「新潟女性刺殺事件」の犯人である斎藤涼介ですが、元ジュノンボーイコンテスト応募者という経歴の持ち主なれど、陰キャな人生を送っていたそうですね。
この記事では、斎藤涼介の生い立ちと出身高校や元ホストなど経歴の他、「新潟女性刺殺事件」の詳細・判決など現在についてまとめてみました。
この記事の目次
斎藤涼介が起こした「新潟女性刺殺事件」とは
新潟女性刺殺事件、犯人・斎藤涼介は無駄にイケメンすぎる男だった
「新潟女性刺殺事件」とは、2019年11月15日夜に、新潟県新潟市内で起こったホステス女性殺害事件となります。
その日、新潟駅前の繁華街にあるスナック「AZUR」に出勤中だった石澤結月さんは、「AZUR」が入居している商業ビルの階段にて、待ち伏せしていた男とトラブルになったそうですね。
「まず、『あーっ!』っていう女の子の声が聞こえたんです。久々に友達と会ってテンションが上がっているような声だったので気に留めなかったのですが、すぐに『ごめんなさいごめんなさい!』という声と『ふざけんじゃねえ!』という男性の怒声が聞こえてきました。その後、私が今まで生きてきて聞いたことがないような、『ぎゃー!』という悲鳴が何回か聞こえてきた。
悲鳴を聞き近隣の店舗従業員が駆け付けたところ、ビルの1階と2階の間の階段の踊り場にて、血だまりの中に倒れている石澤さんの姿に加えて、凶器と思われる血のついた刃物が発見されました。
従業員が発見した時点で、既に意識がなく顔が真っ青な状態だったという石澤さんは、すぐに119番通報されて病院に運ばれたものの、3時間後に失血死してしまうことになりました。
現場から逃走した犯人については、周囲の防犯カメラやドライブレコーダーの映像から、神奈川県在住の斎藤涼介と特定されており、全国に指名手配されています。
卑劣な殺人事件の犯人であった斎藤涼介ですが、公開された指名手配写真が無駄にイケメンだったことから、ネット上でも困惑の声が広がっていました。
新潟のキャバ嬢石澤結月さん殺害容疑で指名手配されてる斎藤涼介容疑者(25)なかなかのイケメン 別にあの娘やなくても他行けばよかったんちゃうのか… 整形かメイクか知らんけど石澤結月さん卒アルの写真と変わり過ぎてて別人
— ikt79 (@ikt79) November 16, 2019
斎藤涼介容疑者が無駄にイケメンで辛い
— 例のママ(沢田)オルタ (@zemi_MA_MA) November 17, 2019
やっぱり異性に狂うのに
当人の顔なんか関係ないって事だね
誰しも可能性が無いとは言い切れないのでしょう。
新潟女性刺殺事件、斎藤涼介は新潟市内で逮捕された
石澤結月さん殺害後の斎藤涼介に関しては、居住先だった神奈川県や実家のある埼玉県には戻らずに、新潟市内に潜伏していたようですね。
そんな斎藤涼介が逮捕されたのは、事件から3日後の2019年11月18日となっており、逮捕場所は新潟市南区にあるコンビニ前でした。
同日午後、南区のコンビニエンスストア関係者から「店外に手配写真に似た人がいる」と通報があり、駆け付けた警察官が身柄を確保した。斎藤容疑者は容疑について「間違いありません。言い訳することはありません」と認めている。
斎藤涼介の生い立ちや経歴とは?…通信制高校卒で元ホストだった・ジュノンボーイ・コンテストに応募した過去も
斎藤涼介、学歴は通信制高校卒で元ホストだった
斎藤涼介(さいとう りょうすけ)
生年月日:1994年9月9日
出身地:埼玉県上尾市
身長:175~180㎝
斎藤涼介に関しては、父親と早くに死別して母子家庭で育った後、母親が再婚するといった複雑な家庭事情だったそうですね。
そんな家庭環境も影響したのか、学生時代から根暗で目立つタイプではなかったという斎藤涼介でしたが、中学を卒業後は通信制高校に進学しています。
高校を卒業後は、フリーターになるもどの仕事も長続きしなかったという斎藤涼介は、イケメンだった容姿を活かしてホストに転身したこともありました。
しかしながら、元々会話下手だったことに加えて、営業電話や営業メールすらもサボった挙句、お客の風俗嬢に対して職業を聞いてしまうなどデリカシーのない言動が目立った斎藤涼介は、まったくの不人気だったと言われております。
その結果、勤務先だったホストクラブも半年程度でバックレてしまったという斎藤涼介ですが、その後は義父の仕事を手伝っていた時期もあったものの、当然の如く上手く行かずに辞めてしまったとか。
以降の斎藤涼介は、実家を離れて神奈川県藤沢市のワンルームアパートに引っ越し、人材派遣会社に登録して働いていたようですね。
斎藤涼介、ジュノンボーイ・コンテストに応募したこともあった
斎藤涼介に関しては、2016年に開催された「第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に応募したこともあったそうですね。
1万4000人もの応募者がいたと言われている「第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ですが、斎藤涼介は一次審査であっさりと落選してしまったとか。
ちなみに、「第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリに輝いたのは、「仮面ライダージオウ」にて仮面ライダーゲイツ役を演じた押田岳さんでした。
斎藤涼介の犯行動機とは?…恋人のパパ活に激怒していた
斎藤涼介、石澤結月との出会いはオンラインゲーム「人狼殺」だった
イケメンなれどコミュニケーション能力に問題があり、うだつの上がらない人生を送っていた斎藤涼介は、ゲームやネットショッピングなどにハマっていたと言われております。
そんな斎藤涼介は、オンラインゲーム「人狼殺」のオフ会をきっかけに、2018年頃から石澤結月さんと交際するようになっていたとか。
新潟在住だった石澤さんは、斎藤涼介に会うために上京することも多かったそうで、人狼ゲームを取り扱うカフェやラウンジなどでデートを繰り返していたそうですね。
斎藤涼介、犯行動機は彼女の裏切りだった
熱々カップルだった2人の間に軋轢が生まれたきっかけについては、石澤結月さんの仕事が関係して来ていたようですね。
斎藤涼介的には、彼女には夜の仕事を辞めて欲しかった一方で、石澤さんはスナック勤務を継続しただけではなく、パパ活にまで勤しんでいたと言われております。
「石澤さんがスナックのお客さんからお金を貰っていたり、パパ活をしていたことが斎藤にバレたようです。斎藤は石澤さんとの交際に100万円近いお金を費やしていて、『他の男とは縁を切る』と約束していた。でも、石澤さんはスナックもパパ活もやめなかった。それで腹を立てた斎藤が、ツイッターで『爆弾を投下する』といって石澤さんのプライベートを暴露したんです」(別のプレイ仲間)
そんな事情もあり、大喧嘩状態に陥ってしまった2人は、2019年10月頃に破局してしまうことになりました。
斎藤涼介、母親から警察に相談もあった
石澤結月さんと破局後の斎藤涼介は、辞めた職場の先輩だった人物に「人を殺そうか悩んでいます」といった内容のLINEを送るなど、精神状態がかなり悪化していたようですね。
そのため、「新潟女性刺殺事件」直前に実家に戻って来ていた斎藤涼介ですが、そこでも「彼女を傷つけてしまいそう。彼女を傷つけて俺も死にそう」と口走ったことから、2019年11月17日になると、母親が警察に相談したりもしていました。
ちなみに、母親が息子の何気ない一言に対して過剰反応するに至った理由については、斎藤涼介には、2014年頃に女性へのストーカー行為で警察から警告を受けた過去がありました。
母親の相談に対して斎藤涼介とのコンタクトを望んだ警察側でしたが、「まずは家族で話を聞きたい」との母親意向により面談は実現しませんでした。
斎藤涼介にダンサーの噂…東海オンエアと友達だった?
斎藤涼介をネット検索すると、「ダンサー」との検索関連ワードが浮上します。
そのため、斎藤涼介にダンサーを目指した過去があったのかと思いきや、実際の所は福岡出身の斎藤涼介さんという同姓同名の有名ダンサーがいただけというオチでした。
ダンサーの方の斎藤涼介さんに関しては、世界を舞台にストリートダンスを繰り広げるパフォーマーである一方で、人気ユーチューバーの「東海オンエア」と古くから共演しており、友人関係にあるようです。
斎藤涼介の現在① 殺人罪などで起訴されるも判決はまだだった
逮捕後の斎藤涼介に関しては、精神鑑定などの実施は必要ないと判断されたのか、2019年12月10日に殺人罪と銃刀法違反罪で起訴されています。
起訴後の斎藤涼介については、まだ第一審の判決が出ていない状態でした。
とはいえ、過去の同様の事件の判例を踏まえると、懲役15~20年程度の判決が下りそうと予想されていました。
斎藤涼介の現在② 刑務所で病死
斎藤涼介のその後ですが、2021年1月3日、新潟刑務所で死亡していたことが警察などへの取材で分かりました。
新潟刑務所によると、死因は急性腎不全とみられており、巡回中の職員が布団の中にいた斎藤涼介に声をかけたところ返事がなく、救命措置をとりましたが、その後に死亡が確認されたということです。
新潟地裁によると、刑事事件の被告人が死亡した場合は、裁判所側の判断で公訴が棄却されるということです。
斎藤涼介についてまとめてみると…
「新潟女性刺殺事件」に関しては、犯人・斎藤涼介が石澤結月さんに過度に入れ込んでいた反動で起こってしまった事件と言えそうです。
「新潟女性刺殺事件」の被害者である石澤結月さんのご冥福を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。