「職人」「いぶし銀」と呼ばれて活躍した井端弘和選手ですが、中日退団理由や引退理由も話題です。
今回は井端弘和選手のプロフィールや経歴、成績や年俸、中日退団理由や現役引退理由、結婚した嫁や子供、現在をまとめました。
井端弘和のプロフィールや経歴
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井端弘和
生年月日:1975年5月12日
出身:神奈川県川崎市
身長:173cm
所属:元中日ドラゴンズ、元読売ジャイアンツ
活動:元プロ野球選手
井端弘和さんは、神奈川県川崎市出身のプロ野球選手です。
守備位置は主にショートで、中日ドラゴンズ時代は、荒木雅博選手と二遊間を組んで、「アライバコンビ」と言われるようになります。
バッティングではバットコントロールが良く、ケースバッティングができる選手でした。
プロ入り前
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神奈川県出身の井端弘和さんは、東京の堀越高校に進学し、2年生の時には選抜甲子園、3年生の時には夏の甲子園に出場し、その後は亜細亜大学に進学しました。
亜細亜大学では3季連続でベストナインに選ばれるなど目覚ましい成績を残し、1997年のドラフトで、中日ドラゴンズから5位指名を受けて、プロ入りします。
中日時代
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1997年にプロ入りした井端弘和さんは、1~2年目は主に二軍でしたが、2000年から守備固めや代走で一軍に定着します。
そして、プロ入り4年目の2001年にショートでレギュラーを奪取し、2002年にはベストナインを獲得します。
そこから、打率3割・ゴールデングラブ賞を獲得するなど、素晴らしい成績を残していきました。
中日時代の井端弘和さんを語る上で欠かせないのは、「アライバコンビ」です。
井端弘和さんはショート、そして荒木雅博さんがセカンドを守り、2人が組んだ二遊間は非常に硬く、息の合ったプレーはまさに「阿吽の呼吸」でした。
井端弘和さんの守備は中日ファンはもちろん、全野球ファンを魅了しました。
2011年、目の治療で使っていた目薬の成分が検出されて、ドーピング違反を指摘された井端弘和さん。
ですが、これは井端弘和さんがドーピング違反をしたのではなく、球団が継続申請を忘れていたためでしたので、ドーピングの処分は最も軽い「けん責処分」になりました。
巨人時代
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井端弘和さんは誰もが中日で引退すると思っていましたが、2013年オフに読売ジャイアンツに移籍することになりました。
この時の中日ファンの悲しみと阿鼻叫喚具合は、言葉では表しようがありません。
巨人に移籍後の井端弘和さんは、スタメン・レギュラー全試合出場というわけではありませんでしたが、内野の控えとして欠かせない必要な戦力として活躍しています。
しかし、2015年オフに引退することを発表しました。
現役引退後
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2015年に現役を引退した井端弘和さんは、巨人の一軍内野守備走塁コーチに就任、2018年にはコーチを退任し、野球解説者として活動し始めます。
そして2019年には、侍ジャパン強化本部の編成戦略担当に就任することになりました。
井端弘和のWBCでの活躍が話題に
井端弘和さんを語る上で、アライバコンビと同じくらい絶対に欠かせないことと言えば、第3回WBCでの活躍です。
2013年に開かれた第3回WBCで侍ジャパンに選出された井端弘和さんは、最初は「みんなをまとめるベテラン枠」「ユーティリティー枠」「守備固め枠」という位置づけでした。
ですが、いざWBCが開幕すると、良い意味で前評判を大きく覆しました。
ブラジル戦では同点タイムリー、3月8日の台湾戦では9回ツーアウトの絶体絶命の状況から同点タイムリーを放ち、日本中を熱狂させました。
前のバッターである、鳥谷敬選手のフォアボール&盗塁からぜひ見てください。実況の清水俊輔アナウンサーと解説の古田敦也さん、工藤公康さんの大興奮が伝わってきます。
このように井端弘和さんは、WBC大会を通して活躍し、大会前には誰も想像しなかった指名打者としても出場し、打率.556という素晴らしい成績を残しています。
東京ラウンドのMVPを獲得し、指名打者部門で大会のベストナインにも選出されました。
井端弘和の成績や年俸
井端弘和の成績
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井端弘和さんのプロ野球時代の成績を見ていきましょう。
・通算打点:510本
・通算本塁打:56本
・通算OPS:.706
・通算安打数:1912本
井端弘和さんは守備職人のイメージがありますが、打率3割を超えたシーズンもありますし、実働17年で、通算安打は1912本と2000本安打目前の成績を残しています。
おそらく、あと1~2年現役を続けていれば、2000本安打を達成していたでしょう。
打撃部門での個人タイトルはありませんが、次のような表彰を獲得しています。
・ゴールデングラブ賞:7回
これを見ると、井端弘和さんの守備がいかに高く評価されていたかがわかりますね。
井端弘和の年俸
井端弘和さんの年俸の推移を見ていきましょう。
・1999年:1200万円
・2000年:1000万円
・2001年:3200万円
・2002年:6400万円
・2003年:9400万円
・2004年:9400万円
・2005年:1億4000万円
・2006年:2億円
・2007年:2億2000万円
・2008年:2億7000万円
・2009年:2億5000万円
・2010年:3億円
・2011年:1億8000万円
・2012年:1億9000万円
・2013年:1億7000万円
・2014年:4500万円
・2015年:5500万円
井端弘和さんの生涯年俸は23億3500万円です。プロ入り時の契約金は6500万円ですから、プロ入りして稼いだ額は24億円ということになります。
年俸1億円以上が連続9年ということを考えると、井端弘和さんがいかにすごい選手だったかがわかりますね。
井端弘和が中日を退団した理由
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井端弘和さんは、1997年にドラフト5位で中日に入団し、地味でいぶし銀ながらも中日の中心選手として活躍し、「中日ドラゴンズの顔」とも言える選手でした。
中日ファンはみんなが井端弘和さんは中日で引退し、将来はコーチ、うまくいけば監督になるのでは?と思っていたんです。
しかし、2013年オフに井端弘和さんは中日を退団し、巨人に移籍しました。
表向きは「巨人の強さの秘密を探る為」とされていますが、実際は落合GMが井端弘和さんに対し大幅減俸を提示し、井端弘和さんが不信感を持ったからとも言われています。
2013年シーズン前に井端弘和さんはWBCで大活躍したものの、シーズン中は思ったような成績を残すことができず、1億9000万円から約2300万円の減俸を提示されています。
中日に尽くしてきた井端弘和さんは中日に不信感を持ち、契約がまとまらず、自由契約となり、それを巨人が拾う形で巨人に移籍しています。
井端弘和が現役を引退した理由
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井端弘和選手は、2015年のシーズンオフに電撃引退しています。
2015年はレギュラーではありませんでしたが、必要な戦力であり、ほとんどの人が来シーズンも巨人でプレーすると思っていたんです。
引退の理由は、盟友の高橋由伸選手の引退です。高橋由伸さんは巨人から監督就任を打診され、現役を半ば強制的に引退することになりました。
それを受けて、井端弘和さんも高橋由伸さんと一緒に引退することにしたようです。
「同世代のスター。ヨシノブがやめた時は一緒にやめようと、巨人に来た時から思っていた。いつ最終打席になるかと毎打席立っていた。一緒にやめられる。これほど素晴らしいことはない」
引退会見では、上記のように語っています。井端弘和さんの心意気がカッコいいですよね。
井端弘和が結婚した嫁・子供
井端弘和さんが結婚した嫁や子供の情報を調べました。
嫁はテレ朝アナウンサー河野明子
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井端弘和さんは2008年に結婚しています。結婚相手はテレビ朝日アナウンサーの河野明子さんです。
河野明子さんがもともと中日ドラゴンズのファンで、堅実な守備の井端弘和さんのファンだったとのことです。
そして、2004年のキャンプ取材で知り合って意気投合。2008年から交際を始めて、結婚に至っています。
河野明子さんは2009年の3月にテレビ朝日を退社後、名古屋に移り住んで専業主婦となっています。
嫁の河野明子さんは遠征先にも同行し、本拠地のナゴヤドームでの試合は全試合観戦していたというほど井端さんを全面的にバックアップしていました。
子供は3人
井端弘和さんは現在、3人の子供がいるパパです。
新型コロナウイルスで自宅にいた時には、部屋中で子供たちとバットとボールで遊んでいたとのこと。良いパパそうですよね。
井端弘和の現在
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井端弘和さんは、現役を引退し、さらに巨人のコーチを辞任した後は、解説者などの活動もしていましたが、なんと現在はYoutuberになっています。
幅広い球界の人脈を活かして、野球に関する動画をアップしているんです。
いぶし銀で職人気質のイメージが強い井端弘和さんがYoutuberになるのは正直以外でしたが、野球ファンからするとたまらない動画となっています。
まとめ
井端弘和さんのプロフィールや経歴、WBCでの活躍、成績や年俸、中日を退団した理由や現役を引退した理由、結婚した嫁や子供、現在の活動などをまとめましたが、いかがでしたか?
・井端弘和は第3回WBCで大活躍した
・嫁は元テレビ朝日アナウンサーの河野明子
・中日に大幅減俸の提示を受けて2013年に巨人に移籍
・高橋由伸の監督就任に合わせて現役を引退
・現在はYoutuberとしても活動している
井端弘和さんのあの堅実な守備を見ていると、守備コーチとしてまたユニフォームを着てほしいと思いますが、巨人でなのか、中日でなのか気になるところですね。