メジャーで活躍を続けるも巨人に復帰した上原浩治さんが引退を発表。ボストン・レッドソックス所属だった2013年には、日本人選手初のワールドシリーズ優勝時の胴上げ投手にもなり、話題となりました。
こちらでは上原浩治さんの嫁や子供など結婚についてや、現在などについてまとめています。
この記事の目次
上原浩治のプロフィールや経歴
上原 浩治(うえはら・こうじ)
出身地: 大阪府寝屋川市
生年月日: 1975年4月3日
選手情報: 投球・打席 右投右打
ポジション: 投手
プロ入り: 1998年 ドラフト1位(逆指名)
実父が監督を務める少年野球チームにて野球を始め、高校は野球の強豪校である東海大学付属仰星高等学校に進学。3年生になるまでは外野手や打撃投手で、3年生になって投手となるもほとんど無名選手のまま高校野球を終えています。
その後体育教師の夢を叶えるため大阪体育大学の受験に挑むも、結果は不合格。自分では合格ラインに達していると思っていた上原さんは、ひどくショックを受けたと明かしています。
上原さんは浪人して再挑戦を決意し、受験勉強と並行してのジムでのトレーニングやノーラン・ライアン著の「ピッチャーズ・バイブル」を読んでのトレーニングなども積み、翌年には見事合格。その結果、入学して野球部に入部した際には驚くほど球威が増しており、146km/hを記録したと言います。
入学年の阪神大学リーグでは主戦投手として優勝に貢献、その後も活躍を続けプロのスカウトからも注目されるようになり、最終的に大学4年間で通算リーグ優勝5回、36勝4敗、最優秀投手賞4回、特別賞2回という成績を挙げています。
1998年のドラフトでは横浜高校の松坂大輔さんと並ぶ目玉となり、メジャー4球団を含む複数球団の争奪戦の結果、メジャー球団・アナハイムエンゼルスと揺れつつも巨人の熱心な勧誘の末に上原さんが逆指名の形でドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。背番号は19番で、これには大学受験に失敗して浪人生活を送った19歳の1年間を忘れないようにという意味が込められていたそうです。
上原さんはプロ初年からエースとして活躍し、歴代4位タイとなる15連勝を記録。
新人ながらもこの年の投手三冠を独占し、新人王、沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞など数々の賞も受賞しています。
2002年には日米野球の日本代表メンバーに選出、2004年にはアテネ五輪日本代表として出場し銅メダルを獲得、2008年にも北京五輪日本代表になるなど故障もありながらも活躍を続けていましたが、2008年には海外FA権を行使したメジャーへの移籍を表明。
2009年1月にボルチモア・オリオールズと2年契約で1000万ドル(約8億9000万円)+出来高600万ドルで合意し、同球団で初の日本人選手として入団、メジャーデビューを果たしています。
その後2011年にレンジャーズにトレードで移籍、2012年にはFAによりレッドソックスと1年425万ドル(約3億6000万円)で合意し、2013年には日米通算50セーブ、27試合連続無失点や奪三振100などを次々に記録。
同年のワールドシリーズでは日本投手初となるセーブやMVPも記録し、優勝のかかった第6戦ではクローザーとして9回で登板し見事抑え、レッドソックスは6年ぶり8度目の世界一に。上原さんは優勝の胴上げ投手となりました。
日本人初の胴上げ投手となった上原浩治
当時はその快挙から、大々的に報じられました。
その後はシカゴ・カブスにFAにより1年600万ドル(約7億円)で合意して移籍し、メジャー9年目を迎えました。
そして、2018年のシーズンからは古巣の読売ジャイアンツ(巨人)に復帰。しかし、2019年シーズン途中での引退を発表しました。
【引退】
— ベースボールキング (@BaseballkingJP) 2019年5月20日
巨人・上原浩治が引退発表
「とりあえずはご報告まで…」https://t.co/nfYF3JOgIf
🇯🇵日米通算[1999-2019]🇺🇸
登 板:748試合
投球回:2064回1/3
防御率:2.94
勝 利:134
敗 北:93
ホールド:104
セーブ:128
奪三振:1972#giants
上原浩治の嫁は元レースクイーン山崎美穂~2004年9月14日に結婚
上原浩治さんの気になる奥さんについてですが、2004年の9月14日に元レースクイーンの山崎美穂さんと結婚しています。
ワールドシリーズ優勝時の写真
抱きついているのが息子さん、右で見ているのが奥さんの美穂さんです。
レースクイーン時代の上原(山崎)美穂
現在は少しふくよかな感じになっていますが、レースクイーン時代はさすがの美脚です!
レースクイーン時代の上原(山崎)美穂
上原さんと美穂さんの熱愛が発覚したきっかけは、2003年に『FRIDAY』にスクープされたことでした。
記事によると、上原さんはこの数年前から交際していたスチュワーデスの彼女がおり、実家も交えた真剣交際だったようですが2003年の3月に破局してしまったとされています。
ですがそのすぐ後にできた彼女が、美穂さんだったようです。
元々、山崎さんは芸能界におり、大手ビール会社のキャンペーンガールや数々のレースクイーンを務めていました。しかし、上原と知り合ったときにはすでに芸能界を引退し、巨人関係の仕事を行っていたweb関連の会社に務めていたといいます。巨人関係の仕事をしている都合上、ドームで行われる巨人戦には必ず来ていたりと元々繋がりはあったそう。この仕事の縁で行われていた巨人の若手選手との食事会で2人は出会い、交際が始まったとのことでした。
美穂さんは英語が堪能だったこともあり、上原さんはメジャー挑戦の将来のことも考えて、結婚を意識しての交際だったとも言われています。
そして翌年の9月14日、晴れて2人は結婚。その4年後には上原さんはメジャーへ移籍をしていますので、まさに計画通りだったのかもしれませんね。
上原浩治の子供・一真くんは海外で大人気に
上原浩治さんには、一真(かずま)くんという息子さんがいます。
上原浩治ファミリー
※ちなみに、ネット上で赤ちゃんの写真を抱いた山崎美穂さんの写真も上原浩治さんに関連付けてよく載っていますが、こちらは同姓同名の別人の方の画像であることがわかっていますので、赤ちゃんも一真くんではありません。
レッドソックス優勝時のインタビュー
ワールドシリーズの優勝セレモニーでは、当時7歳だった息子の一真くんも登場。英語のインタビューに答える一真くんの姿が、全米で話題となりました。
上原がMVPを獲得したリーグ優勝決定シリーズで、上原と共に表彰台に上った7歳の一真クンは、「パパは吐きそうだったって言っているけど、パパが投げている時はどんな気分だった?」と質問されると、「アイ・ドン・ノー(さあね)」と回答。「見ていて(パパみたいに)吐きそうにならなかった? それとも興奮したかな?」と尋ねられたら、すぐに「(アイム)エキサイテッド(興奮した)!」と元気に答えた。
インタビューに答える一真くん
ちなみにこのときのフジテレビの報道ではテロップに「I don’t no」と表示され、この誤りについても「Noって小学生かよww」「中学生以下の英語能力」などと話題になりました。
その他にも、上原さんの活躍については「グッド(良かったよ)」、上原さんをどのように祝福する?という質問には「クレイジー(熱狂的に)」と返答し、一真くんはたった4言で全米中のメジャーリーグファンのハートを鷲掴みに。その後一真くんも大人気となっています。
「ユニフォーム売り上げランキングでは全選手中18位で日本人選手最高。一方、昨年の優勝決定シリーズで父を上回る英語力でインタビューに応じた、7歳の上原ジュニアの人気も爆発中です」(スポーツジャーナリストの古内義明氏)
上原さんは、今では自分よりも一真くんの方が有名だと語っています。
「多分、僕よりもカズ(一真くん)の方が有名」という上原は「今日も他の選手から『2013年の(リーグ優勝決定シリーズでMVPとなり英語でスピーチした)あの子はどこにいるんだ』って言われて、やっぱり僕よりも有名なんだって、悔しいですね(笑い)。まあ、子供よりも有名になれるように頑張ります」としながらも、うれしそうだった。
上原浩治は2017年はシカゴ・カブス、2018年は巨人で活躍
メジャー9年目を迎え、42歳となった上原浩治さんは、2017年からはボストン・レッドソックスからFAによりシカゴ・カブスに移籍し活躍を続けていました。
レッドソックスからFAとなった上原浩治投手(41)がカブスに移籍することが8日(日本時間9日未明)、分かった。契約が合意に達したことを球団関係者が明かした。今季108年ぶりにワールドシリーズを制覇したカ軍は、守護神のアロルディス・チャプマン投手(28)が7日(同8日)にFAで古巣ヤンキースへ復帰したことで救援陣の再編に動いていた。41歳右腕にとってメジャー4球団目。初のナ・リーグで、自身2度目の世界一を目指す。
今季WSを制し、108年ぶりに世界一に上り詰めたカブスへの移籍が決定的になった。年俸450万ドル程度の1年契約とみられる。レ軍が地区シリーズで敗退した10月には「話があればどこでも。どこもなければやめるだけ」と、オファーがなければ現役を引退する覚悟も見せたが、渡米9年目も活躍の舞台はメジャーに決まった。
2017年の去就が決まっていなかった2016年末には、現・ジャイアンツ監督で元チームメイトの高橋由伸さんとのツーショットをブログで紹介し、「来年からが勝負じゃないかな…。俺も負けないように頑張らなあかんね」と綴っていました。
上原さんは現地での「何歳まで投げ続ける計画なのか?」という質問に対し、次のように答えていました。
「あと2年。僕は日本で10年間、投げてきた。ここで10年間、投げることが僕の目標です」
上原は笑顔を浮かべながら「英語で真剣に答えた」という。上原は1999年に巨人に入団し、2009年のオリオールズ移籍までNPBで10年間、活躍した。そして、2013年にレッドソックスで絶対守護神としてワールドシリーズ制覇に貢献した41歳のベテランは、今季メジャー9年目を迎える。
上原さんは、少なくとも10年目まではメジャーで活躍したいという強い想いを抱いていたようです。また、次のような目標があるとも語っていました。
数字の目標を一つ挙げるとすれば、すでに日米通算で100勝100セーブをマークしており、100ホールドの節目には到達したい(16年シーズン終了時点で76)。「トリプル100」。これはぜひ、やってみたい。積み重ねた先に記録はついてくると思っている。
しかし、2017年でカブスとの契約が切れると、その後はメジャーからオファーがなく、2018年からは古巣の巨人に戻りました。
上原は、2017年11月にFAとなった時点で日本球界復帰やマイナー契約の意志はなく、今季限りでの引退の可能性も示唆していた。
しかし2018年になると一転して日本球界への復帰を示唆。そして3月9日、上原は古巣の巨人と1年契約を結び、同日に入団記者会見が行われた。かつての背番号「19」は菅野智之が着用していたため、「11」を背負うこととなった。契約金は1億円、推定年俸は2億円+出来高払い(いずれも推定)となり、同日付で支配下選手登録公示された。
引用:上原浩治
2018年シーズンは36試合に登板して、0勝5敗0セーブ15ホールド、防御率3.63の成績を残しました。
2018年10月23日、左膝のクリーニング手術を受け、経過を見極める必要性から、10月29日に一度自由契約となりました。その後、12月14日に自身のブログを更新し、巨人と再契約を結んだことを明かしました。
上原浩治の現在~2019年シーズン途中での引退を発表
上原浩治さんは2018年10月に左膝のクリーニング手術、2019年シーズンは2軍戦で9試合で防御率4・00、一度も1軍昇格を果たしていない状態となっていました。
実力の限界を感じたという上原浩治さんは5月に入って球団側に引退の意思を伝えました。球団側は慰留しましたが、「自分の代わりに若手にチャンスを与えてほしい」との本人の意向を尊重し、了承したそうです。
皆さん、お疲れ様です!
— KOJI UEHARA (@TeamUehara) 2019年5月20日
今朝の新聞の通り、今日で引退となり
ます。長い間、応援ありがとうございました。
まだ心の中、頭の中がごちゃごちゃしてますので、とりあえずはご報告まで…
上原浩治さんは引退会見の冒頭で言葉を詰まらせました。「本日をもちまして、21年間の現役生活を終えたいなと思います」と一息ではき出すと約10秒間の沈黙で涙腺が決壊しました。「これまで自分に関わってくれた人、方々に感謝したいと思います。ありがとうございました」。紺色のハンカチで涙を拭いました。
「もう今年でやめることは最初から決めていたことなので。3カ月が僕の中では勝負と決めていた。2、3月、4月と練習している中で一度も1軍に上がることがなく、2軍で投げさせてもらって抑えられていないという葛藤もありましたし。これが8、9月になるとチームは首位争いをしている状況になっている中で自分が会見をするのは違うと思ったので。それだったら早く終わりたいと思った。」
と発言しています。
上原浩治さんの引退には各界から「最高の投手」「お疲れ様でした」などの言葉が寄せられています。
【涙の引退会見】巨人・上原浩治「2軍でも抑えていない葛藤があった」https://t.co/dJ3pXwE9SL
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年5月20日
目に涙を浮かべ「もうちょっとやりたかったなという思い」と話し、「今年でやめることは最初から決めていた」語った。 pic.twitter.com/RH8ZIlX2SL
巨人やメジャーリーグで
— 山本昌 (@yamamoto34masa) 2019年5月20日
大活躍した上原浩治投手が引退を
発表しました。
何度も投げ合いましたが
本当に素晴らしい投手でした。
ワールドシリーズ制覇の瞬間にマウンドに日本人投手が立っている
姿に正座して応援していたのを
覚えてます。
感動を貰いました。
ありがとう。
長い間お疲れ様でした。
まとめ
メジャーで活躍後は古巣の巨人に復帰した上原さんですが、2019年シーズン途中での引退を発表しました。
「自分の代わりに若手にチャンスを与えてほしい」…上原さんらしいメッセージにファンからは感動の声が届いています。
上原さんお疲れさまでした。
上原選手、引退か•••。
— 🌼🌹🌸千秋🌷🍀💐 (@cirol777) 2019年5月20日
タフで強くて、いい時も悪い時も、日本もアメリカも、日本一と世界一も、先発も中継ぎも抑えも、野球人としてあらゆる経験値がある、投げなくなってもまだまだこわい選手。
敵になりませんように。
長い間、お疲れ様でした。#阪神 #tigers #hanshin #タイガース pic.twitter.com/SQs7FyYbV3