有名人が過去のしくじった人生を披露し、それに対する教訓を授業するという内容で人気だった番組『しくじり先生』が、2017年9月で打ち切りになることが先日発表されました。
こちらでは、『しくじり先生』の打ち切りの理由などについてまとめています。
この記事の目次
『しくじり先生』について
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』はどんな番組?
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』は、放送当初は2013年11月15日から2014年8月までに、パイロット版(試験的に製作されるもの)として3回に渡って放送されました。
「人生を盛大にしくじった人から『しくじりの回避法』を学ぼう!」を基本理念に「しくじり先生」が自分と同じ失敗を他人が犯かさないように「自分の言動の問題点と教訓」を番組オリジナルの教科書を使い、生徒役のゲストや視聴者に授業という形でエピソードや教訓を披露する番組である。
2014年10月からはその反響を受け、深夜枠でのレギュラー放送がスタート。こちらは30分番組でしたが、半年後にはさらにゴールデン枠に昇格しています。こちらでは、主に単独のスペシャル番組としてか他番組と合体のスペシャル番組としての放送がほとんどでした。
レギュラーの若林正恭・吉村崇
若林さんは担任・吉村さんは生徒として、レギュラー出演しています。
2017年からは、日曜プライムタイム枠(21:58 – 23:05)に移動し放送されていましたが、先日2017年9月をもって3年にわたるレギュラー放送が幕を閉じることが発表されています。
歴代のさまざまなしくじり先生
過去には、さまざまな有名人がそのしくじり人生を披露し、話題になっています。
その中から数名ご紹介します(順不同)。
はんにゃ
お笑いコンビ・はんにゃは、“大学生レベルなのに芸人になっちゃった先生”として登場。
同時に川島章良さんに数年前に腎臓がんが見つかり、手術していたことも初めて公表し話題になりました。
はんにゃ川島章良の嫁・現在まとめ!結婚前に腎臓がん発覚も妻の菜月さんと共に乗り越えた
IMALU
明石家さんまさんの娘・IMALUさんは、”親の七光りを1年で使い切っちゃった先生”として登場。
その赤裸々な告白には、好感の声も多かったようです。
さんま娘・IMALUはかわいい?ブサイク?ネットの意見と画像まとめ【母は大竹しのぶ・父は明石家さんま】
辺見マリ
辺見えみりさんの母親でもある辺見マリさんは、“洗脳されて5億円とられちゃった先生”として登場。
拝み屋に洗脳されたマリさんは5億円という大金を貢ぎ、娘のえみりさんのギャラにまで手をつけていたと告白。その内容には衝撃の声があがりました。
【キム兄】木村祐一と辺見えみりの離婚理由と子供!旦那の浮気や嫁へのDVの噂もまとめ【結婚歴4回】
多岐川華子
女優・多岐川裕美さんの娘、多岐川華子さんは“世間知らずでひんしゅくを買い親の顔に泥を塗っちゃった先生”として登場。
子供時代のセレブ生活により世間知らずとなり、芸能界での成功も母親のおかげであることに気づかず自分の実力だと勘違いした結果、仕事が来なくなってしまったことを明かしました。
多岐川華子と仁科克基の離婚原因と現在は?再婚はある?激太りした姿でしくじり先生に登場
新庄剛志
元メジャーリーガーの新庄剛志さんは、『しくじり先生』史上最高額となる金銭トラブルを告白するために現在住んでいるバリ島から緊急来日。
その額はなんと44億円とケタ違いの額となっています。
新庄剛志の現在の顔が変?薬疑惑も?金銭トラブルをしくじり先生で激白
『しくじり先生』打ち切りの真相は中田敦彦にあった?
『しくじり先生』打ち切りの理由は中田敦彦?
10月の改変で打ち切りになることが決まった『しくじり先生』。
『しくじり先生』では、オリエンタルラジオの中田敦彦さんが講師として不定期出演していた「しくじり偉人伝」というコーナーがありましたが、実は打ち切りの理由はその中田さんにあるのでは?と噂されています。
中田敦彦しくじり偉人伝
中田さんは、不定期で行われる偉人のしくじりから学ぶという内容の「しくじり偉人伝」の授業を行っています。
今ではこの「しくじり偉人伝」のコーナーのイメージが定着した中田さんですが、始めはオリエンタルラジオで”しくじり先生側”としてレギュラーの初回放送に登場していました。
オリエンタルラジオ登場のレギュラー初回
オリエンタルラジオは記念すべきレギュラー初回放送に登場。”デビュー3年で売れすぎて“天狗”になっってしまった”先生として授業し、大反響となりました。
原因かと噂されている中田敦彦の松本人志批判騒動
気になる噂の真相ですが、中田さんが同じよしもと所属で先輩でもあるダウンタウンの松本人志さんを批判したことにあるのではないかと言われています。
「中田と言えば、今年の6月に事務所の先輩である松本人志を批判。これが吉本上層部の怒りを買い、中田に謝罪を要求したものの本人は無視、一部報道では吉本退社の話まで持ち上がっていた。番組は終了するものの特番放送は続くにもかかわらず、相当な深刻な空気だったということから、一部で『中田への制裁が打ち切りに繋がったのでは?』との憶測が飛び交っています」(前出・テレビ誌記者)
ことの発端は今年2月に、脳科学者の茂木健一郎さんが現在のお笑い界について揶揄したツイートにありました。
茂木氏は2月下旬から、自身のツイッターで日本のテレビやお笑い文化の現状についてたびたび持論を展開。特にお笑いについては米英のコメディーと比較し「政治・社会風刺」的な要素が足りず、多様性がないことを指摘。「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」と投稿し、物議を醸した。
トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNLを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年2月25日
日本の「お笑い芸人」のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に「終わっている」。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年3月1日
これに対し、松本さんは『ワイドナショー』内で「茂木さん自体は嫌いじゃない」としたうえで、「ただ、センスがない」とコメントしています。
そして松本は「僕はこのニュースを見たときに全然、腹が立たなかったんですよ。なんでかと思ったら、茂木さんが全然、面白くないからなんですね。笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない」と一蹴。政治風刺についても「笑いの取り方としては、一番簡単なことで、誰でもできるんですけど、日本の芸人はやらないだけ」と持論を展開した。
さらに、有吉さんや爆笑問題などもこの茂木さんの発言には苦言を呈していましたが、芸人たちから茂木さんを批判する声が相次ぐ中で中田さんは茂木さんを擁護し、暗に松本さんを批判していると取れる内容の発言をブログでしたことが話題となりました。
これに中田は自身のブログで、
《大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげ返っている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。茂木さんの指摘、当たってたのに。なんで「ほら、これですよ」と言えなかったのだろう。まあ、あの場では言えないか。怖いですもんね》
と、擁護。暗に松本を批判したことが冒頭の展開へと発展した。
茂木健一郎は松本人志の発言を知り動揺
ちなみにその後、茂木さんはネットニュースで松本さんの発言を知り「ちょっと横になってきます。。。」と動揺のツイート。
『ワイドナショー』に出演し松本人志に謝罪
最終的には茂木さんは『ワイドナショー』に出演し、松本さんに直接謝罪。松本さんを始め出演者たちも笑いに変えており、この件は丸く収まっています。
放送後には、茂木さんは松本さんや出演者への感謝のツイートもしていました。
中田敦彦は松本人志への謝罪を拒否!干される原因に?
そして、中田さんは自身のラジオで所属しているよしもとの上層部から松本さんへの謝罪を要求されていることを明かしており、これには「中田さんついに終了か」との声もあがっていました。
注目されているのは、5月28日放送のNHKラジオ第1の「らじらー! サンデー」での中田の発言。松本を暗に批判したかのようなブログの記述に対し、「(事務所の)幹部と社長から僕は『(松本に)謝れ!』と言われている」と明かした上で、「謝らない」と明言したのだ。
後日よしもと側はそのような事実はないと否定していますが、この騒動後にはオリエンタルラジオのマネージャーがマネージャー業を外されたという説もあります。
いずれにしても、中田が、業界のタブーと思われていた松本人志批判を繰り出したことには違いありません。吉本の大崎洋社長はダウンタウンの育ての親であり、今でも固い信頼関係で結ばれています。松本さんに関することで若手から少しでも意見が出ると、これはオンエアしても大丈夫なのかと局側も気を遣うんですよ。それくらいの王様なんです。松本批判がタブーになっているのは、大崎さんが社長だからというのも関係しているのかもしれません。
このように松本さんとよしもとの上層部はかなり強い繋がりがあるようですので、実際にそのような動きがあってもおかしくはなさそうですね。よしもと側の否定よりも、これまでの中田さんの姿勢を見ていても「謝罪勧告をされた」という発言の方が信ぴょう性があるようにも思えます。
また、番組のMCを務めている若林さんは打ち切りを告げられたときの状況について自身のラジオ番組内で語っており、かなりシリアスな空気だったことを明かしています。
あるとき、総合演出の担当者がやってきて、「今回の改変で終わることになりまして。我々も力不足ですみませんでした」と頭を下げてきたとか。若林の方も自身の無力を詫びたという。そのときの場の雰囲気について、若林は「なかなかすごい空気なんですよ」「嫌な空気でもないんだけど、なんかシリアスなのよ」と表現していた。
このような一連の流れから、『しくじり先生』の打ち切りは中田さんにあり、中田さんが干されるのではとも言われていたようですが、同番組で松本さんと中田さんの共演があるわけでもありませんし、実際にはそのような事務所内の確執が番組にまで影響することはないのではとの見方もあるようです。
『しくじり先生』打ち切りの理由は視聴率や人材難などが関係も?打ち切りには納得の声
『しくじり先生』打ち切りは低視聴率や人材難が原因?
突然の打ち切りに、中田敦彦さんが原因なのでは?とも噂されている『しくじり先生』ですが、実際のところは視聴率の低迷など現実的なことが原因なのではとも言われています。
「深夜からゴールデンに昇格し、3年にわたって放送されてきた『しくじり先生』ですが、視聴率が期待値に届かなくなったので、打ち切りになったのでしょう。今年に入ってから、2ケタを記録したのは新庄剛志らが出演した2月20日のスペシャルのみで、6月には5%台まで数字を落としています」(テレビ局関係者)
プライムタイムで視聴率5%というのは、かなり低い数字ですね。
レギュラー放送となったことから、その人材が足りなくなってしまったことも一因としてありそうです。
「当初はオリエンタルラジオなど、現在でも人気や知名度が高い芸能人の“しくじり”エピソードが視聴者の興味を惹いていました。しかし番組が3年近く続いていることで主だったしくじり芸能人が出尽くしてしまい、最近は文化人やスポーツ選手を駆り出すことで何とか放送を続けている状況です。しかもオリラジ中田敦彦が動物や偉人たちの“しくじり”を紹介する回もあるなど、番組の趣旨自体が変わりそうな雰囲気さえ感じさせます」(テレビ誌ライター)
出演者が過去にしくじっていることが重要となる番組ですから、レギュラー放送として続けば続くほど出演者が限られてくるという難もありそうです。
さらに、放送のための前準備がかなり大変なことも原因なのでは、という説もあるようです。
また、出演する芸能人に1時間の講義をさせるため、事前準備はタレントもスタッフも含めて膨大な時間を要する。そのため制作スケジュールが圧迫していた可能性は否めない。
「膨大な資料と執拗な裏付け作業に、徹夜続きのスタッフが疲弊していって限界だったのも終了する理由のひとつです」(同・記者)
『しくじり先生』打切りには納得の声も
また、視聴者側からも最近の放送内容から、今回の打ち切りには納得の声もあがっているようです。
しかし、最近はしくじり先生の人選に違和感を持つ人も。昨年、小林麻耶(38)が“八方美人で嫌われちゃった”というしくじりを語った際には、「そんなにしくじってないのに、どうして出るの?」といった感想がネットに上がった。さらに、8月13日の放送では“あなたの街のしくじり先生”という、一般人の失敗談を紹介する新コーナーが登場。これに対しても、「いよいよ有名人だけでは番組を作れなくなった?」という感想が出ていた。
また、ゴールデンに進出し番組は大きくなったものの、同時に内容の制限も大きくなってしまったためそれも一因なのではとも言われ、番組責任者こそが「しくじり先生」なのでは?という声も。
「確かにゴールデンに進出すれば多くの視聴者の目に触れることになりますが、その分、番組内容のチェックも厳しくなります。深夜であればある程度自由に番組作りができますが、ゴールデンだと番組タイトルは同じでも内容を変えざるを得ません。番組関係者のなかには『ゴールデンに進出させたテレ朝編成部の責任者が、しくじり先生として出演しろ』などと揶揄する声も聞こえてきます」(テレビ雑誌ライター)
『しくじり先生』お蔵入りの人物がいた!最終回はベッキー?
お蔵入りした人物は書類送検の過去のある楽しんご!
過去には前科のある元宮崎県知事・東国原英夫さんや元ライブドア社長・堀江貴文さんなども出演していることから、タブーはないとも言われている『しくじり先生』ですが、出演直前になってなぜかNGとなりお蔵入りした人物がいると言われています。
前科2犯以上の東国原英夫
東国原さんは”そのまんま東”としてたけし軍団にいた頃に、「講談社襲撃事件」「淫行事件」の2件で逮捕。
さらに学生時代にも、留置所に入れられた過去があったことを明かしています。
そのお蔵入りしたと言われている人物が、お笑い芸人で2013人に付き人への暴行容疑で書類送検された楽しんごさんです。
番組からオファーを受け快諾していたという楽しんごさんですが、収録直前になぜか番組側からNGとなってしまったと言います。
「確かにオファーを受けて、スケジュールも決まっていましたが、前日に突然『中止になりました』と通達されたんです。それなのに、番組スタッフの方から『そちらの都合で共演者にも迷惑かけたんだから、今度、出演者である関根勤さんやあき竹城さんに会ったら、ちゃんと謝っておいて』と言われました。正直、意味がわかりません」
2013年暴行容疑で書類送検された楽しんご
事件後は、メディアへの露出はほぼない状態に。
当時から副業としてやっていた整体師などで生計を立てているようです。
どうやらテレビ局の上層部からNGが出たようだとの話もありますが、楽しんごさん本人が証言していることからお蔵入り自体は事実のようです。
過去には、収録済みの森永卓郎さんもお蔵入りになりかけていたようです。
実はこの授業、収録したのは数カ月前。あまりにも衝撃的な授業内容だったため、生徒たちも終始困惑気味だったことから、お蔵入りか……と思われた矢先、番組スタッフ曰く「編集したら、ものすごく面白くなっちゃった!」ことから堂々元日オンエアが決定したという。
最終回はベッキーが出演と噂されるも若林正恭は否定
9月でレギュラー放送は終了となる『しくじり先生』ですが、最終回にはベッキーさんが出演?との噂も出ています。
ベッキーと川谷絵音のLINE・週刊文春内容まとめ!ゲスの極み乙女・川谷嫁は激怒
ネット上でも、ベッキーさんを要望する声は多いようです。
「しくじり先生」9月で終了?!
— あしか。 (@cbbs40) 2017年8月17日
絶対にベッキーがしくじり先生に出てくれると信じてたのに!!!!!(バンッ
しくじり先生終わっちゃうのか〜。
— nao (@naoki723) 2017年8月17日
矢口やベッキーが出るまでやって欲しかったな〜。
最終回にベッキーさんを推薦したのは若林正恭さんだとも報じられていましたが、これについては若林さん本人が否定しています。
記事には「しくじり先生の最終回でベッキーに出演オファー」と書かれており、しかも若林がスタッフにベッキーを推薦したと書かれている。しかし若林は「マジで一切無いの、そんな話」「推薦なんかしたことない」と完全否定したのだ。
まとめ
9月での番組打ち切りとなってしまった『しくじり先生』ですが、継続的な放送は難しくとも以前のような不定期の特番を望む要望の声は多いようです。
まだ出ていないベッキーさんを始め、そのお相手だった川谷絵音さん、経歴詐称していたショーンKさんや不倫離婚が話題となった矢口真里さんなども出てほしい出演者としてネット上では名前が挙がっています。
レギュラー放送最終回のゲストが誰になるのかも、要注目ですね!