坂本堤弁護士一家殺人事件

坂本堤弁護士一家殺人事件の真相|家族・犯人など現在まで総まとめ

オウム真理教が日本犯罪史上最悪のテロ事件「地下鉄サリン事件」を起こしましたが、最も残虐なのは「坂本堤弁護士一家殺人事件」だと言われています。

 

坂本堤弁護士とその一家、妻の都子さん、長男の龍彦ちゃんが残酷な方法で殺されました。

 

「坂本堤弁護士一家殺人事件」についての真相を詳しく総まとめしましたのでご紹介します。

オウム真理教が起こした「坂本堤弁護士一家殺人事件」とは

1989年11月3日、弁護士の坂本堤と妻と子供の家族全員が殺害される

 

オウム真理教を取り逃がした「坂本堤弁護士一家殺人事件」

「坂本堤弁護士一家殺人事件」は1989年11月4日にオウム真理教の6人の信者らが対立していた坂本堤弁護士とその家族である妻と子供を殺害した凶悪事件ですが、警察は犯人のオウム真理教を逃した結果として「地下鉄サリン事件」につながっていったと言われています。

 

坂本堤弁護士は当時「横浜法律事務所」に所属して活動していましたが、ジャーナリストの江川紹子さんがオウム真理教の出家信者の息子を持つ母親を紹介し、息子を脱会させるため相談を受けたことからオウム真理教との対立が始まりました。

 

オウム真理教に勧誘されて被害を受けた信者の状況が深刻であることから、1989年5月に坂本堤弁護士は「オウム真理教被害者の会」を設立して、真っ向から麻原彰晃を崇拝するオウム真理教と対決姿勢を取りました。

 

そして、同年9月には坂本堤弁護士は情報雑誌『サンデー毎日』でオウム真理教の実態に関するコラム「オウム真理教の狂気」を連載スタートさせて取材を受けていました。

 

そのため坂本堤弁護士はオウム真理教の教祖である麻原彰晃に目の敵にされ、脱会したい信者をバックアップして多くの信者を脱会させたことから最終的に家族ごと殺害されてしまいました。

 

 

坂本堤弁護士は東大法学部卒のエリート

坂本堤弁護士は東大卒の超エリートだった

坂本堤弁護士は1956年4月8日に神奈川県横須賀市で生まれ育ち、神奈川県立横須賀高等学校を経て東京大学法学部を卒業した超エリートでした。

 

坂本堤弁護士は東大を卒業した後は豊田商事破産事件の管財人弁護士団の手伝いをしており、当時この管財人弁護士団に参加していたテレビでもよく顔を知られている宇都宮健児弁護士の事務員を務めていたのが、後に妻となる都子さんでした。

 

都子さんは長男・龍彦ちゃんの出産のために退社する1988年まで事務所に勤務していました。

 

坂本堤弁護士さんは1984年の27歳の時に司法試験に合格し、第39期司法修習生を終えて1987年から横浜法律事務所に所属して弁護士の仕事を開始しました。

 

それから約5年後となるようやく新米弁護士を抜けてこれからという1989年に、坂本堤弁護士はジャーナリストの江川紹子さんからオウム真理教信者を息子に持つ母親を紹介され、脱会のためにオウム真理教と渡り合うようになりました。

 

坂本堤弁護士は出家してオウム真理教の施設に軟禁状態になっていた信者の親元への帰宅と面会を許可するように求め、同年6月に「オウム真理教被害対策弁護団」を立ち上げました。

 

その後坂本堤弁護士は「オウム真理教被害者の会(現・オウム真理教家族の会)」も同年10月に立ち上げて、オウム真理教と真っ向から対決する姿勢を見せていました。

 

 

オウム真理教のターゲットは当初『サンデー毎日』編集部だった

オウム真理教の矛先は当初『サンデー毎日』編集部だった

オウム真理教の麻原彰晃は、教団を批判するコラムを執筆している坂本堤弁護士よりも雑誌を出版している『サンデー毎日』編集部のある毎日新聞社本社をターゲットに破壊工作を計画していました。

 

オウム真理教は教団に対して批判的でどれだけ危険な宗教団体かを書いていた『サンデー毎日』の出版を阻止するために出版社の毎日新聞社本社を爆破する計画を練っていました。

 

オウム真理教は雑誌を印刷する輪転機がパレスサイドビルディングの地下階にあると踏んでおり、2トントラックに爆弾を大量に積んで自爆テロを行えば『サンデー毎日』の出版を停止に追い込めると考えていました。

 

爆弾は機械類に明るいオウム真理教ナンバー2の村井秀夫が作る予定でしたが、2トントラックが地下には入れないことに気づき、さらに『サンデー毎日』がパレスサイドビルディングの地下階で印刷されている確証も持てなかったため計画は断念せざるを得ませんでした。

 

そこで、麻原彰晃は直接編集部に侵入して爆弾を仕掛ける計画を思いつきましたが、過去に信者の早川紀代秀が千代田区一ツ橋にある毎日新聞社に教団のビラを置いてきてしまったため容易にオウム真理教の仕業だと感づかれることからこの計画も断念しました。

 

そのため、麻原彰晃の矛先はコラムを執筆していた元凶であり、オウム真理教被害者の会を立ち上げた坂本堤弁護士に向かいました。

 

 

坂本堤弁護士一家は何故殺されたのか

坂本堤弁護士一家を殺害するに至った詳しい動機

麻原彰晃は坂本堤弁護士がオウム真理教の実態を暴いて批判していることについて、真理党を結成して政界に乗り出すことに大きな支障が出ると感じたため坂本堤弁護士を殺害することに決めました。

 

1989年10月26日に、オウム真理教の幹部ら上祐史浩、早川紀代秀、青山吉伸は坂本堤弁護士がオウム真理教を批判するインタビューを撮影していたTBS(当時・東京放送)に対して放送しないように抗議をしました。

 

この「TBSビデオ問題」と言われる経緯は、TBSのワイドショー番組『3時にあいましょう』で放送される予定だったオウム真理教を批判した坂本堤弁護士のインタビュー動画について、放送前に知った麻原彰晃がTBSに早川紀代秀らを送り抗議しました。

 

そして、当時番組プロデューサーを務めていた武市功さんが問題の動画を放送前に見せることを提案したことから、総合プロデューサーの多良寛則さんがそれを認めて上祐史浩や早川紀代秀らを26日深夜に科学技術館に招いて動画を視聴させ、番組で流さないことを約束しました。

 

しかし、このインタビュー動画を見せたことは、麻原彰晃が坂本堤弁護士を殺害することを決定するきっかけになった可能性があると言われています。

 

 

 

 

オウム真理教、坂本堤弁護士に批判抗議を止めるよう抗議

坂本堤弁護士に最終警告をしたオウム真理教

麻原彰晃はいきなり殺害を企てずに信者を使って坂本堤弁護士に直接抗議に向かわせました。

 

オウム真理教の幹部である上祐史浩らは10月31日に横浜法律事務所を訪れ、坂本堤弁護士に対して「信仰の自由がある」として批判活動を止めるように抗議しました。

 

しかし坂本堤弁護士は教団の実態を知っていることから「人を不幸にする自由は無い」とつっぱね、「徹底的にやる」とそれこそオウム真理教を解体に追い込む意気込みで返しました。

 

坂本堤弁護士は麻原彰晃のアコギな商売について知っており、麻原彰晃のDNA培養物を信者に高額で売りつける「DNAのイニシエーション」を始め、自身の髪の毛やお風呂の湯なども高額で売りつけていたためインチキだとして批判していました。

 

さらに坂本堤弁護士はオウム真理教の宗教法人の認可取り消しの民事訴訟も起こす構えを見せており、坂本堤弁護士に勇気づけられた被害者信者らも麻原彰晃に対して本当に超能力があるのなら空中浮遊や水中クンバカなどを公の場で行うように要求しました。

 

いよいよ追い詰められた麻原彰晃は幹部らを集めて「(坂本堤弁護士を)こうなったらポア(殺害)しかない」と最終手段に打って出ました。

 

 

坂本堤弁護士一家は『サンデー毎日』編集長牧太郎の代わり殺された?

最初は『サンデー毎日』編集長・牧太郎を殺害する予定だった

同年11月2日もしくは3日頃に麻原彰晃はオウム真理教の中心幹部であった村井秀夫、早川紀代秀、岡﨑一明、新実智光、中川智正をサティアンビル(第1サティアン)に集めて、右手の親指と人差し指で輪っかを作って弾く「ポアのサイン」を見せました。

 

麻原彰晃はいよいよオウム真理教が追い詰められつつある中で先手を打つことを決め、教団幹部らに以下のように伝えました。

 

「もう今の世の中は汚れきっておる。もうヴァジラヤーナを取り入れていくしかないんだから、お前たちも覚悟しろよ」「今ポアをしなければいけない問題となる人物はだれと思う」

 

引用:Wikipedia – 坂本堤弁護士一家殺害事件

 

元々、麻原彰晃は『サンデー毎日』の編集長を当時務めていた牧太郎さんの帰宅時を狙って殺害しようと考えていました。

 

しかし、牧太郎さんは非常に多忙で帰宅時間の特定が難しかったことから断念し、争議中だった坂本堤弁護士を殺害することに計画を変更しました。

 

坂本堤弁護士がオウム真理教の信者脱会に尽力し、批判活動を続けていたことから教団の存在自体が脅かされつつあり、麻原彰晃は出馬や今後の発展に大きく関わると考えたことが殺害の動機でした。

 

当初は坂本堤弁護士の殺害には塩化カリウムを使う予定で、研修医だった中川智正が務めていた大阪鉄道病院から盗んだ他、村井秀夫も独自に入手していました。

 

そして、腕力で押さえつけることができる屈強なメンバーが必要だったため、早稲田大学時代に空手部主将を務めていた端本悟を加え、早川紀代秀から「坂本堤弁護士をポアする」と伝えられたものの端本悟は直前まで本当に殺すとは思っていなかったようです。

 

しかし端本悟はいざ坂本堤弁護士を前にすると直接的な殺害は端本悟が行いました。

 

 

「坂本堤弁護士一家殺人事件」の発覚は犯人・岡崎一明の自白だった

麻原彰晃、坂本堤弁護士一家全員の殺害を指示

 

残酷な方法で坂本堤弁護士一家を殺害したオウム真理教

11月3日に熊本県に住んでいる在家信徒の弁護士から坂本堤弁護士の住所を電話で聞きだし、午前9時頃に村井秀夫が手配したワゴンとセダンにそれぞれ乗り込んで現地に向かいました。

 

坂本堤弁護士の自宅に向かう途中で杉並区にある選挙対策本部に寄って交信用無線機を2台準備し、そこにあった返送用のかつらを使って変装しました。

 

村井秀夫は長髪、新実智光はアフロ、岡崎一明は七三分けのカツラをかぶり、新宿でスーツを購入して坂本堤弁護士の自宅のある横浜に向かいました。

 

当初計画していた手順は、坂本堤弁護士が普段通勤に利用している横浜市磯子区の洋光台駅で待ち伏せし、車に押し込んで塩化カリウムを注射して殺害する予定でした。

 

しかし、この日が祝日だったことに全員が気付かなかったため当然坂本堤弁護士は現れず、麻原彰晃に指示を仰ぐと自宅に向かうように言われました。

 

坂本堤弁護士の自宅に午後10時頃到着すると、家のドアの鍵がかかっていなかったため早川紀代秀が麻原彰晃に電話で伝えると、家の中に入るように指示しました。

 

そして、坂本堤弁護士の当時1歳の子供である龍彦ちゃんについて指示を仰ぐと、麻原彰晃は「しょうがないんじゃないか。一緒にやるしか無いだろう」と一家まとめて殺害することを指示しました。

 

この時の心境について麻原彰晃は以下のように語っています。

 

「私は一瞬、子どものことが頭に浮かびましたが、私も小さいときから親から離れて苦労しており、子どもだけ生き残らせても逆に残酷だと思い、殺害を許可した」

 

引用:Wikipedia – 坂本弁護士一家殺害事件

 

麻原彰晃が本当にこのように思っていたかは定かではありませんが、早川紀代秀らは坂本堤弁護士が本当に家の中にいるのか確認するためにセダンだけで洋光台駅に向かい終電まで待ちましたが、姿を現さなかったため自宅にいると踏んで日をまたいだ11月4日午前3時頃に自宅に侵入しました。

 

 

坂本堤弁護士一家を殺害した無残な殺害方法

川の字になって寝ていた家族を無残に殺害

早川紀代秀らは川の字になって寝ている坂本弁護士一家を発見し実行に移しました。

 

端本悟は坂本堤弁護士に馬乗りになると顎を6、7回強打し、岡崎一明が首を、早川紀代秀が足を押さえつけて中川智正が塩化カリウムを尻に注射しましたが、筋肉注射だったため効果がなく2、3回打ち直したところで針が曲がってしまいました。

 

 

注射が使えなくなったことや首を締めても坂本堤弁護士が暴れて抵抗したことから、端本悟は咄嗟に首の骨を折って窒息死させました。

 

坂本堤弁護士の妻の都子さんは新実智光に馬乗りになられて暴行を受け、坂本堤弁護士を殺害した端本悟に腹を蹴り飛ばされて膝落としを入れられ、村井秀夫、早川紀代秀、中川智正らに首を絞められました。

 

中川智正からは塩化カリウムも打たれましたが都子さんは「子供だけは」と懇願したり、村井秀夫の指を噛んで抵抗したものの窒息死してしまいました。

 

となりで寝ていた龍彦ちゃんは騒ぎから泣き出したため中川智正と新実智光が鼻と口を抑えて窒息死させられました。

 

検察側の主張では顔と腹を殴ったとも言われています。

 

これらの殺人鬼は2018年7月6日に死刑執行されてすでにこの世にいませんが、だからと言って坂本堤弁護士一家の魂が浮かばれるわけではないでしょう。

 

 

 

坂本堤弁護士一家の死体を別々の場所へ遺棄

早川紀代秀らは坂本堤弁護士一家の遺体を遺棄

坂本堤弁護士一家の遺体はワゴン車で一度サティアンのある上九一色村へ運ばれ、その後それぞれ別の場所に埋められて遺棄されました。

 

坂本堤弁護士一家の遺体は3台の車にそれぞれ乗せられて、坂本堤弁護士は新潟県西頸城郡名立町(現・上越市)の山中に、都子さんは富山県魚津市別又の林道別又僧ヶ岳線脇に、龍彦ちゃんは長野県大町市日向山の山中に服を脱がされた状態で埋められました。

 

坂本堤弁護士の遺体が万が一掘り起こされた際に歯型から身元を特定されないように早川紀代秀らはツルハシで歯を叩き折っており、景気づけとして早川紀代秀が買ってきたズワイガニの殻と一緒にゴミのように埋められたため、後に掘り起こして発見された時には坂本堤弁護士の頭部には大きな穴が空いており酷い損壊具合だったようです。

 

これらの作業が終わってサティアンに戻ると、早川紀代秀ら犯行メンバーは坂本堤弁護士一家殺害時に手袋をしていなかったため麻原彰晃の命令で熱したフライパンなどで指紋を焼きました。

 

犯人・中川智正、犯行現場にオウム真理教のバッジを落としていた

致命的なミスをしたにも関わらず逮捕されなかった

坂本堤弁護士一家殺害の時に中川智正がオウム真理教のバッジであるプルシャを部屋に落としていたためオウム真理教の関与が疑われましたが結局逮捕には結びつきませんでした。

 

事件から2週間あまりが経過した11月18日の夜にオウム真理教は坂本堤弁護士一家殺害で疑われていることについて記者会見を開き、プルシャが落ちていたのは坂本堤弁護士が被害者の会の親から預かったものか第三者が故意に置いたものだと主張しました。

 

この時に警察の捜査にも協力すると言いましたが、同時に集中修行が11月いっぱいまで続くとして予め捜査に協力できない言い訳を用意していました。

 

11月19日には休日ながら早速神奈川県警がオウム真理教の幹部に事情聴取を打診しましたが、教団側は修業中であることを理由に拒否しました。

 

警察は強行的に事情聴取に乗り出すことなく、修行が終わるのを待ってから事情聴取を行なう方針に決めましたが、この初動捜査の遅れが結果的に逮捕を逃してしまいました。

 

 

11月21日には”修業中”と言っていたにも関わらずオウム真理教幹部らがKLMオランダ航空を使ってアムステルダムに旅行に向かいました。

 

さらに11月21日と11月27日には麻原彰晃が出演するコンサートが都内で開かれる予定で、11月25日と11月26日には名古屋で説法会を行なう予定だったため、この事実を突かなかった警察は捜査をする気が毛頭なかったと言われています。

 

岡崎一明は教団幹部が旅行に行った理由は警察やマスコミから一時的に逃れるためだったと、「地下鉄サリン事件」で逮捕された際に供述しています。

 

 

警察がオウム真理教を追い込めなかった理由とは?

警察と坂本堤弁護士は対立していた

坂本堤弁護士が失踪したことについて横浜法律事務所などの関係者はオウム真理教が関わっている可能性を指摘しましたが、神奈川県警は事件性は不透明だとして積極的に教団を捜査することはありませんでした。

 

坂本堤弁護士が所属していた横浜法律事務所は日本共産党系の「自由法曹団」に所属しており、過去に「国労横浜人活弾圧事件」で神奈川県警が誤認逮捕した労働問題や、警察が盗聴をしかけた「日本共産党幹部宅盗聴事件」などで激しく対立していました。

 

そして坂本堤弁護士は「国労横浜人活弾圧事件」での弁護を担当しており、「自由法曹団」の中でもとりわけ共産主義的な思想が強かったことから、反共主義色の強い警察は坂本堤弁護士を快く思っていませんでした。

 

そのため「坂本弁護士一家殺害事件」について必要以上に慎重な姿勢を取って初動捜査が遅れたのは警察にやる気が無かったと揶揄されるようになりました。

 

この事件の指揮を執っていた刑事部長は、オウム真理教の関与を疑うどころか坂本弁護士一家が自ら失踪した可能性を指摘し、記者クラブでの会見では「借金を抱えて夜逃げした」「大金を持って逃げた」「共産主義過激派の内ゲバに巻き込まれた」などあらぬ流言を流したため一層真実から遠ざかる結果となってしまいました。

 

警察が坂本弁護士一家の任意の失踪である可能性が五分五分であるとコメントしたことについて、後に当時横浜地方検察庁検事正の座にいた佐藤道夫さんはこれらのことについて否定し、警察は元からオウム真理教が関わっていることは間違いないと判断しており、表向きに捜査状況を語るわけにもいかず、教団への家宅捜査も難しい状態にあったことを明かしています。

 

しかし、警察がこの時点でオウム真理教を追い込まなかったために麻原彰晃はさらに「松本サリン事件」や「地下鉄サリン事件」という最悪のテロ事件を起こしてしまうことになり、警察がこの時にオウム真理教を解体に追い込めなかった責任は重いとも言われています。

 

 

坂本堤弁護士一家殺人事件」犯人逮捕のきっかけは信者の岡崎一明

オウム真理教は国民に安心感を与え始めた

麻原彰晃は世間のオウム真理教への疑いを払拭するために自らバラエティ番組などに出演を重ねてビートたけしさんなど有名芸能人と対談し、国民に対して安心感を与えることで次第に嫌疑は薄れて行きました。

 

麻原彰晃はバラエティ番組『とんねるずの生でダラダラいかせて(日本テレビ系)』や『TVタックル(テレビ朝日系)』に出演してとんねるずやビートたけしさんとの共演で認知度と安心感を国民から得ました。

 

その後、麻原彰晃は真理党代表として第39回衆議院議員総選挙に出馬しましたが、選挙運動の忙しさに乗じて「坂本弁護士一家殺害事件」の実行犯のメンバーだった岡崎一明が3億円の現金を持って失踪しました。

 

3億円は郵送で潜伏先に送りつけるように手配したものの直前に早川紀代秀らが気づいたため取り返されてしまいました。

 

岡崎一明は潜伏先から麻原彰晃に電話をかけて、「坂本弁護士一家殺害事件」について真相を暴露する口止め料として1,000万円を要求し、すでに170万円を持っていることを告げると麻原彰晃は差額の830万円を振り込むと約束しました。

 

しかし、岡崎一明は1990年2月16日付けの速達で神奈川県警に対して龍彦ちゃんの遺体が長野県大町市日向山の山中に埋めてあることを匿名で伝え、神奈川県警は長野県警と協力して捜索したものの結局遺体は発見されませんでした。

 

 

警察はこの手紙の送付人が岡崎一明だと感づいていたことから嘘発見器を導入して事情聴取をしましたが、岡崎一明はオウム真理教をバッシングする話題そらしのために送ったと言いましたが、伝えた遺体遺棄現場は嘘ではなかったため捜査は行き詰まりました。

 

この時も警察は「坂本弁護士一家殺害事件」に岡崎一明が関与していたことに気づきませんでしたが、1990年に早川紀代秀が「オウム真理教国土利用計画法違反事件」で逮捕された時にも疑うことはなく、指紋が焼かれて除去されていることにも触れませんでした。

 

結局、1995年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」にて麻原彰晃を始めオウム真理教幹部や関わった信者らは逮捕され、その中で岡崎一明が4月6日に「坂本弁護士一家殺害事件」に関与したことをほのめかす供述をしたため警察は再捜索を開始しました。

 

 

事件発覚から6年後、坂本堤弁護士一家の遺体が発見される

事件から約6年を経て坂本弁護士一家の遺体が発見される

岡崎一明がすべてを自供したことで、1995年9月6日に警察はそれぞれの遺体遺棄現場の山中を捜索し始めました。

 

そして、同日中に坂本堤弁護士と妻・都子さんの遺体が発見され、都子さんの遺体は死蝋化(腐敗せず蝋状もしくはチーズ状になったもの)していました。

 

龍彦ちゃんの遺体の捜索は難航しましたが、4日後の9月10日に発見されました。

 

それぞれの遺体発見場所には坂本堤弁護士や都子さんの遺族により木製の慰霊碑を建てられ、慰霊登山も行われています。

 

 

 

 

 

「坂本堤弁護士一家殺害事件」坂本堤弁護士の母が現在の心境を明かす

 

坂本堤弁護士の母親

一家失踪当時は、連日のようにワイドショーに出演し、息子たちの行方を捜していました。

 

そして2018年7月6日、教祖・麻原彰晃らの死刑執行を受けて、坂本堤弁護士の母親がコメントを発表しました。

 

今日、麻原と、その他の幹部に対する死刑が執行されたと聞きました。

 
麻原に対する裁判が終わったときは「やっとか」っていう気持ちになったし、死刑判決が出てからもいつまでも生かされているということで「なんでいつまでも死刑にならないの」という声も聞きました。

私も麻原は死刑になるべき人だとは思うけれど、他方では、たとえ死刑ということであっても、人の命を奪うことは嫌だなあという気持ちもあります。

事件が起きてから今まで、長い時間だったなあと思います。堤、都子さん、龍彦には「終わったね。安らかにね」と言ってあげたいです。

 

引用:坂本弁護士の母「終わったね。安らかにね」コメント全文

 

 

 

「坂本堤弁護士一家殺人事件」について総まとめすると…

・「坂本堤弁護士一家殺人事件」は1989年11月4日、「オウム真理教被害者の会」を設立し活動していた弁護士の坂本堤弁護士と妻、子供の一家3人が殺害された事件である。

・「坂本堤弁護士一家殺人事件」の犯人は逮捕のきっかけは、実行犯だった岡崎一明の自白である。

・「坂本堤弁護士一家殺人事件」で殺害された一家3人の遺体は事件から約6年後の1995年9月に発見され、発見現場には慰霊碑が建てられている。

 

1989年11月4日に起きたオウム真理教信者らによる「坂本弁護士一家殺害事件」について詳しく総まとめしてきました。

 

犯行メンバーである村井秀夫は「地下鉄サリン事件」の約1ヶ月後に刺殺されましたが、その他の麻原彰晃、岡崎一明、新実智光、早川紀代秀、中川智正、端本悟らは同事件で逮捕され、2018年7月に死刑執行されました。

 

オウム真理教は解体されたとはいえ、まだ後継団体である上祐史浩による「 Aleph(アレフ)」や「ひかりの輪」、「山田らの集団(正式名称不明)」が存在しており、今後も警戒が必要でしょう。

 

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