かつて水泳界のアイドルとして活躍されたスイマーの千葉すずさん。
日本選手権優勝という素晴らしい記録を持ちながら、オリンピック代表選考で選ばれなかったという不遇に泣かされた選手としても有名でした。
今回は千葉すずさんの結婚、夫や子供、日本中からバッシングの嵐となった放送禁止用語などについてまとめてみました。
千葉すずのプロフィール
5歳から競泳を始め、小学校5年生で400m自由形の日本学童新記録を更新し、一躍脚光を浴びた千葉すずさん。
その後、近畿大学附属中学校入学と同時に、大阪イトマンスイミングスクールに入学。日本選手権3冠など国内では敵なし、海外でも世界選手権銅メダルなど輝かしい成績を収められています。
1992年バルセロナオリンピックでは、200m自由形6位などに入賞。1995年パンパシフィック水泳選手権では200m自由形で金メダルを獲得。翌年開催のアトランタオリンピックの有力優勝候補に目されるほどに成長しました。
千葉すずが放送禁止用語発言で日本中からバッシングの嵐
出典:http://blog-imgs-87.fc2.com/
先述のように、アトランタオリンピックの有力優勝候補と言われていた千葉すずさんですが、オリンピック本番では決勝レースに進むことはできず、不本意な結果に終わってしまいました。
その後、「ニュースステーション」のキャスターである久米宏氏との衛星中継インタビューで以下の発言をしてしまい、このことがきっかけで日本中からバッシングの嵐が巻き起こることとなってしまいました。
「オリンピックは楽しむつもりで出た」「そんなにメダルというなら自分でやればいいじゃないか」「日本の人はメダル気違いだ」という趣旨の発言をして論議を呼んだ。
一方で、2004年の『Number』誌で、夫の貴司に対しては「やっぱりメダルを取ってほしい」と発言している。
このとき発言された「気違い」というワードが放送禁止用語に抵触してしまったようで、現在でも当時を振り返るVTRなどでは、その箇所がカットされるなど編集が加えられています。
アトランタオリンピックでの周囲からの重圧に反発するかのように「私は(2000年の)シドニーオリンピックを目標にしている」と強気の発言もされた千葉さん。
しかし、残念ながらオリンピック代表落選という結果に終わっています。
一度一線から退いた千葉選手ですが、さらに4年後シドニー前に復帰して代表選考会で優勝したのです!しかし、ここでもトゲトゲしい発言が目立ちました。
「皆はこの大会を目標にしたかもしれないが私はシドニーを目標にしている」
といった挑発的ともとれる発言に、水泳連盟もそうですが
世間からのバッシングも強かったようです。
そしてなんと、オリンピック代表落選という結果に!賛否両論がうずまきました。千葉選手自身も、スポーツ仲裁裁判所に提訴しましたが代表復帰にはなりませんでした。
復帰した千葉さんは2000年シドニーオリンピック代表選考会で優勝し、A標準記録で突破。レース後の記者会見で「みんなはこの試合を目標に頑張ってきたと思うんですけど、私の場合はあくまでも9月(五輪)で結果を出したいと思っているんで」と発言。
これに対し、連盟は千葉すずさんのオリンピック出場に「ナメている」と否定的なコメントを出しました。そして代表が危ぶまれるほどの騒ぎとなりました。
結局、千葉すずさんは落選。千葉すずさんは連盟を相手にスポーツ仲裁裁判所に提訴することを発表。裁判の結果、千葉すずさんの訴えは却下されましたが、選考を明確化するように言われました。
その後、千葉すずさんは引退。2001年、水泳連盟は選考基準を明確化しました。
引用:千葉すず引退伝説「日本中からバッシングされた天才スイマー」|封印された過去 私はなぜやめたのか – テレビのブログ
千葉すずの引退後…結婚した夫や子供・現在について
2000年のシドニーオリンピック選考漏れ後、訴訟問題などを経て、そのまま現役を引退された千葉すずさん。
2002年にイトマンスイミングスクール時代からの知り合いで、カナダ時代の練習仲間でもあった山本貴司さんと結婚されています。子供は4人います、2005年に長男、2007年に長女、他の2人のお子さんについての情報はありません。
現在は、また水泳のコーチとして活躍されているそうです。
山本貴司のプロフィール(子供4人のソースあり)
オリンピックの記録としては、2004年のアテネオリンピックで200mバタフライ銀メダルを、また、4×100mメドレーリレーで銅メダルを獲得されるなど充分な結果を残されている山本貴司さん。
出典:http://www.victorybell.com
2002年に千葉すずさんと結婚され、現在は4児の父になられています。
子供4人のソース
元競泳選手(91年世界水泳選手権大会銅メダリスト)の千葉すずさんと結婚し、4人の子どもを持つ父親でもある。
2008年、北京オリンピック出場をかけて臨んだ日本選手権水泳競技大会では選考会で敗れたため、4大会連続オリンピック出場とはなりませんでした。この年、引退を決意されています。
オリンピック以外では、日本選手権バタフライ100mで10度、200mで7度もの優勝記録を保持されています。
2013年11月から、近畿大学水上競技部監督に就任されています。
とてもひょうきんな性格でユニークなムードメーカー的存在の方だと言われているようです。
千葉すずの放送禁止用語事件に対するネット上の反応
千葉すずさんの放送禁止用語事件について語っています。
ネットを見た限り賛否両論といったところでしょうか。
1 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:25
日本人はメダル基地外といったらしいが。3 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:27
それだけじゃないよ
「私はメダルなんかどうでもいい!楽しめたらそれでいい!」
と言って、表彰式でドリフのコントのようなヅラかぶって暴れたそうです。クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:37行く前には
「楽しんで泳いできます」
帰って来てからは
「メダルを取るとは言ってません」とかそんな感じじゃなかったっけ?12 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:40顔が可愛いからマスコミに曝されまくって鬱になってたんだろうな
今大会の井上康生と同じだと思うよ
久米宏が要らんこと言うたというのも事実らしいし16 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:45千葉すずって、
オリンピックは楽しめばそれでいいとか逆切れしたり代表外されて訴えたり
してたけど、それほど強くなかったよね。
この人がリーダーだったオリンピックって、他のめんばーが皆
この人に影響されて、へんなズラかぶってふざけて
試合に出てきたり、緊張感なしでめちゃくちゃだったの覚えてる。
(ああいうのは強いチームが余裕でやるからかっこいいのにね。)
結果惨敗。千葉がいなくなってから大躍進。
古橋の判断は当たり前だと思った。21 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:51もっともCASの裁定は千葉の訴えは認めなかったけど、
私情を挟んだと誤解されるような選手選考をしないようにって
水連側にも選考の透明化を求めたらしいな。
今回の選考会では競技会での一発選考になったのはそれを踏まえてって
話しだから、皮肉な形だけどそれが唯一の彼女の功績なのかもしれん。23 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:58すずたんは日本一速い選手でした。ただ回りからメダルメダル言われる
重圧に耐える方向性を間違えただけです。24 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 09:59久米が千葉を挑発するように煽ったらドキュン発言したっていう話もあるそうだが29 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 10:07>>28
それは近年のアスリートに美形が多いからだと思うよ。
当時はブサイクばっかりだった。
だからタワラあたりが国民的ヒロインになっちゃったw
アテネでは普通にかわいい女の子がいっぱいいた。と思う。個人的に。46 : クーベルタン男爵さん[] 投稿日:04/09/04 10:48確かに可愛かった。生意気だったのは周知の通り。
でも、マスゴミも悪いでしょ。
柴田亜衣ちゃんみたいなニコニコした子も好きだけど。
正直、山本選手と結婚した時、えっ、不釣合い・・と思った・・。
でも、山本はすずにずーっと憧れてたんだよね。59 : クーベルタン男爵さん[sage] 投稿日:04/09/04 11:10千葉鈴は水泳の世界に興味がなかった人を引きつけたという点で
よかったと思うけどな~。それなりにかわいかったし。
オリンピックでは浮いた発言が多くて、千葉鈴病とまで言われてたけど、
周りがメダル、メダルと騒ぐからいやになったのだろう。
その後、アメリカ?で小さな子に水泳を教えているところを確か
鳥越キャスターがインタビューにいったけど、自然な表情で
にているこっちが安心した。
当時は精神的に幼く、ムキになっていたんだと思うけど、
銅メダルをもらって帰ってきた旦那さんと抱き合っていたところ
をテレビで見たときは、あ~いいな~と素直に思った。
まとめ
元水泳選手の千葉すずさんの放送禁止用語問題やその後の結婚などについてまとめてみました。
一時期は放送禁止用語発言が災いして、日本国中からバッシングの嵐にさらされて大変な思いをされた千葉さんですが、現在はご結婚され、子宝にも恵まれて幸せに暮らしているようです。
水泳選手の夫妻にこの表現は正しくないかもしれませんが、今後も家族水入らずで幸せに暮らされることを期待しましょう!