夫と生まれたばかりの子供を残して2010年にマンションから飛び降り自殺をした山本真純アナですが、産後うつであったことが判明しています。
この記事では、山本真純アナの経歴や夫と子供など家族の現在、そして死因や自殺騒動の詳細についてまとめてみました。
この記事の目次
山本真純のプロフィール
山本真純(やまもと ますみ)
生年月日:1976年6月11日
出身地:東京杉並区
山本真純、女子新御三家出身でリケジョだった
山本真純さんは、「女子新御三家」としても名高い名門進学校・豊岡女子学園高校を卒業後は、学習院大学理学部化学科に進学しております。
所謂リケジョだった山本さんですが、大学時代は映像系サークル「放送研究部」に所属するなど文化系の一面もあったとか。
山本さんが所属していた頃の「放送研究部」には、1年先輩に山本モナさんがいた他、3年先輩にも元TBSアナ・木村郁美さんがいるなど、かなり豪華なメンバーだったそうですね。
大学を卒業後は日本テレビに入社することとなった山本さんは、ニュース・情報畑で頭角を現すこととなり、「NNNニュースプラス1」や「NNN Newsリアルタイム」といった報道番組で活躍していました。
山本真純の性格とは?…スポーツ好きでリーダー的ポジションだった
リケジョで文化系というと「気難しい性格だったのではないか?」と思われがちな山本真純さんですが、実際のところは明るく社交的な性格だったそうで、男女分け隔てなく交流があり友達が多いタイプでした。
マリンスポーツ好きで遊びも良く知っていたという山本さんは、2009年3月には潜水士の資格も取っていたとか。
そんな山本さんは、同期入社のアナウンサーたちの交流会の幹事役を買って出ることも多かったそうで、リーダーシップも持ち合わせていたと言われております。
99年同期の中でも中心的な存在で、幹事役を買って出たりしていました。余裕があって、遊びも知っていて、スポーツもやっていて、うつ病になりやすい人には見えませんでした。男性にも女性にも人気があり、友人もたくさんいました。
山本真純の家族情報…夫はマリンスポーツインストラクターだった
山本真純、夫は海外でも活躍するマリンスポーツインストラクターだった
女子アナとして順調なキャリアを築いていた山本真純さんですが、2009年3月にマリンスポーツインストラクターの男性・Aさんと結婚しています。
2人の馴れ初めについては、山本さんの趣味の1つだったスクーバダイビングを通じて交流が生まれ、交際・結婚に至ったそうですね。
Aさんは世界を主戦場に活躍するマリンスポーツインストラクターだったため、結婚後の2人は基本的に別居生活だったと言われております。
山本真純、新婚早々に子供が生まれていた
山本真純さんは、結婚早々に妊活に成功していたようで、2010年の年明けより産休に入ると同年の2月に第一子である長男を出産しています。
夫であるAさんについては、既に決まっていた仕事をキャンセルするわけにはいかなかったのか、山本さんの妊娠の一報を聞いても海外でマリンスポーツインストラクターの仕事に励んでいたようですね。
そのため、さすがに出産には立ち会ったと思われるAさんですが、妊娠中や出産後の山本さんのサポートについては、山本さんの実家の両親が代行していたと言われております。
山本真純は2010年に自殺した…死因は産後うつだった
山本真純、2010年7月に仙台市内のマンションから飛び降りていた
出産後は、育児休暇を活用しながら東京・杉並区にある実家で暮らしていた山本真純さんでしたが、2010年7月27日になると、宮城県仙台市青葉区内にある高層マンションから飛び降り自殺を決行しています。
東京生まれの東京育ちであった山本さんが仙台に足を運んでいた理由については、現地に住む祖父に息子の顔を見せるためだったとか。
ちなみに、自殺現場となったマンションは、仙台在住の富裕層たちが住むセレブ向け物件だったらしく、祖父の住まいではなく山本さんの実家が所有する別荘の1つでした。
自殺後の山本さんの所持品からは、「私を愛してくださったすべての皆さま、ありがとうございました」といった文面の未送信メールが残されていた携帯電話も見つかっていたようですね。
山本さんの突然の自殺の一報に対しては、ネット上でも驚きの声が上がっていました。
山本真純アナウンサー自殺らしいけど、いつもこういうニュース見て思うんだけど、本当に自殺なのか? そもそも自殺する人がいるなんてことが信じられん。死ぬ気でやれば何でもできるのに・・
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) July 27, 2010
山本真純、自殺の原因は産後うつだった
34歳の若さで亡くなってしまった山本真純さんですが、当時の日本テレビでは女子アナの自殺が相次いでいたため、「職場トラブルが原因ではないか?」との声も上がっていました。
山本真純が自殺!?マジで!?米森麻美、鈴木君枝、日テレの女子アナって自殺しすぎじゃない!?怖いよ日テレ!
— からさわげんじろう (@hotarugenji) July 27, 2010
しかしながら、騒動後にマスコミの取材に答えた兄の話によると、山本さんの自殺の原因は産後うつであったそうですね。
子供5ヶ月か。一番辛い時期だな。会話を全くせず、昼も夜も無く、未だろくに眠る事もできず、産前にはまだあった体力と気力が底をついた頃。この頃、自分が死ななければ子供が危ないのではと追いつめられる母は多い / 自殺した山本真純アナ 「産後う… http://htn.to/J8zWub
— くじら (@kujira_aoi_blue) July 28, 2010
社交的で明るい性格だった山本さんが、家族に弱音を吐き始めたのは2010年4月頃からだったそうで、同年の5月に病院で診断を受けたところうつ病を発症していたことが発覚しました。
兄によると、山本アナは2月に出産。約2カ月後に様子が変化したという。「(妹は)『すべてにおいて自信がない』と言っていたが、子育てなどはやれていました。やれているのにやれないっていう絶望感が襲っていたのは、うつの症状の一つと理解していました。子供のこと、だんなさまのこと、将来のことが引っかかっていた」。また、「子供を育てる自信がない」「明るい未来が見いだせない」などという電話もあった。その後、山本アナは5月19日に病院で診察を受けうつ病と診断されたという。
そのため、山本さんの仙台行きに対しては、実家の両親も同行していたのではないかと思われます。
山本さんの自殺が、母子の無理心中事件にはならなかった理由に関しては、両親が息子の面倒を見ている隙に、山本さんが自殺を敢行したということなのかもしれませんね。
山本真純の命を奪った産後うつとは?
山本真純さんの命を奪ってしまった産後うつに関しては、出産後の女性の10~15%程度が発症するメジャーな病気となります。
・気分の浮き沈みが激しくなる
・極度の疲労感に襲われる
・些細なことで怒りやすくなる
・得体の知れない深い悲しみを覚えるようになる
・理由もなく涙を流すようになる
マタニティーブルーも軽度な産後うつの一種だと言われており、こちらの症状が数週間以上経っても収まらない場合は産後うつの危険性があるそうですね。
産後うつの発症原因については、出産後の女性ホルモンの乱れや育児による睡眠不足に加えて、夫婦関係の良し悪しなども影響してくるとか。
一般的なうつ病のように、几帳面でまじめな女性がかかりやすいといわれる。出産を喜べない環境や状況にあったり、夫から支援が得られないといった場でも、なりやすいそうだ。
そのため、山本さんの場合は出産後も夫と離れて暮らす生活環境が育児への過度のプレッシャーに繋がり、産後うつを発症してしまったのかもしれませんね。
ちなみに産後うつは、悪化してくると睡眠・摂食障害や自殺願望といった症状も出てくるそうなので、山本さんの場合は病状がかなり進行していたことが分かります。
山本真純の家族の現在…夫や子供の近況情報はなかった
山本真純さんの死後、取り残されてしまった形となった夫・Aさんや息子ですが、その後の続報というものは存在しないようです。
とはいえ、Aさんが海外での仕事がメインなマリンスポーツインストラクターであることを踏まえると、息子に関しては、山本さんの実家の両親が引き取り育てているのではないかと思われます。
山本真純についてまとめてみると…
山本真純さんに関しては、海外での仕事がメインな夫と別居婚をした影響などもあり、産後うつを発症してしまい非業の自殺を遂げてしまった女子アナとなります。
山本さんのご冥福を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。