現在、年末恒例の特番となっている日テレ・ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズ。人気企画ですが、近年では毎年”打ち切り・終了説”が流れています。
ここでは、「笑ってはいけない」シリーズの売り切り・終了説をまとめています。
この記事の目次
ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズについて
「笑ってはいけない」シリーズ
レギュラー陣
・ダウンタウン(松本人志・浜田雅功)
・月亭方正
・ココリコ(遠藤章造・田中直樹)
進行
・藤原寛(ダウンタウン元マネのよしもと副社長)
その他ゲストプレイヤー多数
「笑ってはいけない」シリーズは、日本テレビのバラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の特別番組です。笑うと、罰ゲーム(ケツバット)を受けるというスタイルの人気企画でお馴染みですね。
2003年に放送された「絶対笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅」がシリーズ化のきっかけで、2006年以降に年末特番として放送されるようになりました。
視聴率は高くNHK紅白歌合戦以外で、例年民放トップに出なることも珍しくありません。2015年12月31日に放送分までで、6年連続民放大晦日特番としてトップに君臨しています。
「ガキ使」大みそかSP 6年連続で紅白裏民放トップ17・6%
ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズの打ち切り・終了説とは?
「笑ってはいけない」の根強い打ち切り・終了説
「笑ってはいけない」シリーズは、大晦日の年末番組の中でNHK紅白歌合戦(2015年度の関東地区視聴率39.2%※2部)に次いで、民放トップの視聴率を記録する「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の特番です。
しかし数年前から囁かれる「笑ってはいけない」シリーズ打ち切り・終了説。その理由をいくつかご紹介していきます。
マンネリ化
「笑ってはいけない」シリーズは、2006年に年末特番に固定されてから数えても、すでに10年以上経ちますので、視聴者からは「ネタ切れ」「マンネリ化」などという指摘が多いです。
9: 2015/12/01(火) 17:27:56.40 ID:RQhP6dA50.netやりきった感はあるうだろう
13: 2015/12/01(火) 17:28:33.41 ID:YJYMU6JC0.netどうせ芸人バカ騒ぎ路線だろうからどっちでも同じのような
16: 名 2015/12/01(火) 17:29:11.57 ID:BUjmbzpp0.net新鮮味なくマンネリで近年は面白くないな
勝った方が邪魔する係のショウーヘイヘイーの頃がやっぱり面白かったな
17: 2015/12/01(火) 17:29:30.76 ID:jPTBiou30.net全員参加からマンネリだろ引用:【悲報】ダウンタウン『笑ってはいけないシリーズ』、今年で遂に終了か?日テレがシリーズの代替案を募集中wwwwwww
「笑ってはいけない」シリーズは、舞台こそ毎年違えど基本的な企画としてはレギュラー陣が、笑ったら罰ゲーム(ケツバット等)を受けるという非常にシンプルなものです。精鋭テレビマンたちが、さまざまな創意工夫が凝らしても、限界というものもあるでしょう。
松本人志さんは辞めたがっている?
2015年の記者会見より。
収録の感想を聞かれた松本人志は「(今年で)10年目ということなので、ファイナルにふさわしいなと思いますね」と今年での企画の終了を訴えると、浜田はいつもの張りのある声と正反対の低いテンションで「まぁ、同じですね…」とつぶやいた。続けて「例年通り、しんどいのはしんどいですね」と振り返るも、今年は何かあったようで「スタッフとの信頼関係は、この年末で完璧になくなりましたね」と宣言。
2016年の記者会見より。
松本人志(53)は「本当は去年で(番組を)終わりたいと言っていたのに、皆さんの熱い要望で今年もやることになって。ほっしゃん。みたいなことになっちゃいました」
「僕も今年53歳で(疲れが)身にしみて。昔で言えば元帥ですよ。もっと昔なら死んでますよ。それが尻を叩かれて。僕も浜田も肛門周りが丈夫じゃないんで炎症起こすし、良く頑張ってますよ」と、松本のぼやきは止まらなかった。
2013年末の「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」におけるお下品な演出がBPO審議入りした際にも、翌2014年2月に出演したワイドナショーでポロリと本音(?)が漏れたことも。
BPOが問題視している演出方法については、「でも、それは今に始まったことではなくて、昔からあって、そんなに僕も困ってもないし怒ってもない」と心境を語り、「むしろこれをきっかけに『笑ってはいけない』をやめれるな、っていう。本当にキツイんで、やめたい。僕がBPOに言いたいくらい」と本音を漏らした。
リップサービス的なところもあると思いますが、何度もいうぐらいですので、実際に体力的にキツイことも確かなのかもしれませんね。
また別番組中での発言ですが、2014年頃には浜田雅功さんが(芸能界を)リタイアしたい発言が出たことも。
視聴者から寄せられた「60歳までに成し遂げてみたいことはありますか?」という質問のハガキに、浜田が「やることなんかある? 俺ほんまリタイアしたいもん。(大橋)巨泉みたいになりたい」と明かしたというものだ。さらに、「やりたいことだけチョロチョロっとやって、『ほな!』言うてゴルフしに行きたい」「ずーっと仕事したい奴なんか、おれへんでしょ」と続けた。
そんな年齢的な発言も出ているダウンタウンにとっては、体を張って行う年末特番に対して、事実消極的な面もあるのかもしれませんね。
菅Pの日テレ退社の影響は?
「ガキ使」プロデューサー・菅Pこと菅賢治さん。
「ガキ使」などの人気番組を生み出した菅賢治さんは、2014年3月31日に日本テレビを早期退職しています。理由は、以下の通りです。
菅氏によれば、同社では役職が高くなればなるほど、現場から離れることになるという。菅氏は制作現場への強い思いがあったため、「あれ、これ良いのかな?」と疑問を抱いたそう。菅氏は「僕が圧倒的に思ったのは、芸人さんとずっと一緒で死にたいって思ったんですよ。他は要らないんです。芸人さんだけ」と打ち明け、退社せざるを得なかったことを告白した。
2014年の番組功労者菅Pの日テレ退社によって、いろいろと影響が出て終了説・打ち切り説に拍車をかけることになりました。しかし日テレ退社後、菅Pは「ガキ使」に総監督として番組に関わっているため、打ち切り・終了説の理由にはなりません。
笑ってはいけない:“ガースー”総監督が語る人気番組の裏側とこだわり
「笑ってはいけない」シリーズを辞められない理由
「笑ってはいけない」シリーズは、マンネリ化を指摘されたり松本人志さんの毎年の”辞めたい”発言などもあり、打ち切り・終了説が流れます。
しかし民放トップという視聴率を6年連続で獲得していることも事実で、また存続理由には大人の事情も関係しているのかもしれません。
日テレのドル箱?
笑ってはいけないシリーズはDVD化の売り上げも良いため、日テレのドル箱・キラーコンテンツの一つとしてあげられることがあります。
笑ってはいけないのDVD印税は、番組に関わった人たちに渡るという特徴を持ちます。
通常、番組がDVD化されても放送局とメインのタレントだけが印税を受け取り、制作スタッフが受け取れるケースは稀でした。映画監督は印税をもらえますが、テレビ演出家はもらえないのが主流。しかし、この『笑ってはいけない』シリーズでは、ほとんどの出演者や制作スタッフも印税を受け取っていると言われています。このような収入もあって関わりたいと考える人は多いんですよ。
関わった人間たちが美味しいといえる「笑ってはいけない」シリーズ。ダウンタウンが出ている番組は近年低視聴率が言われますが(ダウンタウンの冠番組、平均視聴率6.5%の“末期レベル”! コンビとしてはもう限界!?)、実際にはこういったDVD売り上げなど含めれば「笑ってはいけない」シリーズは上々の方だといえるのでしょう。
後継となる番組がない?
また日テレでは「笑ってはいけない」シリーズに代わる企画を模索中だという噂がありますが、結局は現状以上の企画が見当たらないということがいわれます。
「それはあり得ますよ。事実、日本テレビは昨年と今年、大晦日の年越し特番の企画募集を行っています。つまり、『笑ってはいけない』に代わる何かしらの新企画を打ち出せないかという模索は始まっているんです。ただ、今の段階では『笑ってはいけない』以上に数字や売上が見込める企画がないので現状維持となっているわけです」
驚くことに日本テレビでは同シリーズに代わる企画を水面下で探しているという。
近年では民放一人勝ち状態と言われる日テレ。
ガキ使のように人気番組から派生する特番であれば、同局には「世界の果てまでイッテQ!」、「鉄腕DASH」、「月曜から夜更かし」、終了した番組ですが「笑神様は突然に……」などいろいろと存在します。また全く別の枠組みの特番を編成することも考えられますが、なんといっても一年を締めくくる年末特番ですので、局を挙げての勝負番組という面が言えます。
新番組にするならば下手にリスクを負うことにも成り兼ねませんし、現状として「笑ってはいけない」シリーズは視聴率が良くDVD売り上げも好調。視聴率王・日テレの年末特番としては、替えるにかえれない(必要もない?)事情が言えるのではないでしょうか。
テレビ番組が打ち切りになる時とは
テレビ番組が打ち切りになる要素は、いろいろな理由が挙げられます。
・視聴率低下・不人気
・不祥事(ヤラセ・問題発言等)
・制作事情(制作費等)
・出演者事情(引退・大物出演者の意向等)
近年の番組打ち切り終了情報を見ても、その最もたる理由は”視聴率低下・不人気”です。
中でも10年以上続いている長寿番組の近年の打ち切り理由を見てみると、以下の通りです。
・スマスマの終了→SMAP解散
・チューボーですよ→低視聴率・堺正章の老いも影響?
堺正章がMCを務める『新チューボーですよ!』打ち切りは、堺の老いが原因か
・ごきげんよう→低視聴率・小堺一機の高額ギャラ説。
「ごきげんよう」打ち切り理由・最終回の内容まとめ!コロゾーの声の正体は小堺一機さん!?
・黄金伝説→低視聴率・番組内容の変容説。
黄金伝説の打ち切り終了の理由は視聴率?無人島生活を辞めた理由とは【最終回】
・ビフォーアフター→制作側の事情(業者確保の困難等)。
劇的ビフォーアフターの失敗例&裁判沙汰トラブルとその後まとめ【打ち切り終了】
・さんまのまんま→自身の高額ギャラとさんまさんが暴露。(自身がギャラを下げてしまうと、後輩まで下がってしまうという苦悩も告白しています)
大物タレントでいうと、やはり高額ギャラがネックになる場合があるようです。その点はDVD売り上げなどを含めれば、ドル箱と評判の「笑ってはいけない」シリーズですので問題はないでしょう。
そんな中でも気になるところは、出演者の意向ですね。ダウンタウンともなれば制作側への発言力も並々ならぬものがあると思います。そもそも笑ってはいけないシリーズができた経緯は、松本人志さんの一言がきっかけだったと言います。
菅氏は「ずっとダウンタウンと特番がやりたい」と考え、松本に何度もラブコールを送っていたそう。するとある時に、松本が「笑ったらひっぱたかれるってどうですか?」とつぶやき、それが「笑ってはいけない」誕生のきっかけになったという。
松本人志さんの「辞めたい」発言もどこまで本気かわかりませんが、その意向が汲まれていく可能性(番組終了ではなくても、内容変更等含め)も十分あるのではないでしょうか。
以上、「笑ってはいけない」シリーズの打ち切り・終了説をまとめましたが、近年マンネリ化の指摘はあるものの、なくなったらなくなったで寂しい気もしますね。これからのガキ使にも注目です。