年末恒例の特番となっていた日テレ・ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズ。人気番組ですが、以前から”打ち切り・終了説”も噂されてきました。
ここでは、「笑ってはいけない」シリーズの売り切り・終了説をまとめています。
この記事の目次
ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズについて
「笑ってはいけない」シリーズ
レギュラー陣
・ダウンタウン(松本人志・浜田雅功)
・月亭方正
・ココリコ(遠藤章造・田中直樹)
進行
・藤原寛(ダウンタウン元マネ・現吉本社長)
その他ゲストプレイヤー多数
「笑ってはいけない」シリーズは、日本テレビのバラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の特別番組です。笑うと、罰ゲーム(ケツバット)を受けるというスタイルの人気企画でお馴染みですね。
2003年に放送された「絶対笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅」がシリーズ化のきっかけで、2006年以降に年末特番として放送されるようになりました。
視聴率も高く、2020年12月の放送分までで、11年連続民放大晦日特番としてトップに君臨しています。
ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズの打ち切り・終了説とは
「笑ってはいけない」の根強い打ち切り・終了説
「笑ってはいけない」シリーズは、大晦日の年末番組の中でNHK紅白歌合戦に次ぐ高視聴率を記録してきた番組です。
しかし、いつの頃からか打ち切りや終了説が囁かれるようになりました。
マンネリ化
「笑ってはいけない」シリーズは、2006年に年末特番に固定されてから数えても10年以上経ちますので、視聴者からは「ネタ切れ」「マンネリ化」などという指摘も多くあります。
9: 2015/12/01(火) 17:27:56.40 ID:RQhP6dA50.netやりきった感はあるうだろう
13: 2015/12/01(火) 17:28:33.41 ID:YJYMU6JC0.netどうせ芸人バカ騒ぎ路線だろうからどっちでも同じのような
16: 名 2015/12/01(火) 17:29:11.57 ID:BUjmbzpp0.net新鮮味なくマンネリで近年は面白くないな
勝った方が邪魔する係のショウーヘイヘイーの頃がやっぱり面白かったな
17: 2015/12/01(火) 17:29:30.76 ID:jPTBiou30.net全員参加からマンネリだろ引用:【悲報】ダウンタウン『笑ってはいけないシリーズ』、今年で遂に終了か?日テレがシリーズの代替案を募集中wwwwwww
「笑ってはいけない」シリーズは、舞台こそ毎年違えど基本的な企画としてはレギュラー陣が、笑ったら罰ゲーム(ケツバット等)を受けるという非常にシンプルなものです。精鋭テレビマンたちが、さまざまな創意工夫が凝らしても、限界というものもあるでしょう。
松本人志さんは辞めたがっている?
2015年の記者会見より。
収録の感想を聞かれた松本人志は「(今年で)10年目ということなので、ファイナルにふさわしいなと思いますね」と今年での企画の終了を訴えると、浜田はいつもの張りのある声と正反対の低いテンションで「まぁ、同じですね…」とつぶやいた。続けて「例年通り、しんどいのはしんどいですね」と振り返るも、今年は何かあったようで「スタッフとの信頼関係は、この年末で完璧になくなりましたね」と宣言。
2016年の記者会見より。
松本人志(53)は「本当は去年で(番組を)終わりたいと言っていたのに、皆さんの熱い要望で今年もやることになって。ほっしゃん。みたいなことになっちゃいました」
「僕も今年53歳で(疲れが)身にしみて。昔で言えば元帥ですよ。もっと昔なら死んでますよ。それが尻を叩かれて。僕も浜田も肛門周りが丈夫じゃないんで炎症起こすし、良く頑張ってますよ」と、松本のぼやきは止まらなかった。
2013年末の「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」におけるお下品な演出がBPO審議入りした際にも、翌2014年2月に出演したワイドナショーでポロリと本音(?)が漏れたことも。
BPOが問題視している演出方法については、「でも、それは今に始まったことではなくて、昔からあって、そんなに僕も困ってもないし怒ってもない」と心境を語り、「むしろこれをきっかけに『笑ってはいけない』をやめれるな、っていう。本当にキツイんで、やめたい。僕がBPOに言いたいくらい」と本音を漏らした。
リップサービス的なところもあると思いますが、何度も言うぐらいですので、実際に体力的にキツイこともあったのでしょう。
また別番組中での発言ですが、2014年頃には浜田雅功さんが(芸能界を)リタイアしたい発言が出たことも。
視聴者から寄せられた「60歳までに成し遂げてみたいことはありますか?」という質問のハガキに、浜田が「やることなんかある? 俺ほんまリタイアしたいもん。(大橋)巨泉みたいになりたい」と明かしたというものだ。さらに、「やりたいことだけチョロチョロっとやって、『ほな!』言うてゴルフしに行きたい」「ずーっと仕事したい奴なんか、おれへんでしょ」と続けた。
そんな年齢的な発言も出ているダウンタウンにとっては、体を張って行う年末特番に対して、事実消極的な面もあるのかもしれませんね。
菅Pの日テレ退社の影響は?
「ガキ使」プロデューサー・菅Pこと菅賢治さん。
「ガキ使」などの人気番組を生み出した菅賢治さんは、2014年3月31日に日本テレビを早期退職しています。理由は、以下の通りです。
菅氏によれば、同社では役職が高くなればなるほど、現場から離れることになるという。菅氏は制作現場への強い思いがあったため、「あれ、これ良いのかな?」と疑問を抱いたそう。菅氏は「僕が圧倒的に思ったのは、芸人さんとずっと一緒で死にたいって思ったんですよ。他は要らないんです。芸人さんだけ」と打ち明け、退社せざるを得なかったことを告白した。
2014年の番組功労者菅Pの日テレ退社によって、いろいろと影響が出て終了説・打ち切り説に拍車をかけることになりました。しかし日テレ退社後、菅Pは「ガキ使」に総監督として番組に関わっているため、打ち切り・終了説の理由にはならなかったようです。
笑ってはいけない:“ガースー”総監督が語る人気番組の裏側とこだわり
ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズを辞められない理由
「笑ってはいけない」シリーズは、マンネリ化を指摘されたり松本人志さんの毎年の”辞めたい”発言などもあり、以前から打ち切り・終了説が流れていました。
しかし大晦日の特番で民放トップの視聴率を獲得していたことも事実で、存続理由には大人の事情も関係しているのかもしれません。
日テレのドル箱?
笑ってはいけないシリーズはDVD化の売り上げも良いため、日テレのドル箱・キラーコンテンツの一つとしてあげられることがあります。
笑ってはいけないのDVD印税は、番組に関わった人たちに渡るという特徴を持ちます。
通常、番組がDVD化されても放送局とメインのタレントだけが印税を受け取り、制作スタッフが受け取れるケースは稀でした。映画監督は印税をもらえますが、テレビ演出家はもらえないのが主流。しかし、この『笑ってはいけない』シリーズでは、ほとんどの出演者や制作スタッフも印税を受け取っていると言われています。このような収入もあって関わりたいと考える人は多いんですよ。
関わった人間たちが美味しいといえる「笑ってはいけない」シリーズ。ダウンタウンが出ている番組は近年低視聴率が言われますが(ダウンタウンの冠番組、平均視聴率6.5%の“末期レベル”! コンビとしてはもう限界!?)、実際にはこういったDVD売り上げなど含めれば「笑ってはいけない」シリーズは上々の方だといえるのでしょう。
「笑ってはいけない」シリーズは視聴率が良くDVD売り上げも好調。視聴率王・日テレの年末特番としては、替えるにかえれない(必要もない?)事情があったのではないでしょうか。
ガキの使い「笑ってはいけない」シリーズがコロナ禍で放送休止
そんな、打ち切りや終了説が囁かれながらも辞めるに辞められない状況となっていた「笑ってはいけない」シリーズですが、2021年はコロナ禍での収録が難しいとの理由で、放送を休止することになりました。
松本人志さんは、2020年にコロナ禍の中での収録に難しさを感じたと言い、クオリティーを下げてまで番組を続けることに難色を示していたようです。
合田伊知郎プロデューサーは、「メンバーの皆さんに甘えて、50歳を超えても毎年過酷なロケをお願いし続けてきました」と出演者に感謝し、「昨年大晦日の放送で15年。つきましては、これを節目に、『笑ってはいけない』を休止したいと思います。ダウンタウンさん、メンバーの皆さんには、ゆっくりお尻を休めていただきたいと思っております」とコメントしていた。
これを受け、自身のツイッターを通じて、「コロナ禍において【笑ってはいけない】の収録は難しいと去年つよく感じました。クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛いです」と見解を示していた松本。
2021年8月には、放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティ」を審議の対象と公表したことで、「笑ってはいけない」シリーズが終了する可能性も指摘されていました。
しかし、松本人志さんはBPOの発表前に休止は決定していたとし、また、休止の理由にはコロナだけでなく体力的な問題もあると明かしています。
一方で、「正直なところ、やめといてよかったと思いましたよね。(BPOの発表前に)決めてたから。これをやることになったら、スタッフはバタバタ」と本音も吐露。「コロナだけが理由じゃないんですけど。僕らの体力的なところもあって、一旦ここでというのは今年の春ぐらいにはしていたので」と補足し、今後については「未定です」と言うにとどめた。
復活が期待されていた「笑ってはいけない」シリーズですが、2022年もコロナ禍であることを理由に放送が休止されています。
2年連続で休止となったことで、このまま打ち切り・終了となるのではないかとの意見も見受けられるようになりました。
出典:https://www.ntv.co.jp/
代替番組は視聴率が振るわず
「笑ってはいけない」シリーズが休止となり、日テレは2021年に「笑って年越したい!笑う大晦日」、2022年には「笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人」という代替番組を放送しています。
しかし、いずれも「笑ってはいけない」シリーズの視聴率には遠く及ばず、「笑ってはいけない」シリーズの復活を期待する多くの声が寄せられました。
しかし、コロナ禍で満足のいく番組制作は難しいとして2020年をもって放送を休止、それに代わって2021年は『笑って年越したい!笑う大晦日』を放送しましたが、第1部の世帯視聴率が7.2%、個人視聴率は5.1%、第2部は世帯5.6%、個人3.5%と、前年から大幅ダウンし民放トップから陥落しました。
これに続いて昨年末放送の『笑って年越し!世代対決 昭和芸人vs平成・令和芸人』は、前年とほとんど変わらない数字となっており、視聴者の反応を見ても満足度は低い様子で、笑ってはいけないシリーズの復活を望む声が多くみられますね。
ガキの使い「笑ってはいけない」テレビ番組が打ち切りになる時とは
テレビ番組が打ち切りになる要素は、いろいろな理由が挙げられます。
・視聴率低下・不人気
・不祥事(ヤラセ・問題発言等)
・制作事情(制作費等)
・出演者事情(引退・大物出演者の意向等)
近年の番組打ち切り終了情報を見ても、その最もたる理由は”視聴率低下・不人気”です。
中でも10年以上続いている長寿番組の近年の打ち切り理由を見てみると、以下の通りです。
・スマスマの終了→SMAP解散
・チューボーですよ→低視聴率・堺正章の老いも影響?
堺正章がMCを務める『新チューボーですよ!』打ち切りは、堺の老いが原因か
・ごきげんよう→低視聴率・小堺一機の高額ギャラ説。
「ごきげんよう」打ち切り理由・最終回の内容まとめ!コロゾーの声の正体は小堺一機さん!?
・黄金伝説→低視聴率・番組内容の変容説。
黄金伝説の打ち切り終了の理由は視聴率?無人島生活を辞めた理由とは【最終回】
・ビフォーアフター→制作側の事情(業者確保の困難等)。
劇的ビフォーアフターの失敗例&裁判沙汰トラブルとその後まとめ【打ち切り終了】
・さんまのまんま→自身の高額ギャラとさんまさんが暴露。(自身がギャラを下げてしまうと、後輩まで下がってしまうという苦悩も告白しています)
「笑ってはいけない」シリーズで気になるところは、出演者の意向ですね。ダウンタウンともなれば制作側への発言力も並々ならぬものがあると思います。そもそも笑ってはいけないシリーズができた経緯は、松本人志さんの一言がきっかけだったと言います。
菅氏は「ずっとダウンタウンと特番がやりたい」と考え、松本に何度もラブコールを送っていたそう。するとある時に、松本が「笑ったらひっぱたかれるってどうですか?」とつぶやき、それが「笑ってはいけない」誕生のきっかけになったという。
今では松本人志さんは番組に対して消極的な様子を見せていますので、2021年、2022年と放送が休止となり、復活させるためには松本さんの承諾が必要だと言われています。
ただ、ダウンタウンの2人も2023年に還暦を迎えるため、2023年の大晦日に番組が復活すればそれがグランドフィナーレになるのではないかとの見方も出ていました。
しかし、番組を放送するには、松本さんが首を縦に振ってくれないとできない。だから、日テレサイドは企画を入念に練り、どんな体制で撮影に臨むのかなども考えた上で、来年の春頃、松本さんとの話し合いに臨むと見られています。そこで松本さんが承諾してくれれば、晴れて放送へとなるわけですが、ただそうして放送されるのが『笑ってはいけない』のラスト1回、グランドフィナーレになる、ということだといいますね」
引用:日テレ『笑ってはいけない』は「2023年大晦日でグランドフィナーレ」!?ダウンタウン松本人志に迫る「引退の日」…加賀まりこの「追及」にたじろいだ「還暦」まであと1年!!
とは言え、視聴者から根強い人気を誇り、DVD売り上げなどで大きな利益を見込める「笑ってはいけない」シリーズは、日テレとしても放送終了は避けたいところなのではないでしょうか。
コロナ禍や出演者の高齢化など、この番組ならではの抗えない問題も出てきていますが、今後どのような展開を見せるのかその動向を見守っていきましょう。
日本テレビとしては、なんとしても『笑ってはいけない』を復活させたいのが本音です。視聴率が取れるということだけでなく、Huluでの配信も絶好調、子会社のバップが発売するDVDは億単位の売り上げが見込めますからね。しかし、いつまでもダウンタウンに頼っているわけにもいきませんし、さすがに同じ番組が3年連続休止となれば、“終了”とするしかない。