2020年9月27日、大人気女優の竹内結子さんが40歳という若さで亡くなり、死因が「自殺」と発表された事で日本中に衝撃を与えています。
ここでは竹内結子さんがなぜ自殺したのかについて、生い立ちや家庭環境などこれまでに報じられた内容からまとめつつ、一部から出ている他殺説などについてもまとめました。
この記事の目次
竹内結子の死因は「自殺」とだけ発表されている
大人気女優だった竹内結子さんが、2020年9月27日に亡くなり日本中に衝撃が走りました。
竹内結子さんの詳細な死因は発表されておらず「現場の状況から自殺とみられる」とだけ発表されています。遺書は残されていませんでした。
竹内結子さんは2019年2月に後輩俳優の中林大樹さんとの再婚を発表しており、2020年1月には中林さんとの間に子供が誕生した事も発表されたばかりでした。
週刊誌やテレビの情報番組などでは、竹内結子さんが夫婦仲の良い日々を送っている様子や、子育ての様子などが度々報じられていたため、人々の間では、竹内結子さんは一体なぜ自殺したのか?という疑問が渦巻いています。
ここでは、これまでに報じられている情報などから判明している、幸せの絶頂のように見えた竹内結子さんがなぜ自殺したのかの理由らしきいくつかの説についてまとめていきます。
竹内結子はなぜ自殺したのか① 三浦春馬の自殺が関係
竹内結子さんが亡くなる約2ヶ月前の7月18日、大人気俳優の三浦春馬さんが30歳という若さで亡くなりました。三浦春馬さんも死因は「自殺」とだけ発表されています。
三浦春馬さんと竹内結子さんは2019年に公開された映画「コンフィデンスマンJP」で共演しています。この共演で竹内結子さんと三浦春馬さんは意気投合し、撮影後も連絡を取り合い姉弟のように仲の良い関係を築いていたそうです。
この事から、竹内結子さんは三浦春馬さんの自殺に影響を受け衝動的に自殺を選んだのではないかとする見方がかなり有力になっています。
この説の根拠として、発表された2人の自殺方法がクローゼット中での首吊りと共通していた事などもあげられています。
誰かの自殺に影響を受けて連鎖的に自殺が起こる場合、その自殺方法などが模倣されるケースはしばしば見られるという事なので、竹内結子さんの自殺に三浦春馬さんの自殺が何らかの影響を及ぼしたという説にはかなり信憑性が感じられます。
竹内結子はなぜ自殺したのか② 産後うつの状態だった
竹内結子さんは、2020年1月に子供を出産したばかりだったという事で、「産後うつ」の状態だったのではないかとする声も出ています。
竹内結子さんは前の夫の中村獅童さんとの間に長男がおり、2度目の出産でしたが、専門家によれば、産後うつは第一子出産後に限らず、第二子以降の出産でも起こり得るそうです。
竹内結子さんは第二子出産後に受けたインタビューで体調の不具合を訴えていたとの報道も出ています。
竹内さんは第2子出産後の年明け早々、自ら体調の不具合を女性誌で訴えていた。 〈わかっていたつもりでしたが眠れないし、もらった風邪は治らないし…。赤ちゃんのお世話は本当に大変ですね。育児の常識も長男のときとは変わっていることが多くて、育児雑誌で離乳食について調べたりしています〉
こうした辛い状況に加えて、新型コロナウイルス蔓延の影響で周囲に手助けを頼みづらく、より一層苦しい状態に追い込まれていたのではないかとの見方も出ています。
竹内結子はなぜ自殺したのか③ 複雑な家庭環境や生い立ちが関係
実は、竹内結子さんは複雑な家庭環境で育った生い立ちを持っており、これが自殺に関係しているのでないかと注目されています。
竹内結子さんは「理不尽なほど厳しかった」と関係者からの証言が出ている父親と、優しい母親との間に3人姉妹の末っ子として生まれた生い立ちを持ちます。
竹内結子さんが中学生の頃に母親はガンを患い、闘病生活に入ったのですが、何とのその闘病期間中に両親が離婚。しかも、両親は周囲に離婚の事実を隠しそのまま生活を続けていたそうです。
そして、竹内結子さんが14歳の頃に母親が39歳という若さで亡くなります。思春期の竹内結子さんが大きなショックを受けたのは間違いありませんが、なんとその母の死の翌年、父親は母の友人だったという女性と再婚しています。
ある関係者は、竹内結子さんは母の死からわずか1年後に、母の友人だった女性とすぐに再婚した父親に複雑な感情を抱いたのではないか?と話されていました。
しかも、この父親の再婚相手は3人連れ子がおり、竹内結子さんは突然6人きょうだいになってしまいます。母を失った傷を癒す間もなく、大きく家庭環境が変化するな中で竹内結子さんは家庭の中に居場所を無くしてしまったようです。
竹内結子さんは、桜井亜美さんの小説「サーフ・スプラッシュ」の解説文を書いているのですが、その中で、当時の自分の家族や父親について下のように書いていました。
「足早に台所を通り過ぎる時、一人の人間として父が必要とした女の人が、彼女の子供のために食事の支度をしている。晩の食卓の賑(にぎ)やかな景色が、私にはガラス越しのものに見えた」「私は父に人生を好きに生きてくれたらいいと思っていた。連れ子という荷物がいることを面倒に感じられたくなかったのだ」
引用:竹内結子さん 複雑な家庭環境の中で孤独な思春期を過ごしたことを小説の解説文に寄稿…桜井亜美さん著「サーフ・スプラッシュ」
竹内結子さんは、自分の継母を「父が必要とした女の人」、その連れ子の事を「彼女の子供」と書いており、明らかによい感情を持っていなかった事が伝わります。
また、竹内結子さんは生前仕事関係者に、自分は複雑な家庭で戻る場所がないと話していた事なども明らかにされています。
また、9月28日付「スポニチアネックス」記事によれば、竹内さんが仕事関係者に「私、ちょっと複雑な家庭なんで戻る場所なんてないんです。だから、この世界で絶対に頑張らなきゃいけない」と話していたという証言を紹介している。
思春期の竹内結子さんは、家族の中に居場所を無くし、自分を幼い頃から最も可愛がってくれた存在だという母方の祖母の家にいる事が多かったのだそうです。
この母方の祖母は竹内結子さんにとって最も大切な家族だったのではないかと思われますが、竹内結子さんが女優として成功した後、父親がこの母方の祖母の財産を母方の親族に無断で処分した事が原因で父と母方の親族の間でトラブルが生じ、竹内結子さんはこの母方の祖母と会う事が難しくなってしまったという事です。この事は、竹内結子さんを深く傷つけたのではないかと想像されます。
こうした複雑な家庭環境や生い立ちは、竹内結子さんの心に負担をかけ続けていたのかも知れません。
竹内結子はなぜ自殺したのか④ マネージャー交代やスタッフ刷新による仕事環境の変化
竹内結子さんが亡くなる2年半ほど前に、竹内結子さんをデビューから育てたという所属事務所社長が退任し、それに関係して竹内さんが深く信頼していた20年来の女性マネージャーが担当を外れるという事があったそうです。
また、同時に竹内結子さんのヘアメイクなどのスタッフも刷新されてしまい、竹内さんの仕事環境は大きく変化していたようです。
「デビュー時から竹内さんを支え、離婚騒動のときも助言を続けた敏腕女性マネジャーが、2年半ほど前に異動になりました。新しい担当者が来てからそれまでのヘアメイクさんなどのスタッフが刷新されたので、竹内さんの心境にも変化があったのかもしれません」
これによって竹内結子さんがショックを受けたといった報道は出ていないのですが、20年以上も自分を支えてくれた信頼するマネージャーが去り、気心の知れたスタッフ達が入れ替わったという事が、竹内結子さんの心理状態に影響を与えた事は十分に考えられるかと思います。
竹内結子はなぜ自殺したのか⑤ 柴咲コウの独立に焦りも
竹内結子さんは、40歳の節目に事務所から独立する事を考えていたとの関係者からの証言が報じられています。
この関係者の証言によれば、竹内結子さんは前述した社長退任とマネージャー交代や、同世代の人気女優である柴咲コウさんや中谷美紀さんの独立を受けて、自分も独立したいという気持ちを強めていたという事だったようです。
彼女も40才という節目に独立することも考えていたようです。竹内さんを育て上げた社長の退任と20年来の担当女性マネジャーが変わったというタイミングもあったかもしれません。中谷美紀さん(44才)や柴咲コウさん(39才)など同世代の女性が独立した影響もあったと思います
特に柴咲コウさんは竹内結子さんとプライベートでも仲が良かったそうなのですが、それだけに竹内結子さんは柴咲コウさんに対抗意識のようなものも持たれていたとも言われています。
そのため、あるテレビ関係者からは「柴咲コウさんの独立に焦る気持ちもあったのではないか?」とする見解が示されています。
また、この事務所独立に関しては、夫の中林大樹さんが同じ事務所に所属しているという関係から、竹内結子さん個人の問題ではなく夫婦の問題も絡んでいたのではないか?と推測する向きもあるようです。
「夫の中林さんも同じ事務所です。独立といっても夫婦の問題にもなり得る。新たな挑戦をしたい竹内さんと事務所に残ってしっかり安定した生活を送っていきたい中林さんと意見の衝突はあったでしょう」
ただし、これはあくまでもこの方の推測のようで、竹内結子さんと夫の中林大樹さんの間に独立をめぐって対立があった事を明言するものではありません。
竹内結子はなぜ自殺したのか⑥ 自殺ではないとする他殺説や陰謀論も
インターネット上では、竹内結子さんはそもそも自殺ではなく、他殺だとする説が蔓延しています。
他殺説の根拠となっているのは、同じく他殺説が囁かれる三浦春馬さんと自殺方法が同じである事や共に遺書が発見されていない事。竹内結子さんが亡くなる直前に家族と一緒に普段と同じように食事をしており、その後竹内結子さんが1人になって亡くなるまでに1時間の謎の空白の時間がある事(中林大樹さんはこの空白の時間について、疲れているのだと思ってそっとしておいたと話している)。生まれたばかりの子供を残して命を断つとは思えない事などがあげられています。
さらには、竹内結子さんはアメリカの情報機関CIAや、秘密結社のイルミナティに殺害されたとする陰謀論までもが囁かれています。
ただ、こうした他殺説の根拠になっているもののほとんどは、発信者の想像や妄想が元になっており、信憑性の高そうな証拠は一切示されていません。
色々な考えがあるかとは思いますが、明確な証拠を示す事なく他殺説や陰謀説などを広める事は多くの人に迷惑がかかりますし、何よりも不謹慎なので避けた方が良いのではないかと思います。
まとめ
今回は、竹内結子さんがなぜ自殺したのかという疑問に対して、これまでの報道などで上がっている「自殺の理由らしきもの」についてまとめてみました。
ここでは、これまでの報道などで出た、竹内結子さんがなぜ自殺したのかについての考えを別々にまとめましたが、どれかが答えを示しているというより、実際にはこれらが複合的に重なって自殺につながったと考えるべきです。
また、竹内結子さんの心の中だけに、自殺を選ぶほどの何か重大な理由があったのかも知れません。
結局のところ、真実は竹内結子さん本人にしかわからない事です。他殺説や陰謀説などあまりに突飛な説を明確な根拠を確認しないまま信用して騒ぎ立てる事は不謹慎ですし、関係者に迷惑がかかるので避けた方がよいです。
今はただ、竹内結子さんのご冥福を祈りましょう。