アニメ「ああっ女神さまっ」のベルダンディー役や「キャプテン翼」の大空翼役で知られる声優の井上喜久子さん。
この記事では、彼女が52歳を迎えた現在も「17歳」と言われる理由や同じく声優として活動している娘のほの花さんについてまとめています。
この記事の目次
井上喜久子さんのプロフィール
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芸名:井上喜久子(いのうえ きくこ)
本名:熊谷喜久子(旧姓:井之上)
出身地:神奈川県横須賀市
生年月日:1964年9月25日
身長:164cm
デビュー:1988年
最終学歴:鶴見大学短期大学部国文科卒業
所属事務所:オフィスアネモネ、
ベルベットオフィス(ナレーション部門のみ)
鶴見大学短期大学で中学の教員免許を取得した井上喜久子さんでしたが、優しい性格のためか教員実習先で生徒に見くびられるばかりだったことから、教員の道を諦め、声優としての道に足を踏み入れることとなりました。
アニメ「らんま1/2」の天道かすみ役でブレイクし、その後も「ああっ女神さまっ」のベルダンディー役や「キャプテン翼」の大空翼役でファンから絶大な人気を得る声優へと成長。
歌手としても活動され、1994年に「優美なおさかな」でソロデビューをしてから現在に至るまでに、オリジナルアルバム7枚、シングル2枚、ベストアルバム3枚がポニーキャニオンから発売されています。
現在所属中のオフィスアネモネは実姉の方が代表とマネージャーを兼任されており、娘のほの花さんも同事務所所属の声優・歌手として活動中です。
井上喜久子さんが今なお「17歳」とされる理由は?
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「井上喜久子17歳です。おいおい。」のキャッチフレーズで知られる井上喜久子さん。「おいおい」とツッコミを入れるところまでが1フレーズとして、ファンの間ではお約束となっています。
「永遠の17歳」とも称される彼女は「17歳教」の教祖としても知られ、彼女の自己紹介を真似る形で「永遠の17歳」を自称する声優たち(信者)が今では多く存在しています。
もともと「永遠の17歳」宣言はあくまで井上個人の持ちネタであったが、「永遠の17歳」を自称する声優たちが次々と現れたことから、声優ファンを中心に広く「17歳教」として認知されるに至った。最初に「永遠の17歳」を名乗り”入信”したのは田村ゆかり、次いで田村と公私を通じて親しい堀江由衣が続いた。
2006年以降には野川さくら・佐藤利奈*3・石田燿子・松澤由美・こやまきみこといった女性声優・アーティストが次々と「17歳教」に加入して、17歳教は声優界の一大勢力にまで拡大した。ちなみに山本麻里安・新谷良子・浅野真澄・水樹奈々等も勧誘を受けたり加入を希望したりしているが、まだ30歳未満であるため「17歳教ジュニア」「17歳教予備軍」という扱いになっている*4。
なお、設立当初には入信の年齢制限が”30歳以上”となっていたが、その後井上の勧誘が30歳未満にも伸びてなし崩し的になり、現在は30歳“頃”とあえて有耶無耶にしており、その目安は「ドモホルンリンクルが気になりだしたら」と表現している(『さよなら絶望放送』第41回など)。
また、17歳教は「甘酸っぱい感じの女性限定」という方針であるため加入できるのは女性のみであり、若本規夫の加入は断っている(現在まで加入を希望した男性声優は若本のみである)。
17歳教の教えは「若く見せることではなく、若く生きること」であり、「宗教ではなくギルド(組合)」という位置づけであることがご本人の口から語られています。
17歳教の始まりはラジオ番組がきっかけ?
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1998年にラジオ番組「かきくけ喜久子のさしすせSonata」で共演した山本麻里安さんが行っていた「山本麻里安、16歳です」という自己紹介を真似て、「井上喜久子、16歳です」と言い始めた井上喜久子さん。
放送の翌年、山本麻里安さんが17歳となったことに合わせ、自身も「井上喜久子、17歳です」と言うようになり、それがそのまま現在に至るまで継続されています。
「井上喜久子、17歳です」の後に続く「おいおい」のツッコミは基本的に観客が行うのがお約束ですが、ときには井上喜久子さんご本人がツッコミを入れたり、「声が小さいぞ」と観客を煽るというパターンも見られます。
井上喜久子さんの若い頃はセリフが全て録り直しになったことも
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教員の夢を諦め、次なる夢となった声優の道へ進むため、短大卒業と同時に声優養成所に入学した井上喜久子さん。誰よりも強い気持ちで努力を続けた結果、声優としてデビューする夢を果たしました。
これが最後のチャンスというか、ここでダメだったらこれから先は何をやってもダメだみたいな気持ちになっていたんです。だから、養成所ではものすごく気合いを入れて授業を受けてましたね。もちろんクラスメイトもみんな本気なんですけど、「クラスの中で一番声優になりたいと思っているのは私だ!」くらいのことは考えていました。
クラス全員が声優を目指している中で、みんなより上手くなるためにと思って、自分でいろいろ工夫してましたね。例えば先生から「毎日1回『外郎売り』を朗読しなさい」といわれたら、「よし、私は毎日3回やろう。しかも1回ごとに声の高さを変えてやろう」と思いましたし、発声練習は周囲の迷惑になるから家ではなかなかできないんですが、バスタオルを巻いた物を口に当てて声を抑えながら毎日続けていました。短大時代までは姉から舞台やお芝居に誘われても行かなかったくらい、この世界に興味がなかったはずの私がそんなことを続けていたので、両親や姉は「どうしちゃったんだろう、この子は」と思ってたでしょうね(笑)。
非常に狭き門として知られる声優という仕事に就いただけでも凄いこと。しかし、そこは厳しい声優の世界。現在では誰もが知る声優である彼女にも新人時代の苦労がありました。
『らんま1/2』に出演したときは、初レギュラーということもあってまだ「ド」のつく新人で、私だけが素晴らしいキャストのみなさんの足を引っ張っているような状況でした。アフレコスタジオの雰囲気はすごく楽しいんですけど、しゃべったセリフがほとんど全部録り直しになるくらいで、帰りにはいつも落ち込んでいましたね。今は事前にリハーサル用ビデオがいただけたりするんですが、当時はそういうものもなくて、スタジオでいきなり映像を見て合わせなくちゃならないんです。
今でも覚えているんですが、マイク前に立つと緊張のあまり目の前に白いカーテンが下りてくるような感じで、画面も台本も見えなくなっちゃうんです。お芝居がどうとかいう以前の問題ですね。よく新人さんに「1クール13話も演じていると慣れる」といいますが、私は慣れるまでに半年、ひょっとすると1年くらいかかったんじゃないでしょうか。
井上喜久子さん娘の「ほの花」さんも声優として活動中
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1996年(当時32歳)のときに一般男性と結婚した井上喜久子さん。お相手となる旦那さんは高校時代の同級生であることを、ラジオ「井上喜久子の瑠璃色アクアリウム」最終回の中で発表されています。
結婚から2年後の1998年に長女・ほの花さんを出産。ファンの間では「ほっちゃん」の愛称で知られていた娘さんですが、歌手デビュー前はその姿を知られてはいませんでした。
その後、ほの花さんが(井上喜久子さんの自称と同じ)17歳となった年の12月9日に歌手としてデビューをしたことでお披露目され、以降は数々の親子共演をされています。
とても仲の良い親子として知られる2人。語られるエピソードはどれも家族の仲の良さが伝わってくるような、ほほえましいものとなっています。
――ということは、テレビの中でしかお母さんの怖い声を聞いたことがない?
ほの花:たぶん、ないと思います。
お姉:そっか~。怒るっていうより、泣いちゃうよね。「もう~、ほっちゃん!(泣)」って。
ほの花:注意されてるのに勉強をやらなかったりすると、「なんでやってくれないの!?(泣)」ってなるから。「なんでやんないの!?(怒)」みたいな言い方にはならないんですよ。
娘のほの花さんは、デビューのきっかけを与えてくれた井上喜久子さんにとても感謝されているそうです。
――ほの花さんが17才でデビューされたことで、今回の「17才対談」も実現したわけですが、いかがですか?
お姉:いやもう、ありがとうございます。一生の思い出です。自分で17才って長く言ってきたけれど、それをネタにして娘をどうのっていうのはしたくなかったんですよ。それが今回、すばらしいチャンスをいただいて、歌でデビューすることができて、それを記念に対談を残させていただけるなんて、夢のようです。
ほの花:母が17才って言ってくれてたから、17才でデビューできたというのもあるし、千尋ちゃんが紹介してくれたからというのもあるし、ファンの方がいるから母も今までやってこれて、そのおかげで私もデビューできたわけで。自分の力でデビューできたと言えることが、なにひとつないから、本当に感謝しかないです。
今回紹介した以外にも家族の仲の良さが分かる記事が書かれていますので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
永遠の、17歳へ。|井上喜久子オフィシャルブログ Powered by Ameba
声優の井上喜久子が「今年も17歳」の誕生日 18歳の娘も祝福ツイート – ライブドアニュース
「あららら、これは美味しそうな親子だこと!」母・井上喜久子(17)&娘・ほの花(18)W制服姿での共演にファン悶絶 [T-SITE]
まとめ
以上、井上喜久子さんが「永遠の17歳」と称されるようになった理由や歌手として活動中の娘・ほの花さんに関する情報をまとめましたが、いかがでしたか。
ほの花さんが歌手デビューをしたことで、親子共演が増えている井上喜久子さんですが、本業の声優業も活発に行われています。今後も親子の活躍から目が離せませんね。