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植田和男(日銀新総裁)の若い頃の経歴(高校)・実家の親&結婚した嫁と子供など家族・自宅を総まとめ

日本銀行第32代総裁に決定した植田和男さんですが、リフレ派なのかタカ派なのか話題です。

 

今回は植田和男さんの若い頃の経歴(中学・高校・大学)、家族(実家の親・結婚した嫁や子供)、自宅、日銀の今後の金融政策をまとめました。

植田和男は日本銀行の第32代総裁

 

植田和男(うえだ かずお)
生年月日:1951年9月20日
出身地:静岡県牧之原市

 

植田和男さんは、2023年4月より日本銀行の第32代総裁に就任する人物です。

 

これまでは日銀総裁のポストは、日銀か旧大蔵省出身の叩き上げエリートが就いていました。

 

そのため、第32代総裁には当時副総裁を務めていた雨宮正佳さんが有力視されており、学者出身の植田和男さんの抜擢はまさにサプライズ人事だったんです。

 

 

この記事では、そんな植田和男さんのこれまでの経歴や家族情報の他、金融政策の方向性について紹介します。

 

 

植田和男の実家や家族(両親)

 

植田和男さんの実家は、静岡県牧之原市です。

 

両親の職業などは非公開のため、詳しい生い立ちは残念ながら明らかになっていません。

 

しかし、植田和男さんは中学を卒業後、東京都世田谷区にある筑波大学附属駒場高校に越境入学しているため、実家が裕福だった可能性は高いでしょう。

 

 

植田和男の経歴や学歴① 中学卒業後は名門の筑波大学附属駒場高校へ

 

植田和男さんの少年時代は、本人の口から語られたことがなく、詳細は不明となっています。

 

親戚の談話によると、家に泊まりに来る際には、トランジスタラジオを持ち込み英語の勉強をしているような勤勉な少年だったとのこと。

 

そんな植田和男さんの出身中学も明らかになっていませんが、通っていたのは1960年代頃になるため、地元の公立中学校だった可能性もあります。

 

 

中学を卒業後の植田和男さんは、地元を離れ、東京都世田谷区にある筑波大学附属駒場高校に進学しました。

 

 

母校である筑波大学附属駒場高校の歴代OBが凄い

植田和男さんの母校である筑波大学附属駒場高校は、都内で1位、全国でも2位の偏差値を誇る超名門。

 

そのため、大学進学実績も別格で、2022年度は東京大学に97人もの合格者を出しています。

 

筑波大学附属駒場高校の主な進学実績(2022年度)
・早稲田大学75人
・ICU大学66人
・東京理科大学22人
・明治大学17人
・上智大学15人

 

 

そんな筑波大学附属駒場高校は、政財界にも多数の人材を輩出していることでも知られています。

 

筑波大学附属駒場高校の主なOB
・細田博之(政治家・衆議院議長や内閣官房長官などを歴任)
・後藤茂之(政治家・経済再生担当大臣や厚生労働大臣などを歴任)
・葉梨康弘(政治家・元法務大臣)
・水越浩士(神戸製鋼元会長)
・塚本隆史(みずほファイナンシャルグループ元会長)
・冨田哲郎(JR東日本会長)

 

 

植田和男の経歴や学歴② 高校卒業後は東京大学へ進学

 

東京大学に現役合格した植田和男さんは、当初は数学者を希望しており、理学部に在籍していたそうです。

 

しかし在学中に、もっと実社会と接点を持った研究をしたいと思い直し、大学卒業後の進路は大学院で経済学を学ぶことを目指します。

 

ただ、自主的に経済学を勉強していただけだったため、進学試験には不合格となってしまったようです。

 

 

実はアメリカ留学経験もあった

大学院への進学試験に失敗してしまった植田和男さんでしたが、就活の結果、日本生命の内定を勝ち取ります。

 

しかし学者への夢を諦めきれなかったため、日本生命に入社することなく、東京大学経済学部へ学士入学することになりました。

 

 

その後、1年の仮面浪人期間を経て、東京大学大学院経済学研究科に進学できた植田和男さんは、翌年はさらにアメリカのマサチューセッツ工科大学大学院に留学。

 

最終的には、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得しています。

 

 

植田和男の経歴や学歴③ 東京大学の教授にまで上り詰めていた

 

マサチューセッツ工科大学大学院を修了後の植田和男さんは、そのまま北米に残り、カナダのブリティッシュコロンビア大学で助教授を務めていた時期もありました。

 

その後、日本に帰国して、大阪大学や東京大学で教鞭を振るっています。

 

学者としての植田和男さんの主な経歴については以下の通りです。

 

1980年:カナダブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授
1982年:大阪大学経済学部助教授
1989年:東京大学経済学部助教授
1993年:東京大学経済学部教授
2005年~2007年9月:東京大学大学院経済学研究科長
2005年:東京大学大学院経済学研究科教授

  • 2017年:東京大学名誉教授

 

日本政府との関わりも深かった

経済学者として華麗な経歴を誇る植田和男さんですが、学外でも活躍していました。

 

1985年~ 1987年:大蔵省財政金融研究所主任研究官
1998年~-2005年:日本銀行政策委員会審議委員
2005年 ~ :サントリー学芸賞政治・経済部門選考委員
2008年 ~: 日本政策投資銀行社外取締役
2011年4月 ~ 2012年6月 日本経済学会会長

 

 

東京大学を定年退職後、共立女子大学の教授、日揮ホールディングス株式会社の社外取締役なども務めています。

 

 

植田和男の若い頃がイケメンだと話題に

植田和男さんは、70歳を過ぎた今ですらイケメンとの声が聞かれます。

 

 

 

 

そんな植田和男さんの学生時代の画像は公開されてはいませんが、中年くらいの頃の画像では、確かに精悍な顔つきのイケメンですよね。

 

また、言動も非常に紳士的だったため、女性にはとにかくモテたらしく、「経済学者で一番のモテ男」との異名もあったといいます。

 

植田氏は、秀才でイケメン、やさしくて気配りもある。「和んで語り合うととても楽しい。女性がひかれるのはよく分かる」と語る学者仲間もいる。かつては、「経済学者でいちばんのモテ男」と冷やかされることもあった。

 

引用:《日銀総裁人事の舞台裏》「理論には誠実だが、女性には…」“経済学者イチのモテ男”植田和男氏(71)がサプライズ起用された“異次元の理由”とは

 

そんな植田和男さんは、女性にモテすぎたためか、婚約していた女性とは別の女性と結婚したというエピソードもあり、今なら炎上しそうな意外な過去もあるようです。

 

 

植田和男の若い頃のエピソード① ゼミが超人気だった

 

大学教授時代の植田和男さんのエピソードとして、主催するゼミが東大内で高い人気を誇っていたことが知られています。

 

ゼミはかなり本格的で、英語力がなければ門前払いだったそう。

 

「植田ゼミでの具体的な議論内容ですが、当時だとゴールドマン・サックスが定期的に出すマーケットの英字レポートを翻訳し、そこから読み取れる世界経済で起きている問題に関して討論し合う、といったことを週1で行っていました。ほかにも、石油価格関連の資料、FRB(米連邦準備理事会)の統計や経済動向に関するレポートの原典にあたり、それをベースにディスカッションをしたりしました」

 

引用:元・植田和男ゼミ生が今だから内情ぶっちゃけ!「東大の中でもエリート集団」「単位とれない」「ゴールドマンサックスレポートを自力翻訳」

 

そのため、ゼミには優秀な学生たちが集い、日銀の政策審議委員を務めていた都合上、正式な単位科目ではなかった時期ですら、3倍以上の倍率があったと言われています。

 

 

そんな植田ゼミの教え子たちの中には、関東学院大学経済学部の教授を務める中泉拓也さんなどがいます。

 

 

植田和男の若い頃のエピソード② 危うく投資で失敗しそうに

 

 

日本有数の経済学者である植田和男さんですが、投資に失敗しそうになった経験もあるそうです。

 

バブル時代にワラント債関連の商品を3000万円分ほど買ったものの、購入の1か月後に株価が暴落。一時期は300万円まで価値が下がってしまったといいます。

 

ただし、損切りせずに保有し続けたところ、1年で元の価値まで回復という奇跡が起こったため、損失自体はなかったようです。

 

 

植田和男の若い頃のエピソード③ 飲みにケーション好き

 

植田和男さんは大のお酒好きで、飲みにケーション好きのようです。

 

そのため、ゼミ生との飲み会なども頻繁に催していたとのこと。

 

ちなみに、カラオケ好きでもあり、高橋真梨子さんの名曲「桃色吐息」が十八番だそうです。

 

 

植田和男の若い頃のエピソード④ 銀座で豪遊

 

お酒やカラオケ好きな植田和男さんは、夜のお店好きでもあったらしく、2000年には週刊誌に銀座通いをスクープされたこともありました。

 

〈日銀最高幹部が連夜の六本木クラブ「同伴豪遊」!〉(2000年6月9日号)と題された記事によれば、植田氏は日銀本店から黒塗りの公用車で六本木に向かい、20代前半とみられるホステスと1人1万5000円ほどする高級寿司店で食事を堪能。その後、ホステスが勤めるクラブに同伴出勤したというのだ。しかも、その日だけでなく、複数回にわたって豪遊していたことが明らかにされた。

引用:《日銀総裁人事の舞台裏》「理論には誠実だが、女性には…」“経済学者イチのモテ男”植田和男氏(71)がサプライズ起用された“異次元の理由”とは

 

 

 

これらの数々のエピソードを踏まえると、植田和男さんは優秀な経済学者である一方で、堅物一辺倒な人物ではないようですね。

 

 

植田和男が結婚した嫁も学者・子供は娘が2人

 

 

植田和男さんは、同い年の経済学者で、日本女子大学家政学部の教授を務めていた植田敬子さんと結婚しています。

 

敬子さんは兵庫県出身で京都大学卒なうえ、若い頃は京都産業大学で講師や助教授を務めた才女です。

 

2人の馴れ初めは明かされていませんが、学会などで顔を会わせるうちに親しくなったのかもしれませんね。

 

 

子供は2人

植田和夫・敬子さん夫妻の間には、娘が2人誕生しています。

 

娘2人は一般人のため、詳しい情報は不明です。

 

ただ、母親である敬子さんは、1990年代末に子育てがひと段落したことを理由に、マサチューセッツ工科大学大学院に留学しているため、娘たちは現在は40代だと思われます。

 

 

植田和夫の年収

 

日本を代表する経済学者である植田和夫さんだけに、年収の方も気になりますよね。

 

近年の植田和男さんは以下のようなポストに就いていました。

 

・共立女子大学の教授
関大大学の客員教授
・日揮ホールディングス株式会社の社外取締役
・日本政策投資銀行の社外取締役
・サントリー学芸賞政治・経済部門選考委員

 

名誉はかなり大きいですが、一方でどれもがっつり稼げる・・・といったポストではありません。

 

・私立大学の教授の年収相場:1000~1300万円
・私立大学の客員教授の年収相場:300~500万
・上場企業の社外取締役の平均年収:663万円

 

そのため、植田和男さんの近年の年収は3000万円くらいだったと思われます。

 

ちなみに、日本銀行総裁の年収も3515万円だと言われており、責任の重さの割に稼げない職業かもしれません。

 

 

植田和男の自宅

 

植田和夫さんの自宅は、東京都新宿区にあります。

 

新宿区の平均坪単価は375.6万円もあるため、豪邸を建てるのは厳しかったようですが、資産価値はゆうに1億円はありそうな自宅ですよね。

 

 

植田和夫はリフレ派?タカ派?今後の日銀の政策はどうなる?

 

植田和夫さんの日銀総裁就任で多くの国民が関心を寄せているのは、今後の日銀の金融政策の行方です。

 

植田和男さんは元々、日銀のゼロ金利政策導入を下支えした関係者の1人でした。

 

日銀の独立性と透明性を高めた新日銀法が施行された1998年4月に、東京大学教授から審議委員に就任した。97年11月の山一証券や北海道拓殖銀行などの破綻による金融システム不安などを背景に日本経済が不況に陥る中、速水優総裁の下で実施されたゼロ金利政策や量的緩和政策を理論面で支えた。

 

引用:日銀総裁に植田元審議委員を起用、副総裁に内田、氷見野両氏-報道

 

また、2000年8月に日銀がゼロ金利政策の解除を試みた際は、融政策決定会合で反対票を投じしているため、理念的にはハト派(リフレ派)のようです。

 

 

日銀総裁就任でリフレ政策は修正か?

理念的にはリフレ派である植田和夫さんですが、現在の日本国の総理大臣を務める岸田文雄さんは反アベノミクス政策だと言われています。

 

 

そのため、岸田政権下で日銀総裁に就く植田和男さんも、本人の理念とは別に、異次元緩和を修正するのではないかと見る向きが多いようです。

 

ブルームバーグ・エコノミスクスの増島雄樹シニアエコノミスト

「植田氏の次期日銀総裁起用はサプライズ人事となろう。同氏は日銀政策委員会で現在優勢なハト派寄りスタンスよりも、ややタカ派寄りな中立姿勢をもたらすだろうと考えられる。報道後の円急騰もそうした方向を示す」

 

引用:日銀総裁に植田元審議委員を起用、副総裁に内田、氷見野両氏-報道

 

ただ、植田氏は現状維持を基本としながらも、長期間続いた異次元緩和策の検証を行い、副作用についても考えていくとし、場合によっては政策変更もあるかもしれないとする含みはありました。恐らく急激な変更はないにしても、緩やかな政策変更は行っていくのでしょう。

 

引用:外国人投資家が日本の利上げに超期待…日銀再起動で市場大荒れ! プロが選ぶ最強「植田株」

 

 

 

 

植田和男のまとめ

 

植田和夫さんは2023年4月に日銀総裁に就任する人物です。

 

本人はリフレ派の一方で、岸田政権の意向から引き締めの金融政策をとる可能性があるのでは、と見られています。

 

植田和男さんの今後の動向が、日本のみならず世界から注目を集めています。

 

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