2025年末の紅白出場をめぐりK-POPガールズグループ「aespa」が反日疑惑で大炎上し話題になりました。
この記事ではaespaの反日炎上騒動の詳細と結局何したのか、原爆をイメージする「キノコ雲ランプ」の投稿とは何だったのか、その後や影響などについてまとめました。
この記事の目次
aespa「反日」炎上騒動とは「きのこ雲ランプ」や一体何したのかが話題に
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2020年のデビュー以来、革新的なメタバースコンセプトと高いパフォーマンス力で、瞬く間に世界のトップアーティストへと駆け上がったK-POPガールズグループ「aespa」。カリナ、ウィンター、ジゼル、ニンニンという多国籍な4人のメンバーで構成され、日本でも絶大な人気を誇ります。
しかし、その輝かしいキャリアの裏で、彼女たちは「反日」というレッテルと共に、激しい炎上騒動に巻き込まれました。
ここでは、その発端となった原爆を想起させる「キノコ雲ランプ」事件を中心にaespaが何したのか、騒動の全容、日韓両国での反応、所属事務所の対応、そして事件がaespaとそのファン、さらにはK-POP業界全体に残した影響について、詳しくまとめていきます。
aespaが何したのか「反日」炎上騒動の発端は原爆を想起させる「キノコ雲ランプ」の写真投稿

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aespaの「反日」炎上騒動が表面化したのは、aespaの中国人メンバーであるニンニンが、2022年5月にファンとの有料コミュニケーションアプリ「Bubble」に投稿した1枚の写真がきっかけでした。
ニンニンは「可愛いライトを買ったよ〜〜どう?(I bought a pretty light–how is it?)」というコメントと共に、室内に置かれたテーブルランプの写真を共有しました。

このランプのデザインが、原子爆弾の投下によって発生する「キノコ雲」に酷似していると、一部の日本のファンの間で指摘され始めました。オレンジ色に光るそのランプは、爆発の瞬間を模したかのような形状をしており、この指摘は瞬く間にX(旧Twitter)などのSNSで拡散。「#aespa原爆ランプ事件」といったハッシュタグと共に、批判的な意見が噴出したのです。
このaespaのキノコ雲ランプ事件は当初は一部のネットユーザー間での騒ぎに過ぎませんでしたが、aespaが2025年の「第76回NHK紅白歌合戦」への初出場が決定したことを機に、この問題は再び脚光を浴び、大規模な炎上へと発展したのです。
過去の投稿が掘り起こされ、「原爆被害者を揶揄している」、「反日的な意図があるのではないか」といった声が爆発的に増加。オンライン署名サイトでは、紅白歌合戦への出場停止を求める署名活動が開始され、短期間で14万件もの署名が集まる事態となりました。
aespaの「反日」炎上騒動の核心「キノコ雲ランプ」とは一体何なのか

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aespa「反日」炎上騒動の発端となった問題の「キノコ雲ランプ」とは一体どのようなものだったのでしょうか。
このキノコ雲ランプは、Amazonや中国のECサイトなどで「3Dキノコ雲爆発テーブルランプ」といった名称で販売されているインテリアグッズの1つでした。
炎のようなエフェクトで点灯するこのランプは、そのユニークなデザインから一部で人気を博していたとされます。
このランプのデザインが「キノコ雲」を意図していることは、その商品名からも明らかです。しかし、今回の炎上騒動の最大の焦点は、ニンニンがその背景にある歴史的な意味、すなわち広島・長崎への原爆投下という悲劇を認識した上で、このランプを「可愛い」と評し、日本のファンも閲覧する可能性のあるプラットフォームに投稿したのか、という点にありました。
擁護派からは、「海外ではキノコ雲のモチーフがポップカルチャーの一部として、歴史的背景を抜きにデザインとして消費されることがある」、「ニンニンに悪意はなく、単にデザインとして気に入っただけだろう」、「文化的な無理解によるもので、反日的な意図はなかったはずだ」といった意見が上がりました。
実際に、日本でも同様の商品がオンラインストアで販売されている例もあり、「彼女だけを責めるのは酷だ」とする声も見られました。
一方で、批判的な意見は根強く、「唯一の被爆国である日本のファンがいることを考えれば、あまりにも配慮に欠ける」、「歴史認識が欠如している」、「中国人メンバーであるニンニンは、ハルビン出身であり、日本の侵略の歴史を学んでいるはず。知らなかったでは済まされない」といった厳しい声が多数を占めたのです。
BTSが過去に原爆のキノコ雲がプリントされたTシャツを着用し、テレビ出演がキャンセルされた事例と比較する声も多く上がりました。
aespaの「反日」炎上騒動のその後の日韓両国の反応と論争の拡大

aespaの「反日」炎上騒動は、日韓両国のネットユーザーやメディアを巻き込み、大きな議論へと発展しました。
aespa「反日」炎上騒動に対する日本の反応
aespaの「反日」炎上騒動について、日本では、2025年の紅白出場決定のタイミングで炎上が再燃したこともあり、批判の声は極めて大きくなりました。SNS上では「公共放送であるNHKが、このような問題のあるグループを出場させるべきではない」という意見が多数を占めました。
広島出身である紅白歌合戦の司会者、有吉弘行さんがラジオ番組でaespaのグループ名を読み上げなかったことが「静かな抗議ではないか」と憶測を呼ぶなど、著名人の反応も注目されました。
オンライン署名活動は10万筆を超える勢いで拡大し、一部では抗議デモを検討する動きも見られました。
しかし、日本のaespaのファン(MYと呼ばれる)からは、「過去の投稿を今更掘り返して叩くのはおかしい」、「悪意がないのは明らか。過剰反応だ」とニンニンを擁護する声も根強く上がりました。
日本のaespaのファンの中には、この一件でファンを辞めることを選択した者もいれば、変わらず応援を続ける者もおり、ファンコミュニティ内でも動揺が走りました。
aespa「反日」炎上騒動に対する韓国の反応
日本でのaespaの「キノコ雲ランプ」投稿から「反日」炎上騒動が発生した際、グループの母国である韓国では、当初は大きく報じられませんでした。
しかし、日本のネット上での炎上が拡大するにつれて、韓国メディアもこの問題を取り上げるようになりました。
韓国国内の世論は、「日本の過剰反応だ」とする見方が大勢を占めました。「単なるデザインにまで歴史問題を絡めるのは行き過ぎだ」、「文化の違いであり、反日と結びつけるのはおかしい」といった意見がネットコミュニティで多く見られました。
また、一部ではニンニンが中国人であることから、「日中間の歴史問題に彼女が巻き込まれた被害者」と同情的な見方も存在しました。K-POPアイドルがグローバルに活動する上で、各国の歴史的・文化的な背景に対する配慮が求められる一方で、表現の自由とのバランスの難しさを指摘する声も上がりました。
aespaの「反日」炎上騒動への所属事務所の対応と「沈黙」が意味するもの

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aespaのメンバー・ニンニンによる「キノコ雲ランプ」画像の投稿に端を発した「反日」炎上騒動に対し、aespaの所属事務所であるSMエンターテインメントは、長らく公式なコメントを発表せず、「沈黙」を貫きました。
この事務所の対応が、さらに日本のネットユーザーの批判を加速させる一因となりました。ニンニン本人からの謝罪や釈明もなかったことから、「問題を軽視している」、「日本のファンを無視している」といった不信感が募っていったのです。
最終的に、NHKが週刊誌の取材に対し、「所属事務所には、当該メンバーに原爆被害を軽視、揶揄する意図がなかったことなどを確認しています」と回答したことで、事務所側が非公式ながら意図を説明したことが明らかになりました。
しかし、この説明はあくまでNHKを通じた間接的なものであり、aespaの所属事務所や本人達から日本のファンに向けた直接的なメッセージが発信されることはありませんでした。
この「沈黙」という対応は、過去にBTSの所属事務所が原爆Tシャツ問題に対して謝罪を表明したケースとは対照的なものでした。aespaの所属事務所としては、問題を認めて謝罪することで「反日」のレッテルを自ら認めることになりかねないという判断や、韓国国内や中国のファンの反発を恐れた可能性も指摘されています。しかし、結果としてこの対応は、日本のファンとの間に深い溝を残すことになりました。
aespaの紅白での原爆投下の時刻と歌詞の関連の疑惑
aespaは2025年のNHK紅白歌合戦にニンニンをのぞいた3人で初出場しました。
しかし、紅白歌合戦でのパフォーマンスが広島への原爆投下を想起させるとの疑惑が一部で持ち上がり、SNSを中心に物議を醸しました。疑惑の核心は、歌唱時刻と披露した楽曲の歌詞が、原爆投下の状況と意図的に重ねられたのではないかという点でした。
疑惑の根拠と指摘内容
この疑惑として挙がったのは、パフォーマンス時刻と原爆投下時刻の一致、そして原爆を想起させるような歌詞の内容でした。
aespaが紅白のステージに登場したのは午後8時14分頃で、問題とされる歌詞が歌われた瞬間が、奇しくも午後8時15分だったとされています。広島に原子爆弾が投下されたのは1945年8月6日の午前8時15分であり、この時刻の一致が意図的な演出ではないかとの疑念を生む一因となりました。
そして、紅白歌合戦でaespaが披露した楽曲「Whiplash」には、「Beat drop with a big flash」という歌詞が含まれています。これは日本語で「大きな閃光と共にビートが落ちる」といった意味に訳され、この「big flash(大きな閃光)」という部分が、原爆投下時の強烈な閃光を連想させると指摘されました。
これらの点から、一部の視聴者の間では、NHKまたはaespa側が、広島の悲劇を揶揄、あるいは暗示するような演出を行ったのではないか、という疑惑が急速に広まりました。
この疑惑に対し、脳科学者の茂木健一郎さんは、「どちらかと言えばこじつけだと思う」と自身のYouTubeチャンネルで見解を述べるなど、偶然の一致や過剰な解釈であるとする意見も存在します。
一方で、SNS上では依然として、公共放送であるNHKの演出として配慮に欠けていたのではないか、といった批判的な声も根強く残っています。
その後、現在までの時点で、NHKやaespaの所属事務所から、この疑惑に関する公式な見解は発表されていません。そのため、一連の事象が意図的なものであったかどうかは、依然として解釈が分かれる状況となっています。
aespaの「反日」炎上騒動のその後とグループへの影響

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aespaのメンバー・ニンニンによる「キノコ雲ランプ」画像の投稿に端を発した「反日」炎上騒動は、激しい論争の末、ニンニンは体調不良を理由に紅白歌合戦への出場を見送り、aespaは3人でパフォーマンスを行うことが決定しました。
これが騒動の影響によるものか、純粋な体調不良なのかについて公式な言及はないが、多くの人がこの騒動と関連付けて受け止める事になりました。
この事件以降、「aespa=反日」というイメージが一部で定着してしまったことは紛れもない事実です。新規のファン獲得への障壁になった可能性や、既存のファンの一部が離れるきっかけになったことも考えられます。
しかし、aespaの日本での人気が決定的に失墜したわけではありません。その後も2026年4月に日本でのアリーナツアーや東京ドーム公演する予定が電撃的に発表されており、熱心なファン層に支えられ活動を継続しています。
このaespaのメンバー・ニンニンによる「キノコ雲ランプ」画像の投稿に端を発した「反日」炎上騒動は、aespaというグループだけでなく、グローバルに活動するすべてのK-POPアイドルとその事務所にとって、大きな教訓を残したと言えます。
SNSでの個人的な発信1つが、意図せずして国際的な問題に発展しうること、そして各国の歴史や文化に対する深い理解と配慮がいかに重要であるかを改めて浮き彫りにしたと言えます。
まとめ
今回は、K-POPガールズグループ「aespa」のメンバー・ニンニンによる「キノコ雲ランプ」画像の投稿に端を発した、aespa「反日」炎上騒動についてまとめてみました。
aespaの「キノコ雲ランプ」を巡る炎上騒動は、単なる1アイドルの軽率な投稿に留まらず、K-POPのグローバル化が抱える課題、日韓間に横たわる歴史認識の隔たり、そしてSNS時代の情報拡散の危うさといった、多くの複雑な要素が絡み合った複合的な事象でした。
ニンニン本人に明確な「反日」の意図があったと断定することは現在明らかにされている情報を見る限りでは難しいと言わざるを得ません。
しかし、結果として彼女の投稿が多くの日本人を傷つけ、深い悲しみを想起させたことは事実です。
そして、その後の所属事務所の「沈黙」という対応が、事態の沈静化ではなく、むしろファンとの間の不信感を増幅させる結果を招いた側面も否定できません。
この一件は、アーティストが世界中のファンと直接繋がることができる時代において、個人の発信がいかに大きな影響力を持ち、同時に大きな責任を伴うかを物語っています。
様々な国のファンとの信頼関係を築くためには、パフォーマンスの質を高めるだけでなく、多様な文化や歴史的背景を持つ人々への敬意と想像力を常に持ち続けることが不可欠です。
aespaがこの炎上騒動を乗り越え、今後どのように日本のファンと向き合っていくのか。その姿勢は、K-POP業界全体の未来をも占う試金石となるでしょう。
















