2004年にヨン様のモノマネで一躍ブレークしたスマイリーキクチさん。
しかし、その影にはネット上で俗に言う”コンクリ事件”の犯人にされ、誹謗中傷により人生を壊された事件がありました。
スマイリーキクチさんの事件の詳細と、現在の様子を詳しくまとめたのでご紹介します。
この記事の目次
ピン芸人・スマイリーキクチのプロフィール&生い立ち
本名: 菊池 聡(きくち さとし)
生年月日: 1972年1月16日
出身地: 東京都足立区北千住
血液型: O型
身長: 170cm
最終学歴: 体育専門学校
コンビ名: ナイトシフト(解散)
芸風: 漫談、モノマネ
事務所: 太田プロダクション
活動時期: 1993年 –
スマイリーキクチさんが現在出演しているレギュラー番組はこちら。
静岡○ごとワイド(静岡第一テレビ)
世界の果ての日本人!〜ここが私の理想郷〜(TBS)
ダチョ・リブレ(テレビ朝日)
スマイリーキクチさんが芸能生活の大部分を苦しめられた『スマイリーキクチ中傷被害事件』を生い立ちを交えながらご紹介していきます。
スマイリーキクチの生い立ち!ヤンキーだった?
スマイリーキクチは哀川翔と並ぶヤンキーだった?
ネット上で確認できるスマイリーキクチさんの生い立ちは、出身地の東京都足立区で学生時代にヤンキーをしていたというところから始まるようです。
スマイリーキクチさんは学生時代にヤンチャだったことで知られており、その喧嘩の腕っ節は芸能界でも上位クラスだとされています。
キックボクシングと極真空手をやっているようで、スマイリーキクチさんは学生時代には東京都足立区で喧嘩が強いとして名が通ったヤンキーだったという。
過去に放送された番組『PRIDEひかり道 第2回芸人寝技王決定戦』では、元お笑いコンビ・ジャリズムの山下しげのりさん(現在はオモロー山下として活動)と対戦し、スマイリーキクチさんは惜しくも負けていますが、マウントポジションや腕ひしぎを返したり、芸人とは思えない試合内容を見せています。
ちなみに、ジャリズム山下さんは『やりすぎコージー』の「やりすぎ格闘王決定戦」では、かつて福岡最大の暴走族だった”幻影”の元総長だったバッドボーイズ佐田さんを倒しており、芸人の他に格闘家として活動している本格派です。
ネット上での”芸能界喧嘩最強番付”では、スマイリーキクチさんは哀川翔さんと並ぶCランクに位置づけされていました。ちなみに芸能界最強は日本最大の暴走族・ブラックエンペラーの7代目名誉総長にまでなった俳優の宇梶剛士さんです。
スマイリーキクチ、お笑いコンビ「ナイトシフト」結成
体育専門学校に進学しお笑い芸人を勧められる
スマイリーキクチさんは高校卒業後に体育専門学校に入学しましたが、そこで友人と見せたパフォーマンスが評価されて、お笑い芸人を勧められて1993年にお笑いコンビ・ナイトシフトを結成しました。
ニコニコしながら毒を吐く”毒舌漫才”のスタイルで、ナイトシフトとしてバラエティ番組『GAHAHAキング 爆笑王決定戦(テレビ朝日系)』などに出演しましたが、相方が1年半で芸能界を引退し、スマイリーキクチさんはピン芸人に転向しました。
その後、スマイリーキクチさんは『タモリのボキャブラ天国(フジテレビ系)』で元ヤンキーだったことが暴露されると、ニコニコしながら物騒な言葉で脅すというひな壇ネタでも笑いをさらうようになりました。
2004年には当時流行っていた韓国ドラマ『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンのモノマネでもプチブレーク。
しかし、この元ヤンキーだという暴露話が元で、スマイリーキクチさんを10年余り苦しめた『スマイリーキクチ中傷被害事件』が生まれることになります。
スマイリーキクチ中傷被害事件が勃発
ネットの誹謗中傷で凶悪殺人事件の犯人に仕立て上げられたスマイリーキクチ
1989年に発覚した日本犯罪史上稀に見る凶悪犯罪事件「女子高生コンクリート詰め殺害事件(コンクリ事件)」。ひょんなことからスマイリーキクチさんは当時未成年だった犯人だと言われて始めてしまいます。
通称”コンクリ事件”と呼ばれる「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の内容はあまりに人道外れた凄惨極まる事件なので、詳しくはウィキペディアをご参照ください。
『スマイリーキクチ中傷被害事件』のあらまし
スマイリーキクチさんが『ボキャブラ天国』などでかなりの元ヤンキーだと暴露されたことから、”足立区最強のヤンキーだった”という説が浮上。
さらに、スマイリーキクチさんはこの”コンクリ事件”の犯人らと同世代であり、事件現場となった東京都足立区出身だったことからインターネット上で「犯人ではないか?」と囁かれ始めました。
そして発端となったのは、とある匿名掲示板に「コンクリ事件の犯人は菊池聡(スマイリーキクチさんの本名)」とした記述を事務所スタッフが見つけ、スマイリーキクチさんのホームページ上で否定文を掲載したところから問題はエスカレート。
以降、約10年に渡りスマイリーキクチさんは誹謗中傷により仕事を失うこともあり、彼女と結婚もできず、心身を壊すなど辛い時期が続きましたが、警察の尽力により2008年9月から2009年1月までに19人の悪質なネットユーザーが検挙されて事件の終幕となりました。
『スマイリーキクチ中傷被害事件』はかいつまんで説明すると上記のような事件でしたが、実は自殺したと言われるタレントの飯島愛さんも犯人に仕立て上げられた被害者だと言われています。
また、ささやかなハッピーエンドもありますので、ここからは詳しい事件の全貌を詳しくご紹介していきましょう。
単純なプロファイルで犯人にされたスマイリーキクチ
スマイリーキクチの人生はたった一人の悪質ネットユーザーに破壊された
年代、出身地が犯人と同じで元ヤンキーというだけで「スマイリーキクチが犯人だ!」と匿名掲示板に書き込んだ悪質ユーザー。その最初の一人のせいでスマイリーキクチさんの人生は大きく狂わされました。
1989年に発覚した”コンクリ事件”は、その事件のあまりの凶悪さに世間が騒然としました。
当時の少年法に基づき、16~18歳だった犯人らの実名は伏せられて報道されたため、犯人を憎む人や好奇心に狩られた人などにより、あらゆる手段を使って犯人の個人情報を特定し世間に周知する活動が一部で盛んに行われました。
その中で、『ボキャブラ天国』でブレークしていたスマイリーキクチさんが元ヤンキー説を暴露されたことで、今で言う”特定班”は”16~18歳頃に足立区で名を馳せたヤンキー”という情報だけでスマイリーキクチさんを犯人認定するようになります。
スマイリーキクチは反論を開始
2ちゃんねるや太田プロの電子掲示板などインターネット上の匿名掲示板で犯人扱いされ、事務所にクレームが入るようになったスマイリーキクチさんは反論に出ました。
スマイリーキクチさんは犯人説が根も葉もないデマだとして、以下のように反論をします。
「事件現場の地域(綾瀬)は自分の生まれ育った地域(千住)からかなり離れており、成人式の時に1度行ったきりで土地勘が全くない。1991年1月1日付けで東京都足立区民で成人を迎えた男子は6,334人で、足立区内の同世代なんてごまんといる」
こうした反論も全く効果をなさず、スマイリーキクチを犯人に仕立てあげたい悪意あるネットユーザーらにより「”コンクリ事件”をお笑いのネタにした」とさらにデマを流します。
菊池聡の同姓同名の犯人はいなかった
ネットの悪質ユーザーのデマの中には、犯人の中にスマイリーキクチさんの本名である”菊池聡”と同姓同名の人物が居るとしていましたが、週刊文春で挙げた犯人達の本名の中には似た名前すらありませんでした。
スマイリーキクチさんが番組に出演する度に「凶悪事件の犯人なのにテレビに出て反省の色がない」などクレームが事務所やスポンサー企業に殺到していたそうです。
その理由が、ネット上で何者かが「僕はスマイリー本人です。塀の中で罪は償ったのでもう勘弁してください。」とスマイリーキクチさんに成りすまして匿名掲示板に書き込んだせいでした。
スマイリーキクチさんは当初は「バカバカしい」として無視していましたが、さすがに見逃せない状況になってきたため2000年6月に警察に相談します。
交際していた彼女が警察へ相談を届出
当時スマイリーキクチさんが7年交際していた彼女が、PCやインターネットに詳しくない彼氏に代わって警察へ被害届けを提出しました。
現在のスマイリーキクチさんの嫁でもある彼女の行動により、警察に被害届を出すことができましたが、印刷した証拠画像の量が膨大で厚さ4cmにも及んだという。
相談を受けた四谷警察署はインターネット上への書き込みがスマイリーキクチさんへの脅迫罪に当たる可能性があるとして捜査を開始。
何人かの悪質ユーザーを特定することはできたものの、当時は目に見えた実害が無かったため、立件は見送られました。
スマイリーキクチ、2004年のブレークで事件再燃
ヨン様のモノマネで再ブレークしたスマイリーキクチ
当時流行った韓国ドラマ『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンにスマイリーキクチさんが似ていたことから、モノマネをしたところブレークしました。
スマイリーキクチさんは2004年にヨン様のモノマネがブレークしてテレビへの出演機会がかんり増えました。
しかし、スマイリーキクチさんを”コンクリ事件”の犯人と信じて疑わない悪質ユーザーらは、それを面白いと思わず事務所やテレビ局へクレームを嵐のように送りつけました。
そのため、スマイリーキクチさんのテレビ、ラジオへの出演オファーは激減し、せっかく手に仕掛けた芸人としての成功をふいにしてしまいます。
さらに、舞台にまで誹謗中傷をするためだけに観覧しに来る偏執的な人間によりリアルでも誹謗中傷を受けるようになりました。
スマイリーキクチさんが舞台に上がる度に一部がざわつくことが恒常化していたそうです。
スマイリーキクチ、著書『治安崩壊』で窮地に
ワイドショーのコメンテーターにも欺かれたスマイリーキクチ
もはや不運というか悲惨というか、スマイリーキクチさんは当時警視庁刑事出身でワイドショーのコメンテーターや司会を務めた北芝健さんの著書『治安崩壊』により悪質ユーザーらに決定的な”証拠”を与えることになってしまいます。
北芝健さんは著書『治安崩壊』で、スマイリーキクチさんが”コンクリ事件”の犯人だったような記述を何の下調べもなく書いてしまいました。
少年グループの一人は刑期を終えた後、2004年7月、再び、恐喝事件を起こして逮捕された。 もちろん社会に出てきたのはこの一人だけではない。一足早く出てきた別の男は、お笑い系のコンビを組んで芸能界でデビューしたという。
北芝健さんが元警視庁刑事でありワイドショーで司会を務めた著名人であることから、ネットの犯人特定班らは”決定的な証拠”として水を得た魚のように「やはりスマイリーキクチは犯人だった!」と吹聴して回りました。
そのため、スマイリーキクチさんはこれらの悪質ネットユーザーが一線を超えて襲撃してくる可能性を感じ、仕事後は付き合いの飲み事を断ったり、彼女と連絡を密に取り合い一緒に帰るなど対策をしていたそうです。
スマイリーキクチ、北芝健へ謝罪要求
北芝健に対し、民事訴訟の代わりに謝罪広告と出版差し止めを要求したスマイリーキクチ
スマイリーキクチさんが受けた被害を考えれば民事訴訟を起こしてもいいくらいですが、ことを穏便に進めたかったのか謝罪広告と出版差し止めを北芝健さんおよび河出書房に要求しました。
しかし、北芝健さんは著書『治安崩壊』の中でスマイリーキクチさんの名前を出しているわけではないことから出版差し止めも謝罪も拒否。
しかし、スマイリーキクチさん側ははじめからこうした回答が来ることは予想しており、こうした要求の狙いは中傷犯が北芝健さんや著書に責任転嫁できなくするための言質を得る手段でした。
ちなみに、北芝健さんもスマイリーキクチさんと同様に中傷犯から5年に渡り被害を受けている一人だったようで、同情する姿勢は示していたようです。しかし、結局問題の記述に関してはノーコメントを貫いていたようです。
スマイリーキクチ、2008年にブログを開設
汚名を晴らすためにスマイリーキクチはブログを立ち上げたが…
2008年1月に”コンクリ事件”殺人犯の汚名を晴らす目的でブログを解説したスマイリーキクチさん。しかし、開設間もなくコメント欄には誹謗中傷コメントが殺到しました。
スマイリーキクチさんは”コンクリ事件”の犯人ではないことを発信して、汚名を晴らすために立ち上げたブログでしたが、逆に火に油を注ぐ事態になってしまいます。
コメント欄は承認制にしたため誹謗中傷コメントを一般ユーザーが見ることは一時的には無くなったものの、悪質ユーザーらは”当て字”や”縦読みで意味が通るもの”などあの手この手でコメントが表示されるようにして誹謗中傷を継続しました。
さらには、スマイリーキクチさんを擁護するファンのブログにも誹謗中傷を書き込んだり、全く関係の無いピアノ演奏会や大学サークルなどの掲示板にも誹謗中傷コメントを無作為に投稿。
見えない相手からの執拗な攻撃に業を煮やしたスマイリーキクチさんは、舞台でのライブ後に質問を受け付けるとブログで告知しましたが、誰ひとりとして面と向かって誹謗中傷しに来る人間はいませんでした。
再び警察に相談したスマイリーキクチ
ブログ開設からさらに誹謗中傷が加熱したことを受けて、スマイリーキクチさんは2008年4月から警視庁ハイテク犯罪対策捜査センターなどに相談しました。
警察に相談したものの、返ってきた対応はスマイリーキクチさんにとって落胆し、警察へ不信感を募らせるには十分すぎるものでした。
インターネットの誹謗中傷や脅迫の書き込みに対し、警察官に何度も相談をしましたが、殺されないと警察も捜査ができないと言われました。
他にも、「インターネットをしなければいい」「気にするな」「芸能人だから仕方ない」といったそっけない対応が多かったようです。
しかし、それから4ヶ月後に中野署の刑事課に相談に赴くと、対応してくれた組織犯罪対策課のとある刑事が本腰を入れて捜査を開始してくれたという。
『事件に大小なんて関係ないよ。小さな事件を解決することによって、被害拡大を未然に防ぐんだから』とおっしゃっる奇特な刑事さんに出会えることができました。
この刑事が所属する捜査一課の刑事たちにより、”コンクリ事件”に関わった人物を調べ上げた結果、スマイリーキクチさんの本名である”菊池聡”という人物はいなかったことを証明しました。
そして、この刑事のアドバイスにより、ブログ上で経緯を説明して犯人ではないことを説明し、今後誹謗中傷を繰り返した場合には刑事告発に踏み切ることを示しました。
このことにより、誹謗中傷コメントは激減しましたが、一部の悪質で偏執的なユーザーからのコメントは収まらなかったため、ついに警察は強制捜査権を行使して悪質ユーザーの特定・検挙のために動き出しました。
スマイリーキクチ誹謗中傷の犯人、ついに検挙!
スマイリーキクチの苦しみはついに収束を迎えます
警察が動き始めたことを警告してもなおも無謀に中傷を続ける中傷犯19人を一斉検挙してスマイリーキクチさんのおよそ10年に渡る苦悩の日々に終止符を打ちました。
警察は警告後も中傷を続けていた悪質な中傷犯ひとりを特定して署まで任意同行させて注意をしました。
中傷犯は「もうしません」と反省した素振りを見せながらも、3週間後には再びネット上で中傷を開始。
スマイリーキクチさんや警察が考えている以上に、中傷犯たちの中傷依存度は高く、もはや病気の域に達していたようです。
警察は悪質な書き込みの中傷犯を一斉摘発する方針を固めた
警察は直接警告をすれば収まるものだと考えていましたが、予想以上に中傷犯が病的だったことから悪質なユーザーに限定して一斉摘発をすることにしました。
2008年9月から2009年1月に掛けて、警察は悪質な中傷犯を一斉に摘発。
19人が摘発されましたが、関東を中心に北は北海道から南は大分県まで中傷犯は全国に及んでいたそうです。年齢も17~47歳と幅広いものでした。
その悪質中傷犯達の人物像は以下のとおり。
・妊娠していた主婦
・17歳の高校生
・大手企業のサラリーマン
・国立大学職員
・エンジニア
・会社セキュリティ部門の責任者
・年頃の娘を持つ父親
これらの人物にほぼ共通していたのは”大人しそう”だということ。中には目つきに異常性を感じる人物が2名いたようで、精神病の疑いがある人物が4名いたようです。
また、19名の中で1名の愉快犯を除いて、18名が本当にスマイリーキクチさんが”コンクリ事件”の犯人だと信じていたという。
容疑を否認、言い訳をくりかえす中傷犯たち
19名の容疑者らは自分の過ちを認めないばかりか、知人や友人のせいにしたり、ネットに騙された、自分は被害者だと言い逃れに始終していたという。
検挙された19名の中傷犯の中に潔く反省を示した人物は誰ひとりおらず、取り調べに対して言い訳ばかりして責任逃れに余念が無かったそうです。
こうした人物をスマイリーキクチさんは後に「中傷犯に共通していたのは無責任さ」と語っています。さらに、考える力に乏しいことなども指摘しています。
また、北芝健さんはこうした連中のことを以下のように語っています。
匿名書き込みの低劣さ、卑怯さ、品格の無さ、愚昧さ
まさにこうした言葉が服を着て歩いているような連中だったようです。
とはいえ、スマイリーキクチさんはこれでひとまず一件落着を得たようです。
取り調べ中は何人かが「反省している、謝罪したい」と言いながらも、スマイリーキクチさんは中傷犯から誰一人として謝罪を受けていないという。
そのことから、これらの中傷犯についてこう蔑んでいます。
「匿名でさんざん中傷や脅迫をしておきながら、刑罰を逃れるために『謝罪する』と平然と嘘をつく人間」
なお、19名は全員不起訴釈放となりましたが、スマイリーキクチさんは「汚名を晴らすことができた」ということで納得しているそうです。
収束から8年の現在、再びスマイリーキクチに殺害予告
2017年3月5日にスマイリーキクチのブログコメント欄に殺害予告
スマイリーキクチさんは事務所と協議の結果、生放送のNHK・BSプレミアム『わたしの東京 わたしの大阪物語』への出演を中止しました。現在進行形で中傷犯に苦しめられているようですね。
事件はなんと収束から約8年を経た現在も、ブログコメント欄への殺害予告という形で再燃してしまいました。
これによりスマイリーキクチさんは生放送のNHK・BSプレミアム『わたしの東京 わたしの大阪物語』の出演を、周囲への安全の観点から断念せざるを得ませんでした。
なお、現在犯人検挙には至っていないようです。
故・飯島愛も中傷犯に犯人扱いされていた
飯島愛は病気で引退を決めたのではなかった?
謎の死を遂げた飯島愛さんは直前に芸能界を電撃引退しましたが、理由は腎盂炎とされていました。しかし、実際はそうではなく別に理由があったと言われています。
2015年9月18日に放送されたバラエティ番組『中居正広のキンスマスペシャル(TBS系)』で、飯島愛飯島愛さんは腎盂炎という病気を理由に芸能界を引退したのではなかったと言われています。
では、引退した理由は何だったのかというと、”コンクリ事件”の関与をバラされることを恐れたからだと囁かれているようです。
この噂が立ったのは飯島愛さんが著書「プラトニックセックス」で、高校1年生の頃に八潮で彼氏と同棲していたことを明かしています。
そして、”コンクリ事件”の主犯格も八潮に住んでいたことから噂が立ったわけですが、さらに事実を決定づけるかのように飯島愛さんのホステス時代の知り合いである倉地明美という人物が、アサヒ芸能プラスの取材で飯島愛さんが”コンクリ事件”に関与していたことをほのめかしました。
飯島愛は1億円を脅し取られていた?
飯島愛さんは”コンクリ事件”をネタに脅されて1億円をゆすり取られたと言われていますが…。
飯島愛さんは事務所の経理担当に1億円あまりを騙し取られたという事件があったようですが、警察にも届けていなかったことから、”何か”弱みを握られていたと推測が立ったのです。
「しばらく消えていた噂だけど、最近になって蒸し返されたんだ。というのも彼女が最近、何者かに弱みを握られて1億円近い金をゆすられてたっていう別の噂があってさ。その弱みっていうのがコンクリ事件のことじゃないかっていうんだ。本当かどうか確かめようもないけど、彼女には大金を失った話があったからひょっとすると・・・」
飯島愛さんは芸能界引退後にブログでこれらの事実を否定していますが、引退した年が2007年だったことも”コンクリ事件”への関与の疑いが深まりました。
というのも、主犯格が出所したのは2008年で、飯島愛さんはトラブルが起こることを予測して身を引いたと思われたのです。
飯島愛さんは2008年12月24日に肺炎のため亡くなったと伝えられていますが、薬物死や自殺の噂もあります。
とはいえ、飯島愛さんが”コンクリ事件”に関与していたという事実は全く無く、状況が似ていたことから週刊誌にでっち上げられたことだと言われています。
スマイリーキクチ中傷被害事件についてツイッターでの反応
@summoner_simon 「有名なんだから攻撃されて当然」みたいな雰囲気はあるのかもしれませんね。
— びび@ガンフェス参戦予定☀︎ (@bibinomi) 2017年5月25日
スマイリーキクチ事件なんかで加害者側が言ってたそうですが、そもそも有名税という論調自体が疑問ですし危険だなぁと感じます。
仰天ニュースで闇サイト殺人事件を取り上げていた。被害者の人生がないがしろにされて、加害者の人権が尊重される。一般の人は理解できないけど犯罪被害者は理解できる。「罪を憎んで人を憎まず」これは他人事だから言えるんだよ。被害経験がある人は犯人と司法を憎む。日本の法律に正義はないんだ。
— スマイリーキクチ (@smiley_kikuchi) 2017年5月23日
@herobridge つまり「デマ」であるかどうかは無関係に「誹謗中傷」を取り締まれ、という話でしょうか?それなら「名誉毀損罪」で検挙可能です。事実として私はスマイリーキクチ事件を取り上げました。名誉毀損罪は、デマではなくても(真実であっても)成立しますので、デマの立証は要りません。
— 左倒憂右@戦争反対だから9条改正! (@USK_Sato) 2017年5月22日
@home 痴/漢/冤/罪についてのツイートをしたら、自分のツイッターに自身の子供の写真を載せる一見普通の男性から「男に痴/漢された男」と身に覚えのないレッテルを貼られ一方的な誹謗中傷を浴びせられて、これがスマイリーキクチ事件でいう一見まともそうな人の無責任な悪意かと思いました
— ナイキなITAKO (@nikenikopun) 2017年5月20日
スマイリーキクチ中傷被害事件についてまとめると…
お笑い芸人・スマイリーキクチさんが10年(18年?)に渡って苦しんだスマイリーキクチ中傷被害事件についてご紹介してきました。
スマイリーキクチさんの芸人人生を潰されたと言っても過言ではない事件で、交際していた彼女も心身を摩耗し、結婚もできない状態が続いていました。
事件が収束してから交際17年に終止符を打ち、結婚を果たして子供にも恵まれたことがこの事件の唯一の清涼剤でしょう。
とはいえ、ネット上の匿名性が守られる限りは次なる中傷事件の被害者が生まれることは確実でしょう。