んだ20代女性に対して191万9686円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。
2018年2月9日に発売された写真週刊誌「FRIDAY(フライデー)」によって報じられ世間の知るところとなりましたが、フライデーは井納翔一さんらに訴えられた20代女性に直撃取材を敢行していました。
そのフライデーで報じられた内容をまとめると以下の通りになります。
・女性はほんの軽い気持ちで書き込んでいたため、おおごとになって戸惑っている
・2017年11月に20代女性にプロバイダから個人情報開示通知が届く
・20代女性が弁護士に相談していたため身元が割れた
・2017年12月に訴状が届き、情報開示にかかった費用約77万円を含む損害賠償として191万9686円が井納翔一さんより請求される
・20代女性は200万円近い額を請求されて支払えないと途方に暮れていると取材で答えた
・フライデーの取材に協力した弁護士によれば書き込みの証拠が残っているため弁解の余地はない
フライデーの記事では、今回の井納翔一さんの嫁が誹謗中傷を受けたことで200万円の損害賠償の支払い命令が相手に下った件により、今後は軽い気持ちで書き込んだ誹謗中傷に対しても訴訟が起きやすくなると見られています。
この事件は井納翔一さんの嫁に対して誹謗中傷を行った20代女性が一言の暴言で訴えられたと勘違いしがちですが、じつは数年前から同掲示板では複数名による誹謗中傷が発生しており、20代女性の発言が井納翔一さんらに火をつけてしまったようです。
事件を詳しいあらまし
多くの人が書き込みをしている匿名掲示板でなぜ20代女性だけが訴えられたのでしょうか。
1月29日に放送された羽鳥慎一さんが司会を務める朝の情報番組『モーニングショー(テレビ朝日系)』でもこの事件は報じられていました。
それによれば、井納翔一さん夫婦が相談した弁護士が匿名掲示板「野球界の噂」に誹謗中傷の書き込みを行った人間が誰なのかを特定するために、掲示板管理者に問い合わせて該当のIPアドレスを入手しました。
そのIPアドレスが使用されていたプロバイダーに法的な個人情報の照会を求めたところ、20代女性の個人情報が分かり、情報開示請求には77万円がかかったようです。
女性はプロバイダーから情報開示を求められて拒否もできましたが、もし拒否をしてしまうと井納翔一さん側から裁判を起こされて情報公開について争うことになります。
しかし、今回のケースは情報開示を求められた20代女性が直接井納翔一さん側の弁護士にコンタクトを取ったため身元が割れてしまったようです。
井納翔一さんの誹謗中傷の書き込み先は「2ちゃんねる」だと思われていましたが、「野球界の噂」だと報じられたことでネット上では様々なコメントが飛び交いました。
「書き込みのほとんどは女性で、ほぼ選手の彼女奥さん叩きの嫉妬と、妄想で構成されている」
「『球界の噂』は、連日井納の嫁スレが立って悪口言われまくってたから、井納も業を煮やして見せしめの意味で訴訟起こしたんやろ」
「いつ訴えられてもおかしくないような粘着野郎だらけだったから、『なんJ』で馬鹿が悪口言ってるのとは訳が違う」
この匿名掲示板「野球界の噂」には「でしゃばる野球選手妻」「野球選手と繋がってる女」「元野球選手の妻」「インスタ公開してる嫁w」などの陰湿なスレッドが多数乱立しており、今回の事件が世間に報じられたことで1月26日には「De井納が野球界の噂住民を訴訟」というスレッドも立っていました。
フライデー、ニュースでは事実とは違う報道があった
井納翔一さんの嫁が出したコメントでは、これまでに報じられた内容と事実とはかなり食い違いがあったようです。
フライデーやニュースで報じられる中で事実とは異なる内容が多々あったことについて、井納翔一さんの嫁がコメントを出しています。
・弁護士を通した注意喚起により一時は誹謗中傷が止むが、2017年7月から再開した
・井納翔一さんの嫁は3年前から匿名掲示板「野球界の噂」で誹謗中傷を受けていた
・掲示板では事実とは異なるデマばかり書き込まれていた
・フライデーが報じた「20代女性が弁護士に連絡した」という事実はない
・フライデーが報じた「弁護士が20代女性を門前払いにした」という事実はない
・20代女性が弁護士の通達を無視し続けたため訴訟に及んだ
フライデーが報じる内容はほとんどが事実とは異なるデマばかりですが、被害者側の井納翔一さん夫婦のコメントとはかなり食い違いがあったようです。
その後のネット上の反応
井納翔一さんの嫁が誹謗中傷されて裁判に及んだ今回の事件を受けてネット上では”匿名による誹謗中傷を行う人間”について批判的な声が多く挙がっています。
嫁がブスだと書き込んだネット民を訴えた野球選手の件で「それくらい」って感じる人、どうかしてる。会社の上司に何度もブスだと言われた女性が訴えたってニュースなら、きっと「それくらい」なんて言わないでしょ。匿名にすることで気持ちが軽くなるのは、発する側だけだよ。言われた方は同じ痛み。
— yuzuka (@yuzuka_tecpizza) 2018年1月28日
中傷に泣き寝入りしていた有名人たちが、一斉に卑怯者を叩きのめす一年になるかもね。
— ikehaya | Blockchain (@IHayato) 2018年1月31日
仕事が切れて困ってる芸人、アイドル、著者の方とか、マジで損害賠償でしばらくメシ食うのを検討した方がいいんじゃないかなー。特にアンチに叩かれて心折れちゃった人。クラファンやったら応援しますよ。
井納翔一の妻を中傷したネット民「賠償金払えず途方に暮れている」 https://t.co/wEboSlMPI4
— 和遥キナ🌈 (@kazuharukina) 2018年2月26日
以前にうちの嫁氏も誹謗中傷されてるのをどっかで見たことあるし、、本当に許せないようなことが起こったら俺も情報開示請求しようかな。70万前後でプロバイダから情報開示してもらえるなら普通にやるわ。
ちなみに、ネット掲示板では以下のようなコメントも見られるようです。
むしろ嫁自慢したくて訴えたんやないかと疑うレベル
ブスとは言えないなあ
なんというか評価できないわ
問題はブスかどうかなんて個人個人の主観の問題じゃなく 一般人をネチネチとネットで叩きまくった事やで
成功している芸能人やスポーツ選手などは悪質なネットユーザーから誹謗中傷の的にされることが多いですが、被害者側は今回の件のような損害賠償請求を起こして行けば抑止力につながるでしょう。
横浜ベイスターズ・井納翔一投手の妻を
— 家弓家 三代目 (@alpza518) 2018年2月17日
「このブスが嫁ならキャバクラ行くわ!」と、中傷したネット民
「賠償金払えず途方に暮れている」 #ldnews
今回の裁判は「匿名だから何をしてもいい」という無責任なネット民の認識をただす契機になるかもしれない。https://t.co/pUk0gqoj00
えーー!?
— ૭⁾⁾⁾⁾ ᓓ̸ᐠⱠ~ƕ! (@uDFTumeQcIZDXxs) 2018年2月3日
井納翔一の嫁ってブス??
私にはめちゃくちゃ可愛いんやけどw
横浜DeNAベイスターズ・井納翔一について総まとめすると・・・
横浜DeNAベイスターズで活躍している「ハマの宇宙人」こと、井納翔一さんについて総まとめしてきました。
井納翔一さんは高校卒業からプロ入りするまでに実に8年を要した苦労人だということが分かりましたが、努力し続けたことでエースの座も狙えるところまで来たようです。
井納翔一さんの嫁が匿名掲示板「野球界の噂」で誹謗中傷を受けた事件はまだ係争中のようですが、いずれ犯人の女性は200万円を支払うことになるでしょう。
ネットの匿名性を利用して他人を誹謗中傷するような卑劣な人間を抑止するためにも、こうした損害賠償訴訟が増えることが望まれています。