次期総理大臣候補とも目される林芳正さんですが、故・安倍晋三さんと仲や中国のハニートラップに引っ掛かった噂も話題です。
今回は林芳正さんの家系図や家族、経歴や英語力、結婚した嫁や子供、コロナで自宅療養など現在を紹介します。
この記事の目次
- 林芳正は岸田内閣の外務大臣
- 林芳正の家系図がすごい:江戸時代以来の名家&木戸孝允とは親戚
- 林芳正の先祖や家族① 高祖父の代に政界に進出
- 林芳正の先祖や家族② 祖父は公職追放された元政治家
- 林芳正の先祖や家族③ 父親は元大蔵大臣・林義郎
- 林芳正の先祖や家族④ 義叔父は大分県知事
- 林芳正の経歴:アメリカ留学で英語力は抜群
- 林芳正のエピソード① 安倍晋三と不仲で有名だった
- 林芳正のエピソード② 公用車でセクシー個室ヨガ通い発覚&炎上
- 林芳正のエピソード③ マナーが悪すぎてスパイ疑惑も
- 林芳正のエピソード④ 中国のハニートラップに引っかかった?噂と真相
- 林芳正のエピソード⑤ 実は人望がイマイチ?
- 林芳正の結婚した嫁もエリート
- 林芳正の子供は娘が2人
- 林芳正の現在:コロナで自宅療養・旧統一教会問題に巻き込まれていた
- 林芳正のまとめ
林芳正は岸田内閣の外務大臣
林芳正(はやし よしまさ)
生年月日:1961年1月19日
出身地:東京都
林芳正さんとは、岸田内閣で外務大臣を務めている政治家です。
自民党の主流派閥・宏池会のNo2の地位に加えて、過去に文部科学大臣や農林水産大臣をなど歴任しており、次期総理大臣候補とも目されています。
この記事では、林芳正さんのこれまでの経歴や家族情報の他、様々なエピソードについて紹介します。
林芳正の家系図がすごい:江戸時代以来の名家&木戸孝允とは親戚
林家は江戸時代より続く豊かな商家だったようで、長門国下関(現在の山口県下関市)にて、醤油醸造及び植物性蛹油の製造業を営んでいました。
ちなみに、こちらの事業は現在も「大津屋本舗」という屋号で継続しており、社員は60名程度いるようです。
「大津屋本舗」の社長・林俊作さんは、林芳正さんのいとこ(父親の弟の息子)が務めています。
木戸孝允とも親戚関係だった
林芳正さんは、維新の三傑の1人である木戸孝允さんと縁戚関係にあります。
林芳正さんの母親の兄(林芳正さんの叔父)が木戸家の女性と結婚し、婿入りして木戸姓を名乗っています。
木戸孝允の孫の木戸幸一
ちなみに、林芳正さんの叔父の結婚相手となった女性は、木戸侯爵家最後の当主でもあり、内務大臣や厚生大臣などを歴任した木戸幸一さんの孫でした。
林芳正の先祖や家族① 高祖父の代に政界に進出
林平四郎(はやし へいしろう)
生年月日:1857年12月26日
下関の豪商だった林家が政治の世界に進出したのは、林芳正さんの高祖父・林平四郎さんの代でした。
林家の長男に生まれた平四郎さんは、1883年に家督を相続した後は生蝋の製造に乗り出すなど、事業拡大に務めます。
また、政治にも興味があった林平四郎さんは、家督を継いだ翌年の1884年に町会議員選挙に出馬し、見事当選。
政治家としての平四郎さんの評判はかなり良かったようで、1915年に衆議院議員まで上り詰めた他、貴族院の多額納税者議員に互選されたこともありました。
さらに、下関商業会議所の会頭や下関米穀取引所理事長などを務める地元の名士でもあり、現在まで続く林家の隆盛を築いた中興の祖と言えます。
林平四郎、実業家としての才覚も一流だった
政治家として大きな成功を収めた林平四郎さんですが、実業家としても一流で、現在も林家の家業の1つである、下関瓦斯(現:山口合同ガス)を1915年に設立しています。
山口県下で唯一の都市ガス事業者である山口合同ガスは、現在は300億円近い売上と400人以上の従業員を抱え、下関を代表する企業の1つです。
1924年なると、山陽電気軌道(現:サンデン交通)も設立。
ちなみに、サンデン交通は半世紀前に鉄道事業から撤退しており、近年はバス事業者になっています。
ただし、過疎化が進む山口県西部を中心に事業を展開していることもあり、コロナ禍前から業績は苦戦していたようです。
・2018年3月期売上91億8900万円 純損失1億5800万円
・2019年3月期売上90億3400万円 純利益700万円
・2020年3月期売上86億800万円 純損失3億1400万円
・2021年3月期売上63億2500万円 純損失4億8900万円
・2022年3月期売上65億4900万円 純損失2億4200万円
林芳正の先祖や家族② 祖父は公職追放された元政治家
林佳介(はやし よしすけ)
生年月日:1900年7月18日
林芳正さんの祖父・林佳介さんは、林平四郎さんの孫トラさんの結婚相手であり、婿養子です。
東京帝国大学法学部を卒業後は、林家の家業の1つである醤油醸造事業を担当。
また、日中戦争の頃は徴兵され、大陸に出兵していた時期もあったようですが、無事に生還しました。
その後、1942年に衆議院議員に当選し、政治家として活動していましたが、戦後は公職追放の憂き目に遭っています。
公職追放後の林佳介さんは、サンデン交通や山口合同ガスの社長を歴任した他、下関商工会議所会頭も務めました。
林芳正の先祖や家族③ 父親は元大蔵大臣・林義郎
林義郎(はやし よしろう)
生年月日:1927年6月16日
林芳正さんの父親・林義郎さんは、東京大学法学部を卒業後、通産省でキャリア官僚をしていましたが、1969年に政治家に転向。
国際金融分野に明るい政策通として知られており、厚生大臣や大蔵大臣を歴任するなど、党内で高い評価を得ていました。
林義郎さんの妻(林芳正の母親)は、大手化学総合メーカー「UBE株式会社」の創業者の孫であり、林家の華麗なる一族ぶりに多大な貢献もしています。
林芳正の先祖や家族④ 義叔父は大分県知事
広瀬勝貞(ひろせ かつさだ)
生年月日:1942年6月25日
出身地:大分県日田市
林芳正さんの義叔父には、大分県知事の広瀬勝貞さんもいます。
広瀬勝貞さんは林義郎さんの妹の旦那で、林芳正さんにとっては叔母の夫ということになります。
ちなみに、広瀬さんは東京大学法学部を卒業後は通産省に入省しますが、途中から外務省に出向し、在スペイン日本大使館に赴任していた時期もありました。
その後、通産省に復帰して事務次官まで出世し、2003年に前大分県知事・平松守彦さんの地盤を引き継ぐ形で政治家に転身しています。
林芳正の経歴:アメリカ留学で英語力は抜群
幼少期はクラシック楽器を習っていた
林芳正さんは東京出身ですが、小学3年生の時に、父親が官僚を辞めて旧山口1区から出馬したため、山口県下関市で暮らすことになりました。
幼少期の林芳正さんは、音楽好きな母親の意向でクラシック楽器を習っていました。
母が音楽好きで、幼稚園の頃からピアノを習わされました。男の子だから本当はイヤだったんです。それで小学校に上がる時に「辞めさせてくれ」とお願いしたら、「他の楽器をやるのなら」と。それでバイオリンを始めました。
ただし、中学生の頃には同級生と一緒にバンドを組んでグレープやかぐや姫といったアーティストをカバーするなど、年頃の少年少女たち同様にポピュラーミュージックに親しんだようです。
しかし、担当がヴァイオリンだったため、前奏だけで出番が終わってしまうなど不完全燃焼な部分もあったんだとか。
好きなアーティストはビートルズ
ヴァイオリンでのバンド活動に物足りなさを感じていた林芳正さんは、県立下関高校に合格したお祝いに、ベースを買ってもらったそうです。
花形のギターではなくベースを希望した理由には、林芳正さんがビートルズのポール・マッカートニーさんの大ファンだったからでした。
高校のクラスメイトたちとバンドを組んでいた林芳正さんですが、やがて他校の生徒ともバンドを組み始め、ピアノが弾けたことからキーボードを担当していた時期もありました。
林芳正さんの音楽熱は、東京大学法学部に進学後も冷めることなく、早稲田大学の音楽サークルに参加してバンドを組んでいたそうです。
三井物産を退社後、アメリカへ留学
大学を卒業後の林芳正さんは、「とにかく海外に出る仕事がしたかった」ことから三井物産に入社し、タバコの輸入関連の仕事に携わっていました。
その後、1989年に三井物産を退社した後は、家業であるサンデン交通や山口合同ガスを経て、1991年にアメリカへ留学。
当初はハーバード大学大学院の特別研究生でしたが、1992年に正式に入学しています。
アメリカ時代の林芳正さんは、大学院での勉強と並行し、現地の政治家のスタッフとして働いていたと言われています。
そのため、林芳正さんの高い英語力は政界でも有名です。
NATOでの林芳正外相。
— WAR IS OVER (@nRmMUwnzk0N9FNa) April 7, 2022
やっぱ英語能力のある外相、頼もしい。 pic.twitter.com/JlKMRenItF
帰国後、父親の政策秘書を経て1995年の参議院議員選挙に出馬し、見事当選。政治家に転向しました。
林芳正のエピソード① 安倍晋三と不仲で有名だった
林芳正さんは、故・安倍晋三さんと不仲だった政治家です。
林家と安倍家の因縁は戦前まで遡り、林芳正さんの祖父・林佳介さんと安倍さんの祖父・安倍寛さんが選挙区を同じにするライバルでした。
戦後も中選挙区制だった時期が長かったため、林芳正さんの父・林義郎さんと安倍さんの父・安倍晋太郎さんも、同じ選挙区のライバルだったんです。
そのため、地元であり大票田である下関市内では、料亭や喫茶店、理髪店、タクシーまでもが色分けされており、互いに敵対派閥の店は利用しない習慣まであるんだとか。
10年ほど前に地元で安倍晋三さんのパーティーがあった日には、駅近くに理髪店が2店あるのに、片方だけ行列ができていた。パーティーに出る人たちが安倍系の理髪店に並んでいて、空いているほうは林系の店だった。『政治談義をしてうっかり情報が漏れたら困る』というわけです。
利用する喫茶店や料亭まで別の店で、安倍陣営の会合があるときは女将が気を利かせて林陣営のお客さんは入れないほど徹底していた」
林芳正のエピソード② 公用車でセクシー個室ヨガ通い発覚&炎上
出典:https://www.nhk.or.jp/politics/
名門林家の御曹司である林芳正さんですが、女性への興味は一般男性とさほど変わらないようで、2018年に公用車でセクシー個室ヨガに通っていたことを週刊誌にスクープされています。
なんだこれ?
— 志垣竜一 (@RyuichiShigaki) April 24, 2018
どいつもこいつもなんなんだよ!政治家にはアホしかいないのか?
林芳正文科相 公用車で白昼“セクシー個室”ヨガ通い(文春オンライン) https://t.co/8P60ta33fK
ちなみに、林芳正さんの女好きはマスコミ関係者の間では有名だったようで、ご機嫌取りに若い女性が番記者になることも多かったといいます。
「林氏の好みは華奢で見た目が幼いタイプ。黒髪がベストだそうです。一時はマスコミ各社がこぞって若手女性記者を林氏のもとに送り込み、情報をとるために担当に据えていたこともありました」(自民党秘書)
林芳正のエピソード③ マナーが悪すぎてスパイ疑惑も
林芳正さんは、背広の胸ポケットにスマホを入れ、カメラレンズを相手側に向ける形で、外国政府の要人と会談をする悪癖があります。
周囲の人間は相手に失礼だとたびたび注意をしているようですが、林芳正さんが聞き入れることはないようです。
そのため、ネット上ではスパイなのでは?との疑惑も存在します。
林芳正外務大臣は、スマホを胸ポケットに入れてレンズを相手側に向けている。マイクはその近くで録音が可能。リモート会議の後、内容が第三国へ漏洩して、米政府は、大臣への情報を制限している模様。9月内閣改造で留任したら米国への信頼失墜だぞ。大体、胸ポケットにスマホを見せるなど失礼。 pic.twitter.com/3kjQyKAFy0
— ぐりぐりももんが (@gurigurimomonga) July 31, 2022
林外務大臣が胸のポケットから
— 丘田 英徳 (@okada_2019) July 28, 2022
スマホのレンズを不自然に覗かせて
盗聴と盗撮をしている
若しくは
どこかの誰かに
会話などを送信している
こんな指摘をする人がいたので
ネット上の画像を調べてみたら
本当だった。 怪しい。 pic.twitter.com/Plp92G8pix
林芳正さんにスパイ疑惑が浮上する背景には、父親の代から親中派であり、本人も日中友好議員連盟の会長を務めていた過去が関係しているようです。
ただし、本当にスパイなら、こんな堂々とした行動をとるとは思えませんので、単なるマナー違反であり、相手の気持ちを考えていないだけなのでしょう。
林芳正のエピソード④ 中国のハニートラップに引っかかった?噂と真相
出典:https://pixabay.com/
林芳正さんには、中国のハニートラッブに引っかかったのではないか?とささやかれています。
噂の発端は、大王製紙の元会長・井川意高さんのツィートです。
今だから言います
— 井川 意高 (@mototaka728) August 7, 2022
4月4日に故安倍元総理と食事をご一緒したとき「林さんは中国のハニートラップにかかってるでしょうね」と仰ってた。
根拠もお話になっていた。https://t.co/RNbcLe5IbD
ただし、安倍晋三さんは祖父の代から林家とはライバルだったため、ちょっとした悪口程度のノリだったのかもしれません。
林芳正のエピソード⑤ 実は人望がイマイチ?
出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
林芳正さんは、自民党内の人望がイマイチとの噂があります。
その理由として、自分がエリートすぎるため、「自分より能力が低いと思った人間を見下してしまう癖がある」のだそう。
また、そういった内心が露骨に態度に出るタイプらしく、余計に人望を失ってしまうそうです。
その他にも、記者受けもイマイチだとも言われています。
大手メディア政治部記者の評判も芳しいとは言えない。 「林大臣はオンもオフレコも冷静……というか話が”平板”なのです。夜の囲みもめったにやりません。ディフェンスが堅いというか、サービス精神がないとも言えます」
林芳正の結婚した嫁もエリート
林芳正の嫁は医師の家系で東大卒
林芳正さんは1990年に、4歳年上の妻・裕子さんと結婚しています。
裕子さんの実家は、元々は京都で医師をしていた家系であり、父親は大阪で開業医をしているようです。
裕子さん本人も、慶應義塾女子高校より東京大学医学部保健学科に進学した秀才であり、大学卒業後は日本IBMに就職。
ただし、日本IBMはすぐに退職し、アメリカ・マサチューセッツ工科大学に留学。帰国後は、東京大学大学院工学研究科に入学し、工学博士過程を修了しました。
そんな才女すぎる裕子さんと林芳正さんが知り合ったきっかけは、裕子さんの妹が林芳正さんの大学の同期で、仲が良かったからと言われています。
結婚後も家庭には入らなかった裕子さんは、山口大学で特任教授を務めたり、東京大学大学院で連帯研究員をしたりしているようです。
また、JCRファーマ株式会社の社外取締役としても活動されています。
林芳正の子供は娘が2人
林芳正さん・裕子さん夫妻の間には、これまでに2人の娘が誕生しています。
長女・温子さんは1994年生まれで、2016年に早稲田大学学生部が発行するWebマガジン「早稲田ウィークリー」の「~新しい倫理を考える~ WEB上模擬裁判開廷<後編>」に登場。
当時の温子さんの肩書は、早稲田大学大学院法務研究科の2年だったため、現在は弁護士になっている可能性があります。
次女については、名前や経歴なども不明です。
林芳正の現在:コロナで自宅療養・旧統一教会問題に巻き込まれていた
出典:https://pixabay.com/
林芳正さんは、2022年6月1日に新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養すると発表されました。
のどの痛みを訴え、発熱もあったそうで、衆議院予算委員会を欠席したとのことです。
また、「安倍晋三銃撃事件」後に始まった旧統一教会問題で、林芳正さんも現在、旧統一教会との関係性が話題です。
林芳正さんは、旧統一教会の機関紙と目されている世界日報のインタビューを受けた過去が問題視されています。
林芳正外相は10日の記者会見で、2012年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係が深いとされる機関の取材を受けたと公表した。「関連しているという認識がなかった。大変申し訳ない」と謝罪した。
今のところ、林芳正さんと旧統一教会の関係はそんな程度であり、政治家生命に影響を与えるほどではないようです。
ただし、霊感商法や合同結婚式問題を知っていながら、世界日報のインタビューを受けたことは不用意だとの指摘もあり、世間では批判の声が多く聞こえてきます。
林芳正,外相
— 125 (@siroiwannko1) August 16, 2022
「インタビューを受けたが、世界日報が統一教会と関連してる認識はなかった」
紀藤弁護士
「外務大臣が世界日報について知識が薄いというのは問題がある、世界日報が統一教会系であることは少なくとも知識人なら知っている」
#ミヤネ屋
林芳正のまとめ
林芳正さんは、江戸時代から続く名家の御曹司であり、安倍晋三元首相とは先祖代々からのライバル関係だったインテリ政治家です。
英語力が高く、外務大臣として期待されている一方で、プライベートの評判は残念なものが多く、性格はイマイチな人物のようです。
林芳正さんの今後より一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。