2023年6月29日に横浜市鶴見区で殺害された冨永紗菜さんが注目されています。
この記事では、冨永紗菜さんの生い立ちや子役の経歴、両親などの家族、子役時代の画像や出演作、高校や大学はどこか、事件の犯人の伊藤龍稀容疑者についてやその動機についてまとめました。
この記事の目次
冨永紗菜さんは横浜の女子大学生殺害事件の被害者
冨永紗菜(とみなが・さな)さん(事件当時18歳)は、2023年6月29日に神奈川県横浜市鶴見区のマンション敷地内で発生した、女子大学生殺害事件の被害者です。
冨永紗菜さんは、元交際相手の伊藤龍稀(いとう・はるき)容疑者(事件当時22歳)に、包丁で上半身を複数箇所刺され死亡しました。
犯人の伊藤龍稀容疑者と冨永紗菜さんは事件から見て2年ほど前から交際しており、伊藤龍稀容疑者の暴力などが原因でこれまでに何度も警察沙汰になっていました。事件の1週間前に別れたという事でしたが、伊藤龍稀容疑者は納得せず復縁を迫っており、事件当日の朝に冨永紗菜さんの自宅(両親ら家族と住む実家)に冨永紗菜さんから盗んだと見られる合鍵を使って侵入し、冨永さんの家族に追い出されていました。
伊藤龍樹容疑者は追い出された後もマンション敷地内にとどまり、冨永紗菜さんが出てきたところを襲い殺害したと見られています。
冨永紗菜さんの家族① 両親
冨永紗菜さんの家族構成で現在までに判明しているのは、父親と母親、兄です。
冨永紗菜さんの家族のうち、母親については、専業主婦である事や、冨永紗菜さんの子役時代には演技力を伸ばそうと熱心だった事などが、冨永紗菜さんの小中学時代の同級生の母親によって明かされています。
お母さんは専業主婦でしたけど、演技力を伸ばそうと、すごく熱心に育てているように見えました。紗菜ちゃんが何かの劇に出ることになったときも私たち保護者仲間に『よかったら見に来てください』と一生懸命声かけをされていました。
父親については、冨永紗菜さんと伊藤龍稀容疑者の交際トラブルが警察沙汰になった際、警察署に呼ばれて、トラブルの間に入る事が取り決められていた事などが明かされています。
伊藤容疑者の車内で口論となり、お互いが叩くなどの暴力をふるった。このときは警察が紗菜さんの父親を警察署に呼び寄せ、お互いの親が間に入ることになったそうです。
引用:「別れるなら殺すと首を絞められた」「キッチンハイターをかけられた」横浜・18歳女子大生殺人、 “4度の110番通報”苛烈な口論と暴力
冨永紗菜さんが殺害された事件の前日の6月28日の夜にも、伊藤龍稀容疑者が冨永紗菜さんのアルバイト先に押しかけて口論になったため、父親が駆けつけるという騒動も起こっていたとの事でした。
事件前日の28日の夜には、伊藤容疑者が冨永さんのアルバイト先を訪問。2人は口論となり、父親が駆けつけるという事態にも発展していた。
冨永紗菜さんの両親は、事件後にコメントを発表しています。
冨永紗菜さんの両親は発表したコメントの中で、警察に4度相談していたが有益なアドバイスをもらえず助けてもらえなかった事や、メディアによって誤った情報が発信されている事などを訴えています。
仕方のないことかもしれないけれど4回警察に相談しても有益なアドバイスをもらえなかったこと
助けてはもらえなかったこと
誤った情報がまことしやかに報道されていること
悪意のある情報操作
続けて、冨永紗菜さんの両親は自分達が、娘と伊藤龍稀容疑者とのトラブルに対し、(結果として)適切な対応を取れなかった事への後悔を綴られていました。
冨永紗菜さんの家族② 兄
冨永紗菜さんの家族には、兄弟に兄がいる事もわかっています。
献花に訪れた同マンションの若い男性住民は、
「(被害女性の)お兄さんと同じ職場でアルバイトとして働いています。ご家族の心の傷を軽くできるかどうかはわかりませんが、少しでも癒せたらと思って、花を供えに来ました」
引用:横浜・女子大生の冨永紗菜さん(18)を刺殺した元カレ・伊藤龍稀(はるき)容疑者の「オラオラ」写真 事件1か月前にレストランで目撃されていた“不穏な空気”
冨永紗菜さんの兄の年齢や学生なのか社会人なのかなど詳しい事はわかっていませんが、関係者を名乗る方の匿名のネット書き込みによれば、冨永紗菜さんの実家で家族と一緒に住まわれているようです。
冨永紗菜さんの生い立ちと経歴① 小学校低学年から子役として芸能活動
冨永紗菜さんの生い立ちや経歴についてもこれまでに報じられている内容をまとめていきます。
冨永紗菜さんは小学校の低学年の頃から芸能事務所に所属し中学生の頃まで子役として舞台などに出演していた事が明かされています。
冨永さんは芸能事務所に所属し、小学生や中学生時代には舞台公演などの経験もある元子役女優だった。
冨永紗菜さんが子役時代に所属していた芸能事務所は「A-Team Group」系列の「A-Light」だったと見られています。
【山田紗椰・冨永紗菜】
— エーチームグループ オーディション ⭐芸能事務所(公式) (@AteamGroup_jp) December 8, 2016
☆舞台 出演情報☆
BuzzFestTheater第4回公演
『裏の泪と表の雨』
《公演期間》
2016年12月8日(木)~18日(日)
《劇場》
ウッディシアター中目黒https://t.co/7dP4VR6N82#エーチームグループ #エーライツ pic.twitter.com/gIcYk1vR5N
冨永紗菜さんの小学生時代の友人の母親からは、冨永紗菜さんは当時から明るくて可愛い子だったとの証言が出ています。
娘と仲が良くて、小学生低学年のころはよく一緒に遊んでました。紗菜ちゃんは昔から明るくて可愛くて、当時すでに劇団のお仕事もしてました。
また、冨永紗菜さんの小学校時代に同じクラスだったという方の証言では、当時の冨永紗菜さんは明るく活発で、運動神経も良く、男子からもモテていた事などが明かされています。
彼女とは小学校のときに同じクラスでした。すごく明るくて活発な女の子でした。6年生のときに運動委員会で一緒でしたが、テキパキ動くし、誰とでも分け隔てなく話せる明るい人でした。だから、男の子は彼女のことを好きな子が多かったです。足が速くて確かリレーの選手にも選ばれていたと思います。
その他、冨永紗菜さんは小学校の時の卒業文集には、将来の夢としてダンスボーカルグループのE-girlsに入る事と、メイクアップアーティストになる事を書いています。
男に包丁で刺されて死亡した大学1年生、冨永紗菜さん(18)。 「めざまし8」が入手した小学校時代の卒業文集には… 「私は将来の夢についてかきます。一つ目はあこがれのイーガールズに入ること。二つ目はメイクアップアーティストになることです。」
引用:【独自】2人を知る人語る「(元交際相手は)嫉妬深くてかっとなる性格」“どうなっても知らないからな”脅迫的なDMも【横浜18歳女性刺殺】
冨永紗菜さんの生い立ちと経歴② 中学時代は都内の有名劇団の舞台に出演
出典:https://www.news-postseven.com/
冨永紗菜さんは中学進学後も子役として芸能活動を続けています。
冨永紗菜さんは中学時代には都内で活動する人気劇団「Buzz Fest Theater」の舞台に何度も出演しており演技力の面でも高く評価されていたようです。
冨永紗菜さんが子役時代に舞台に出演していた「Buzz Fest Theater」は、元SPEEDの上原多香子さんの旦那さんである演出家のコウカズヤさんが立ち上げた劇団で、冨永紗菜さんは上原多香子さんが主演した舞台にも出演しています。
彼女は14歳ごろまで芸能界で活動した時期があり、元SPEEDの上原多香子(40)の主演舞台『光と影からの恵み』(2017年)に出演。なかでも、上原の夫のコウカズヤ氏(46)が作・演出を手がける劇団の舞台には、何度も出演していた。
冨永紗菜さんの生い立ちと経歴③ 犯人の伊藤龍稀と交際し半同棲状態に
子役時代には人気劇団の舞台にも出演するなど活躍していた冨永紗菜さんでしたが、14歳頃までに芸能活動は辞めてしまっています。
その後、高校生だった16歳の頃のアルバイト先で今回の事件の犯人である伊藤龍稀容疑者と知り合って交際するようになり、その後、冨永紗菜さんの自宅マンション(今回の事件現場)から約2.5kmの場所にある伊藤龍稀容疑者の自宅アパート(1Kで家賃約6万円)で半同棲のような状態になっていたようです。
そして伊藤龍稀容疑者との約2年の交際の中で、複数回警察沙汰となる交際トラブルとなり今回の事件が起こって冨永紗菜さんは殺害されました。
冨永紗菜さんの子役時代の出演作や画像
出典:https://data.smart-flash.jp/
冨永紗菜さんの子役時代についても興味が集まっているようです。
冨永紗菜さんの子役時代の出演作としてわかっているのが、劇団Buzz Fest Theaterの「ユーカリ園の桜」(2016年3月)、「裏の泪と表の雨」(2016年12月)、「光と影からの恵み」(2017年4月)、「黴-かび-」(2018年10月〜11月)の4作品です。
出典:https://www.news-postseven.com/
冨永紗菜さんの子役時代のインスタグラムには共演した役者さんや芸能界の知り合いとのツーショット画像も紹介されており、中には上原多香子さんや峯岸みなみさんといったかなり有名な方とのものも確認できます。
こうした投稿から、子役時代の冨永紗菜さんが多くの芸能関係者に可愛がられる存在だった事が窺えますが、上手くいっていたように見える芸能界を辞めてしまった理由については現在の時点では明らかにされていません。
冨永紗菜さんの高校はどこか
冨永紗菜さんの通っていた高校については、横浜市内の私立の中高一貫校である事などが関係者の証言によって明らかにされています。
同級生によりますと死亡した冨永紗菜さんは、横浜市内の小学校や中高一貫校などを経て、市内の大学に通っているということです。
冨永紗菜さんの高校がどこかまではわかっていませんが、ネット上では横浜市神奈川区の私立高校「横浜創英中学・高等学校」ではないかと言われています。冨永紗菜さんがインスタグラムに投稿していた中学時代の制服姿の画像も横浜創英中学・高等学校の制服と特徴が一致しており、ほぼ間違いないと見られています。
しかし、冨永紗菜さんはこの私立高校は16歳の頃に中退しているとの情報が友人によって明かされています。
高校を中退した理由は、伊藤龍稀容疑者の子供を妊娠し中絶した事だとも明かされています。しかも2度妊娠して2度中絶したとの事でした。
その後、冨永紗菜さんは通信制高校に入学し直し高卒認定を取得されたという事でした。
紗菜は2年前に2回、妊娠して、2回、中絶したと話していました。その時期に、通っていた私立高校も中退することになり、通信制高校で高卒認定を取ったんです。そして、紗菜を妊娠させた相手が伊藤容疑者。バイト先の蒲田の飲食店の店長が、彼だったんです
冨永紗菜さんの大学はどこか
冨永紗菜さんは事件当時、横浜市内の私立大学に通う女子大学生でした。報道によると、冨永紗菜さんは大学では文学部で英米文学を専攻されていたとの事です。
横浜市内の私立大学では文学部で英米文学を学んでいた冨永さん
冨永紗菜さんの通っていた大学がどこかはわかっていませんが、ネット上では「鶴見大学」ではないかと言われています。鶴見大学の文学部には「英語英米文学科」(偏差値35)があります。
冨永紗菜さん殺害事件があった自宅マンションはどこか
冨永紗菜さん殺害事件があった自宅マンションがどこかもネット上での関心が高いようです。
報道では事件現場は横浜市鶴見区東寺尾中台のマンションと報じられています。
29日午前10時すぎ、横浜市鶴見区東寺尾中台のマンションの敷地内で、「娘が血だらけで倒れている」と家族から警察に通報がありました。
別の報道ではJR鶴見駅西1kmの住宅街の一角とも報じられています。
現場はJR鶴見駅の西約1キロの住宅街の一角。冨永さん宅は同マンションの2階で、伊藤容疑者は容易に冨永さんが玄関から出るのを確認できたとみられる。
その他、ニュース報道で流された事件現場の映像などから、冨永紗菜さんの自宅マンションは「リステージ響の森横濱鶴見」ではないかと言われています。
冨永紗菜さん殺害事件の犯人は元交際相手の伊藤龍稀
冨永紗菜さんが殺害された事件の犯人は元交際相手である伊藤龍稀容疑者です。
関係者の証言によれば、冨永紗菜さんが犯人の伊藤龍稀容疑者と交際を始めたのは、事件から見て2年前の夏くらいだったようです。
伊藤容疑者と紗菜さんの2人がリアルで出会ったのは、東京・蒲田の飲食店だった。系列店で働く2人の知人女性はこう証言した。
「2年前の夏くらいに龍稀さんと紗菜ちゃんは同じ店で働いていました。時期にすると数カ月くらいのもので、私が知る限りは2人が付き合い出したのはそのころだと思います。従業員同士の交際は禁じられていたので、2人ともお店を辞めました。
引用:「まだ会えませんか」「次は必ず幸せにします」別れる度に紗菜さんの名前にまつわるアカウントを作成しインスタで復縁迫る…容疑者の元彼女は「イタイというかキャラかわったな、と」〈横浜・女子大生刺殺〉
犯人の伊藤龍稀容疑者の生い立ちや経歴についても報じられており、母子家庭の複雑な家庭で育った事や、母親の再婚をめぐって親子の関係が悪化した事。冨永紗菜さんが伊藤龍稀容疑者の複雑な家族との関係に同情していた事などが明らかにされています。
そうした複雑な生い立ちが関連したのかは不明ながら、伊藤龍稀容疑者が冨永紗菜さんに日常的にDVを行っており、それが原因で少なくとも4回も警察沙汰になっている事もわかっています。
2人の交際を巡っては少なくとも4回は警察沙汰になっており、鶴見署が伊藤容疑者をストーカーとして警戒していたのは間違いないでしょう。最初は一昨年の10月ごろ、続いて昨年は夏と冬の2回、直近は今月に入ってからで、いずれも冨永さん本人や関係者からの通報で同署がマンションなど現場に駆けつけ、対応しています。
冨永紗菜さん殺害事件の犯人・伊藤龍稀の動機は復縁が叶わなかった逆恨み
冨永紗菜さんが殺害された事件の犯人の伊藤龍稀容疑者は、元交際相手である冨永紗菜さんに強く執着していた事がこれまでの報道からわかっています。
伊藤龍稀容疑者が冨永紗菜さんを殺害した動機は、現在までの報道では確定的には報じられていないものの、事件が起こるまでの経緯や伊藤龍稀容疑者の犯行後の供述内容などから、復縁を求めたがそれが叶わずに逆恨みで憎しみを募らせた事が犯行の動機になった可能性が高いようです。
横浜市のマンションで女子大学生が元交際相手の男に包丁で刺されて殺害された事件で、犯行動機について「よりを戻したかったから」と供述していることが新たにわかりました。
まとめ
今回は、2023年6月29日に神奈川県横浜市鶴見区で発生した横浜女子大学生殺害事件の被害者の冨永紗菜さんについてまとめてみました。
冨永紗菜さんは、小学校低学年から14歳の頃まで子役として舞台などで活躍した生い立ちと経歴を持つ事で注目されています。
冨永紗菜さんは子役時代に元スピードの上原多香子さんとも共演しており、子役としてはかなり上手く行っていたようですが、14歳の頃に芸能活動を辞め、16歳頃に伊藤龍稀という男と知り合い18歳の時にこの伊藤龍稀によって殺害されました。
冨永紗菜さんの家族構成については、父親と母親、兄の存在がわかっています。両親は冨永紗菜さんと伊藤龍稀容疑者との交際トラブルでは間に立って動いていましたが、今回の事件を防ぐ事は叶いませんでした。
冨永紗菜さんの高校がどこかについては、横浜市内の私立の中高一貫校だと報じられており、「横浜創英中学・高等学校」ではないかと見られています。ただし、冨永紗菜さんは高校を16歳で中退しており、通信制高校に入り直し高卒認定を取っています。
冨永紗菜さんの大学がどこかについては、「鶴見大学」ではないかと見られています。
冨永紗菜さんが殺害された事件の犯人の伊藤龍稀容疑者については、複雑な生い立ちを持つ事や母親との関係がうまく行っていなかった事などが報じられていますが、そうした生い立ちや経歴が事件につながったのかどうかはわかっていません。ただ、冨永紗菜さんは伊藤龍稀容疑者のそうした生い立ちに同情しているところがあったという事です。
伊藤龍稀容疑者は動機については「よりを戻したかったから」などと供述しているとの事で、動機は復縁を迫るも拒否された事で逆上して犯行に及んだ可能性が高いようです。