高校3年生時に日本歴代2位となる100m10秒01を記録し、一躍短距離走の有名選手となった桐生祥秀さん。先日は、ついに日本人選手初となる9秒台の新記録も樹立しています。
桐生祥秀さんの高校・大学についてや、身長・体重や筋肉、噂の彼女や韓国人疑惑などについてまとめてみました。
この記事の目次
桐生祥秀プロフィール
桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)
生年月日: 1995年12月15日
出身地: 滋賀県彦根市
大学: 東洋大学法学部企業法学科在学中
身長: 176cm
体重: 70kg
小学生時代はプライマリーSCに所属し、サッカーをしていました。
ポジションは様々でしたが、最終的にはゴールキーパーで市の選抜チームにも入っています。
小学生高学年の頃から、先に陸上をやっていた4歳上の兄・将希さんの影響で足が速くなり、「ジェット桐生」のあだ名がつくように。
彦根南中に進学し陸上部に所属してからその才能が開花し、中1から中2には大幅に短距離走のタイムがアップ。2年の冬に故障をし、あまり練習ができなかったにも関わらず3年には10秒台
までタイムが縮んだと言います。
その後、高校3年生時の大会の男子100mの予選で高校生で日本歴代2位となる10秒01を記録したことで、一躍世間の注目を集めるように。
2016年はリオデジャネイロオリンピック日本代表にも選出され、個人では惜しくも予算敗退となっていますが男子4×100mリレーでは銀メダルを獲得しています。
男子4×100mリレーで銀メダル
チーム・メンバーは、山縣亮太さん、飯塚翔太さん、桐生祥秀さん、ケンブリッジ飛鳥さんでした。
今年は世界陸上にも出場し、男子4×100mリレーで第3走者を務め銅メダルを獲得。
日本人選手初となる100m9秒台の新記録
さらに9月に行われた第86回天皇賜盃日本学生陸上競技対校選手権大会の男子100m決勝で日本人史上初となる9秒台の記録を叩き出し、大きな話題を呼んでいます。
桐生祥秀の高校時代は?大学は東洋大学に進学
高校は京都・洛南高校!
中学時代で陸上の才能が開花した桐生祥秀さんですが、高校は京都の洛南高校に進学しています。
洛南高等学校(らくなんこうとうがっこう)および洛南高等学校附属中学校(-ふぞくちゅうがっこう)は、京都市南区壬生通八条下ル東寺町に所在し、小中高一貫教育を提供する私立高等学校・中学校。設置者は真言宗各派が参画する学校法人真言宗洛南学園であり、学校は東寺(教王護国寺)の境内にある。
なんと偏差値は71.0 – 73.0と、超名門進学校としても知られています。
難関国公立大学や国立医学部への進学コース「空パラダイム」、国公立大学や私立大学への進学コース「海パラダイム」の2コースが設置されており、部活動では運動部が全国トップレベルの実績を持つ1部と体力づくりを目的とした2部に分かれています。
1部では特にバスケットボール部やバレーボール部などが名門となっており、全国大会で優勝もしています。
桐生さんと同じ陸上部出身では、長距離走選手の松岡佑起さんやアテネ五輪選手にも選出されている短距離走選手の山口有希さんらがいます。
高校3年時に日本歴代2位の10秒01をマークし注目選手に
桐生さんは毎朝5時台の電車で片道90分かけて高校に通学し、陸上部の練習に励みました。
高校のグラウンドは直線が80mしか取れなかったため、ミニハードルを中心にトレーニングを積んでいたそうです。
高校2年時の10月5日のぎふ清流国体100m決勝では10秒21を記録し、高校新・ジュニア日本新記録を樹立。
続く10月21日の日本ユース選手権200m決勝では自身のユース日本最高記録を20秒70に塗り替え、11月3日のエコパトラックゲームズでは100m決勝で自身のベストを10秒19に塗り替えています。
そして高校3年時の織田記念国際陸上男子100mの予選で、日本歴代2位となる10秒01を樹立。
同時に日本ジュニア新・日本高校新・日本国内の競技会での日本人最高タイムにもなっており、一気に世間の注目を集めました。
当時は夢の9秒台が出るかも注目を集めていましたが、高校時代には9秒台は達成できずとなっています。
大学は東洋大学に進学
桐生さんは2014年、日本代表の拠点である味の素ナショナルトレーニングセンターに近いという環境面が決め手となり東洋大学に入学。学科は法学部企業法学科を専攻しています。
大学入学式の桐生祥秀
陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(18)が6日、日本武道館で行われた東洋大の入学式に出席した。同級生7500人とともに真新しいスーツ姿で式に臨んだ桐生は、期待のアスリートとして壇上で紹介され「人数の多さにビックリ。期待をされているということだし、結果を出して恩返ししたい」と、抱負を述べた。
大学では、オリンピックに2度出場し北京オリンピックでは短距離コーチも務めていた土江寛裕コ-チに師事しています。
今では強い信頼関係で結ばれている2人ですが、桐生さんは当初土江コーチを信用できず、最初の1年は口もきかない期間があったほど関係が悪化していた時期もあったそうです。
「“土江先生は9秒台を出させると言わなかった”と言うのです。だから信用をしなかった、と」
なぜ9秒台を約束できなかったのか。土江コーチは五輪に2度出場したスプリンター。現役終盤は早大大学院に通い、走りを科学的にアプローチした。研究者として、無意識のうちに軽はずみな発言にブレーキをかけていた。
指導の中で桐生に反発されたこともある。入学したばかりの大学1年生の春先。細かい指導をする土江コーチに桐生がキレた。「あなたは自信がない!」。理論派の土江コーチと、感覚派の桐生。何事にも根拠を求め、慎重なコーチを桐生は問い詰めた。「俺は五輪でファイナリストになりたい。そうするとここで誓え」。黙り込んだ。「実際、自信がなかったんだと思う」と同コーチ。
ですがその後不和を乗り越え、先日の日本人初の9秒98の記録が生まれています。
桐生祥秀の身長や体重は?筋肉がすごい!
桐生祥秀の身長は選手の中では小柄
桐生祥秀さんの身長・体重は176cm・70kgと、そこまで大きい方ではありません。
今までの100mの歴代日本人選手と比べても、小柄な方に入っています。
伊東浩司 180cm
朝原宣治 179cm
末續慎吾 178 cm
高瀬慧 179 cm
山縣亮太 176 cm
桐生祥秀 176cm
また、海外の選手は180・190cm台の選手も少なくなく、ウサイン・ボルト選手は196cm、ジャスティン・ガトリン選手は185cmなど、世界が舞台となるとより桐生さんはより小柄な選手となっています。
体重はその都度変動しますが、桐生さんは2年前より2kgほど現在は増えているようです。
筋肉量がそれだけ多くなったということなのかもしれませんね。
桐生祥秀の筋肉がすごい!室伏流トレーニングで強化
桐生祥秀の筋肉
世界を相手に戦う桐生さん、筋肉もやっぱりすごいです。
桐生さんは昨年から、筋肉トレーニングをハンマー投げの金メダリストでもある室伏広治さんに指導を受けています。
桐生選手はフォームが不安定で力をうまく使えきれない課題があり、去年からハンマー投げの金メダリスト、室伏さんからロープなどを使った独特なトレーニングで体幹を鍛える練習を教わったり、筋肉の効果的な使い方を学んだりしてきました。
ただ、終盤が弱点だった。昨冬からアテネ五輪男子ハンマー投げ金メダルの室伏広治氏(42)に指導を受け、両端にハンマーを下げたバーベルを使う筋トレなどで体幹を鍛え、「体に軸ができ、後ろへ反らなくなった」と手応えをつかんでいた。
室伏流トレーニングをする桐生祥秀
弱点だった終盤を伸ばすために、主に体幹を鍛えたと言います。
今回9秒台の記録を出せた秘訣の1つにも、桐生さんはこの室伏さんのトレーニングを挙げています。
また、短距離走では足首が硬い方がいいとされており、桐生さんはその硬さが「絶品」だと後藤勤トレーナーは絶賛しています。
桐生選手の体の手入れを始めると、素晴らしさはすぐに分かった。特に「絶品」と評するのが足首の硬さ。短距離では足首が柔らかいとクッションとなって曲がる分、地面からの反発力が小さくなり、スピードに乗れない。「桐生は和式トイレの時のような(足首を曲げて)かがむ姿勢がきつい」と明かす。日本人離れした武器を残しつつ、股関節の柔軟性などは高めて進化させてきた。
桐生祥秀の彼女は?桐生祥秀に韓国人疑惑?
桐生祥秀の彼女は?
気になる桐生祥秀さんの彼女についてですが、ネット上では同じ陸上選手の土井杏南さんの名前が挙がっているようです。
土井杏南
高校は埼玉栄高等学校、大学は大東文化大学と桐生さんとは学校は全く違いますが、土井さんは100mの日本中学記録保持者でもあり、桐生さんとは同級生で同じ短距離走代表選手などとして交流することも多いようです。
この2人が交際しているという確実な情報はなくただの噂のようですが、桐生さんが以前に発言した「彼女が自分よりいい順位だと、追いつこうと頑張れます」という言葉がそのように捉えられてしまった部分もあるようです。
桐生祥秀と土井杏南
「かわいい」と話題になったこともある土井さん。
桐生さんとの恋愛ももしかするとあるかも??
桐生祥秀に韓国人疑惑?その真相は
桐生さんには、なぜか韓国人疑惑も浮上しています。
その真相は、桐生さんの顔が韓国人ぽいということから出てきてしまった噂のようです。
顔が韓国人っぽい?
そのため、中には「韓国人だから嫌い」などという全くいわれのない理由で桐生さんを嫌っている人もいるそうです。しかし、桐生さんのご両親は日本人で、れっきとした純日本人であると言われており、桐生さんにとっては迷惑極まりない噂となっています。
まとめ
先日100mの日本人選手初となる9秒台を樹立し一躍話題となった桐生祥秀さんですが、東洋大を卒業後も不仲を乗り越えて強い信頼で結ばれた土江寛裕コーチとタッグを組むことがわかっています。
男子400メートルリレー代表の桐生祥秀(21=東洋大)が大学卒業後も、土江寛裕コーチ(43)の指導を受け続けることが12日、分かった。日本歴代最多10度の10秒0台を誇る大学4年生は、04年アテネ五輪男子400メートルリレー4位のコーチに師事し、日本人初の100メートル9秒台、その先の20年東京五輪を狙う。
桐生祥秀と土江寛裕コーチ
来年には大学も卒業し、新たな道をスタートする予定の桐生さん。
今から2020年の東京五輪への出場も期待されていますので、その活躍にも注目ですね!