世界的なプロスノーボーダーながらも、日本においてはバンクーバー五輪時に起こった「腰パン騒動」のイメージが強い國母和宏さん。
この記事では、國母和宏さんの「腰パン騒動」から嫁や子供など家族情報などに関してまとめてみました。
この記事の目次
國母和宏のプロフィール
出身地:北海道石狩市
生年月日:1988年8月16日
学歴:東海大学国際文化学部卒業
職業:プロスノーボーダー
日本では、バンクーバー五輪時に「腰パン騒動」でマスコミから袋叩きにされたイメージが強い國母和宏さんですが、国際的な実績を残し続けている人物と言えます。
バンクーバー五輪こそ騒動の影響もあってか8位に終わった國母さんですが、2010年から2011年にかけてUSオープンを2連覇しています。その他、エクストリーム系競技にとっては、五輪以上の大舞台と言われている冬季X Gamesにおいて2度の表彰台に上がるなど、國母さんは、日本スノボ界のパイオニア的ポジションの人物です。
近年は、競技者としてよりもスノーボードムービーの分野での活躍が目立つ國母さん。2016年にはアメリカの専門誌により、ライダー・オブ・ザ・イヤーの1人に選出されるなど、世界的な評価は高まる一方だったりします。
國母和宏の「腰パン騒動」~バンクーバー五輪でバッシングされフルボッコに
國母和宏、腰パンのラフな服装でバンクーバーに向かう
バンクーバー五輪で起こった國母和宏さんの「腰パン騒動」ですが、説明してしまうともの凄くくだらない騒動です。國母さんの普段の言動が気にいらなかったマスコミが、過剰に騒いで騒動にしてしまった感があります。
個人的には、このくらいならスルーしても問題なさそうな服装にも見えます。しかし、当時からプロとして欧米で活躍をしていた國母さんは、勉強不足でお馴染みの日本のマスコミ陣からは、一歩距離を置くスタンスでした。そのため、マスコミから、些細な事で目くじらを立てられるという意趣返しをされてしまったわけですね。
國母さんの側にも、謝罪会見の場で大人気のない言動があったことは確かです。しかし、あまりにくだらないことで謝罪会見を開く羽目になったことに対して、納得出来なかった國母さんの心情は理解出来ます。当時21歳の現役大学生だった國母さんにとっては、感情を押し殺して神妙な謝罪会見をすることも難しかったのだろうとも思います。
しかし、「反省してま~す」のたった一言が、その後とんでもない騒動へと発展してしまうことになります。
國母和宏、マスコミからフルボッコ!五輪追放寸前までいった?
マスコミ主導で時折起こってしまう、日本社会の悪癖の1つですよね。
火に油を注いでしまう形となった謝罪会見以降は、マスコミによる國母和宏さんバッシングもヒートアップします。事態を重く見た全日本スキー連盟からは、國母さんの五輪追放が検討されるなど、「腰パン騒動」は社会問題化する様相を見せ始めました。
「腰パン騒動」の対応に追われたことで、競技前から心身共に消耗してしまったためか、五輪本番での國母さんは8位に終わり、実力を発揮出来ずじまいでした。
國母和宏の現在① バンクーバー五輪後に代表引退・コーチとして日本代表に復帰
國母和宏、バンクーバー五輪後に代表引退
バンクーバー五輪後の國母和宏さんですが、アメリカに拠点を置き、プロスノーボーダーとして活動を続けました。
この時期の國母さんは前述の代表辞退発言に加えて、2010年5月に、バンクーバー五輪のメダリストや入賞者を招いて行われた宮中茶会に欠席するなど、日本とは距離を置く言動が目立っていました。
服装の乱れが話題となったスノーボードの国母和宏選手も対象となったが、米国滞在中のため欠席した。 全日本スキー連盟(東京)の広報担当者は国母欠席の理由について「現在、オフシーズンで米国遠征中のため不在との連絡があった」と説明している。
そのため、「腰パン騒動」のせいですっかり日本嫌いになってしまったかに思われていた國母さんですが、その後意外な行動に出ることになります。
國母和宏、コーチとして日本代表に復帰した(2013-2014シーズン)
國母和宏さんは、ソチ五輪シーズンとなる2013-2014シーズンに、テクニカルコーチとしてスノーボード日本代表チームに戻って来ています。元々、アメリカで活動する日本人プロスノーボーダーに対するサポートに熱心であった國母さんだけに、後輩たちの手助けをしたいという気持ちも強かったのかもしれませんね。
「世界の國母」とでも呼ぶべき大先輩のコーチ就任は、スノーボード日本代表チームの躍進を後押しすることなりました。
「腰パン騒動」で大バッシングを受けた身でありながら、指導者とはいえ再び日本代表に復帰して後輩たちのサポートに回った時点で、國母さんの男気は賞賛に値することです。それに加えて、指導者として見事に結果を残した國母さんに対しては、日本マスコミも手の平を返すしかなく、SNS上でも過去のバッシングを懺悔するユーザーの声が多かったりしました。
11日、ソチ五輪・スノーボードの男子ハーフパイプで、平野歩夢と平沢卓の両選手が銀メダルと銅メダルを獲得し、彼らのコーチを務めている國母和宏にも賞賛の声が集まっている。YouTubeには、國母が10代の頃から孤軍奮闘してきた「國母ストーリー」をまとめた15分の動画が投稿されており、再生回数はすでに50万回を超えている。
國母和宏の現在② 嫁と2人の子供がいる
國母和宏さんですが、世界を股にかけるプロスノーボーダーであると同時に、2児のパパでもあります。
2009年に、3歳年上の一般女性である智恵さんと結婚した國母さんには、2019年11月現在、5歳となる長男・一之介(かずのすけ)さんと4歳となる長女・六花(ろっか)さんが誕生しています。
プロスノーボーダーとして世界を飛び回っている國母さんが、家族の元で過ごせるオフ期間は、年に2ヶ月程度しかないそうですね。
「腰パン騒動」で誤解されてしまっただけで、素の國母さんは、故郷北海道や家族を愛する好人物ということなのでしょうね。
真面目な話さ 國母和宏なにやってんの
— 🐼L⃣u⃣c⃣A⃣🐼 (@Valen_LucA_Tine) November 6, 2019
キレイな奥さんもいて 可愛い子供も居て あの人は今的な番組で見たけど 海外の仕事が多いから帰ってきてるときはたくさん遊んであげたり 腕には子供の産まれた時の足型のタトゥー入れたり 確かに普通にカッコイイお父さんだったのになにしてんの
國母和宏の現在③ プロスノーボーダーとしてまたしても日本人初の快挙
國母和宏さんの話題に付き物の「日本人初の快挙」ネタですが、2016年末にも、國母さんは新たな快挙を達成しています。今回の國母さんの快挙は、スノーボード界のアカデミー賞とも言われている「RIDRES POLL 18」にて、日本人初の年間ベストビデオパート賞を受賞したことになります。
ちなみに、「RIDRES POLL 18」にて、賞を獲得すること自体が日本人初の快挙となっており、プロスノーボーダーとして道なき道を切り開き続ける國母さんの凄みが伝わって来る快挙となりました。
プロスノーボーダーの國母和宏が、アメリカの大手メディア・TRANSWORLD SNOWBOARDING主催の「RIDRES POLL 18」にて、MEN’S VIDEO PART OF THE YEAR(年間ベストビデオパート)賞を受賞した。
「RIDRES POLL 18」における國母さんの受賞シーンや年間ベストビデオパート賞に輝いた作品である「STRONGER.」を確認したい方は、上記の動画をご覧になって下さい。
國母和宏の現在④ 「腰パン騒動」の反省はしていない
2017年8月27日放送のTBS「消えた天才 ~一流アスリートが勝てなかった人大追跡SP~」に出演した際、國母和宏さんが“腰パン騒動”の真相をテレビで初告白しました。
この騒動に対して、國母和宏さんは「全く後悔はしていないです」と答え、「自分のスタイルを崩してまで大事な事はないと思うし、空港でピシッとして、みんなと並んで歩いて、まともなインタビューをしてっていうのはスノーボードではないと思った。アホだなって思うなって思う人もいれば、良いなって思う人もいると思う。(騒動で)本当に迷惑をかけた人には自分で謝罪した」と当時を振り返っています。
また、現在はスノーボードの映像制作を手掛けていて、年収は1億に届かないくらいと発言しています。
國母和宏逮捕か~。
— 有機無機物 (@Rh_okcp17_Lift) November 6, 2019
いつかテレビで見たけど今はスノボーの映像製作してて右腕に自分の子供の足形の刺青彫っててオリンピックのイメージと違って子煩悩な人と感じたけど…子供がかわいそうだな。 pic.twitter.com/FL8VCzlMHy
國母和宏の現在⑤ 大麻取締法違反の疑いで逮捕
2019年11月6日、國母和宏さんが大麻取締法違反の疑いで厚生労働省麻薬取締部に逮捕されました。
スノーボード元日本代表の國母和宏容疑者が大麻を営利目的で密輸したとして逮捕された事件で、密輸した大麻製品は幻覚作用が強く、取引価格が高いものだったことがわかった。
厚生労働省麻薬取締部によると、スノーボード元日本代表の國母和宏容疑者は、去年12月、知人の男らと共謀してアメリカから大麻製品およそ57グラムを営利目的で密輸した疑いがもたれている。
その後の捜査関係者への取材で、密輸した大麻製品は、幻覚作用が強い濃縮大麻などとよばれるものだったことが新たにわかった。
國母和宏さんは、11月6日午前、麻薬取締部に自ら出頭してきたということです
國母和宏さんが輸入した大麻は「大麻ワックス」と呼ばれる加工品である可能性が高いと言われています。
大麻ワックスとは、乾燥大麻の成分を濃縮させた固形状の加工品です。大麻独特の臭いが少ないのが特徴で、使用していることが周囲に知られにくいとされています。関係者によると、1グラム1万円以上で売買され、最も流通量の多い乾燥大麻と比較して価格は7~8倍するとも言われています。
國母和宏さんは知人の男性と共謀して、お金儲けのために「大麻ワックス」を輸入したとみられています。
「知人男性と2人で使用するにしても量が多すぎる。あの量を自分で使ったら死にますよ。手口もこなれており、当局は過去にも大麻ワックスの密輸に絡んでいた可能性もあると踏んでいる」(関係者)
國母和宏さんは2017年-2018年頃、年収は1億に届かないくらいと発言していましたが、闇のビジネスに手を染めていた可能性も出てきました。
國母和宏さんの逮捕ですが、ネットではやっぱり等の声が上がっています。
「ちっ、うっせーなー 反省してまーす」で有名な國母 和宏元選手。
— ゆきぼう (@dosei2010) November 6, 2019
大麻で捕まっちゃいましたね…
最近は反省して全日本スキー連盟コーチとかやってたのに、またイメージが悪い方に戻っちゃったなあ… pic.twitter.com/cI5vGI5sm0
國母和宏の現在⑥ 成田童夢に暴行した過去が暴露される
逮捕された國母和宏さんですが、その後、同じスノーボーダーの成田童夢さんの過去の衝撃エピソードを暴露される事態が起きており、やはり見た目通りだったとネットで言われています。
同じく元スノーボード日本代表の成田童夢が今回の騒動を受け、 ニュースサイト「東スポWeb」の取材で同容疑者から過去に暴行を受けたことや、それを放置する組織体制について暴露している
2010年バンクーバー冬季五輪では、国母容疑者が未成年にかかわらず、 飲酒して年上の成田に空き瓶で殴打して負傷させたこともあったようです。しかも、当時の関係者が見て見ぬふりをし、邪魔をするなと口止めまで行っていたとか。当時の代表チームは何をやっても許される無法地帯のような環境だったようですね」(スポーツライター)
引用:【チッ、うっせーな】国母容疑者、過去に成田童夢を空き瓶で殴打し暴行 周辺の関係者も「国母の邪魔をすな」と口封じする悪質な組織
國母和宏容疑者の逮捕に成田童夢が怒り スノボ界の未来案じ提言 – ライブドアニュース
— kumi (@tubakineco) November 10, 2019
見た目まんまじゃんw
未成年で飲酒で暴行してるんなら日の丸を背負わせるべきじゃなかった。周りの大人が止めるべき。真のアスリートはただ強いだけじゃなくて人間としても品格を持って! https://t.co/rCukAHAZxO
まとめ
「腰パン騒動」を乗り越えて、今や世界に誇れる日本人の1人となっていた國母和宏さん…と思っていた矢先での逮捕。
人を見た目で判断するという行為自体は間違ったことではないと思います。しかし、國母和宏さんも逮捕されてしまったことで、見た目通りだったとネットで残念な声が上がっています。
國母和宏さんのより一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。