「全盲の天才ピアニスト」として知られるピアニストの辻井伸行さんが話題です。
この記事では辻井伸行さんを天才と評する声やその生い立ち、実家、父親や母親、兄弟などの家族や、小学校から大学までの学歴、ピアノの実力や年収、彼女の存在や結婚などについてまとめました。
この記事の目次
- 辻井伸行(盲目の天才ピアニスト)のプロフィール
- 辻井伸行は天才ピアニストと言われている
- 辻井伸行の生い立ち
- 辻井伸行の実家は神奈川県横浜市の辻井産婦人科医院
- 辻井伸行の家族① 父親は産婦人科医の辻井孝さん
- 辻井伸行の家族② 母親は元フリーアナウンサーの辻井いつ子さん
- 辻井伸行の家族③ 兄弟はおらず一人っ子
- 辻井伸行の学歴① 筑波大学附属盲学校小学部
- 辻井伸行の学歴② 都立久我山盲学校中学部
- 辻井伸行の学歴③ 東京音楽大学附属高等学校(ピアノ演奏家コース)
- 辻井伸行の学歴④ 上野学園大学(演奏家コース/ピアノ専門)
- 辻井伸行のピアノの実力は?
- 辻井伸行の年収は1億円から2億円ほどと推定されている
- 辻井伸行の彼女や結婚情報
- まとめ
辻井伸行(盲目の天才ピアニスト)のプロフィール
辻井伸行のプロフィール
生年月日:1988年9月13日
出身地 :東京都豊島区
身長 :非公表(168cmは誤情報)
血液型 :O型
辻井伸行さんは、眼球が成長しない「小眼球症」という障害を持ち、生まれた時から目が全く見えませんが、幼少時代から天才的なピアノの才能を発揮して子供時代からピアニストとして注目されました。
2009年6月にアメリカで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝に輝き、それ以来国際的評価を高め、以来、カーネギーホールでのリサイタルや、イギリス最大の音楽祭「プロムス」への出演、ウィーン楽友協会の演奏会などを成功させ、世界中の音楽愛好家からの絶賛を集めています。
辻井伸行は天才ピアニストと言われている
辻井伸行さんは全盲の天才ピアニストと呼ばれるなど、その天才性がよく語られています。
辻井伸行さんは生後8ヶ月でショパンの「英雄ポロネーズ」のリズムを身体を使って見事に取り始め、1歳5ヶ月でピアノを習い始めると、2歳になる頃には母が何気なく口ずさんでいたメロディーを即座にコピーして卓上ピアノで再現するという辻井伸行さんの天才さを示すエピソードはよく知られています。
辻井伸行さんは、全盲なので当然ながら楽譜を見て演奏する事ができませんが、幼い頃から点字楽譜をほとんど用いずに耳で聞いてコピーし演奏されてきたようなので、譜面通りに弾く事が求められるコンクールなどでは酷評される事もありました。ただ、技術的な部分を超越した天才性が伝わってくるといった声が多く上がっており、その点も辻井伸行さんの魅力の1つとなっているようです。
ピアニスト辻井伸行、天才は凄過ぎる…練習を聴いただけでクラクラする。上手いとかではない、圧倒的な何かが凄い。。。
— ひで Mぉ (@Mo_Sax) November 21, 2010
辻井伸行の生い立ち
辻井伸行さんの生い立ちについてみていきます。
辻井伸行さんは、1988年9月13日に東京都豊島区で生まれました。父親は産婦人科医、母親は元フリーアナウンサーで、家族で産婦人科を経営する裕福な家庭でした。既に触れた通り、辻井伸行さんは「小眼球症」という障害があり、生まれつき目が見えませんでした。
しかしその音楽の天才的な才能に気がついた母により、ピアノなどの音楽の環境が整えられ、辻井伸行さんは毎日ピアノと触れ合いながら成長しました。
5歳の時、両親とともに海外旅行でサイパンを訪れた辻井伸行さんは、ショッピングセンターに置かれていたピアノを弾きたいと駄々をこね、母はお店の人に頼み込んで弾かせてもらえる事になったそうです。
辻井伸行さんがそのピアノを弾き始めると、すぐに周囲に人だかりが出来始め、驚きの声と大きな喝采が湧き上がったのだそうです。両親もその光景に釘付けになってしまったそうで、まだ幼かった辻井伸行さんも、通りすがりの人々が自分の演奏で喜んでいる事にとても嬉しそうだったそうです。
辻井伸行の実家は神奈川県横浜市の辻井産婦人科医院
出典:https://www.tsujii-sanfu.jp/
辻井伸行さんの生い立ちでも触れましたが、辻井伸行さんの実家は産婦人科医院を経営されています。
辻井伸行さんの実家が経営する産婦人科医院は、神奈川県横浜市青葉区にある辻井産婦人科医院です。
この辻井伸行さんの実家の産婦人科医院で分娩の予約をすると、同病院で産婦人科医を務める辻井伸行さんの父親が妊婦さんに「お腹の赤ちゃんと一緒に聴いてください」と辻井伸行さんのCDをプレゼントしてくれるのだそうです。
辻井産婦人科医院
— みこ⭐️🇫🇷🐞 (@miko_s_m) January 22, 2018
『分娩の予約を頂いた方には、ピアニスト辻井伸行のCDを差し上げています。
お腹の赤ちゃんへも一緒に聴かせてあげてください。』
お父さん素敵(*´ω`*)♡ #身になる図書館 https://t.co/JaZcUkeDBq
辻井伸行の家族① 父親は産婦人科医の辻井孝さん
出典:https://e-bookdaisukihonpo.com/
辻井伸行さんの家族についても見ていきます。
ここまででも触れたように辻井伸行さんの父親は産婦人科医で、辻井孝さんという方です。父親(辻井伸行さんの祖父)の辻井信孝さんも産婦人科医だった事から、帝京大学医学部へと進学し、卒業後に産婦人科医になられています。
辻井伸行さんの父親の孝さんは、医師という職業柄もあって現実的な考え方をする人物だったようで、幼い日の辻井伸行さんに音楽の才能を感じた母親が、「将来はピアノでいいところに行けるかも」と考えてピアノ一筋の道へ進ませようと考えた時も、父親の孝さんは最初「プロのピアニストはそんなに甘い世界じゃない」と言って反対の立場だったそうです。
ただ、その後、辻井伸行さんのピアノを弾く事に対する情熱や、レッスンに取り組む姿勢、その演奏で周囲の人々に感動を与える姿を見て考え方を変え、ピアノ一本で行くという辻井伸行さんを応援されるようになったようです。
辻井伸行の家族② 母親は元フリーアナウンサーの辻井いつ子さん
辻井伸行さんの母親は、元フリーアナウンサーの辻井いつ子さんという方です。
辻井伸行さんの母親の辻井いつ子さんは1960年生まれの東京出身で、1986年に辻井伸行さんの父親の辻井孝さんと結婚され、2年後の1988年に辻井伸行さんを出産されています。
辻井伸行さんが生まれてすぐ医師から一生目が見えるようにならないとの宣告を受けた母親の辻井いつ子さんは強いショックを受けられたそうですが、生後8ヶ月の頃に辻井伸行さんの音楽の才能に気がつき、その才能を何としても伸ばしてあげたいと強く想われたそうです。
辻井伸行さんの母親の辻井いつ子さんは、心から楽しそうにピアノを演奏する幼い日の辻井伸行さんの演奏をひたすら褒めてその才能を伸ばされたのだそうです。
辻井伸行の家族③ 兄弟はおらず一人っ子
辻井伸行さんには兄弟はおらず、一人っ子で、両親との3人家族です。
全盲という大きなハンデを持って生まれた辻井伸行さんのサポートに全力を尽くそうとの思いであえて兄弟を作ろうと考えられなかったのかも知れません。
辻井伸行の学歴① 筑波大学附属盲学校小学部
辻井伸行さんの学歴を見ていきます。
辻井伸行さんの出身小学校は「筑波大学附属盲学校小学部(現在の名称は視覚特別支援学校)」です。筑波大学の公式ウェブサイトの2009年のニュースリリースにて、辻井伸行さんが同校の出身である事が紹介されていました。
6月7日,米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで,辻井伸行さん(筑波大学附属盲学校(現在は視覚支援学校)小学部を2001年3月卒業)が,見事優勝されました。
辻井伸行さんは、この小学生時代からその天才ピアニストぶりを発揮し始め、7歳で全日本もう学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部1位。
10歳の時に三枝成彰スペシャルコンサートにて、大阪センチュリー交響楽団と共演してデビュー。
11歳の時には、全国PTNAピアノコンペティションD級で金賞に輝き、12歳の時には、サントリーホールにて第1回ソロリサイタルを開催し喝采を博し、翌年にはすぐに第2回ソロリサイタルを開催しています。
辻井伸行の学歴② 都立久我山盲学校中学部
辻井伸行さんの出身中学は「都立久我山盲学校中等部」です。
辻井伸行さんは14歳の中学2年生だった2002年10月15日に、東京オペラシティでリサイタルを開いています。この時は伝統あるプロオーケストラ「京交響楽団」との共演でも話題を集めました。
音楽界で注目されている全盲の少年ピアニスト辻井伸行君(14)が10月15日夜、東京オペラシティ(東京都新宿区)のホールでリサイタルを開きます。都立久我山盲学校中学部2年生。
一部ウェブサイトでは、辻井伸行さんが筑波大学附属盲学校小学部からそのまま同校の中学部に進学したとの情報がありますが、朝日新聞のコラム「天才の育て方」で辻井伸行さんが紹介された記事で、同校の進学面談時に「ピアノだけでなく勉強にもついてきてほしい」と言われたことから、ピアノに理解の都内の中学へ進む事にしたとの内容が書かれているので、筑波大学附属盲学校中学部に進学したという情報は誤情報です。
そんな孝がピアノへの道を認めたのは、筑波大付属盲学校小学部に通っていた伸行が中学部に進む時だ。中学部の進学相談で「ピアノだけやるのではなく、学校の勉強にもしっかりついてきてください」と言われた。
ピアノか勉強か。「二兎(にと)を追う者は一兎(いっと)をも得ず」と言ういつ子に孝も賛成した。中学はピアノに理解がある都立の盲学校へ進んだ。
辻井伸行の学歴③ 東京音楽大学附属高等学校(ピアノ演奏家コース)
辻井伸行さんの出身高校は「東京音楽大学附属高等学校」のピアノ演奏家コースです。
辻井伸行さんは高校時代にピアニストとしての評価を大きくあげました。高校1年生の時には東京交響楽団の定期コンサートに出演、2年生の時には、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団との共演も果たされています。
ただ、この頃に出場したショパン国際ピアノコンクールでは、観客からの大喝采を浴びたものの、譜面読みが正確でない事を酷評されてファイナルへの出場は叶いませんでした(ただし、ショパンコンクールは出場するだけでも凄い)。なお、この時にも「ポーランド批評家賞」を受賞されていて一定の評価は得ています。
辻井伸行の学歴④ 上野学園大学(演奏家コース/ピアノ専門)
出典:https://www.billboard-japan.com/
辻井伸行さんの出身大学は「上野学園大学」の演奏家コース/ピアノ専門です。
大学時代の辻井伸行さんは、20歳だった2009年にアメリカで開催された「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で、日本人として史上初となる優勝を果たしました。
これをきっかけに国際的にも高く評価されるようになり、海外での活躍の場を増やされ、2011年にはアメリカのカーネギーホールでリサイタルを開催されています。
辻井伸行のピアノの実力は?
辻井伸行さんのピアノの実力については、目が見えないから騒がれているだけで大した事がないという否定的な意見が一部あるようです。
ただ、ピアノを幼少時代から長年やっているような人々はほとんど、辻井伸行さんのピアノの実力は技術的な面でも才能的な面でも素晴らしいと口を揃えています。
また、日本国内では目が見えないという点が注目されがちですが、海外では目が見えないという事は関係なく純粋にピアノの実力で評価されます。辻井伸行さんはクラシック音楽の本場である海外各地でもリサイタルを開いて成功させ絶賛を得ています。この事が何よりも辻井伸行さんのピアノの実力を示していると言えます。
辻井伸行の年収は1億円から2億円ほどと推定されている
辻井伸行さんの年収にも注目が集まっています。
辻井伸行さんは年収を公表されていませんが、インターネット上では、1億円から2億円はくだらないのではないかと見られているようです。
辻井伸行さんの推定年収の根拠については、辻井伸行さんのピアニストとしての人気や知名度から、1公演につき200万円から300万円ほどの報酬と仮定し、年間約70公演をこなしている事から、年収を1億数千万円から2億ほどではないかと推定しているものが多いです。
加えて、辻井伸行さんはCDもリリースされているので、その収入などを加えて、年収は2億数千万円というのが有力となっています。
辻井伸行の彼女や結婚情報
辻井伸行さんはこれまでに彼女の噂は出た事がありません。なお、理想のタイプとしてフィギュアスケーターの浅田真央さんの名前を挙げられていた事がありました。
辻井伸行さんは目が見えませんが、浅田真央さんのスケートを滑る音を聞いて、こんなに美しい音で滑る人は美しい人だと思うと話され話題を集めました。
また、辻井伸行さんは現在はまだ結婚はされていません。特に結婚について話された事もないようです。
まとめ
今回は「全盲の天才ピアニスト」として知られるピアニストの辻井伸行さんについてまとめてみました。
辻井伸行さんは生まれつき目が全く見えませんが、人の心に染み渡るようなピアノの旋律を奏で天才と呼ばれ人気を集めています。生い立ちについては、元アナウンサーの母親と産婦人科医の父親の間に生まれ、幼い頃から天才的な音楽の才能を示し、ずっとピアノと触れ合いながら成長されました。
実家は神奈川県横浜市の産婦人科医院で、父親と母親、兄弟はおらず一人っ子の3人家族で育っています。
学歴については、筑波大学附属盲学校小学部、都立久我山盲学校中等部を経て、東京音楽大学附属高等学校、上野学園大学と音楽の名門校を卒業されています。
ピアノのの実力については、一部から譜読みが正確でないなどと酷評を受けていますが、幼い頃からピアノを続けている人々のほとんどは、技術の面でも表現力の面でも素晴らしいと評価されています。
年収についてはその人気や公演回数などから1億円から2億円はくだらないのではと推定されています。
また、辻井伸行さんは彼女の噂はこれまで出た事はなく、現在のところ結婚もされていません。