2015年8月13日午前7時半過ぎ頃、東京都港区虎ノ門にあるみなと協和法律事務所の一室にて、小番一騎さんが弁護士・和田正さんの局部を切断しトイレに流すという事件が起きました。
この記事では、小番一騎さんと和田正さんの局部切断事件についての詳細や、その後現在までの情報について詳しくまとめましたのでご紹介します。
この記事の目次
小番一騎が起こした「局部切断事件」とは
小番一騎のプロフィール
小番一騎(こづかい いっき)
逮捕当時年齢:24歳
小番一騎さんは逮捕当時、慶應義塾大学の法科大学院に在籍する学生でした。また、一時期ボクシングに打ち込んでおり、公式戦の出場記録は無いもののプロボクサーのライセンスを取得していました。
もしかしたら、小番一騎さんが初めてKOしたのは弁護士の和田正さんだったのかもしれません。
小番一騎さんが当時通っていたジムの練習生の話では、「こんなことをするやつじゃなかった。カッとなって殴るなんて絶対にやらない。よっぽどのことがあったのだと思う。ただの浮気とかそんなんじゃなくて。それを知りたい」と語っており、この読み通り”ただの浮気”ではなかったことが公判で明らかとなっています。
この練習生のように小番一騎さんの人格の評判は良いようで、部屋を間借りしていた大家によれば、司法試験の1次試験に合格した際にワインを贈ったところ、律儀にお返しをするようなちゃんとした社会性を持った人物のようです。
小番一騎、嫁の不倫相手弁護士の局部を切断し現行犯逮捕
平成の阿部定事件?
小番一騎さんが起こした「局部切断事件」が発生したのは2015年8月13日午前7時半過ぎ頃で、当時は東京・港区虎ノ門のにあるみなと協和法律事務所の一室にて小番一騎さん(当時24歳)とその妻(以下、A子さん・当時25歳)、A子さんが秘書のアルバイトをしていた弁護士の和田正さん(当時42歳)の3人が不倫を巡るトラブルで話し合っていました。
和田正さんがA子さんと体の関係を持った不倫を認めたものの、A子さんから不倫ではなく強姦されたと聞いていた小番一騎さんは激昂し、和田正さんの顔面を拳で4発殴って失神させ、隠し持っていた刃渡り6センチの枝切りばさみで局部を切り取り、トイレに流すという凶行に及びます。
警視庁赤坂署は当時元プロボクサーで慶応大学法科大学院生の小番一騎さんを現行犯逮捕しましたが、この事件は男性にとっておぞましい猟奇的な傷害事件ながら、公判で全貌が見えてくるにつれて小番一騎さんが同情されるという奇妙な事件でした。
小番一騎の不倫した嫁A子は南部希実?~ネット上では悪妻と大炎上
小番一騎、嫁との馴れ初めは東日本大震災ボランティア
小番一騎とA子は東日本大震災のボランティアで知り合った
小番一騎さんは仮出所後に受けた取材で事件についての所感について語っていますが、事件のきっかけとなったA子さんとの馴れ初めは東日本大震災後のボランティアだったと語っています。
被災地では知り合っただけで、小番一騎さんは東京に戻ってきた時に開かれた飲み会の席で交際に発展し、小番一騎さんは当時大学1年生でしたが、1歳年上のA子さんも同級生だったようです。
小番一騎さんとA子さんは早々に学生結婚し、東京・中野区にある築40年の一軒家の一室を間借りして同棲生活をスタートさせました。
小番一騎さんとA子さんは狭い一室で猫を飼っていましたが、詳しくは後述しますがA子さんは猫を飼うために結婚したようなもので、常人の感覚から外れた性格の持ち主であることが分かっています。
A子さんは収入の無い小番一騎さんと度々喧嘩をしていたと公判の供述書で述べており、近隣住民の証言では時折「もうやめて~!」と叫ぶ声が聞こえてきたと語っていますが、捏造記事を書く事で有名な「スポーツ報知」の記事のため信ぴょう性は定かではありません。
小番一騎の嫁がネットで糾弾される
悪妻として伝えられたA子にネットが炎上
小番一騎さんはA子さんに嘘を吹き込まれた結果、愛する妻を陵辱した和田正さんへの煮えたぎるような復讐心から犯行に及んでしまいました。
このことから、小番一騎さんを犯行に走らせた張本人はA子さんであり、傷害幇助として一番罪に問われるべきだとネット上で大炎上していましたが、罪に問われなかった理由は証拠となる録音が無かったためだと言われています。
公判を傍聴した記者がA子さんが小番一騎さんと結婚した理由や犯行当時の現場に居合わせた時の気持ちなどを供述した内容に驚愕した旨が綴られています。
小番被告の妻の供述を改めて振り返ると、いかに彼女が冷めているかがわかる。まずはプロポーズされたとき。
「当時、猫の里親になりたかったが『結婚しないと里親になれないので猫をもらえない』と、言われた。考えが甘かったとは思うが、どうせ結婚なんて紙ペラ1枚のことだし、もういいやと思った」
(中略)
「1年暮らしてみて気持ちの整理がついて、猫と同じように一騎もペットと思えば腹が立たないようになってきた」
(中略)さらに身の毛もよだつ局部切断の瞬間についてはこう述べた。
「まさか切るのではと頭をよぎった。私からは被告人の手元は背中で隠れていたので見えなかったが、さすがにそれはまずい、止めないと、と思っていたところ『シャキン』と音がしたので『あー、やっぱり切っちゃった』と思った」
一人暮らしは家を無人にすることが多いため保護猫の里親になれないことが多く、A子さんは猫を飼うために小番一騎さんと結婚したことを語り、一般的な結婚観からはかけ離れた価値観を持っていることがわかります。
また、小番一騎さんは和田正さんを激しく殴打し、気を失わせたところでズボンを下ろして局部を枝切りばさみで切断しましたが、事件現場に居合わせた時のA子さんの感想はとても目の前で惨劇が起こっているとは思えないほど無味乾燥なものでした。
こうした感情の乏しさは医学用語で「アレキシサイミア」というようで、親から感情を押し込めて育てられた子供がなりやすい傾向にあり、現実に起こったことに対して感情で処理できないためまるでロボットのような反応になりがちのようです。
小番一騎の嫁が豊泉美穂子、南部希実と言われる理由
A子の正体
ネット上で小番一騎さんの悪妻と言われたA子さんの特定が進められ、最初に槍玉に挙げられたのはみなと協和法律事務所に所属する秘書と思われる豊泉美穂子さんでした。
和田正さんのプロフィールの直下に豊泉美穂子さんの名前があったため、専属の秘書だと考えたネットユーザーが小番一騎さんの嫁として名前を挙げたようですが、まったくの無関係でした。
また、多くのブログで小番一騎さんの嫁として有力視されている南部希実さんについても、事件発生当時のA子さんの年齢や学年、南部希実さんが出演した「慶応塾生新聞」の内容からも別人の可能性が圧倒的に高いでしょう。
南部希実さんは事件が発生してから約半年後に、慶應義塾大学が運営するサイト「慶応塾生新聞」に2016年2月のキャンパスアイドルとして出演していました。
日吉キャンパスにてあいにくの雨。両手を上着のポケットに突っ込み、コンクリートの柱の側で待っていると、階段の下から目元の綺麗な女性が上がってきた。今月のキャンパスアイドル、南部希美さんだ。
大学生活は、忙しく過ごす。1年生のときには、WEB・金融・教育と3つの業界のインターンに精力を注いだ。
「大学入学時には広告業界にいきたいと思っていたけど、別の業界も見てみたいと思ったんです」。
初対面だが、その語り口は真剣で、強いエネルギーや信念を感じる。
小番一騎の嫁・南部希実説は捏造された
南部希実のツイッターは捏造された可能性が高い
当時、南部希実さんは慶応義塾大学法学部法律学科2年生で、”法学部”というところに小番一騎さんとの共通性があり、法律家の和田正さんさえ狂わせた”美女”だという先入観から美人の南部希実さんに白羽の矢が立ったのでしょう。
しかし、事件当時小番一騎さんは大学院生であり、同級生のA子さんは大学院に進んでいなければ社会人になっているはずであり、南部希実さんの2年生という学歴とは乖離があります。
また、南部希実さんは法律ではなく教育分野に非常に熱心であり、「1年生の頃にはWEB・金融・教育と3つの業界のインターンに精力を注いだ」とあることから、みなと協和法律事務所に勤める理由もありません。
南部希実さんは教育者の両親の影響で教育関係に興味を持ったことを語る一方、A子さんは検察の調書の中で「実家にいるのが窮屈で逃げ出したかった」「リセットして海外で美術の勉強をしてみたい」と語っていることから、南部希実さんとはまったく目指す方向が違うということになります。
他にも南部希実さんの趣味は旅行で日本の津々浦々を回っているなど好奇心旺盛で希望に溢れた印象を感じさせることから、「アレキシサイミア」が疑われるようなA子さんとは人格があまりにも一致しません。
慶應義塾大学も世間の注目を集めた小番一騎さんの嫁、しかもネット上で”悪妻”と叩かれていたA子さんをキャンパスアイドルに取り上げるはずもないでしょう。
また、小番一騎さんの「局部切断事件」について綴っているブログなどでは、「色々調べた結果、小番一騎の嫁は南部希実さんのようですね」と言った何の根拠も説得力も無い情報しかなく、非常にふわふわした感覚のブロガーやツイッターユーザーらにより拡散されていったようです。
南部希実さんは事件の犯人の嫁としてやり玉に挙げられてしまい、少なからず何かしらの迷惑を被った可能性がありますが、噂を流した元凶のネットユーザーを訴えるなどの動きは無いようです。
小番一騎の嫁A子と和田正弁護士の不倫関係について
小番一騎の嫁A子、和田正に言い寄られてW不倫に発展
スポーツ報知で”ゲス不倫”の詳細が明らかにされた
A子さんは和田正さんの所属するみなと協和法律事務所の事務員や、秘書だったと伝えられていますが、和田正さんがA子さんに言い寄る形で不倫に発展したようです。
保釈後に小番一騎さんが受けたインタビュー記事の内容と照らし合わせると、「スポーツ報知」での公判の様子を綴った記事は捏造の印象がありますが、もし真実だとするとA子さんと和田正さんはまさに”ゲス不倫”を満喫していたことになります。
昨年5月に被害者の男性の弁護士事務所で働き始めた被告の妻(以下、妻)は、半年余りで社内不倫に落ちた。妻子ある男性とのW不倫。昨年末に初めて肉体関係を持った妻は、嫌がるそぶりは見せなかった。
今年に入ると、2人の関係は一気にはじけた。配偶者には見せないであろうコスプレを堪能。場所は決まってカラオケ店。学園もののコスチュームを好み、セーラー服やブルマをはき、楽しそうに歌い、そして体を重ねた。
約7か月の間に少なくとも6回の「性交」を重ねたが、許されざる関係は長くは続かなかった。7月、2人で高尾山に行ったのを境に、徐々に妻が男性を避けるように。不倫を清算し“元サヤ”に戻ろうとしたが男性に引き留められた。
和田正さんとの関係を切れないA子さんは、8月に入ると小番一騎さんに「和田正さんからセクハラ被害を受けている」と相談しました。
当時、小番一騎さんとA子さんは喧嘩中だったようですが、A子さんが和田正さんとの不倫を「セクハラから肉体関係を2回強要された」と強姦被害を訴えると、小番一騎さんは愛する妻が蹂躙されたことに激昂し、自然と喧嘩の話は掻き消えたため、A子さんは友人に「論点をずらして話したら、仲直り出来たよ(笑)」とメールをしていたと言われています。
そして、怒りと復讐心に燃えた小番一騎さんは”台本”というタイトルで和田正さんとの話し合いの際の抗議文を作成し、「大変なことをしてくれた。強姦行為、ホテルに無理やり連れ込んだ責任をどう取るのか」「絶対、許さねぇぞ」などと記したとされていますが、これも小番一騎さんの取材での証言とは一致せず「スポーツ報知」の捏造の印象が強いようです。
和田正弁護士のその後と現在~排尿障害や生殖機能を失っていた
和田正、現在もみなと協和法律事務所に勤務していた
不貞でハレンチな弁護士と知れ渡ってしまった和田正
小番一騎さんが事件を起こしたそもそもの発端は妻子持ちであるはずの和田正さんがA子さんと不倫関係に誘ったためでした。
自業自得とはいえ、局部を失い排尿障害や生殖機能を失うなど現在も多大な苦痛を背負わされたのはあまりにも大きな代償だったようです。
和田正さんは現在もみなと協和法律事務所に勤務して職務に当たっています。
和田 正(ワダ タダシ)
専門分野:事業再生・倒産処理(会社更生、民事再生、私的整理、破産) ・M&A・
会社法関係、株主総会指導・国際取引関係・知的財産権・不動産取引・ファイナンス
小番一騎のその後と現在~懲役4年6ヶ月の実刑判決で服役中
小番一騎、「局部切断事件」判決内容
小番一騎は懲役4年6ヶ月の実刑判決を受けた
2016年7月5日に判決公判が東京地裁で開かれ、家令和典裁判官は「動機に酌むべき事情はあるが、男性に回復不能の傷害を負わせた結果は重大だ」として、求刑6年に対して懲役4年6月の実刑判決を言い渡しました。
和田正さんはA子さんと不倫関係を持ったことを小番一騎さんに謝罪しており、局部を切断された傷害事件については示談が成立しているようです。
小番一騎の出所予定は2020年4月頃?
小番一騎は現在も服役中
小番一騎さんは保釈された直後に受けた取材で、たとえ実刑判決が下りて服役することになっても、A子さんとは離婚せずに出所後にまた一緒に暮らしたいと語っていました。
「とにかく妻ともう一度一緒に暮らしたい。それだけです。普通に考えれば、皆さんは『離婚だろう』と思うかもしれません。でも、その予定はまったくありません。4月14日の被告人質問でも裁判官に『離婚する予定はあるか』と聞かれましたが、なぜそんなことを聞くのか理解できなかった」
小番一騎さんは事件後に約9か月間東京拘置所に拘留されていたため、懲役4年6か月から9か月を引いた3年9か月間刑務所に服役することになると思います。
2016年7月から服役を開始したとして、小番一騎さんが釈放されるのは2020年4月頃となるかもしれません。
小番一騎被告人の控訴審初公判の傍聴券抽選@東京高裁。傍聴券28枚に対し、傍聴希望者27人という定員割れの不人気っぷり。被告人は出廷せずで、弁護人の証拠が採用されて、閉廷。たった1分程の初公判。次回2/14午後1時30分から判決予定。
— 阿曽山大噴火 (@asozan_daifunka) February 2, 2017
小番一騎が起こした「局部切断事件」についてまとめると…
・小番一騎は和田正弁護士に誘われる形でW不倫の関係になってしまった
・小番一騎の嫁A子の正体は不明で、ネットで噂された南部希実ではない可能性が高い
・和田正弁護士は現在もみなと協和法律事務所に勤務、切断されて局部は排尿障害や生殖機能を失った
・小番一騎は4年6ヶ月の実刑判決により現在も服役中である
世間の男性を震撼させた小番一騎さんが起こした「局部切断事件」について現在までの様子をご紹介してきました。
小番一騎さんは事件後に一切ネット上の記事や噂話を見ないようにしていたと語っていますが、大部分が捏造の可能性が高いため正解だったでしょう。
散々悪妻と言われ炎上してきたA子さんについても、ネット上で言われているほど悪妻ではないのかもしれません。
「一方的な不倫だったら離婚する」と語った小番一騎さんが離婚を選択しなかったということは、A子さんは本当に和田正さんに迫られたことが怖くて断れなかったという可能性もあるでしょう。