人気ガールズバンド「ZONE(ゾーン)」は2005年に解散、2011年に再結成するも、メンバーの引退やトラブルにより2013年4月に活動終了しています。
今回はZONEのメインメンバー5人の現在や解散理由、また人気曲ランキングTOP10をまとめました。
この記事の目次
ZONEのプロフィール
バンド名:ZONE(ゾーン)
ZONEは札幌出身の10代で結成されたガールズロックバンド
ZONEは日本のガールズロックバンドで2001年にメジャー・デビューし、2005年に解散するも、2011年に再結成しています。
その後、メンバーの引退やトラブルにより2013年4月に活動終了となってしまいました。
また、特徴としてメンバー全員が北海道札幌市出身という特徴もあります。
ZONEは芸能養成スクールであるスタジオ・ランタイムの生徒にて結成されたバンドで、メジャーデビューする前はTAKAYOをメインとした8人編成のヴォーカル&ダンスのユニットでした。
その後、徐々に人数を絞り、1999年にインディーズでデビューマキシシングル「believe in love」リリース時にTAKAYO、MIYU、MIZUHO、MAIKOの4人になりました。
デビュー時には、「バンド」でもなく、また「アイドル」でもない、音楽ユニットの新ジャンル「バンドル」として売り出されます。
当初は楽器の演奏力はなく、1stシングルと2ndシングルはパフォーマンスの一環として楽器を持っているのみでした。
しかし、3rdシングルからは本格的に楽器演奏をはじめ、最終的には実力派ガールズバンドとしても注目されます。
名前の由来は「領域」で、アルファベット最後の文字である「Z」つまり底辺からのスタートという意味合いも込めて名付けられたものです。
ZONE、「secret base 〜君がくれたもの〜」で紅白歌合戦に出場
代表曲である「secret base 〜君がくれたもの〜」はオリコンチャート最高2位を獲得し、NHK紅白歌合戦出場3回のうち、2回で披露されたほか、2005年4月1日、日本武道館から解散コンサートの模様を「ミュージックステーション」で全国生中継された際にもこの曲が演奏されました。
しかしそんな人気絶頂の中、MIZUHOの脱退表明により解散が決定します。解散後に発売されたベスト盤「E 〜Complete A side Singles〜」はZONEにとって最初で最後のオリコン1位獲得となりました。
解散までの活動期間はCDデビュー日から数えて4年、期間中にはシングル15枚、アルバム3枚+ベスト1枚の計19枚、ミュージックビデオ3本をリリースしています。
ZONE、再結成したものの再び解散へ
その後2005年に解散したものの、2011年2月7日でデビュー10周年を迎え、2011年4月2日北海道の札幌ペニーレーン24にて、長瀬実夕、MAIKO、西村朝香の3人だけで初の3マンライブ「Z-ONE(ゼットマイナスワン)東北地方太平洋沖地震復興支援LIVE」を開催します。
さらに2011年8月に、「secret base 〜君がくれたもの〜」の歌詞に登場する「10年後の8月」の言葉通り、6年ぶりに1ヶ月限定で再結成し、再結成のメンバーは、MIYU、MAIKO、TOMOKAの3人で、解散当時メンバーであったMIZUHOや途中脱退したTAKAYOは不参加となりました。
MIZUHOは3人に参加を打診されたが、既に結婚し子供がいること、「もうドラムも叩けない」事を理由に不参加となったそうです。
ライブでは男性のサポートメンバーがドラムを演奏し、それと同時にZONEと同世代の女性アーティストが歌うZONEのトリビュートアルバム「ZONEトリビュート〜君がくれたもの〜」がリリースされることとなります。
この中で「secret base 〜君がくれたもの〜」のアンサーソングとして書き下ろされた、「約束〜August, 10years later〜」を発表し、8月14日と15日には赤坂BLITZで再結成ライブを行っています。
その赤坂BLITZでの再結成ライブにて、今後はチャリティイベントなどの出演を中心に活動していく事を明かし、当初8月のみの予定だった活動を年内いっぱいまで延長することを宣言します。
その後2011年10月15日に福家書店新宿サブナード店で写真集「一期一会 ZONE~2011年8月の軌跡~The Promise of year 10th」の発売記念握手会を開催し、その握手会にて「私たちの歌を必要としてくれる人たちがいるなら、歌っていきたい」と述べ、継続的な活動を約束し、事実上の完全復活と思われたが、後日誤報であったと、事務所から発表されます。
活動復活をにおわせるものの、2011年10月31日 所属事務所ウェブサイトにて、体調不良により同年10月をもってTOMOKAの脱退及び芸能界引退を発表。
それに伴い、同年11月以降はMIYU、MAIKOの2人での活動となることを発表、2011年12月20日、ZeppTokyoで行われたチャリティライブでは2度目の活動延長を発表し、今度は期限を設けず、2012年以降も活動を継続することを発表します。
しかし2013年2月13日、MIYUが当日付で契約解除されたことが所属事務所から発表され、メンバーはMAIKO一人のみとなってしまいます。
そして2013年3月2日、オフィシャルサイトにて唯一人残ったメンバーのMAIKOがメッセージを発表し、同年4月7日にShibuya O-Eastで開催されるイベント「ZONE FINAL EVENT」をもって活動を終了させる事を発表。
MAIKOはJack & Queenとして1人事務所に残留し、ミニアルバムをリリースしたが14年2月には音楽性の違いを理由に解散、これによりZONEメンバー全員が事務所を離脱し、芸能界から引退しました。
ZONEのメンバー5人のプロフィール
ZONEのメンバーはデビュー前は8人もいましたがメジャー後主に活躍したのは4人、後からギタリストとして参加したメンバーもいれると5人となります。
ここではその5人のメンバーを紹介します。
MAIKO
名前:MAIKO(マイコ)
本名:栄舞子(さかえ まいこ)
生年月日:1986年7月24日
ZONEではボーカル、ベース担当し、結成時から活動終了まで在籍したメンバーです。
TAKAYO
名前:TAKAYO(タカヨ)
本名:大越貴代(おおこし たかよ)
生年月日:1985年6月13日
ZONEではボーカル、ギター担当、最年長のメンバーで初代リーダーを務めています。結成時から在籍していたが2003年末に卒業し、2011年8月の再結成後も不参加で特に不参加の理由についても言及もされていません。
MIZUHO
名前:MIZUHO(ミズホ)
本名:斉藤瑞穂(さいとう みずほ)
生年月日:1986年12月12日(31歳)
ZONEではボーカル、ドラムス担当で5thシングル「夢ノカケラ・・・」ではキーボードも担当していました。後に2代目リーダーとなり、結成時から2005年の解散まで在籍していましたが、2011年8月の再結成からは不参加となっています。
再結成不参加に関しては既に結婚し子供もいる事と音楽から遠ざかりドラムももう叩けない事が理由だそうです。
TOMOKA
名前:TOMOKA(トモカ)
本名:西村朝香(にしむら ともか)
生年月日: 1986年9月19日
ZONEではボーカル、ギター、キーボード担当していました。インディーズデビュー時の最終候補の5人に入っており、外された後はソロやRunZのメンバーとして活動していました。
2004年にTAKAYOの後任として復帰し、2011年8月の再結成後も在籍していたが、1度目の再結成延長期間中の同年10月に突如として体調不良を理由に脱退及び芸能界引退を発表し、コメントのみで即日引退してしまいました。
MIYU
名前:MIYU(ミユ)
本名:長瀬実夕(ながせ みゆ)
生年月日: 1988年5月20日
ZONEではボーカル、ギター担当で最年少のメンバーとして結成時から在籍していたました。
しかし、2013年2月13日に「著しい不品行及び度々の業務不履行などの行為」により所属事務所より契約解除となってしまいます。
日刊スポーツの記事によると、イベントやライブを無断欠席する状態が度重なった件に関する話し合いが対立したまま解消できなかったことが原因だそうです。
ZONEの解散理由2つについて
突然の解散や再結成など解散や結成を繰り返していますが、そこで気になるのが解散理由です。ZONEは一体なぜ解散してしまったのでしょうか。
ZONEの解散理由① MIZUHOの脱退
公になっている解散理由としてはMIZUHOの脱退です。MIZUHOが「今年、高校卒業となり、一度自分を見つめ直す時間を持ちたい」と表明したところ、他の3人のメンバーも「MIZUHOが卒業するのでは続けていけない」という結論を出したことが解散理由とされています。
ZONEの解散理由② MIYUの態度が悪すぎた
ZONEのメンバー、特に最年少であるMIYUに関しては2013年2月13日に所属事務所をクビとなってしまっています。このことから、MIYUの仕事に対する態度が悪かったことがわかります。
ZONEが売れた時期、特に「secret base 〜君がくれたもの〜」でブレイクした当時メンバーはまだ中学生である為、調子に乗ってしまってしまった可能性も十分にありえます。
事務所側の発表によると「著しい不品行及び度々の業務不履行」を理由に契約解除したそうです。
なんでも、無断でライブやイベントを欠席し、本人に注意するもまったく改善はみられず、
本人とも連絡がつかないため、契約解除の文書を事務所が郵送したんだとか…
ZONEのメンバー5人の現在
現在、ZONEのメンバーは何をしているのでしょうか? 再結成したもののMIYUの素行不良で
結局芸能界から全員が姿を消しています。
そんなメンバーたちを今をご紹介します。
MAIKOの現在~結婚しヨガのインストラクターに
MAIKOは2度目の解散後、「Jack&Queen」というバンドで活動していましたがそれも2014年4月に音楽の方向性の違いという理由で解散。
2016年にはそのJack&Queenの元メンバーでベースを担当していた「Ginji」と結婚しています。
現在は音楽活動は行わずに北海道でヨガのフリーインストラクターを行なっているようです。
TAKAYOの現在~ブログも閉鎖し消息不明
TAKAYOはZONEを脱退後は短大に進学し、在学中は一生懸命勉強して栄養士の資格を取ったそうです。
解散後にブログを開設していますが、それも2007年に閉鎖し、一時姿を消すこととなります。
しかし2008年に復帰し、ライブを中心に活動し、元ZONEのMIZUHOと共にライブを行ったりもしましたが、08年末には再びブログを閉鎖。
ZONE再結成時には参加しない理由も不明のまま、それ以降は消息不明となっています。
MIZUHOの現在~子育て奮闘中?
MIZUHOは再結成時参加しない理由でも語られている通り、現在は結婚し子供もいる為、家族中心の生活をしているのでしょう。
また、再結成時不参加の際も「もうドラムは叩けない」と語っていることから音楽に関わっている可能性も低いでしょう。
TOMOKAの現在~体調不良で芸能界引退後に結婚
TOMOKAはZONE解散後しばらくは音楽活動から離れ、本人曰く学校に通い資格取得等の勉強に励んだようです。
2008年9月1日より本名の西村朝香で活動を再開し、北海道エリアで放送されるハウス食品の「こくまろカレー」のCMに出演したり、MEN☆SOULの3枚目のシングル「花火」のPVにも出演しています。
しかし、体調不良ということで芸能界を引退した以降の活動に関しては不明ですが、結婚したそうです。
MIYUの現在~事務所解雇後の消息不明
事務所解雇時のMIYUの画像
MIYUは素行不良で2013年にMIYUは事務所を解雇されてしまいます。
現在はどこで活動しているのかは不明ですが、インディーズとして音楽を続けている可能性もあるでしょう。
ZONEの人気曲ランキングTOP10【動画あり】
ではここからはZONEの中でも人気の高い曲をピックアップし、人気の順でランキング形式で紹介します。
TOP10「僕の手紙」
人気曲ランキングTOP10は「僕の手紙」です。フジテレビ系HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMPのエンディングテーマにも起用された曲で、渡す予定のないラヴレターを歌にした、ピュアなラヴ・ソングです。
透明感のある歌声が切なさを誘い、全体的に音数も少なく、歌詞の一言一言が胸に突き刺さる一曲です。
TOP9「世界のほんの片隅から」
人気曲ランキングTOP9は「世界のほんの片隅から」です。ZONEにとって4枚目のシングルとなるこの曲は、全身で恋愛をする乙女心を歌った曲となっています。
ZONEと言えばバンドサウンドのイメージですが、バンドサウンドの雰囲気とは変わり、ピアノやシンセサイザーを使ってしっとり仕上げたウインター・ソングとなっており、メンバーがダンスをしながら歌唱しています。
TOP8「卒業」
人気曲ランキングTOP8は「卒業」です。ZONEと言えば学生をメインとした曲が多いですが、この曲も学生にスポットを当てたロックな卒業ナンバーです。
卒業で感じる寂しさと、そこから始まるこれからへの期待をパワフルに歌い上げています。途中ではいる学校のチャイム風のリフが織り交ぜられているあたりもZONEらしさが取り込まれていると言えます。
TOP7「夢ノカケラ・・・」
人気曲ランキングTOP7は「夢ノカケラ…」です。この曲はハウス食品飲むフルーチェのCMソングとしても起用されています。サビの入りの「君がくれたもの」という4人のさわやかなユニゾンが印象的で、頭に残るサビとなっています。
スローテンポの8ビートとピアノのサウンドが切なさを生み出す青春一直線の曲です。
TOP6「白い花」
人気曲ランキングTOP6は「白い花」です。スクウェアGBAソフト「ファイナルファンタジータクティクス アドバンス」のイメージソングとして起用された曲で今までのZONEとは違い、神秘的かつ大人なイメージで歌い上げています。
またバンドサウンドというよりも電子音なども使ったサウンドとなっていて、新しいZONEの雰囲気が垣間見れます。
TOP5「glory colors ~風のトビラ~」
人気曲ランキングTOP5は「glory colors ~風のトビラ~」です。テレビ朝日系「甲子園への道」テーマ曲に起用された曲で、ドラマティックに展開されるサウンドの中でヴォーカルが強く押し出されている一曲です。
TOP4「treasure of the heart ~キミとボクの奇跡~」
人気曲ランキングTOP4は「treasure of the heart ~キミとボクの奇跡~」です。この曲はHBC制作「ケッパレ!ごはん」挿入歌となった曲で、ZONEにとっては16枚目のシングルとなります。
この曲は解散した2005年から7年振りの曲、更に二人体制になってからのZONEの曲ということもあり注目の一曲となりました。今までの「学生」という雰囲気を脱ぎ、大人の女性に成長したZONEを感じることの出来る一曲です。
TOP3「true blue」
人気曲ランキングTOP3は「true blue」です。フジテレビ系 アストロボーイ・鉄腕アトムのオープニングにも起用された一曲でとても明るい曲となっています。パレードが始まりそうな英詞のイントロで始まり、ZONEならではの元気さと明るさ、力強さが感じられます。
全員で歌うサビ部分がさわやかで心地よく、つい頭から離れないメロディが癖になります。
TOP2「一雫」
人気曲ランキングTOP2は「一雫」です。洋画「ICE AGE」イメージソングにもなっている局で、ピアノとストリングスとアコースティック・ギターが繊細な空気を作り出すバラードとなっています。
今までのZONEの中でもバラードは多くありましたが、その中でも特にZONEの繊細さを感じられる一曲でしょう。
TOP1「secret base~君がくれたもの~」
人気曲ランキングTOP1は「secret base~君がくれたもの~」です。やはりTOP1は誰もが知るこの曲でしょう。現在でもカラオケなどでも多く歌われ、ZONEと言えばこの曲と言われる程に人気の曲です。
この曲はCBC/TBS系「キッズ・ウォー3」の主題歌となり、キッズ・ウォーも人気番組となった為に、主題歌であるこの楽曲もヒットしました。
歌詞の中には「秘密の基地」「夏休み」などの学生時代を思い出させるワードがちりばめられており、老若男女学生時代を思い出させる一曲です。
更にこの曲はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の主題歌ともなった為、当時キッズ・ウォーを見ていなかった世代からも人気出ました。
なんでひとり悲しく
— 玲名 (@Bell__ooO) 2018年5月14日
secretbaseきいとんじゃろ🙄
この歌好きだわ
— 土方真夜(千穂の姉ちゃんの娘) (@Hizikatamaya) 2018年5月14日
でも、涙が出る
Secret base〜君がくれたもの〜【BGM】 / ZONE#nanamusichttps://t.co/2FHua9y6lC pic.twitter.com/nIt0HOGYzU
青春じゃないのにsecret base聴きまくってる
— Daisuke Nomura (@daisuke_nomura) 2018年5月13日
1年ぶりに地元の和歌山に
— ㍿ハシヤ@ポジティブマシーン (@Yoshimokkori1) 2018年5月9日
帰ってきて牛角来てるなぅ😏
田舎は空気が美味しいし
のどかやからやっぱり
落ち着くわぁー!( ^ω^ )
秘密基地作ってた頃が
懐かしーなー!!
なんか地元きたら
secret baseの曲を思い出す。。 pic.twitter.com/3iUHPXbMkb
このように現在でも「secret base~君がくれたもの~」を聞いている人は沢山いるので、TOP1にふさわしい一曲でしょう。
ZONEについて総まとめすると…
・ZONEの解散理由の一度目はMIZUHOの脱退、二度目はMIYUの素行不良により解雇が原因である。
・ZONEのメンバーは現在消息不明者が多いが、MAIKOは地元の北海道でヨガのインストラクターとして活動している。
一時は中高生をメインに人気だったZONEですが、現在は結婚し落ち着いているメンバーもいるようです。
あのZONEが見れないのは残念ですが、それぞれ大人として新しい道を歩いているのでしょう。