宮藤官九郎さんは、これまでに朝ドラ『あまちゃん』など多くの話題作を手がけてきた脚本家です。私生活では1994年に振付師の八反田リコさんと結婚しており、子供が一人います。
ここでは、宮藤官九郎さんの実家や家族情報(両親・姉・嫁・子供)などについてまとめています。
この記事の目次
宮藤官九郎のプロフィール
宮藤官九郎(くどうかんくろう)
本名:宮藤 俊一郎(くどうしゅんいちろう)
愛称:クドカン
出身地:宮城県栗原市若柳(旧栗原郡若柳町)
生年月日:1970年7月19日
身長:176.5cm
血液型:O型
出身高校:築館高等学校
最終学歴:日本大学芸術学部放送学科中退
職業:脚本家、俳優、ミュージシャン等
所属:劇団大人計画
宮藤官九郎さんは、学生時代から松尾スズキさんが主宰する劇団『大人企画』に演出助手として所属するようになりました。やがて脚本家などとしても活動するようになり、2000年には出世作でもあるドラマ『池袋ウエストゲートパーク』のシナリオを担当。
続けて『木更津キャッツアイ』や『タイガー&ドラゴン』などの脚本も任され、売れっ子の仲間入りを果たしました。その後も話題作の脚本をつとめるなど大成していき、2013年に朝ドラ『あまちゃん』、2019年にはNHK大河ドラマ『いだてん』などの脚本も手がけています。
一方で脚本家以外としての活動も多く、監督・声優・俳優・ラジオパーソナリティー・音楽活動(グループ魂)・タレント・執筆業などもしています。テレビ番組などの出演が多いので、知名度も高いです。
宮藤官九郎の実家は宮城県栗原市にある文房具屋さん
宮藤官九郎、実家は宮城県栗原市の「文具センタークドウ」
クドカンの実家:文具センタークドウ
宮城県栗原市にある文具センタークドウは、宮藤官九郎さんの実家です。
文具センタークドウは、現在の店主である宮藤官九郎さんの母親・泰子さんの母親が戦後に始めたお店で、現在は泰子さんと宮藤官九郎姉の由美さんで切り盛りしているそうです。
文具センタークドウには”クドカンコーナー”も!
宮藤官九郎さんのご実家ということで、2013年の朝ドラ『あまちゃん』が大ヒットした際には多くのファンが訪れています。
お店の一角には宮藤官九郎さんの秘蔵写真や脚本作品のポスターなどが置かれています。ただ宮藤官九郎さん自身は、母親の作った愛あるこのコーナーを恥ずかしいと思っているそうです。
宮藤官九郎の家族情報…両親と年の離れた姉2人の5人家族だった
宮藤官九郎の父親・紹平さん
宮藤官九郎の父親・紹平(しょうへい)さん
1998年に亡くなっています。
宮藤官九郎さんの父親は小学校教師で、校長先生までつとめた方でした。奥様曰く、とてもきまじめで、それゆえのユーモラスを持った方だったとか。ただ単身赴任で家を開けていることも多く、宮藤官九郎さんは女性(母・姉2人)に囲まれ育ったそうです。
宮藤官九郎さんと父親のエピソード。
宮藤の父は教師で、人との絆を大切にして、さまざまな会合に出ていたという。「人の中で人は育つ」と教えられ、人前で一芸を披露する父に子供の頃は恥ずかしい思いもしたが、「自分の今の仕事にもつながりがある」と回顧。
18歳で宮城県から上京して日本大学に入るが、劇団「大人計画」の活動にのめり込み、大学中退を決意。その際の手紙が公開され、「信頼を裏切ったことを、すべての面で深く反省しています」「どうか見捨てないでください」と書いてあった。この詫び状に両親は覚悟を感じて、「応援しましょう」と決意した。
宮藤官九郎の母親・泰子さん
宮藤官九郎の母親・泰子さん
実家の文具店を営まれているのが、宮藤官九郎さんの母親・泰子さんです。泰子さんは親類の紹介で旦那さんと出会い結婚し、子供3人に恵まれました。
宮藤官九郎さんと母親の関係は良好なようで、一時期は親子で人生相談(劇団大人企画のHP内で)をするようになり、それは本『宮藤官九郎の小部屋 宮藤官九郎と母』にもなりました。
母親の泰子さんは、現在の息子さんの多彩な活動について以下のように話しています。
「書くのが得意なので、脚本家だと思うのですが、映画監督やバンドもやってますし……。たぶん好きなことをやっているだけなんですよ。文化祭をずっと続けている、そんな感覚だと思います」
宮藤官九郎、年の離れた姉が2人いた
宮藤官九郎の姉2人
宮藤官九郎さんは2人の姉います。
長女が14歳年上の浩子さんで、次女が9歳年上の由美さん。とても年の離れた姉弟でした。
そんな宮藤家で年の離れた末っ子長男であった宮藤官九郎さんは、俊坊と呼ばれ、皆からいたく可愛がられたそうです。
長姉の浩子さんは結婚しており箱根の博物館で学芸員をされているとのこと。次姉の由美さんは、先ほどもご紹介している通り宮藤家母親の文具店を泰子さんとともに営んでいます。
宮藤官九郎の結婚した嫁は振付師の八反田リコ
宮藤官九郎の嫁・八反田リコ
宮藤官九郎嫁・八反田リコさん
ピンで写った良い写真がなかったため、バンド『lastorders』のメンバーとのもの。八反田さんは後ろでフルートを持ったアフロの女性です。
〜クドカン奥様の情報〜
・年は宮藤官九郎さんよりも5歳年上。
・振付師(実績:2003年のドラマ『ウォーターボーイズ』、Eテレのリトミックコーナー等。旦那の宮藤官九郎さんと同じ作品に携わることも有)
・lastordersでフルート&ボーカルを担当、その他80年代に結成された『ばちかぶり』にコーラスとして在籍していた経験もあり。なおいずれも田口トモロヲさんを中心メンバーとしたバンドです。
宮藤官九郎と八反田リコの馴れ初めや結婚秘話
奥様あってのクドカン!
宮藤官九郎さんと八反田リコさんは2004年に結婚。当時宮藤さんはまだ下積み時代で、笹塚の居酒屋でアルバイトをしていました。
そんな二人の出会いは『大人企画』において。宮藤官九郎さんは演出助手として、奥さんは振付師として劇団に所属していました。
かつて大学を続けるかどうかで悩んでいた宮藤官九郎さんは、奥さんに相談したところ「やめちゃえば良い」と言われ中退を決意。
脚本家としても奥さんに原稿を読んでもらい、その反応を確認するらしく、八反田リコさんは公私ともに宮藤官九郎さんを支える存在のようです。
宮藤官九郎さんは奥様に感謝していると話します。(以下、インタビューより)
ー普段、妻がいてよかったと思うのはどんなときですか?
全部です。家にいるといろいろアレですけど(笑)、僕が面白おかしく生きていられるのは奥さんのおかげで、それは忘れないようにしようと思ってます。
宮藤官九郎に子供は1人…娘のあだ名はかんぱちゃん
宮藤官九郎の一人娘”かんぱ”ちゃん
娘のかんぱちゃん(あだ名)は2005年生まれです。本名は「あずき」ちゃんとネット情報ではありましたが、裏付けは取れませんでした。
宮藤官九郎さんは2008年に子育てエッセイを出しています。この表紙の絵は娘さんをモデルにしたもので、宮藤官九郎さん曰くとても似ているそうです。
エッセイでは、かんぱちゃんのことを”生まれたてなのに態度が部長クラス”と紹介しており、面白おかしく娘さんとのエピソードを披露しています。ただ宮藤官九郎さんは”(ぼくのは)子育てではなく観察”だと話しており、基本的に自由放任(奥様任せ)だそうです。
現在すでに10代中頃になっている娘さんですが、2017年頃にはかんぱちゃんが小学校の舞台で脚本を手がけ話題になったとか。
愛娘・かんぱちゃん(あだ名)が脚本を手掛けた演劇が話題になっているという。上演されたのは、彼女が通う小学校の文化祭だった。
「すごい…テンポもよくてとにかく面白かった! 小学6年生の舞台とは思えない」
「クラス全員の配役のバランスもすごい」
「子供たちが母親にテストの点を伝えるときにブルゾンちえみのネタ『35億』を『35点』って見せられた時には大爆笑。プロ顔負けですね」
多彩なご両親のように、かんばちゃんも将来的にビッグになるかもしれませんね!
宮藤官九郎についてまとめると…
・宮藤官九郎は両親と年の離れた姉が2人いる5人家族である
・宮藤官九郎は1994年に振付師の八反田リコと結婚、子供は2005年に生まれた娘が1人いる
人気脚本家の宮藤官九郎さんは長年第一線で活躍を続け、2019年には大河ドラマ『いだてん』のシナリオを担当しました。今後はどんなクドカン作品を見せてくれるのか、楽しみです。