人気のあったガールズバンド「チャットモンチー」ですが、2017年に突然の解散を発表しました。
この記事では、チャットモンチーの解散理由とメンバー(橋本絵莉子・福岡晃子・高橋久美子)の現在、また人気曲ランキングTOP10を動画付きで総まとめしました。
この記事の目次
『チャットモンチー』のプロフィール
バンド名:チャットモンチー (chatmonchy)
所属レコード会社:Ki/oon Music
メンバー:橋本絵莉子(ボーカル・ギター)/福岡晃子(ベース・コーラス)
旧メンバー:中村ゆみ(ベース)/石田えりな(ドラム)/そねかよ(ドラム)/高橋久美子(ドラム・コーラス)
チャットモンチー、橋本絵莉子中心に2000年に結成
結成は2000年、橋本絵莉子さんが中心となり、中村ゆみさん、石田えりなさんと結成し、徳島市を中心に活動をしていました。2002年には進路上の都合で中村ゆみさんと石田えりなさんが脱退するものの、高校の同級生で以前からチャットモンチーのファンであった福岡晃子さん加入します。
それまでドラムはサポートドラマーをつけていましたが、2004年に大学のサークルの先輩で以前までサポートメンバーとして参加していた高橋久美子さんが4月4日に正式加入し、同月に徳島で行われたはなはるフェスタのイベント「はな・はる・バンドコンテスト」でグランプリを受賞、またライブ活動をしながら手売りで地元を中心に3,000枚を売り上げます。
そして2005年9月にはとうとうメジャーデビューが発表され、徳島JITTERBUGにて初のワンマンLiveを開催し、多くのフェスやライブで活躍を見せます。
特に人気となったのが2006年11月15日にリリースした3rdシングル「シャングリラ」で、この曲は初のトップ10入りとなり、11/27付オリコン週間シングルランキングで初登場第6位を獲得しました。
そこからの人気はうなぎのぼりで、2008年にはなんと初の日本武道館ワンマンライブが決まり、このライブは女性ロックバンド史上最短となるメジャーデビューから2年4か月での日本武道館2days公演となりました。
また、その人気は国内だけに留まらず2010年にはアメリカでのSXSW Japan Nite、Japan Nite US Tour 2010、インストアライブ Amoeba Musicに出演、3月22日、SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDSにて「Last Love Letter」がBEST ROCK VIDEOを受賞するなど、海外でも人気を得ていきます。
それ以降もメンバーの脱退や妊娠、結婚などを重ねながら活動をし続けるものの2017年11月24日に、2018年7月に解散する事を発表しました。
『チャットモンチー』メンバー3人のプロフィールと現在【橋本絵莉子・福岡晃子・高橋久美子】
橋本絵莉子
出典:https://yumeijinhensachi.com/
橋本絵莉子
生年月日:1983年10月17日
出身地:徳島県徳島市
活動期間:2000年-2018年
出典:http://geinoujin-biyou-seikaku.com/
才能にあふれたシンガーソングライター
橋本絵莉子さんは、ボーカルとギターを担当していた、結成から解散まで在籍した唯一のオリジナルメンバーです。チャットモンチーのほとんどの曲の作曲と一部の曲の作詞を手掛けており、他のアーティストへの楽曲提供も行っています。唯一無二の歌声と多彩な才能で、チャットモンチーを人気グループに伸し上げました。
出典:https://www.oricon.co.jp/
2010年に結婚
橋本絵梨莉子さんは、2010年にロックバンド「tacica」の猪狩翔一さんと結婚しています。2013年には第一子となる男児が誕生しました。
出典:http://uroros.net/
橋本絵莉子の現在
チャットモンチー解散後も橋本絵莉子さんは、シンガーソングライターとして精力的に活動を続けています。2019年にはオフィシャルサイトを開設し、活動状況を発信しています。
福岡晃子
出典:https://www.topics.or.jp/
福岡晃子
生年月日:1983年4月16日
出身地:徳島県徳島市
活動期間:2002年-2018年
出典:https://www.cinra.net/
チャットモンチーを支えたマルチプレイヤー
2002年にチャットモンチーに加入した福岡晃子さんは、ベースやコーラスなどを務めていました。高橋久美子さんが脱退後、一時ドラムスに転向していたこともありました。また、ライブではキーボードの演奏も披露しており、マルチプレイヤーとして活躍。作詞を担当することも多く、類まれなる音楽的センスと才能で、チャットモンチーを解散時まで支え続けていたメンバーです。
出典:https://www.cinra.net/
福岡晃子の現在
福岡晃子さんは現在も音楽業界で活躍を続けおり、ソロアーティストとしての活動の他に楽曲のプロデュースにも携わっています。また、アパレルブランドを立ち上げるなど、マルチに活動しているようです。
2021年2月にはYouTubeチャンネルを開設し、チャットモンチー解散後に結婚し、2020年に第一子が誕生していたことを公表しました。
高橋久美子
出典:https://arty-matome.com/
高橋久美子
生年月日:1982年4月10日
出身地:愛媛県
活動期間:2004年‐2011年
出典:https://www.youtube.com/
ドラムスや作詞を担当
2003年からチャットモンチーのサポートメンバーとして活動していた高橋久美子さん。2004年に正式メンバーとなり、ドラムスを担当していました。ヒット曲「シャングリラ」など、チャットモンチーの多くの楽曲の作詞も手掛けています。しかし、「音楽に向かっていくパワーがなくなっている」と考えるようになり、2011年に脱退しました。
出典:https://www.topics.or.jp/
高橋久美子の現在
高橋久美子さんは脱退後、作家・作詞家として活動しています。絵本や詩集などの出版の他、アーティストへの楽曲提供(作詞)も行っており、文才を活かして活躍を続けているようです。
私生活では2016年に結婚しています。
出典:https://www.oricon.co.jp/
オリジナルメンバーの石田えりな、中村ゆみ
結成当時のメンバーである、ドラムス担当の石田えりなさんとベース担当の中村ゆみさんは、高校卒業のタイミングで進路、就職のために脱退しています。
お2人とも現在の状況などは明らかになっていません。
『チャットモンチー』の解散理由…「メンバー不仲説」「成長への新しいステップ」
2018年7月に解散をすると発表したチャットモンチーですが、その解散理由とは一体どんな理由なのか、チャットモンチーファンは気になるところでしょう。
チャットモンチーの解散理由① メンバー不仲説
バンドの解散となるとどうしても浮上してくる不仲説、こちらが噂としてあがっています。
チャットモンチーは結成時は3人組でスタートし、メンバーの入れ替えを繰り返しながら2011年秋以降2人組になり、2014年秋~2016年あたりまで2人組+サポートメンバーという形を取っていましたが、最後は2人組となってしまいました。
メンバーの入れ替わりが激しいということはそれだけメンバーが不仲なのではないか?という噂が立ってしまうのは仕方ないことです。
しかしこれに関してはあくまで噂や考察の域なので、可能性としては低いでしょう。
チャットモンチーの解散理由② 成長への新しいステップ
解散理由についてメンバーはこの様に語っています。
解散理由については「今年の全国ツアー中、ツアーが終わったら次にどういうことをやろうかと考えているうちに、チャットモンチーという名前を脱いだ方が新しいところへいけるのではないかと思い始めました」
このコメントから、チャットモンチーとしての活動をやりきってしまい、新しい成長の為にチャットモンチーを解散させるという様にもとれます。
バンドやユニットなどではよく聞く解散理由にもなってきましたが一つの「バンド」という集合体では出し切ってしまったのかもしれませんね。
どうしてもデビューしてしまうとバンドのイメージがくっついてきてしまうので、そのイメージ通りの曲を作ることにも限界を感じてしまったのでしょう。
『チャットモンチー』人気曲ランキング 10位~4位
解散となってしまったことを残念に思うファンも多いと思いますが、ここでチャットモンチーを振り返りながらチャットモンチーの魅力を新たに確認していきましょう。
まずはチャットモンチーの人気曲ランキング10位~4位を発表します。
10位「Last love letter」
日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」オープニングテーマにもなり、MTV meetalk with NEW NISSAN cube CMソングにもなった曲です。
作詞はベース、コーラスの福岡晃子さんが担当しています。メロディーセンスも良くグっとくるラブソングです。
9位「世界が終わる夜に」
映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」主題歌になった曲です。
タイトルから気になるタイトルで、チャットモンチーにしては珍しいへヴィーなサウンドも魅力の一つです。
8位「バスロマンス」
ロッテガーナミルクチョコレートCMソングに起用された曲で、友人の結婚式にインスパイアされたというハッピーな楽曲だそうです。
しかし、そこにチャットモンチー独自のセンスを取り入れ、サーフロックに仕上がっています。
7位「真夜中遊園地」
アルバム「生命力」の9曲目に収録されている曲で、スピード感もある楽曲です。作詞は当時のドラマー高橋久美子が担当しています。
6位「恋愛スピリッツ」
フジテレビ系「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」のエンディングテーマにも起用され、
JAL機内BGMとしても使用された楽曲です。
しかもなんとこの曲はギターヴォーカルの橋本絵莉子さんが18歳の時に作った曲なのだそうです。18歳でこのクオリティの楽曲を作れるのは「才能」の一言しかありません。
5位「ねこねこ55のオープニングテーマ」
#猫好き#ネコ好き#ねこねこ55
— あるみ (@oo1182) September 17, 2017
(=^x^=)チャットモンチー pic.twitter.com/dUpbExxZJ4
こちらの曲はCDではなくデジタルコンテンツのみで販売された曲で、NHK Eテレ「ねこねこ55」オープニングとなりました。
チャットモンチーが歌う「ねこねこ55」の曲ということもあり、隠れた名曲と言える一曲です。
4位「majority blues」
学校法人・専門学校 首都医校・大阪医専・名古屋医専2016年度TVCMソングになった曲で、18枚目のシングルです。
洗練されたチャットモンチーの楽曲が聞き応えありです。
『チャットモンチー』人気曲ランキング TOP3
チャットモンチー人気曲ランキングを10位~4位まで発表しましたが、気になるTOP3を紹介します。
果たしてTOP3はどの曲なのか?あなたの好きな曲が入っているのか?そんな部分も意識しながらTOP3を見ていきましょう。
3位「風吹けば恋」
資生堂 SEA BREEZE CMソングに起用された一曲で全力疾走のロックナンバーです。
恋に立ち向かう女心を描き、真夏の青空をイメージさせる爽快な抜け感もあり、チャットモンチーでなければ出せないサウンドと言っても過言ではありません。
チャットモンチーの風吹けば恋が今マイブームです。
— DiSPiИA涼夛12/8渋谷REX (@Ryota_DiSPiNA_) 2017年12月4日
おはようございます。
2位「染まるよ」
NTV系ドラマ「トンスラ」主題歌に起用された曲で、ゆったりとした曲ながらも静かに燃え上がりをみせるミディアムナンバーとなっています。
初となる亀田誠治さんによるサウンド・プロデュースという部分もポイントです。
きゃりーぱみゅぱみゅがラジオでチャットモンチーの染まるよを流して「この歌の主人公は良い恋をしてお別れしたんだなあと思います」とコメントしてて、今年5本の指に入るぐらいに呆然とした
— むらたかもめ (@houroukamome121) 2017年12月5日
1位「シャングリラ」
チャットモンチー人気曲第1位はやはりと言えるこの曲です。フジテレビ系 働きマン エンディングに起用された「シャングリラ」です。
Liveでもお馴染みでファンから音源化の要望も多かったと言われる楽曲で、チャットモンチーを人気にさせたきっかけの曲でもあります。やはりこの曲が1位というのは納得ですね。
チャットモンチーのシャングリラが頭を回るので、気づかれないようにマスクの下で小さく歌いながら帰る夜道。
— 永井幸子(さちん) (@nagaisachiko) 2017年11月25日
『チャットモンチー』について総まとめすると…
・チャットモンチーの解散の理由は、不仲などではなく今後の成長へのステップのためと語っている。
・チャットモンチーの楽曲はタイアップ曲が非常に多く、数々の主題歌やCMで起用されてきた数少ないガールズバンドの一つであった。
女性のバンドは長続きしないといわれていますが、結婚や出産などライフイベントによって変化する女性ならではのことなのかもしれません。
そんな中、人気を保ちながら活動をしてきたチャットモンチー。
これからのメンバーそれぞれの活動も楽しみですね。期待しましょう!