「龍が如く」シリーズのヒットでお馴染みなゲームクリエイターの名越稔洋さんですが、2020年には「チー牛」発言で炎上も経験しています。
この記事では、名越稔洋さんの経歴や身長などプロフィール、昔と現在の顔の変化、結婚情報、病気と手術、そしてチー牛発言での炎上と現在をまとめました。
この記事の目次
名越稔洋とは
名越稔洋(なごし としひろ)
生年月日:1965年6月17日
出身地:山口県下関市
名越稔洋、数々のヒット作を世に送り出してセガの役員にもなっていた
名越稔洋さんは、大手ゲーム会社「セガ」に所属するゲームクリエイターとなります。
ゲームクリエイターとしての名越さんの出世作は、1994年に発売されたアーケードゲームの「デイトナUSA」になっております。
こちらのゲームは、アーケードのドライブゲーム史上に残る大ヒット作となったため、プロデューサーを務めた名越さんの名前がゲーム業界で轟くきっかけとなりました。
名越さんはその他にも「龍が如く」シリーズや「モンキーボール」シリーズといったヒット作のプロデューサーを担当しており、ヒットメーカーの名を欲しいままにしていました。
そんな名越さんは、当然ながら「セガ」でも出世を果たしており、2011年以降は取締役を歴任していたそうですね。
名越稔洋の経歴…美大卒で元々は映画制作志望だった
名越稔洋、セガ入社後は鈴木裕の部下だった
名越稔洋さんは、東京造形大学映画学科に在学中の頃は、映画業界への就職を目指していたそうですね。
とはいえ、世はバブル時代なれど、映画業界は大不況の真っ最中だったため就職は叶わず、1989年に「セガ」へ入社することになりました。
当時のセガは、CSゲーム機の「メガドライブ」を発売した直後だったものの、アーケードゲーム方面でも名高い企業だったため、名越さんは体感ゲームを開発する第8研究開発部に配属されたそうですね。
第8研究開発部は、後に「バーチャファイター」シリーズの生みの親となった鈴木裕さんが率いる「セガ」の精鋭部隊でした。
一方で名越さんは、入社までにコンピューターに触れたことがないアナログ人間だったため、当初は第8研究開発部に自分が配属されたことが不思議で仕方がなかったとか。
この辺の事情については、適性検査の結果、名越さんのストレス耐性が1万人に1人レベルの高数値だったことが、精鋭部隊に抜擢された理由だったようですね。
名越稔洋、デザイナーだが雑務処理の時代が続いた
第8研究開発部に配属されて以降の名越稔洋さんについては、デザイナーという身分だった一方で、お使いだの雑用ばかり任されることになりました。
とはいえ、退社時刻が近づくと「これ明日までにやっといて」と先輩より仕事を割り振られたため、ゲーム制作自体には携われていたそうですね。
名越 その時点で徹夜になるのは間違いないんですけれど、人がいないオフィスで時間を気にせずじっくり絵を描けるというのは、俺は楽しかったし、価値がある時間だと思っていました。ただ、一生懸命作ったモノでも翌日見せると「何だこれ」とボツにされたりするんですけれど。
引用:セガ・名越稔洋が語るクリエイター活動30年史。200億稼いだ『デイトナUSA』開発秘話と、初めて明かす師・鈴木裕への想い【特別企画 前編】
名越さんの何でも屋時代は、入社後数年くらい続いたらしく、第8研究開発部主導で「セガ」が「マッキントッシュ」を導入した際には、クレーム処理担当状態になってしまったこともありました。
名越 で、いざそのアンケートを見てみたら「使えない!」っていう意見が大量に寄せられて。それは慣れ親しんだツールから一斉に新しいものに変わったら、当たり前ですよね。しかも、当時はApple製品が世界を席巻するなんて思ってもいない時期ですから。彼らからすれば、俺は“イカれた上司の指令に従順なバカ野郎”なんですよ。それこそアンケートに「死ね」とかも書かれるくらいでしたね。
引用:セガ・名越稔洋が語るクリエイター活動30年史。200億稼いだ『デイトナUSA』開発秘話と、初めて明かす師・鈴木裕への想い【特別企画 前編】
名越稔洋、出世作「デイトナUSA」は200億円の大ヒットだった
何でも屋状態が続いていた名越稔洋さんですが、「セガ」が開発したアーケード用システム基盤「Model2」の発表会用シミュレーション映像の制作を任されたことが、出世の糸口となりました。
名越 あくまでも予想図なんですが(笑)。で、その映像をトレーラー風にしたかったけれど、それができるスキルを持った人がチームにいなかったんです。たまたま俺が学生時代に映像を勉強していたので、その映像制作を俺の主導でやることになって。
引用:セガ・名越稔洋が語るクリエイター活動30年史。200億稼いだ『デイトナUSA』開発秘話と、初めて明かす師・鈴木裕への想い【特別企画 前編】
そのトレーラー映像が好評だったことから、新作アーケードゲーム「デイトナUSA」のプロデューサーを任されることとなった名越さんでしたが、開発に3年以上もかかる難産となった一方で、総売上が200億円を超える大ヒット作となったそうですね。
そんな名越さんがCSゲーム作品の開発に初めて携わったのは、2001年に任天堂ゲームキューブより発売された「スーパーモンキーボール」でした。
「セガ」全体では「ドリームキャスト」の失敗によりCSゲーム機開発から撤退したばかりの意気消沈した時期だったそうですが、名越さん個人としては天下の任天堂と一緒に仕事が出来る高揚感で一杯だったとか。
そうして完成した「スーパーモンキーボール」は、日本では大コケだった一方で海外でヒットとなり、シリーズ累計で400万本を売り上げる名越さんの代表作の1つとなっています。
以降はCSゲーム方面でもヒット作を連発するようになった名越さんは、「セガ」を代表するクリエイターとなった他、2010年代には取締役を歴任するなど出世街道をまっしぐら状態となりました。
名越稔洋の身長は?…意外に長身だった
名越稔洋さんに関しては、顔の印象などから割と小柄な男性なのではないかとのイメージが存在します。
とはいえ、実際の名越さんは上記の画像を見ても分かるように、かなり大型な体格の持主だったりします。
名越さんの気になる身長については、公式ブログでの本人の自己申告によると182㎝あるそうですね。
名越稔洋は若い頃から顔が変化しすぎ?…元々は爽やかなイケメンだった
名越稔洋さんは、見た目が変化しすぎているゲームクリエイターとしてもお馴染みな存在でした。
久しぶりにファミ通買って読んだ感想:町内会、ショートマンガ、桜井さんの連載、あと食べ物ページくらいしか見る気にならない…あ、名越さんの顔、ますます変化してない?つか、顔長くない?
— るーと (@kozica26) December 30, 2011
若い頃の名越さんは、意外なことに爽やかなイケメンであり、現在の姿とはほとんど別人状態となります。
その後、ゲームクリエイターとして実績を積んで行った名越さんは、30代中盤の頃には茶髪でロン毛というテンプレ業界人風な容姿へ変化していました。
名越さんが、今のような容姿に変貌したのは40代前半頃だったらしく、「龍が如く」シリーズの取材で夜の歓楽街を見て周っている際に知り合った飲み仲間たちに影響されて、チョイワル親父化してしまったそうですね。
ちなみに、名越さんが色黒化した理由についても、日焼けサロンに行って焼いているとか。
名越稔洋のトラブルとは?…俳優・寺島進の失言で韓国が激怒した?
名越稔洋さんは、2017年に開催された「龍が如く 極2」の新作発表会の場にて、貰い事故的なトラブルに巻き込まれたこともありました。
こちらのトラブルについては、「龍が如く 極2」にオリジナルキャラクターとして出演していた俳優の寺島進さんが、イベント中に「今日、ステージに上がっている何人かは朝鮮人なんで、あのー、ほんと朝鮮からミサイル飛ばさないように願っているだけでございます。よろしくお願いします」と発言してしまったことが発端となります。
寺島さんとしては、当時問題となっていた北朝鮮のミサイル発射騒動を揶揄して軽口を叩いただけだったように思われます。
一方で、寺島さんの発言を韓国紙が取り上げ批判する騒動にまで発展したことから、「セガ」の韓国支社が謝罪文を公表する羽目になってしまいました。
8月26日に開催した『龍が如く スタジオ』の新作発表会において、登壇者から不適切な発言がありました。
今回のことで、皆様に不快な心情を与えたことを心から謝罪いたします。
SEGAグループは、世界中のプレイヤーの方々に感動的な体験を提供したいと努力しており、今回の事態については非常に残念に思っています。
今後このような事態が発生しないよう、再発防止のために万全を期します。
もう一度心からお詫びいたします。
名越稔洋は病気で死にかけた?…5時間の手術を受けていた
名越稔洋さんは、2019年8月29日に開催された「龍が如く7 光と闇の行方」の新作発表会に登場した際に、病気で手術を受けていたことをカミングアウトしています。
名越さんが患っていた病気は、「僧帽弁閉鎖不全症」だったそうで、肺に水や血液が溜まる危険な状況でした。
そのため、同年の8月上旬頃に心臓を5時間止める手術をする羽目になった名越さんは、ドクターストップがかかる中で無理やりイベントに参加したそうですね。
そんな状況だったため、新作発表会での名越さんは、手術の際に割った肋骨が完全にはくっついておらず、笑うだけで痛みが走る状況だったとか。
名越稔洋は「チー牛」発言で炎上した…批判が殺到する中でも降板はせず
名越稔洋さんは、2020年7月に配信されたWEB番組「セガなま~セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~」にて、失言騒動も起こしています。
こちらの騒動に関しては、同番組で人気パズルゲーム「ぷよぷよ」のeスポーツ関連の特集をした際に、そこに登場したプロゲーマーに対して名越さんが「チーズ牛丼食ってそうな感じ」と失言してしまったそうですね。
「チーズ牛丼」は、オタク系の容姿を揶揄するネットスラングであったため、名越さんの失言に対しては批判が殺到することになりました。
名越氏の「チーズ牛丼食べてそう(笑)」ってのがどれだけ酷いのかって多分本人も分かってないんだろうなぁ。
— すいか (@pear00234) August 1, 2020
「ぷよぷよとかやってそう(笑)しかもe-スポーツ(笑)」とか
「龍が如く熱心にプレイしてそう(笑)」
って笑いものにされて初めて気づくのだろうか。
最終的には、「セガ」が謝罪文を公表する羽目になった「チー牛発言騒動」でしたが、名越さんが「セガなま」から降板をしたり、番組が打ち切りになることはありませんでした。
名越稔洋の結婚情報…結婚はしておらず嫁や子供はいなかった
名越稔洋さんの気になる結婚情報については、現在まで独身を貫いているようですね。
名越さんが結婚をしなかった理由に関しては、少年時代の家庭環境が影響して来ているのかもしれませんね。
名越さんの実家は、山口県下関市内で海産物の問屋を営んでいたそうですが、父親が遊び人で女や博打に有り金をつぎ込んでいたため借金まみれだったとか。
借金取りすら押し寄せてくる家庭環境に嫌気がさした名越さんは、高校へ進学するタイミングで1人暮らしを始め、大学の学費も自分で工面していました。
実家の借金は、後に社会人として成功した名越さんが全額返済したそうですが、そのような家庭環境がトラウマになってしまった結果、結婚願望などは消え失せてしまったのかもしれませんね。
名越稔洋の現在…降格人事で取締役から外れていた
名越稔洋さんの現在については、それまで「セガ」の取締役CCOの役職にあったものの、2021年3月31日付でクリエイティブ・ディレクターに降格しています。
名越さんの降格の原因については、1年も持たずにサービス終了が決定したスマホゲーム「サクラ革命」の失敗の責任を取らされたのではないかとの噂が流れています。
サクラ大戦の全てをぶっ壊して見せた名越さんの末路が損切りサ終と降格とは…これでセガの貴重なIPがまた1つ失われた…無念。
— KOU@ソフィナンシェ (@KOU_HDver) April 22, 2021
名越稔洋についてまとめてみると…
名越稔洋さんに関しては、国内を代表するゲームクリエイターでありながら、「チー牛発言」でオタクを馬鹿にしてしまった結果、予期せぬアンチを大量に発生させてしまったことになります。
名越さんの今後より一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。