明石家さんまはいつも笑っていて悩みが無さそうにも見えてしまいますが、実は人一倍過酷な生い立ちがあります。
明石家さんまの弟の死など家族との悲しいエピソードや生い立ち、そして現在の年収・収入事情について詳しくまとめたのでご紹介しましょう。
この記事の目次
明石家さんまは悲しい過去を背負っている
明るい笑顔の裏に隠された明石家さんまの壮絶な過去とは?
「お笑いモンスター」「笑いの窃盗犯」など数々の愛称のある笑いの神様・明石家さんま。普段テレビで見るその笑顔からは想像もつかないほど悲しい人生を背負っていたようです。
日本のお笑い界を長らく牽引し続けてきたビートたけし、タモリと並んで”BIG3(ビッグスリー)”と称される明石家さんま。
先日、マトメディア上でまとめた『【人気度】タレントパワーランキング最新版!男性・女性別のTOP10』では、明石家さんまは男性部門人気ランキングで2位にランクインしました。
そんな国民的お笑い芸人の明石家さんまですが、その生い立ちは壮絶で大きな悲しみを乗り越えてきていると言われています。
明石家さんまの天井知らずの明るさの影に潜む、家族にまつわる悲しい生い立ちについてご紹介していきます。
明石家さんまのプロフィール
明石家さんまのプロフィール
本名:杉本 高文(すぎもと たかふみ)
愛称: さんまさん、さんまちゃん、さんちゃん、若、ミスター27時間テレビ、眠らない九官鳥、お笑い怪獣、笑いの窃盗犯
生年月日: 1955年7月1日
出身地: 奈良県奈良市
血液型: B型
身長: 172 cm
体重: 61 kg
最終学歴: 奈良県立奈良商業高等学校
職業: お笑い芸人、司会者、俳優、ラジオパーソナリティー、構成作家
所属事務所: よしもとクリエイティブ・エージェンシー趣味:映画観賞、洋裁、日曜大工、スポーツ観戦、他多数
特技:サッカー、水泳、手品
明石家さんまが現在出演しているバラエティ番組とラジオ番組がこちら。
【明石家さんまの主な出演バラエティ番組】
踊る!さんま御殿!!(日本テレビ)
痛快!明石家電視台(TBS)
さんまのお笑い向上委員会(フジテレビ)
ホンマでっか!?TV
ヤングタウン土曜日
明石家さんまの家族構成~母との死別と新しい母との溝
3歳の頃に明石家さんまは母と死別
明石家さんまが3歳の頃に病気のため母親が死去しているようです。ギリギリで記憶が残っている年齢でしょうか。
和歌山県東牟婁郡古座町で生を受けた明石家さんまは、奈良県奈良市で育ちます。
両親と兄・正樹さんとの4人家族で、上述のとおり明石家さんまが3歳の頃に母親が病気のため亡くなってしまいます。
明石家さんまが小学校高学年になった頃に父親が再婚し、継母には連れ子がいたため、明石家さんまには年の離れた弟(義弟)ができました。
明石家さんまはこの年の離れた弟を”チビ”と呼んで可愛がり、大変喜んでいたということです。
明石家さんまと兄・正樹さんは継母に可愛がられなかった
弟には懐かれて非常に仲良く成長したようですが、明石家さんまと兄・正樹さんは継母に好かれることは一度も無かったようです。
思春期前でもあった明石家さんまは新しい母に対する遠慮もあったのでしょう。
それでも、明石家さんまは継母に心を開いてもらおうと毎日面白いことをして喜ばせようとしていたようです。
しかし、継母は明石家さんまと正樹さんに心を開くことはなく、その頃のことを正樹さんは次のように語っています。
その母が昔、隣の部屋で酒を飲みながら、『うちの子はこの子(弟)だけや……』って言うのが壁伝いに聞こえてきたんですよ。二人でよう二段ベッドで泣きましたわ…。
まだまだ母親を求めたい年頃の二人にとっては、継母の態度は身を切るような辛さがあったことでしょう。
このことがトラウマで、明石家さんまはお酒が苦手になり、お酒を飲む女性も苦手のままだということです。
しかし、皮肉にも継母を喜ばせようと面白いことをし続けたことで、お笑い芸人を目指すきっかけとなり、学校でも人気者となったようです。
また、この経験により後に結婚する大竹しのぶの連れ子だった二千翔(ニチカ)にはとても気を遣い、帰宅するとIMARUよりも先に二千翔に触れるようにしていたという。
明石家さんまの最愛の弟”チビ”が19歳「焼身自殺」で死去
明石家さんまの最も辛い過去、弟の死
明石家さんまをしたい続けてきた最愛の弟が19歳の頃に実家の火事で焼死してしまったという。週刊誌は「焼身自殺」という見出しで煽りましたが明石家さんまの心はえぐられたことでしょう…。
明石家さんまはこの頃冠番組を持つほど人気お笑い芸人になっていましたが、そんな順風満帆な最中に突然悲劇は起こりました。
明石家さんまは弟の死にについて、以下のようにコメントしています。
ぼくのことを、昔から、すごく尊敬してくれるやつでね。ぼくがいうことは、すべて正しいと思っていたみたいですよ。
自分にも、それから他人にも、素直に自分をさらけだせるやつでしたね。ぼくもサッカーやったけど、チビのほうがすごいんですよ。サッカー部のキャプテンで、インターハイにも出たし、国体選手にも選ばれたしねえ……。
去年の10月、大阪のぼくのマンションに遊びにきたとき、今度のワールド・カップをふたりで一緒に見に行こう。キップはぼくが買っとくからって、約束しとったのに……。
まだ納得できません、あのチビが死んだなんて……。
明石家さんまの悲痛な心の叫びが聞こえてくるようなコメントですね。
最愛の弟を失ったショックから、明石家さんまは番組で笑いが取れなくなり芸人を辞めようと思っていたそうです。
しかし、同期のオール巨人が明石家さんまの窮状を見かねて、共演した舞台上で「お前んち、兄弟焼いたらしいな」と敢えて触れられたくない領域に踏み込みます。
普通なら激怒してもおかしくないこのオール巨人の言葉が、明石家さんまは励ましているんだと捉えて「そや、材木きれたから代わりに焼いたんや」と返しました。
このやり取りがあったおかげで明石家さんまは弟の死を乗り越えることができ、明石家さんまはオール巨人に対して「ありがとう。これで芸人やめんで済むわ」とお礼を言ったそうです。
明石家さんまにも「日本航空JAL123便墜落事故」で死の危機があった
明石家さんまが搭乗予定だった飛行機が墜落
明石家さんまが強運の持ち主と言われるエピソードに『日本航空JAL123便墜落事故』がありますが、弟の死と合わせてこの事故が明石家さんまの人生観を大きく変えます。
1985年8月12日に起きた日本中を揺るがした大惨事『日本航空JAL123便墜落事故』。
『上を向いて歩こう』で知られる坂本九を含む、520名の命が一瞬で消えてしまった非常に痛ましい事故です。
明石家さんまはこの事故の日、東京フジテレビで『オレたちひょうきん族』を収録したあと、JAL123便で大阪へ飛んで『ヤングタウン(毎日放送系)』に出演する予定でした。
しかし、『オレたちひょうきん族』の収録が予定よりも早く終了したため、JAL123便をキャンセルして前の便で大阪へ飛びました。
その後墜落事故が発生したことを知った明石家さんまは、急遽自身の出演ラジオを報道特番に変えて事故の状況を伝えました。
明石家さんまはこの事故にとても大きなショックを受けて、以降新幹線で行ける距離であれば飛行機を利用しなくなったそうです。
明石家さんまはまだまだ日本に必要だという天の計らいなのか、人の運命を考えさせられるエピソードですね。
明石家さんまが娘に「IMARU(いまる)」と名付けた理由
明石家さんまの座右の銘「生きてるだけで丸もうけ」から名付けられた
IMARUの名前の由来は明石家さんまの座右の銘である「生きてるだけで丸もうけ」から来ているという。
最愛の弟を火災で亡くし、『日本航空JAL123便墜落事故』で命拾いしたことから、明石家さんまは座右の銘を「生きてるだけで丸もうけ」としたそうです。
そしてそれは、元妻・大竹しのぶとの最愛の娘である、”いまる”の名前の由来となりました。
明石家さんまの、我が子・いまるに込めた強い願いと愛情が感じられるエピソードですね。
明石家さんまは波乱万丈すぎて再婚しない?
明石家さんまは再婚の意思はない
親友であり芸能界を去った島田紳助から再婚を勧められていたようですが、明石家さんまは断ったという。
2010年7月24日に放送された『FNSの日26時間テレビ2010超笑顔パレード 絆~爆笑!お台場合宿!!~』で明石家さんまと島田紳助が共演した際に以下のようなやり取りがあったようです。
同期として、下積み時代から苦楽を共にし、互いを知り尽くしている2人は、昨年に引き続いて同コーナーで共演。紳助はさんまに「いい加減、結婚しろ! 孤独死は切ないで…」と、しきりに結婚を促すも、さんまは「結婚はあきらめた! 結婚不適合者だとわかった」と告白。
番組中なので、明石家さんまは再婚に前向きな姿勢を見せるのはカッコ悪いとみて断ったのかもしれませんね。
2016年10月7日放送の『さんまのまんま』では、俳優・本木雅弘が明石家さんまが離婚しない理由について「大竹しのぶさんが別格だからですか?」と質問していました。
明石家さんまははぐらかしたようですが、現在も大竹しのぶとIMARU、二千翔と仲良く食事をするようで、再婚は本当に必要ないと感じているのかもしれませんね。
明石家さんまさんもだが、辛い生い立ちや背景を抱えた人の作り出す笑いが好き。
— たけ (@tk33tk55) 2016年11月17日
思ったんだけど、明石家さんまの生い立ちを朝ドラとかにしたら面白そう
— あやぽん (@ichigo_rennyu6) 2015年11月22日
明石家さんまの年収
明石家さんまの推定年収は5億7,840万円
以前、マトメディアでは『お笑い芸人の年収ランキング』という記事をまとめましたが、明石家さんまは7位となりました。
明石家さんまの年収は全盛期に比べると半分程度に減っているようです。
というのも、明石家さんまは還暦で芸人を引退しようと考えていたこともあるのか、レギュラー本数は減り、CM、ドラマへの出演に関しては2013、14年あたりからゼロになっています。
それでも推定額が5億7,840万円というのも凄いと思いますが、その内訳について詳しく解説していきたいと思います。
明石家さんまの年収内訳
明石家さんまの番組1本当たりのギャラは300万円
CMへの出演は吉本興業の取り分が大きいから馬鹿らしいと断っていると言っていた明石家さんま。「この金額が働いていない奴のところへ…」とゾッとしたという。
明石家さんまの主な年収内訳はほとんど番組出演ギャラしかありません。
ラジオは、大阪・MBSラジオの名物番組『ヤングタウン』に出演し続けていますが、アップフロントの会長の山崎直樹に明石家さんまは大きな借りがあります。
明石家さんまが売れる前、19歳の頃に彼女と駆け落ちしてMBSラジオの番組をすっぽかしてしまいましたが、山崎直樹はそれでも明石家さんまを見捨てず起用し続けました。
そのため、明石家さんまは恩義を感じ、ずっと”ギャラ5万円”で出演し続けていると言われています。年収ベースで考えると240万円しかありませんので微々たるものですね。
明石家さんまが出演しているレギュラー番組は現在4本なので、年収ベースで5億7,600万円。
ラジオのギャラと合わせると5億7,840万円という計算になります。
もちろん、スペシャル番組や年始年末特番、その他細かい出演やイベントなども合わせれば6億円を超える可能性は十分にありますね!
まとめ
明石家さんまの家族との死別や人生観など、壮絶な生い立ちについてご紹介してきました。
推定貯蓄額は100億円を軽く超えているとも言われているので、いつ引退しても死ぬまで裕福に遊んで暮らせると思いますが、できれば生涯現役でお笑い芸人を続けて欲しいですね!
親友の所ジョージからは「本当に先に死んで。面白いから」と言われていますが、明石家さんまは最後の時も笑いに変えてしまいそうです。
明石家さんまは「引退するする詐欺」をしながらも、ずっとお笑い界の最前線で笑いを振りまいて行くでしょう!