元棋士で投資家タレントの桐谷さん(本名・桐谷広人)ですが、年収や資産、結婚しない理由も話題です。
今回は桐谷さんのこれまでの経歴や学歴、年歴や自宅、年収や資産、結婚歴や婚約者、かつら(増毛)とシミ取りなど現在を紹介します。
この記事の目次
桐谷さん(本名・桐谷広人)とは
桐谷さん(きりたに さん)
生年月日:1949年10月15日
出身地:広島県竹原市
「月曜から夜ふかし」で話題に
桐谷さんとは、本名は「桐谷広人」と言い、1975年から2007年にかけて将棋棋士として活躍した人物です。
棋士時代の実績に関しては、優勝やタイトル歴はなく、プロとしては最底辺のC級2組から昇格できていません。
そのため、現役時代の通算成績も「81勝119敗」と大きく負け越しています。
そんな桐谷さんが有名人になったのは、バラエティ番組「月曜から夜ふかし」などで株主優待生活を特集されたことがきっかけ。
この記事では、桐谷さんのこれまでの経歴や棋士時代のエピソード、資産額や婚約者を寝取られた噂について紹介します。
桐谷さんの経歴や学歴① 近所の接骨院で将棋の面白さに目覚める
桐谷さんは、父親がアマチュアの強豪棋士だったため、将棋自体は幼少期より知っていたものの、関心は薄かったそう。
そんな桐谷さんが将棋に目覚めたのは、中学2年の時でした。
当時、クラスで管理委員をしていた桐谷さんは、肩を骨折したクラスメイトの付き添いで接骨院に。
友達の治療中に、待合室で院長と将棋を指してみたことで、将棋の魅力に気づきました。
桐谷さん:院長先生もホラふきだから、「天才の俺に対していい勝負するとはすごい、明日から指しに来い」と言われましてね。学校の帰り道に接骨院があったんで、それから1カ月くらい毎日将棋を指しに行ったんです。そうしたら、すっかり将棋が好きになった、というのがきっかけでした。ただ、私が5局連続で勝って威張ったら、院長先生が頭にきて、「もう来るな」って言われましてね。1カ月ぐらいでそこはやめたんです(笑)。
その後、近所にあるフェリーボート乗り場の待合室に顔を出して、将棋を指すほどにハマった桐谷さんでしたが、この時点ではまだプロを目指すつもりはなかったそうです。
桐谷さんの経歴や学歴② 高校卒業後、棋士を目指すも極貧生活
25歳でプロ棋士に
桐谷さんが棋士を目指したのは、広島県竹原市にある竹原高校を卒業後のことでした。
東京に上京して奨励会の入会試験を突破した桐谷さんは、プロ棋士の卵となりました。
ただ、奨励会に入会後、最初の足切り制限である「20歳までに初段」をクリアするのに大苦戦したそうです。
まあ、その時は21歳まで2年半ありましたんでね。「あ、それなら大丈夫です」って答えたんですけど、なんと20歳の誕生日になったら、まだ2級なんですね(笑)。1年半やって2級で、あと1年で2階級上がらないければクビになる。そのときはもうちょっとダメかなと思ったんですが、その後、奇跡的に14連勝っていうのをしまして、6連勝で1級になって、8連勝で初段になってね、年齢制限ギリギリでクビを免れたんです。本当にヒヤヒヤだったですね。
とはいえ、第2の足切り制限「30歳までに4段」はあっさりとクリアし、25歳でプロ棋士になっています。
奨励会時代は貧乏生活が原因で体を壊したことも
同期中プロになれるのは1~2人という難関を突破した桐谷さんでしたが、奨励会時代は貧乏生活も経験していました。
奨励会入りした最初の1年は将棋会館に住み込み、寝場所と食事には困らなかったそうです。
ただ、先輩棋士たちのパシリ状態が続いたため、「これでは将棋の勉強もままならない」と考え、1年ほどで独立。
その後は、プロ棋戦の記録係などのアルバイトをするものの、日給はわずか700円(現在の貨幣価値で1700円弱)でした。
そのため、独立後は将棋ファンの家に居候をしながら、毎日のようにインスタントラーメンを食べていたといいます。
そんな食生活がたたり、21歳の時に胃潰瘍になってしまったため、実家に帰郷して休養せざるを得ない状況に。
桐谷さんの胃潰瘍は想像以上に重く、食事をきちんと食べられるようになるまで2か月かかった上、奨励会に復帰するまでには3か月の期間が必要でした。
桐谷さんの経歴や学歴③ 投資家デビュー
投資家デビューのきっかけとは?
プロ棋士になって以降の桐谷さんは、将棋関連の原稿の執筆に加えて、レッスンの仕事もあったため、これまでの貧乏暮らしからようやく脱出します。
29歳の時には、証券協和会の将棋部の師範に就任した桐谷さんは、将棋好きの証券会社支店長との付き合いもあり、34歳の頃に投資家デビュー。
桐谷さんが投資家デビューした時代は、バブル経済へと向かっていく株バブルの時期だったこともあり、最初の5年間で1億円以上資産が増えたとか。
しかしながら、1990年に株バブルが崩壊したことで、その利益が全部吹き飛んでしまったようです。
そのため、この時期の桐谷さんは本業の将棋どころではない心理状態で、順位戦では10戦全敗というワースト記録まで作ってしまいました。
リーマンショックで3億円の資産が5000万円まで激減したことも
バブル崩壊後、桐谷さんは1990年9月にいったん投資家を引退しますが、相場が戻って来たこともあり、1年後には株取引を再開。
1997年の金融危機により、所有していた山一証券の株が紙切れになるなど痛い目に再び遭っていた桐谷さんでしたが、その後のITバブルに乗り、棋士引退の57歳の頃には、資産は3億円に。
しかしながら、投資家稼業に専念するために、信用取引を始めたタイミングでリーマンショックが起こったため、2013年には5000万円まで資産が激減したといいます。
この頃の桐谷さんは本当に金欠状況に陥っていたらしく、優待券や優待品でなんとか生活する日々が続いたそうです。
家賃は当時13万円ぐらいのところに住んでましたので、それは配当金を充てまして。配当金と株を売ったりなんかもしながら、毎月13万円の家賃や公共料金を何とか払ってました。でも、生活費はほとんどないんで、生活は優待でまかなったんです。それまで電車に乗ってたのですが、電車賃の百何十円ももったいないから、東京都内は全部自転車で行くようにしました。
深田萌絵のおかげで人生の再起に成功
どん底生活が続いていた桐谷さんですが、当時、株アイドルとして活動していた深田萌絵さんに食事をおごったことが縁で、テレビ番組に取り上げられることに。
私がテレビに出るきっかけになったのは、ある女の子のブログにコメントを書いたら、会いたいと言うんで、新宿の改札口で会ったんです。若い女の子だったので、優待ではないのですが、かに道楽でご馳走したんですね。結局、その女の子がテレビで紹介してくれたのが、テレビに出るきっかけになりました。だから、人に親切にしているといいことがあるな、ということも感じていますね。
そのおかげで、一躍投資家タレントの仲間入りを果たした桐谷さんは、経済誌に度々特集された他、投資本も多数出版しています。
・桐谷さんのもっと儲かる株主優待生活(2014年)
・定年後も安心!桐谷さんの株主優待生活(2018年)
・桐谷さんの株主優待のススメ(2020年)
・一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った桐谷さんの米国株入門(2021年)
・一番売れてる月刊マネー誌ZAiと作った桐谷さんの株入門(2021年)
また、第2次安倍政権発足による株ブームの恩恵もあり、リーマンショック以降に失った資産も急回復できたそうです。
桐谷さんの年収や資産・年齢
資産は4億円で年収は?
桐谷さんは1949年10月生まれですので、2022年で73歳となります。
桐谷さんは、2021年9月の「ダイヤモンド・オンライン」内の記事で、株や現金以外の資産も含めるて4億円であることをカミングアウトしました。
そんな桐谷さんは、「株主優待と配当で年4%以上の利回りが期待できる株」への投資をポリシーとしているそうです。
そのため、資産すべてを株式投資しているわけではないものの、配当だけでも年1000万円以上だと予想できます。
また、元棋士の投資家タレントという特異性も相まって講演会も人気で、講演収入も少なくないでしょう。
その他、投資関連本の印税もあるため、桐谷さんの年収は数千万円はあると思われます。
桐谷さんの自宅
桐谷さんは、2016年頃より東京都中野区にある家賃20万4000円(3LDK)の賃貸マンションに住んでいたそうです。
そんな桐谷さんは、2020年4月の「月曜から夜ふかし」で、マンション購入企画に登場。マンション購入費用に1億円の予算を用意するというリッチぶりでした。
ただ、コロナ禍のより株で大損をしていた時期だったことに加えて、講演会もキャンセルが相次ぐなど収入減を理由に、マンション購入を見合わせるオチが待っていました。
その後、新たにマンションを購入したとの情報はないため、桐谷さんはいまだに賃貸マンション暮らしの可能性が高いと思われます。
桐谷さんは結婚している?婚約者を寝取られた?
元棋士で資産家というハイスペックな桐谷さんですが、結婚歴はなく、独身です。
桐谷さんが独身の理由は、女性に興味がないわけではなく、婚約者に裏切られた悲惨すぎる過去が原因でした。
若き日の桐谷さんは、クラブなどで遊ぶ肉食系な一面もあり、1981年頃はホステスのAさんと交際していたそうです。
1983年には、Aさんにプロポーズして結婚秒読み状態だったものの、先輩棋士の米長邦雄さんにAさんを紹介したところ、寝取られて愛人にされてしまったといいます。
1988年には新たな婚約者ができた桐谷さんでしたが、なんと同じ手口で米長さんに再度寝取られるという残酷な結末に。
当時の米長さんといえば、将棋の主要タイトルをすべて獲得した実績に加え、最盛期には四冠王にも輝いていた実力者で、女性には魅力的だったのでしょう。
桐谷さんの現在 【シミ取りと増毛(かつら)企画のその後】
桐谷さんは2022年1月、「月曜から夜ふかし」の企画でアンチエイジングとしてシミ取りと増毛に挑戦しています。
シミ取りは六本木にあるクリニックで受け、顔にジェルを塗られたり微弱な電流を流されたり。
増毛はアートネイチャーに向かったものの、桐谷さんの毛髪量では無理だったらしく、結局かつらで落ち着きました。
アンチエイジング後は、髪の毛が復活した効果は大きく、以前より10歳は若く見えますよね。
桐谷さんのまとめ
桐谷さんは元棋士の投資家タレントです。
年収や資産の増減がすごいことに加え、私生活では婚約者に裏切られた経験もあり、波乱万丈の人生を送っています。
桐谷さんの今後より一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。