NHKの番組「猫のしっぽ カエルの手」で人気を博したベニシアさんの旦那さんで写真家で登山家の梶山正さんが話題です。
この記事では梶山正さんの年齢、大学などの学歴と現在までの経歴、嫁のベニシアさんとの結婚や再婚、子供、ベニシアさんの病気や死去など現在の様子についてまとめました。
この記事の目次
- 梶山正のプロフィール
- 梶山正の年齢
- 梶山正の学歴① 高校時代は山岳部
- 梶山正の学歴② 福岡の大学に通っていたが中退
- 梶山正の経歴① 大学中退後に京都へ移住しロッククライミングに打ち込む
- 梶山正の経歴② 念願のインド旅行へ
- 梶山正の経歴③ 帰国後に京都でインドカレー屋「DiDi」を開店
- 梶山正の経歴④ ナンガ・パルバットの岩壁での写真がきっかけでプロの写真家に
- 梶山正の経歴⑤ 京都大原の古民家を購入して移住
- 梶山正の嫁はベニシアさん(NHKの猫のしっぽカエルの手のハーブ研究家)
- 梶山正と嫁のベニシアさんの子供は息子の悠仁さん
- 梶山正と嫁のベニシアさんの結婚
- 梶山正と嫁のベニシアさんとは再婚同士
- 梶山正の現在~嫁のベニシアさんが誤嚥性肺炎のため死去
- まとめ
梶山正のプロフィール
梶山正のプロフィール
生年 :1959年
出身地:長崎県
梶山正(かじやま・ただし)さんは、京都大原の古民家在住のフォトライター、登山家で、NHKの人気番組「猫のしっぽ カエルの手」で人気を博したイギリス出身のハーブ研究家のベニシアさんの旦那さんとしても知られています。
梶山正さんは、自然や山岳の写真を専門としており、著作も「関西の山歩き100選」、「ポケット図鑑 日本アルプスの高山植物」など多数、山と高原地図シリーズの「京都北山」も手がけられています。
梶山正の年齢
梶山正さんは公式プロフィールによると1959年生まれという事なので、2023年の誕生日で年齢は「64歳」です。
梶山正の学歴① 高校時代は山岳部
梶山正さんは福岡県の宗像高校を卒業されているようです。
高校時代には山岳部に所属していたそうで、これが登山を本格的に始めるきっかけになったといいます。
僕は幼少の頃から虫取りが好きで、一人で近くの森や野原に出かけては虫たちを追っていた。
虫取りで山歩きをするようになった僕は、本格的な登山を志して高校山岳部に入った。
梶山正の学歴② 福岡の大学に通っていたが中退
梶山正さんは高校を卒業後は福岡県の大学へと進学されています。
梶山正さんは進学した大学の名前も公開されていません。そして、この大学は入学後すぐに中退してしまったようです。
梶山正さんは大学に入ったばかりの頃に京都の大学へ進学した友人を訪ね、その友人が所属する山岳部のメンバー達と一緒に登山トレーニングに打ち込んでいたのだそうです。
その山岳部員の中にインド旅行から帰ってきたばかりの先輩がいて、彼からインドの魅力を毎日のように聞かされるうちに自分が通う福岡の大学に戻る事に意味を見出せなくなり、インドへ行くための旅費を稼ぐために大学を辞めて働き始めたという経緯だったようです。
僕は自分が通う福岡の大学に戻ることが無意味なことに思え、大学を辞めて働くことにした。インドへ行くためだ。
梶山正の経歴① 大学中退後に京都へ移住しロッククライミングに打ち込む
出典:https://www.gungendo.co.jp/
梶山正さんは大学を中退した後、1度は大阪の会社に就職していますが、京都の登山仲間達と一緒に過ごす時間を増やしたいという想いから、19歳の時に仕事を辞めて京都へと移住されています。
当時はアルバイト生活をしながら、近くの金比羅山の岩場でロッククライミングに打ち込む日々だったそうです。
19歳で京都に暮らし始めた頃から、僕も金比羅山の岩場へ通いロッククライミングをするようになった。
しかし、生活に追われてお金が貯まらなかったため、ステーキ屋に就職して2年間勤め、インド行きの資金を貯めたのだそうです。
梶山正の経歴② 念願のインド旅行へ
梶山正さんは1982年に念願のインド旅行へとと出かけ、インド各地やネパールを8ヶ月間放浪されています。
インドへ行きたいと想い始めて5年が経った1982年、僕はようやく旅立つことができた。不自由な英会話と毎日の下痢に悩まされつつも、僕はインド各地とネパールの山村を歩き回った。
梶山正さんはこのインド放浪中に、2人の日本人の僧侶と知り合い、帰国後に日本でインドカレー屋をやらないかと持ちかけられています。
そんなある日、2人の日本人坊さんから「日本で一緒にインドカレー屋を始めないか?」と誘われた。
梶山正の経歴③ 帰国後に京都でインドカレー屋「DiDi」を開店
出典:https://www.gungendo.co.jp/
24歳の時、インドから帰国した梶山正さんは、京都岩倉の学生アパートの4畳半の部屋を3部屋借りて壁をぶち抜き、そこに水道とガスを引いて「DiDi」というインドカレー屋を開店されています。
写真の仕事を始めるまで、僕はインドカレーを作っては、カレーばかり食べて生きる毎日だった。その頃暮らしていた京都岩倉の学生アパートで、インドカレー屋DiDiを始めたのだ。
24歳の時である。4畳半を3部屋借りて、壁をぶち壊してひとつの空間にした。水道とガス工事以外は全て僕の手作りだ。
梶山正さんはこのインドカレー屋を4年ほど経営したのち、再びインド、パキスタン、ネパールの旅へと出かけ、半年ほど放浪されています。
帰国後は、京都大学の近くで2代目「DiDi」を開店されています。このお店は現在も営業中です。
梶山正の経歴④ ナンガ・パルバットの岩壁での写真がきっかけでプロの写真家に
出典:https://www.gungendo.co.jp/
梶山正さんはインドカレー店を経営しながら、登山も続けられていました。
1991年にはパキスタンの有名な山であるナンガ・パルバット(標高8125m)に挑み7950mに到達しています。
大原へ住むようになる5年前の1991年、僕は山岳会の仲間と世界で9番目に高いパキスタンの山、ナンガ・パルバット(8125m)を登りに行った。
梶山正さんはこのナンガ・パルパットにて、友人がほぼ直角の雪壁を登る姿を横から撮影。この時の写真がフォトコンテストで銀賞を獲得します。
この写真をきっかけにして梶山正さんはプロのフォトグラファーの道へと進む事になりました。
受賞した写真は、ナンガ・パルバットの標高約6千mの急な雪壁を登る仲間を撮った写真だ。これがきっかけで、フォトライブラリーに写真を預けないかと写真依頼の手紙を数社から受け取った。
もしかしたらこれを機会に、僕はプロカメラマンへの道が開けるかもしれないと夢が膨らんだ。
梶山正の経歴⑤ 京都大原の古民家を購入して移住
梶山正さんはその後、嫁のベニシアさんと知り合って結婚して子供も産まれ、1996年に京都大原の古民家を購入して移住されています。
梶山正さんとベニシアさんの結婚や子供などについては次の見出しから順番に紹介していきます。
梶山正の嫁はベニシアさん(NHKの猫のしっぽカエルの手のハーブ研究家)
梶山正の嫁・ベニシアさんのプロフィール
生年月日:1950年12月27日
出身地 :イギリス・ロンドン
梶山正さんの嫁は、NHK BSプレミアムの人気番組「猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし」で話題になった、イギリス出身のハーブ研究家のベニシアさん(ベニシア・スタンリー・スミス)です。
梶山正さんの嫁のベニシアさんは、19歳の時に母国イギリスを離れてバックパッカーとしてインドへ渡り、ヒンドゥー教のグルとして活動した後、1971年に香港経由して日本の九州南部へと移住しました。
その後、1974年に日本人男性と最初の結婚をして岡山県に住み、長女のサチアさん、次女のジュリーさん、長男の主慈(シュージ)さんの3人の子供を出産しています。
その後、最初の夫と離婚し、3人の子供のシングルマザーとして、京都長岡で英会話学校を始めています。
梶山正さんはこの頃に京都へと移住していますが、最初の住処はこのベニシアさんの英会話教室の数軒隣の近所だったそうです。
僕が京都へ引っ越した間借りの家から数件隣には、にぎやかな3人の幼い子供を持つ西洋人女性が住んでいた。彼女が営む英会話教室の看板には「宇宙の話をしませんか?あなたが求める何かが、きっと見つかるでしょう…」といった内容の文があり、何故かインドっぽい雰囲気も漂っていた。僕は妙にその看板が気になったが、「なんか怪しいなぁ…」とも感じた。その西洋人女性がベニシアだった。
そうした縁もあってベニシアさんは梶山正さんと知り合い、1992年に2度目の結婚をされています。
梶山正と嫁のベニシアさんの子供は息子の悠仁さん
梶山正さんは嫁のベニシアさんとの間に子供が1人生まれています。
梶山正さんとベニシアさんの子供は息子の悠仁さんで、1993年頃に生まれています。
僕は部屋に家具を置く前の写真を残しておきたかった。それで2歳半の悠仁と一緒にカメラを持って、13ある部屋を周った。
梶山正さんと嫁のベニシアさんの子供の悠仁さんは高校時代はバスケ部で活躍し、大学時代には学生主催のイベントでファッションショーのモデルも務められています。
現在は就職して結婚し、子供(梶山正さんとベニシアさんの孫)も誕生しているという事です。
昨年、そんな悠仁が就職した。そして、今年の1月9日に悠仁の子が誕生した。僕にとって初めての孫になる。
梶山正と嫁のベニシアさんの結婚
梶山正さんと嫁のベニシアさんは1992年に結婚されています。
ベニシアさんは、梶山正さんのインドカレー店「DiDi」のお客さんだったそうで、それをきっかけに知り合ったようです。
今は妻となったベニシアも、インドカレーを食べに来るお客さんのひとりだった。
標高3030メートルで結婚式
出典:https://www.gungendo.co.jp/
その後、梶山正さんとベニシアさんは京都で同棲を始めてから10ヶ月後に結婚する事に決め、南アルプスの仙丈岳(標高3033m)に登り、そこで結婚式を挙げています。
この時には登山仲間のT君という方が一緒に登り、牧師さんの役を務めてくれたのだそうです。
ベニシアと僕が一緒に暮らし始めて10ヶ月ほど過ぎた日のことである。
「私たちこれからどうするの?そろそろ考えましょうよ」とベニシア。「それじゃあ結婚しましょう!どうせなら、まだ登ったことがない高い山の山頂で」。
僕たちは南アルプスにある標高3033mの仙丈岳(仙丈ヶ岳とも言う)の山頂で結婚式をすることにした。
梶山正と嫁のベニシアさんとは再婚同士
ベニシアさんは過去に結婚経験があり、梶山正さんとは再婚である事は既に触れていますが、梶山正さんの方も結婚歴があり再婚同士でした。
梶山正さんは、カレー屋の常連客だったTさんという女性と結婚し、5年間ほど一緒に暮らしています。このTさんはベニシアさんとも昔からの友人で、梶山正さんがTさんとの破局をベニシアさんに相談したのも再婚のきっかけになったようです。
僕は彼女と結婚して5年間ほど一緒だった。いろいろ書けばキリがないので簡単に書くが、ベニシアと彼女は昔からの深い友人であり、僕が彼女と別れてベニシアに相談したことが、ベニシアとの出会いに繋がったのかもしれない。
ちなみに、梶山正さんが長期で登山に行っている間、インドカレー店「DiDi」は、この元嫁のTさんが経営していたそうです。
そして、梶山正さんが帰国後、交代で元嫁のTさんが3ヶ月の休暇を取ってインド旅行へと向かったそうなのですが、そのまま逃げられて離婚となってしまったようです。
僕が不在のあいだ、経営しているインド料理店DiDiは当時妻だったTさんに任せていた。僕は3ヶ月間ヒマラヤにいたので、次は彼女が休む番だ。帰国した僕は、お店のバトンを彼女から引き受けた。
インドへ旅立った彼女は3ヶ月間の休暇が過ぎても戻って来なかった。
梶山正の現在~嫁のベニシアさんが誤嚥性肺炎のため死去
梶山正さんと嫁のベニシアさんは京都大原の古民家で夫婦で暮らされていましたが、2015年頃からベニシアさんが視覚に支障をきたす「PCA(後部皮質萎縮症)」という病気を患ってしまい、日々の生活がままならなくなってしまったそうです。
5年ほど前からベニシアは目が見えないと口にするので、病院で検査してみた。
視覚形成の中心を担う後頭葉の萎縮をきたすPCA(後部皮質萎縮症)という疾患であることを告げられた。目は悪くないが、視覚情報を脳が判断できないらしい。
梶山正さんは、目が不自由なベニシアさんの生活面のフォローをしながら過ごされていたようです。
ベニシアさんは目が見えなくなった事を悲しんだり、怒ったりする事もあったそうなのですが、毎日友人達が交代で訪ねてきてくれたり、梶山正さんが料理を研究して毎日美味しい食事を用意してくれたりする中で笑顔を取り戻し幸せに過ごされていたとの事です。
僕は何をするにしても、ベニシアが楽しくいられるよう意識するようになった。そばに居る人が明るいと、周りの誰もが明るくなる。ベニシアが笑顔でいることが、僕の幸せと言える。
ただ、病気が進行しさらに物が見えづらくなってしまったベニシアさんは、2021年には介護施設に入所することを明かしていました。
介護施設に入所後のベニシアさんは、自分では歩き回ることができないため、椅子に座って一日を過ごすような生活を送っていたといいます。
梶山正さんはそんなベニシアさんのために毎日介護施設に通い、散歩に付き合うなど寄り添い続けていたようです。
しかし、2023年6月、ベニシアさんが亡くなられたことが明らかになりました。
ベニシアさんは自宅に戻っていた6月21日に誤嚥性肺炎のため亡くなられたとの事です。72歳でした。
夫で、写真家の梶山正さんによりますと、ベニシアさんはここ数年は体の不調を訴え、病院への入院や施設での生活を余儀なくされていましたが、最近は自宅に戻っていて、今月21日に誤えん性肺炎のため、亡くなったということです。
梶原正さんによると、京都大原の古民家で生活を始めた時、ベニシアさんは「私はこの家で死ぬ」と語っていたとの事です。
夫の梶山さんは「大原の地を選んだ時に、彼女は『ここで死ぬ』と言っていたのを覚えています。自分のことより人のことを気にかける優しく、愛の深い人だったので多くの人に慕われ、ファンも多かったのだと思います」と話しています。
まとめ
今回は、NHKの「猫のしっぽ カエルの手」で注目を集めたベニシアさんの旦那さんで、フォトライターで登山家の梶山正さんについてまとめてみました。
梶山正さんの詳しい学歴は明かされていませんが、地元の高校を卒業後に福岡県の大学に進学されています。
梶山正さんはインドに行きたいという想いから入学直後に大学を中退し、その後お金をためてインドを放浪されています。帰国後にはインドカレー店を経営しながら登山を続け、その際に撮影した写真がフォトコンテストで銀賞を獲得し、それをきっかけに写真家になった経歴を持ちます。
嫁のベニシアさんとのは1992年に結婚(再婚同士)し、翌年には子供の悠仁さんが誕生しています。
ベニシアさんが目が見えなくなる脳の疾患を患い、梶山正さんも献身的にサポートされていましたが、ベニシアさんは2023年に誤嚥性肺炎のため72歳で亡くなられました。最愛の妻を亡くした梶山正さんの悲しみは計り知れませんが、今後もベニシアさんとの思い出の地で穏やかな生活を送っていってほしいですね。