岡村靖幸さんは3度に渡る覚醒剤での逮捕されながらも、現在まで愛され続けてきた天才の呼び声高いシンガーソングライターです。
岡村靖幸さんの天才と言われる理由や、人気の高い代表曲4曲の紹介、結婚や現在について詳しくまとめましたのでご紹介します。
この記事の目次
岡村靖幸のプロフィール
岡村靖幸(おかむら やすゆき)
別名: 磯野栄太郎(いその えいたろう)
生誕: 1965年8月14日
出身地: 兵庫県神戸市
学歴: 新潟県立新潟東高等学校中退
シンガーソングライターの岡村靖幸さんは父親の仕事の関係で小学校と中学校合わせて7回の転校を経験しておりしており、最も短いスパンでは3ヶ月でした。
中学校時代にはすでに作詞作曲をしており、学校の文化祭で友人3人と教室で初めてライブを披露したとか。このライブが思いのほか大反響だったことから、岡村靖幸さんは本格的に音楽の道を目指すことを意識し始めました。
高校に進学した岡村靖幸さんは、作曲に関する本格的な機材を購入し、作詞作曲に打ち込んでいくようになりました。
岡村靖幸の経歴…高校中退後の1986年に歌手デビュー
岡村靖幸、高校中退してプロへ
1986年にソロデビューを果たした岡村靖幸さん
岡村靖幸さんは高校3年生の時にどういう進路に進むのか迷い、結局答えを見つけられないまま高校は退学してしまいました。
その後岡村靖幸さんは19歳の頃に、雑誌で見かけた「EPICソニー」のディレクターの電話番号に電話番号をかけデモテープを持ち込みました。
これがきっかけで才能認められて、岡村靖幸さんは1986年に「Out Of Blue」でソロデビューを果たしました。
岡村靖幸は音楽の天才だった
一躍スター歌手となった岡村靖幸さん
岡村靖幸さんは楽曲提供の時のようなそのアーティストに合わせた作り方ではなく、自身の曲は自分の個性をいかに表現できるかに重点を置いて作成しました。
ブラックミュージック、ロック、ポップスなど様々な音楽ジャンルに精通しており、それらをミックスされた独自の個性を持つ楽曲が日本の音楽シーンには新鮮であり熱狂的なファンを多く獲得。
1987年にファーストアルバム「yellow」をリリースすると、その後約1年ペースでアルバムをリリースし続け、それぞれの楽曲のセンスが幅広い層から支持され次第に岡村靖幸さんは「天才」と呼ばれるようになっていきました。
また、岡村靖幸さんはレコーディングに於いてすべての楽器を自ら演奏するスタイルでも知られ、こうしたこともやはり天才と言われる所以なのでしょう。
岡村靖幸さんは1990年代に傑作と言われるアルバム「家庭教師」をリリースしたあと、表舞台を降りて裏方に回ることが多くなりました。
1991年から2000年代前半にかけては、吉川晃司さんや渡辺美里さんなど他のアーティストの楽曲提供をするプロデュース業に専念しており、数々の名曲を生み出してきました。
岡村靖幸さんの楽曲の特徴といえば、他のアーティストにはないグルービーで奇抜なサウンドと、甘酸っぱい恋や性の衝動など青春を思い出させてくれるようなピュアさを感じさせる歌詞、そして岡村靖幸さんのパワフルかつ艶のある歌声でしょう。
特に岡村靖幸さんは中学高校とバスケットボール部に所属していたこともあり、バスケに関する歌詞も多く散見されます。
ちなみにプロのミュージシャンにもファンが多く、岡村靖幸さんが音楽シーンに置いて「天才」と呼ばれるわかりやすいエピソードとして、アルバム「家庭教師」を聞いた「Mr.Children」の桜井和寿さんも「打ちのめされた」と評していました。
個性が強すぎるあまり、いわゆる王道的なメジャーにはなり得ませんが、いちど聞くとその世界観にドはまりしてしまう人も少なくないようです。
岡村靖幸の代表曲4選【動画あり】
① あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
リリース年: 1990年10月10日
収録アルバム: 4thアルバム「家庭教師」
この曲は前述のように傑作と言われてアルバム「家庭教師」に収録されている1曲で、青春時代の繊細な心の動きを描いたピュアな曲になっています。
「僕」と言う1人称を使ったバスケットボールをしている男の子の恋愛を甘酸っぱい歌詞に乗せて歌っており、心地良いながらも切ないような気持ちにさせてくれる楽曲に仕上がっています。
② だいすき
リリース年: 1988年11月2日
収録アルバム:3rdアルバム「靖幸」
この曲はタイトル通り「大好き」と言う気持ちをストレートに伝える歌詞がキュンとさせてくれる歌で、現在もなお岡村靖幸さんのライブでは必ず歌われる定番曲となっています。
③ カルアミルク
リリース年: 1990年12月1日
収録アルバム:4thアルバム「家庭教師」
カルアミルクといえば、まだお酒になじめていない青春時代に登竜門として飲んだ人も多いと思いますが、ちょっと大人になりたいと背伸びをしている感じが伝わってくるしっとりとして落ち着いた雰囲気の楽曲に仕上がっています。
失恋した男性が、当時彼女と飲んだカルアミルクを思い出しながら思いを馳せる甘酸っぱい失恋ソングです。
④ 聖書(バイブル)
リリース年: 1988年9月21日
収録アルバム: 3rdアルバム「靖幸」
この曲は青春時代のピュアな気持ちを描きながらも、ブラックミュージックのような大人っぽいかっこいい楽曲に仕上げられています。
ライブではシャウトやダンスなどどことなくマイケル・ジャクソンを思わせるようなスタイリッシュさで、岡村靖幸さんの真骨頂が見られるが曲でしょう。
岡村靖幸は結婚してる?…過去には川本真琴と熱愛の噂もあった
岡村靖幸さんは結婚しておらず独身を貫いてきた
岡村靖幸さんは2020年現在で50歳超えていますが、これまでに結婚した事は1度もありません。
ただ、楽曲提供した川本真琴さんとの熱愛が報じられたこともあり、一時は結婚説も浮上するなど親密な関係を見せていたことから結婚に興味がなかったわけでは無いのかもしれません。
それを示すように、岡村靖幸さんはファッション雑誌「GINZA」において、連載中のコラム「田中 結婚への道」を執筆し同名の本も出版しています。
この本は、岡村靖幸さんがミュージシャンや俳優、女優、作家など著名人30人と結婚についての本音を語り合ったもので、岡村靖幸さんが結婚したいのか、結婚したくないのか、結婚したいがあえてしないのかなど本音が垣間見えるでしょう。
少なくとも結婚についてのコラムを連載すると言う事は、岡村靖幸さんは結婚に対して強い興味があったと言う事は間違いないと思います。
岡村靖幸の薬物逮捕歴…覚醒剤で3度逮捕され2度も服役していた
岡村靖幸、1度目の覚せい剤逮捕【2003年1月】
最初の逮捕では報道されなかった
岡村靖幸さんは2003年1月に覚せい剤取締法違反により逮捕され、初犯だったことから懲役2年・執行猶予3年の判決が言い渡されました。
何故かこの時はマスコミで報じられることありませんでしたが、当時岡村靖幸さんは「電気グルーヴ」の石野卓球さんとユニット「岡村と卓球」としてシングルやアルバムのリリースが決定していましたが白紙となりました。
岡村靖幸さんは逮捕から半年後の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」のステージをもって活動再開をしました。
岡村靖幸、2度目の覚せい剤逮捕【2005年4月】
懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けた
岡村靖幸さんの2度目の覚せい剤逮捕は2005年4月で、渋谷区にあるレコード店のトイレで覚せい剤を使用し、その数日後に警察官から職務質問を受けた際に薬物検査をされ陽性反応が出て逮捕に至りました。
この時岡村靖幸さんは執行猶予中であり、そのことから懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けて刑務所に服役することとなりました。
逮捕の後、岡村靖幸さんは当時所属していた事務所に契約解除の申し入れをし承諾され、それにより2005年5月にファンクラブ「DATE」は閉会しオフィシャルサイトも閉鎖されました。
岡村靖幸、3度目の覚せい剤逮捕【2008年5月】
3度の逮捕でもファンの前に戻れた岡村靖幸
出所した岡村靖幸さんは2007年に新曲の発表やライブツアーを行うことを発表し、ようやく覚せい剤を断ち切って完全復活かと思われた矢先の2008年2月5日に3度目の覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまいました。
再開していたファンクラブ「DATE」はついに解散となり、予定されていた公演は当然中止、岡村靖幸さんのオフィシャルサイトにはファンクラブとコンサート事務局の二箇所から謝罪文が発表されました。
その後2008年5月2日に初公判が行われ、同月8日に行われた判決公判で懲役2年の実刑判決が言い渡されました。
なお、3度も覚せい剤で逮捕されファンを裏切るってしまったことについて岡村靖幸さんは「プレッシャーに負けて覚せい剤に手を出してしまいました」と初公判の場で供述しています。
さすがに短い期間の間に3度も覚せい剤で逮捕されてしまった岡村靖幸さんは、完全にファンに見放されたかと思えばそうではなく、同じく「天才」と言われる「 CHAGE and ASKA」のASKAさんのようにその後音楽シーンに復活しファンに支持され続けてきました。
岡村靖幸の現在…精力的に音楽活動をしていた
現在も精力的に活動している岡村靖幸さん
岡村靖幸さんは3度目の覚せい剤逮捕後は完全に薬物とは縁を切ることができたようで、現在までに逮捕や覚せい剤使用の噂など当たっていません。
そして、現在もシンガーソングライターや音楽プロデューサーとして活躍しており、毎年全国ツアーを開催し精力的に活動続けています。
ライブのみならずテレビ番組にもゲスト出演することもあることから、やはり岡村靖幸さんの音楽的才能は埋もれさせるには惜しいと感じているいる番組関係者が多いと言うことでしょう。
岡村靖幸さんは音楽活動以外にも声優デビューもしており、2020年1月11日公開の長編アニメ映画「音楽」に登場する主要キャラクターを努めています。
薬物で潰れていってしまうアーティストも少なくない中で、岡村靖幸さんは支え続けてきてくれたファンのために覚せい剤を断ち切る努力をしてきたのかもしれません。
これからも岡村靖幸さんは長く音楽シーンにおいて「天才」的な楽曲を生み出し続けることでしょう。
岡村靖幸も槇原敬之もテレビ出てるしすぐ戻って来られるでしょ
— ゆえに (@yueni3) March 12, 2019
最近前よりも薬物うるさいにも関わらず岡村靖幸がテレビ出てるってことはもう薬物本当にやってないんだろうな
— まる (@bz1maru6inaba) March 13, 2020
もう逮捕されてほしくない…
岡村靖幸についてまとめると…
・岡村靖幸さんは過去に川本真琴と熱愛の噂があったが、現在まで一度も結婚しておらず独身を貫いている
・岡村靖幸さんは3度も覚せい剤で逮捕され、2度の服役経験がある
・岡村靖幸は3度の逮捕歴があるにもかかわらず、現在も問題なくテレビやラジオに出演している
ASKAさんの度重なる覚せい剤逮捕の時も、世間は天才であることを免罪符にするべきではないと言う論調もありましたが、やはり唯一無二の音楽センスと言うものは過去の過ちでは失われるものでは無いようです。