「Dragon Ash」のベーシストで、2012年46歳の若さで急逝されたIKUZONEこと馬場育三さんが話題です。
ここでは、IKUZONEさんのプロフィールや、結婚などの私生活、タトゥーや薬が原因などと噂される死因、彼がどれほど愛されていたかがわかるメッセージなどについてまとめました。
この記事の目次
Dragon Ashベース・IKUZONE(馬場育三)のプロフィール
IKUZONEこと馬場育三のプロフィール
生年月日:1965年11月1日
没年月日:2012年4月21日(享年46歳)
出身地 :東京都八王子市
身長 :170cm
血液型 :A型
IKUZONE(イクゾーン)こと馬場育三さんは、日本を代表するミクスチャーロックバンド「Dragon Ash」のベーシストです。
「Dragon Ash」のメンバーの中では唯一の年長者で、1990年にピンキー青木さんが結成したパンクロックバンド「Pinky & The Crazy Love Machine」にベーシストとして参加後、「Dragon Ash」のメンバー募集オーディションを経て加入。
バンド経験豊富な年長者として若手時代の「Dragon Ash」を牽引し、彼らを日本を代表するミクスチャーバンドにまで成長させた立役者といっても過言ではない伝説的ベーシストです。
「X JAPAN」のカリスマ的ギタリスト・hideさんに憧れ、腕にはhideさんのタトゥーを彫り、hideさんが急逝した後、泥酔しhideミュージアムの壁に落書きをするという伝説を残しています。
ファンから愛され、メンバーからの信頼も絶大だったIKUZONEさんでしたが、2012年4月21日、46歳という若さで突然この世を去り、メンバーやファンは悲しみに暮れました。
IKUZONEさんは誰よりも「Dragon Ash」を愛し、応援してくれるファンを心から大切にした人であり、今なお絶大な人気を誇ります。
今回は、永遠に「Dragon Ash」のベーシストであるIKUZONEさんについて見ていきます。
Dragon Ashベース・IKUZONE(馬場育三)の結婚など私生活
私生活は謎が多いIKUZONEさんですが、2010年5月1日に一般女性と結婚されているようです。
IKUZONEさんは、2011年5月に自身のInstagramに、ケーキの写真とともに以下のコメントを投稿されています。
てな、わけけで。五月一日に去年入籍して、一年がたち。共通の友人と、細やかな記念日。
IKUZONEさんが写真のケーキには「AIKO」「IKUZO」「JUNKO」と書かれているので、この「AIKO」さんか「JUNKO」さんのどちらかが、IKUZONEさんの結婚相手で、どちらかが「共通の友人」ではないかと推測されますが、はっきりした事はわかりません。
IKUZONEさんの結婚については「Dragon Ash」ファンの間でもあまり知られていませんでした。
結婚に限らず、私生活はかなり謎が多いIKUZONEさんなのですが、twitterやInstagramなどのSNSには黒のトイプードル、愛犬の「魔犬ダレル」くんが度々登場し、とても可愛がられている様子を見ることができます。
Dragon Ashベース・IKUZONE(馬場育三)のタトゥーがかっこいい
IKUZONEが右腕に入れていたhideのタトゥー
IKUZONEさんは右腕にリスペクトする「X JAPAN」のギタリスト・hideさんのタトゥーをいれていましたが、背中から胸にかけても大きなタトゥーを入れていました。
IKUZONEの背中のタトゥー
IKUZONEさんの背中のタトゥーは赤い方が悪魔のようなイメージを持つ翼、青い色の方は、天使のようなイメージを持つ翼といったデザインです。
このタトゥーの意味については語られておらず不明なのですが、IKUZONEさんはとても細やかな心を持ち、人間をかなり深いところまで見つめているような方だったので、自分の中にある悪魔と天使のような両面性や、人間の善と悪だけでは計れない深い部分などを表現されたのではないか?といった想像をさせます。
Dragon Ashベース・IKUZONE(馬場育三)の死因は「急性心不全」…薬の噂も?
IKUZONEさんの死因は「急性心不全」と発表されています。それではなぜ急性心不全を起こしたのかという事ですが、これには色々な噂があり、中には違法な「薬」によるものではないかというものもあるようです。
下はIKUZONEさんが死の前日に呟いたツイートです。
昨日があって今日があって、繰り返してる舞い日を、少しでもね
— Ikuzone a.k.a 馬場 育三 (@Teine_IkuIku) April 19, 2012
昨日よりって今日もあって、塗り替えする舞い日を、少しでもと
祈りと実り 苦痛と恍惚 悩みと悔やみ 理想と空想
アールコールとニコチンと 愛して病まない人々が
私を活かしてして、繰れるノです 私を異化して、眩れるノです。
このツイート、どこか幻想めいていて、普通の精神状態ではなかったのかな?という印象を受けます。普段のIKUZONEさんはあまりこうしたツイートはされておらず、かなり意味深に受け取られ、一部からは、IKUZONEさんが薬でぶっ飛んでいたのでは?という声も出たのです。
しかし、この薬が死因の噂については根拠は一切なく根も葉も無い噂です。IKUZONEさんには尖ったミュージシャンのイメージが強かったためこうした噂が浮上したのでしょう。
Dragon Ashベース・IKUZONE(馬場育三)に噂されている他の死因
実は、IKUZONEさんは喘息の持病を抱えており、喘息の発作で何度か救急搬送された事があります。もともと気管系が弱かった事もあって、本人も自分は長生きできないと悟っているような雰囲気が感じられる時がありました。
IKUZONEさんはロックミュージシャンらしくタバコや酒を愛していたようで、喘息の持病を抱えているにも関わらずタバコや酒で負担をかけた事が死因になってのでは?との見方もあるようですが、こちらについても根拠はありません。
そのほか、上でも触れましたが、IKUZONEさんは背中に大きなタトゥーを入れていました。この事から、IKUZONEさんの死因はタトゥーが原因による肝不全ではないか?という噂が流れました。しかし、IKUZONEさんの死因は急性心不全と発表されている通り、これはガセネタです。
タトゥーに使用されるインクなどによっては、肝臓に悪影響がある事は医学的にも指摘されているため、IKUZONEさんのタトゥーと突然すぎる死が関連づけられてこうした死因の噂が出てきたのでしょう。
さらに、死因が「急性心不全」とだけ発表された事や、葬儀が近親者のみで執り行われた事などから、自殺だったのでは?という噂もあるようですが、これについても根拠はありません。
IKUZONEさんは非常に優しく繊細な方だったので、こうした様々な噂が出るのも無理からぬ事かも知れません。
今はただ、IKUZONEさんの冥福を祈りましょう。
また、IKUZONEさんに花を手向けたいとの思いからか、お墓の場所を知りたいという声も多いようですが、こちらも一般への公開はされていません。IKUZONEさんの出身地は東京都八王子で、父親のお墓も八王子にあるようなので、おそらくはIKUZONEさんのお墓も八王子のどこかだと推測されます。
Dragon Ashベース・IKUZONE(馬場育三)はファンから愛されていた
IKUZONEさんの突然の死には、多くのファンから悲しみのメッセージが寄せられました。どれだけIKUZONEさんがファンや関係者から愛されていたかが分かる内容ばかりなので、その一部を紹介します。
Dragon Ashの馬場さんと言えば、昔「FANTASISTA」のPV撮影で観客役で参加した時、長丁場の撮影で疲れる皆を気遣って挨拶しに来てくれたり、優しい人だなぁと思ってた。あと、松本亀吉さんとの連載も印象深く。…惜しまれます。ご冥福をお祈り申し上げます。
— いんどじん (@indojin_indie) April 24, 2012
10年位前、Dragon Ashのファンタジスタのプロモ撮影に参加したときに馬場育三さんにサインをしてもらったことがあります。すごく嬉しかった。気さくに写真撮影応じてくれたりとてもファンを大事にしてくれる紳士的な方でした。ご冥福をお祈りいたします。
— IZOM《座右の銘👉一度きりの人生を最高の人生に!》 (@izooooooom) April 24, 2012
Dragon Ash内でただひとりの年長者、馬場育三。年齢をごまかしてDragon Ashのオーディションに参加し、加入して16年。カッコイイ姿、チャーミングな姿、俺がリプすると必ずDMで返事してくれたり、いつもあなたはファンには優しい方でした。
— ぴでお (@azs_to_friend) April 24, 2012
@kskalternative 数年前だけど、働いてるお店にご来店してみんなでサインねだりに行ったら快くしてくれて、私はファンデのケースにしてもらったら「最近の化粧品は質がいいなぁ!」って冗談でパタパタ塗ってくれて、最近の面白いバンドのお話ししてくれたよ!!
— 🌈VJ ちゅん@マジLOVEキングダム🐥🌈🏰🌟 (@aya69) April 24, 2012
6年前くらいかな。馬場さんにサインしてもらったキャップ。最初は赤ペンで書こうとしてくれたんだけど、インクが全然出なかった。「あ、ごめ〜ん」って言いながら青ペンに持ち替えて書いてくれました。その場面が蘇ります。 pic.twitter.com/SuvbLEdA
— Dice-K (@DiceK0812) April 24, 2012
ここで紹介したメッセージはほんのごく一部です。IKUZONEさんがどれほど周りを大切にされ、愛されていたかが伝わってきます。
まとめ
今回は、ミクスチャーロックバンド「Dragon Ash」のベーシスト・IKUZONEこと馬場育三さんについてまとめてみました。
IKUZONEさんは、若いバンド唯一の年長者として、デビューしたばかりの「Dragon Ash」を牽引し、彼らを国内を代表する人気バンドに成長させた存在でした。
ファンをとても大切にし、ファンからも大変愛されたIKUZONEさんは、2012年に46歳の若さで突然この世を去りました。
IKUZONEさんの死因は「急性心不全」とだけ発表されたため、その原因については「薬」やタトゥーが原因の肝不全、自殺、タバコや酒が原因説など様々な噂が出ましたが、いずれも根拠のない噂です。
現在もIKUZONEさんは多くのファンや関係者から愛され続けています。生前「死ぬ事より死んだあと忘れられるのが怖い」と話されていたIKUZONEさんですが、これから先もIKUZONEさんは多くの人々の心の中に存在し続けるのは間違いありません。
最後に改めてIKUZONEさんの冥福を祈りたいと思います。