フィギュアスケーターの浅田真央さんがついに引退を表明しました。しかし、浅田真央さんの引退自体は何年も前から噂されており、なかなか引退発表できなったのには裏事情があったと噂されています。
この記事では、浅田真央さんの現在までの活動や引退に関するニュースをまとめています。
この記事の目次
浅田真央さんのプロフィール
出典:amazonaws.com
名前:浅田真央(あさだ まお)
出身地:愛知県名古屋市
生年月日:1990年9月25日
身長:163cm
体重:45kg
出身高校:中京大学附属中京高等学校
最終学歴:中京大学体育学部
所属:IMG TOKYO
浅田真央さんは、5歳のときに姉の浅田舞さんとスケートリンクへ遊びに行ったことがきっかけとなり、スケートを始めたとされています。
小学校6年(特例措置)で出場した全日本選手権で、不完全ながら3回転フリップ-3回転ループ-3回転トウループのコンビネーションジャンプを跳んだことで「天才少女」として注目を集める存在へと成長しました。
その後、ジュニアグランプリや全日本ジュニア選手権、全日本選手権(シニアクラス)、世界ジュニア選手権で1位(シニアクラスのみ2位)の好成績を収め、日本女子フィギュアスケート界・期待の星としてメディアで大きく報じられています。
浅田真央さんの圧倒的な実力は、彼女の過去のメダル獲得記録を見れば明らかです。
出典:https://ja.wikipedia.org/
シニア転向後も活躍は続き、NHK杯で歴代最高得点を叩き出す活躍での優勝。2007年世界選手権でも歴代最高得点で銀メダルを獲得。2008年四大陸選手権優勝。2008年世界選手権優勝。翌年以降も数々の大会で優勝を収めるなど、その才能を存分に発揮しました。
ソチオリンピックでは最終順位6位入賞。金メダルも期待されていただけに、不本意と言わざるを得ない苦しい結果に終わったとされています。この結果を受け、翌年以降1年間の休養に入ったものの、2016年には再びフィギュアスケートの舞台に復帰されています。
浅田真央さんは3年前から引退の可能性を示唆されていた【2014年】
出典:.infoseek.co.jp
引退を発表した浅田真央さんですが、今から2年以上前、その頃からすでに引退の可能性が取り沙汰されていました。
世界選手権後も、引退か現役続行かを明言していなかった浅田真央(23)が、5月中にも去就の結論を出すと報じられた。浅田は当初、7月末のアイスショーが終わるころに、今後の進退について表明するつもりでいたという。
「引退を考えていた浅田選手は、最低でも1年間の休養生活に入ろうとしていました。しかし、今の気持ちは『ハーフハーフ』と言うように、本人の気持ちは揺れ続けているようで、競技を続けるということも考え始めています」(スケート関係者)
浅田真央さんがなかなか引退できなかった理由とは?【2014年】
出典:http://www.chukyo-u.ac.jp/
浅田真央さんが引退するかしないかで揺れていた背景には、日本スケート連盟の思惑が関係していると女性自身が報じています。
ここまでの秘密工作をしてまで、連盟が浅田を「引退させない」のは、彼女に今、現役選手をやめられると連盟の収入が激減するからだ。
「全日本選手権と世界選手権を独占放送するフジテレビは、この10年で100億円を超える放映権料を連盟に支払っています。グランプリシリーズを含めて、テレビの放映権料は連盟に莫大なお金をもたらすのです。浅田選手が引退し、出場しなくなると、テレビ局は放送から撤退することも考えられます。連盟にとって“ドル箱”である浅田選手の現役はなんとしても死守したいのです」(フィギュア関係者)
浅田真央さんご本人の意向よりも、金儲けしか考えていない大人たちの思惑が優先されている現実に悲しくなります。
しかし、浅田真央さんと荒川静香さんのお陰で人気が爆発し、突然お金が入ってくるようになった連盟が金に目をくらませてしまったとしても無理はないのかもしれません。
しかも、悩ましいことに放映権料の問題は日本スケート連盟だけでなく、国際スケート連盟にまで関わるほどの大きな問題(ドル箱)とも言われています。
スポーツ紙デスクは、まず今回の大会の放映権料がまるまる懐に入る国際スケート連盟(ISU)が、引退を許さないだろうと予想する。
「放映権料は、今大会では1日5000万円にまで値上がりしました。これだけの大金が払われるのも浅田で客が呼べるからです。村上佳菜子あたりではまだまだ無理。ISUのチンクアンタ会長も、日本スケート連盟の橋本聖子会長に浅田に現役を続けるよう口説いてほしいと要請しているといいます。その日本スケート連盟も、高額なフィギュアのチケット収入で潤っていた財政が、浅田の引退で激減しては困る。連盟の幹部は陰に陽に圧力をかけて引退させないようにしています」
浅田真央さんが1年間の競技活動休止から復帰へ【2014年-2016年】
出典:http://blogimg.goo.ne.jp/
ソチオリンピックで6位入賞という不本意な結果に終わった浅田真央さん。金メダルも期待されただけに、「引退」の二文字まで囁かれる事態となりました。
ソチオリンピックから3ヶ月後の2014年5月19日。その後1年間の全試合出場を見送り、1年間の競技活動休養を発表したことも、引退の可能性により信憑性を持たせる結果となりました。
553日ぶりとなる復帰を果たす
「真央ちゃん、おかえりー」
四方から声援が飛ぶ。観客は応援タオルを掲げて彼女の復帰を温かく迎えた。久々のリンクの感触を確かめるかのように、『蝶々夫人』の曲に合わせて、彼女はふわりと舞い上がった。右へ左へ軽快にステップを踏む。演技後、観客の声援に応えるその表情には幸福感が満ち溢れていた。
引用:浅田真央が帰ってきた!父の逮捕も乗り越えて、トリプルアクセル跳んだ(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
2015年10月3日。実に553日ぶりとなる競技の場に復帰を果たした浅田真央さん。復帰戦となったジャパンオープンでは見事1位を獲得されました。
上位入賞するも「かつての圧倒的な強さはない」との評も
復帰戦の2015ジャパンオープンを見事1位という結果で飾った浅田真央さんですが、その後の大会での結果は、かつての圧倒的な強さからすると今ひとつ物足りない内容となってしまっています。
ISUグランプリシリーズ復帰戦となる中国杯を優勝で飾り、NHK杯では3位となりグランプリファイナルに進出するもグランプリファイナルでの出来はSPで3位、FSで6位と芳しくなく総合では最下位の6位に留まった[86]。フリー当日は体調を崩しており、フリー演技後に医師の診察を受けた結果「胃腸炎」と診断され、出場が予定されていたエキシビジョンをキャンセルし緊急帰国した[87]。
全日本選手権では3位となり伊藤みどりに並ぶ、11個目のメダルを獲得した。四大陸選手権と世界選手権の代表に選出されたが、世界選手権に集中するために、四大陸選手権は辞退した。2季ぶりの出場となった世界選手権では、シーズンベストを記録し、7位に入った[88]。
復帰の翌年以降も復調せず、現在まで厳しい結果が続いています。
2016-2017シーズン、グランプリシリーズのスケートアメリカで6位、フランス杯では9位と不振続きで、トリプルアクセルの解禁も全日本選手権まで遅れた[89][90]。全日本選手権も12位となり世界選手権代表を逃した[91]。
GP初戦のスケートアメリカは6位。そして2戦目となったフランス杯では、演技内容的にも悪い結果となり、さらに順位を下げて9位に終わった。GP出場22大会目にして、10年NHK杯の8位を下回る自己ワーストの成績を残すとともに、8度目となるはずだったGPファイナル進出を逃した。
引用:満身創痍の浅田真央。GPファイナルは逃しても「復活」の道は見える|フィギュア |集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva
浅田真央さん年内にも引退と報じられる【2016年】
出典:http://blog-imgs-59.fc2.com/
昨シーズンの成績も思わしくなかったことから「満身創痍」とまで言われるようになった浅田真央さん。26歳を迎えた彼女の身体はもはや限界との声もありました。
練習に取り組んできたオフの期間から、左ひざをはじめ、痛みが伴う故障が体のあちこちに出てきており、浅田にとって満足のいく練習を積むことができていないという。とことんまで練習で突き詰めるタイプの選手だけに、その練習で調子を上げることができない状況に陥っていることの影響が大きいことは否めない。
その証拠に、最も得意なジャンプである3回転フリップをしっかりと跳ぶことができていない。回転不足になったり、2回転になったりと、左ひざでタメを作って跳ぶフリップの3回転ジャンプがまともに入らないのだ。プログラム全体を通しても、しっかりと氷を蹴ることができていないのか、本来のスピードが見られない。そのために助走スピードが不足し、ジャンプの力強さが失われているようだ。
しかし、現在の膝の状態では、トリプルアクセルを跳びきるのも困難なのだ。「なんとも言えませんが、今季で“引退”という決断を下してもおかしくはない。それだけ、次の試合に賭けていたんですよ」(前同) そんな中、結局、GP第4戦でもトリプルアクセルを回避。9位という成績に終わった。
現在、浅田真央さんが師事している佐藤信夫コーチは「あえて休養しないことで、そのまま気持ちが途切れて引退となってしまわないよう」にキャリアを考えているそうです。
「本当のことを言えば、完全に休むのが一番いい。でも、そういうことができる年齢(26歳)でもないだろうし。休んだら、ほぼ終わりになっちゃうんじゃないかな、とも思う。そうなってくると『だましだましで』ということ。現状はそういう状態。本人も出たいという気持ちが強い。本人が納得できるように、本人の意志を大切にしている」
一般視聴者やファンからは、引退を歓迎する声も。
このようなコーチの意向に反して、一般視聴者やファンからは「もう引退してもいいのでは」との声が半数以上を占めていると伝えられていました。
「若い子たちに負けて悔しがる姿よりも、プロのアイスショーでのびのびした演技が見たい」(61歳男性)
「最近はますます女性らしい丸みを帯びた体つきになった。これまで日本中に元気を届けてくれたんだから、そろそろ恋でもして、女性としての幸せを感じてほしい」(75歳男性)
「本人が『辞めない』というのだからやらせてあげたいが、素人目にもそろそろ限界なのかもと感じてしまう。何より、最近は滑り終わった後に真央スマイルが見られないのが悲しい」(51歳男性)
世代交代の波
出典:http://www.fujitv.co.jp/
2018年の平昌五輪での引退を最終目標としているとされる浅田真央さんですが、五輪出場枠が埋まる2017年の世界選手権で彼女がその枠に入る可能性は低いと予想されていました。
昨年5月に1年間の休養から復帰。18年平昌五輪を「最終目標」としている。五輪の選手枠が決まるのは17年の世界選手権(ヘルシンキ)。仮に日本が3枠を確保したとしても、真央がそこに入るのは厳しい。
それどころか、妹分として活躍してきた村上佳菜子さんでさえ、平昌五輪への道のりは厳しいと報じられていました。
さらに、浅田に憧れて滑り続けてきた妹分の村上佳菜子も、平昌オリンピックへの道のりは厳しく、引退することが既定路線だという。女子フィギュアスケート界は世代交代が一気に進む様相だ。
村上佳菜子さんでさえ次の五輪が厳しいと言われる背景には、現在の女子フィギュアスケート界が「史上まれにみる大豊作」を迎えていることがあるとされていました。
その一方で、今の女子フィギュア界は史上まれにみる大豊作。次代を担う若手が、次々と育っている。「注目は、なんといっても宮原知子(18)。アクセル以外の5種類の3回転ジャンプを使うテクニシャンで、ミスも少なく“ミス・パーフェクト”と呼ばれています。昨年のGPファイナルで2位、今年の四大陸選手権で優勝と、世界王者を狙える実力の持ち主です」(前出のスポーツライター)
今回のGP初戦で3位に食い込んだ三原舞依(17)や、日英ハーフの美貌が注目される本郷理華(20)も、5種のトリプルを使いこなす有望若手だ。「弾ける笑顔が印象的な村上佳菜子(21)は高校の後輩だし、浅田に憧れてスケートを始めた永井優香(17)は浅田の十八番『蝶々夫人』を選曲するほどの信奉者。“真央のDNA”は、確実に受け継がれています」(前同)
そしてもう一人、その姿が昔の浅田とダブる選手が。「15年の全日本選手権で、浅田以来の中学生メダリストとなった樋口新葉(15)です。“ジェット噴射”と称される瞬発力とスピードは、どこか同じ年の頃の浅田を思い出させますよ」(同)
このような厳しい状況に加え、2016年12月25日に終了した全日本フィギュア選手権での結果も、浅田真央さん「引退」の可能性をより強めるものとなってしまいました。
その一方で、ファンが真央に注目したのは「引退」の2文字が現実味を帯びてきたからでもある。先月のフランス杯でもジャンプミスを連発。9位に終わると、涙ながらに「自信を失った」と漏らした。グランプリシリーズの自己ワースト順位を更新し、「全日本が最後になるかもしれない」という雰囲気をファンは感じていたのではないか。
全日本も過去最低の12位。真央の「ファイナル」は確実に近づいている。
浅田真央さんが正式に引退発表【2017年4月】
引退を報告したブログ
以前より引退が囁かれていた浅田真央さんですが、2017年4月に入りブログで引退を発表しています。
ソチオリンピックシーズンの世界選手権は最高の演技と結果で終える事ができました。その時に選手生活を終えていたら、今も選手として復帰することを望んでいたかもしれません。実際に選手としてやってみなければ分からない事もたくさんありました。復帰してからは、自分が望む演技や結果を出す事が出来ず、悩む事が多くなりました。
そして、去年の全日本選手権を終えた後、それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました。
このような決断になりましたが、私のフィギュアスケート人生に悔いはありません。これは、自分にとって大きな決断でしたが、人生の中の1つの通過点だと思っています。この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています。皆様、今までたくさんの応援、本当にありがとうございました」(原文まま)
http://mao-asada.jp/mao/news/2017/04/10/1025/
引退の真意とは?
浅田真央さんがTVの特番にて「体、心、技術が付いてこなくなった」と引退の真意について語っています。
「選手としてやる以上、人の心に残るようなことも大切かもしれないが、やっぱり結果を出していかなければ、選手としてやってる意味はないと思っているので、結果が出なくなっているのを自分で気付き始めて、体だったり心だったり自分の技術だったりが、どんどん付いていかなくなっていくのをすごい感じていたので、復帰する前とは現実は違うんだなと思いましたし、最終的には全日本で自分の結果を受け止めて、決めたことですね」
浅田真央さんが引退会見【2017年4月】
出典:twitter.com
浅田真央さんが引退会見
浅田真央さんが都内で会見を開き、引退の理由や今後等について語りました。
55分に渡る浅田真央さん引退会見の内容について特に重要な部分についてピックアップしました。
引退を考え始めた時期は?
浅田真央さんの引退は以前から報じられていましたが、引退を本格的に考え始めたのは2015年5月頃といいます。
選手を辞めようと思ったのは、15年5月に復帰した後から「ちょこちょこ感じていた。(最終的には昨年の)全日本を終えて無理だなと」と語った浅田。しかし「復帰からいい形でスタートできて、自分の口から『平昌へ行きたい』と言ってしまっていたので自分の中で引っかかっていた」と、引退を決意できなかったという。しかし「復帰しなければ分からなかったこと。未練や悔いはないです」と答えた。
そして、完全に引退を決意したのが2017年の2月のようです。
引退を決めたのは2月。昨年12月の全日本選手権で12位に沈み「終わったと思った」のがきっかけになったという。
後に「体、心、技術が付いてこなくなった」と述べているように、フィギュアスケート選手としての限界を感じたのが引退の理由のようですね。
今後の活動は?
はっきりとは述べていませんが、「フィギュアスケートに恩返しする活動をしたい」との意向を示しています。
今後に向けて「フィギュアスケートに恩返しする活動をしたい」との意向を示した。
結婚の予定は?
浅田真央さんはまだ結婚の予定はなく、会見の内容からすると彼氏もいないものと思われます。
会見の終盤、フィギュアスケートに関する質問が相次いだ中、「ご結婚のご予定はありますか?」と、“直球”の問いかけがぶつけられた。
浅田は「ご結婚のご予定ですか?ないです」と否定しつつ、「お相手がいれば、その方と一緒に帰れたんですけどね」とはにかんだ。
まとめ
以上、浅田真央さんの引退までをまとめました。
もはや満身創痍で、全身はボロボロ、次の五輪出場の可能性も限りなく低いとまで言われていた浅田真央さん。しかし、本人の意向でついに引退が発表されました。
一時代を築いた浅田真央さんの引退は寂しいことですが、彼女の今後の人生に期待したいですね。