クラウドファンディングサイトの代表で実業家として知られる家入一真さんは、ひきこもりから起業家になった異色の経歴の持ち主。
今回は家入一真さんの経歴や年収と資産、歴代の嫁と子供・結婚歴や離婚歴、同じ苗字の家入レオさんとの関係などについてまとめました。
この記事の目次
家入一真のプロフィール
出典:https://story-is-king.com/
家入一真(いえいり かずま)
生年月日:1978年12月28日
出身地:福岡県
レンタルサーバー「ロリポップ」や「ブクログ」は今では最もメジャーとなっていますが、この運営会社「paperboy&co.」の創業者が家入一真さんです。
家入さんは29歳という若さでジャスダックに上場し、これは当時史上最年少での快挙でした。
IT業界での活躍だけではなく、カフェの経営やプロデュース、「リバ邸」という若者向けのシェアハウスを全国展開させる、東京都知事選に立候補するなど、連続起業家として数々の分野において活躍を見せています。
家入一真の学歴と経歴…元ひきこもりから起業家へ
でも実は、その華やかなサクセスストーリーはイメージとはかけ離れた青春時代を乗り越えたからこそ掴んだものだと言えます。
ここからは家入一真さんの思春期や青年時代について見ていきましょう。
家入一真、3年間のひきこもり生活で高校中退
出典:https://www.nikkei.com/
家入一真さんは中学2年の頃に、友達に下の毛が生えてきたことを周囲に言いふらしたことが原因でいじめられ、不登校となりました。
何とか高校に進学したものの、高校に入ってからも再びいじめに遭い、高校を中退すると、その後3年間もひきこもり生活を送ります。
ひきこもり生活の中で、画家になりたいという思いが芽生え始め、大学入学資格検定を受け芸大を志し、アルバイトを探し始めました。
しかし、高校を中退していることを理由にアルバイトも落ち続け、やっと受かったバイトも陰口を叩かれてすぐ辞めてしまうなど散々な状況が続きました。
その後、住み込みで新聞配達の仕事を始めると、そこで出会った人たちのおかげで、段々と社会の中でうまくやっていく方法を学んでいったと言います。
ここで受けた影響が大きかったことから、のちに企業することとなる「paperboy&co.」という社名は「新聞配達少年」という意味から来ているそうです。
また、自身がひきこもり生活を送ったのちに、住み込みで働いたこの場所が家入さんにとって救いになったことから、のちに「リバ邸」という若者のシェアハウス設立に至ったと言います。
この「リバ邸」は、家入さんのような境遇に苦しむ若者の駆け込み寺のような場所になれば、という願いで作られました。
家入一真、芸術大学に合格するも進学を断念
しかしその大学に通うことはありませんでした。その理由は、浪人している間に親が交通事故にあったため、早急に自分が働かなければならない状況になってしまったのです。
家入さんは画家の夢を諦め、ひきこもり時代に培ったパソコンの知識を生かして小さなデザイン会社に就職を決めました。
その会社でWebデザインに興味を持ち、今度はコンピューターシステムの会社に転職し、ITのスキルを向上させていきました。
家入一真、会社になじめず22歳で仕方なく起業
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不本意な状況で社会に出ることとなった家入さんは、その後いくつかの会社を転々としました。
結局どの会社も長くは続かなかったため、ひきこもり時代の悪い癖がまた出始めてしまいます。
朝寝坊で遅刻をしたり、それを繰り返すうちに次第に出社しなくなって会社をクビになり、また転職しても同じことの繰り返しとなり、再び社会に適合できなくなっていきました。
会社が変わってもどうしても馴染めない、そんな息苦しさ、生きにくさを感じた家入さんは、「自分で起業するしかない」という答えにたどり着いたそうです。
起業というと、普通は若いうちから強い信念やガツガツとした向上心、野望をもって行うもののはずですが、家入さんの場合は、人生を生き抜くための「最終手段」だったのです。
家入さんは22歳で「泣く泣く」起業することとなりました。
家入一真、レンタルサーバー「ロリポップ」が大当たり
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立派なオフィスも元手となる現金もなく、ワンルームにたった一台のパソコンだけで起業した家入さんは、レンタルサーバーのビジネスを始めます。
家入さんが始めたのは、初期費用は10万円、月額1万円でサーバーを借り、それを分割して又貸しするというサービスでした。
以前は、レンタルサーバーというと法人向けのものがほとんどで、ビジネス仕様の堅いイメージでしたが、「ロリポップ」はポップなイラストなどをモチーフにしていて、それまでのイメージを払拭し、大成功を収めました。
この「ロリポップ」が大当たりしたことで、瞬く間に従業員数も増え、2012年12月にはジャスダックへの上場を果たしました。
この時家入さんは29歳、なんと史上最年少での快挙でした。ひきこもりから、ダメ社会人を経験し、泣く泣く最終手段として起業した家入さんは22歳で人生が大きく変わったのです。
家入一真、連続起業家として一躍有名に
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その後、家入さんは自身が設立した「paperboy&co.」を退任し、連続起業家(シリアルアントレプレナー)となりました。
現在は、クラウドファウンディングサイトを運営する「株式会社CAMPFIRE」の代表取締役、スマートEC運営の「BASE株式会社」共同創業取締役、カフェプロデュース・運営「partycompany Inc.」代表取締役、スタートアップベンチャー投資「NOW」代表取締役など、業種問わず様々なジャンルにおける企業に携わっています。
また先述したように「リバ邸」という、現代の若者たちの駆け込み寺のようなシェアハウスを全国に作り、リアルではカフェ、ネットにはウェブサービスで人の集まる場所を作っています。
政治団体「インターネッ党」を立ち上げ、政治活動を始めると、2014年には都知事選に出馬したものの落選。2016年には政治活動を停止しています。
家入一真の年収や資産は?…上場して手にしたお金を散財していた
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「paperboy&co.」の代表取締役をしていた頃には多額の月給をうけとり、退任と同時に10億円以上のお金を手にしたという家入一真さん。
しかしなんとその10億円をたった2年で使い切ったと言います。月の飲み代は2000万円だったというから驚きです。
全てを遊びに使ったわけではなく、カフェの経営や投資にも使ったようですが、2年ですっからかんになったときには、周りにいた人は誰もいなくなったそうです。
現在は、様々な事業に携わり成功を収め、安定した高い収入を得ているのは間違いありませんがはっきりした額はわかりません。
家入一真の結婚・離婚歴…現在の嫁はコスプレアニソンDJ・サオリリス
家入一真、最初の嫁はネットで出会った紫原明子
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家入一真さんには実は2度の結婚歴があります。1度目の結婚は22歳の時でした。
インターネットのコミュニティサイトを通じて出会った紫原明子さんという、当時音楽学校に通っていた女性と、インターネット上でやりとりする中で交際に至り、彼女が18歳、家入さんが22歳の時に結婚。
しかし、どの会社もなかなか長続きせず、家入さんは家族を養うことが難しいということで、思い切って起業しました。
これが大当たりしたことで収入は10倍にもなったことで、逆に価値観のズレが生じてしまい、2014年に家入さんが都知事選に出馬する際に離婚。
離婚を考えるようになるまで、元嫁の紫原さんは専業主婦であったため、社会から離れていたことに不安を感じ、自分の世界を広げるために人との交流を持つようになりました。
その繋がりから出版社で働くようになり、最終的に執筆活動を本格化してライターとして活動するようになったのです。
離婚する5年前から別居して、紫原さんは自立の準備をした後に、都知事選出馬きっかけに離婚を決めました。
離婚後、2人の子どもを連れシングルマザーとなった紫原さんは、「WEラブ赤ちゃん」プロジェクトという、赤ちゃんが泣いても嫌じゃないという意思表示をする「泣いてもいいよステッカー」を作る活動をしています。
世の中にあふれる赤ちゃんとママへの優しい気持ちを目に見える形にすることで、現在赤ちゃん育てているママやこれからママになる人を勇気付けたいという思いから始めた活動だそうです。
とても素晴らしい活動ですよね。
シングルマザーである自身の経験を生かして世の中のために役立てようという考え方が本当に素敵です。
家入一真、コスプレアニソンDJのサオリリスと再婚
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その後、家入一真さんは再婚しています。
お相手は、元祖コスプレアニソンDJのサオリリスさん。コスプレアニソンDJとは、アニメキャラのコスチュームに身を包み、アニソン、アイドルソング、J-POPなどのDJのこと。
サオリリスさんはコスプレアニソンDJのパイオニア的な存在で、大舞台でも多く観客を沸かせてきました。
2007年頃から多くのクラブやイベント、大型フェスなどに参加してきましたが、2015年にDJを引退。
その華やかなキャラクターやトーク力からラジオ番組などのイメージガールやイベントのMCなども務め、様々な活躍を見せてきました。
引退後には2016年に講談社の「ミスiD2016」のファイナリストにも選ばれました。
そんなサオリリスさんは家入一真さんと2016年5月23日に結婚しました。
2人はできちゃった婚で、4月29日は2人の第一子となる女の子が誕生日しています。出産を終えてから結婚だったのですね。
ネットの世界では、サオリリスさんの人気は凄まじいものがあるため、出産した際には誰が父親なのかと大騒ぎにもなりました。
その後、それぞれのインスタグラムに同じ家族写真が投稿されたことで、夫が家入一真さんであることが判明したようです。
家入一真に子供は3人…元嫁との間に2人、現在の嫁との間に1人
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家入一真さんは、1人目の奥さんである紫原明子さんとの間に、娘と息子の2人の子供がいました。離婚後、親権は紫原さんがもち、おそらく家入さんは会っていないのではないでしょうか。
というのも、そもそも離婚の原因は家入さんが一気に年収が跳ね上がったことで金銭感覚が狂ってしまい、なんと2年で10億円ものお金を使い果たしたことだと言います。
嫁と子どもを食べさせるためにと起業したはずなのに、いつしかお金に取り憑かれてしまった家入さんに愛想を尽かす形で紫原さんは家を出たそうなので、その後は交流はないのではないでしょうか。
また、2人目の奥さんであるサオリリスさんとの間には娘が1人生まれています。現在はいいパパをしている様子がSNSの投稿から伝わってきます。
家入一真と家入レオの関係は?
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「家入」と聞くと、世間で知れ渡っている名前は「家入レオ」さんですよね。シンガーソングライターでドラマ主題歌やCMソングなど、多くの場所で歌を耳にします。
そんな家入レオさんは福岡県出身。珍しい家入という名前と言い、出身が福岡ということと言い、2人は何か関係があるのではと思いますよね。
しかし、家入一真さんと家入レオさんは家族でも親戚でなく、全く無関係となります。福岡の辺りでは「家入」というの名字と珍しくはないのかもしれませんね。
家入一真についてまとめると…
・家入一真は会社になじめず22歳で起業、レンタルサーバー「ロリポップ」が大当たりしたことを機に連続起業家として次々に事業を立ち上げている
・家入一真は22歳で結婚した紫原明子と2014年に離婚、2016年5月にスプレアニソンDJのサオリリスと再婚した
・家入一真と家入レオは出同じ福岡県出身だが、血縁関係も一切ない赤の他人である
連続起業家として数々の事業を手がける家入一真さんについてまとめました。
過去を乗り越え、現在は妻と子供と幸せな家庭を持ち、大変やり手の起業家として様々な仕事に携わっています。今後もその名を轟かせ、社会に貢献してくれるのを期待したいですね。