平昌五輪や北京五輪で大活躍を見せた高木美帆さんですが、これまでいくつかの挫折を乗り越えて栄光にたどり着いた人物です。
この記事では、高木美帆さんの父・母・姉・兄など家族情報の他、気になる彼氏や結婚情報、「かわいい」というネットの評判などに関してまとめてみました。
この記事の目次
高木美帆のプロフィール
名前:高木美帆(たかぎ みほ)
出身地:北海道中川郡幕別町
生年月日:1994年5月22日
身長:163.5cm
学歴:日本体育大学卒業
高木美帆さんは、地元北海道では伝説的な天才スポーツ少女でした。
2010年のバンクーバー五輪にて、現役中学生の身の上ながらスピードスケートの日本代表に選ばれた高木さんですが、スピードスケート以外のスポーツでも日本トップクラスの評価を得ておりました。
7歳から始めたサッカーでは、「とかち帯広フットボールクラブ」にて、男子に混じりながらも中学生までレギュラーFWを任されるなど、抜群の運動能力を発揮していた高木さん。
当然ながら北海道選抜にも選出され、U-15日本代表候補の1人となるなど、女子サッカー界でも期待の星というポジションにいました。
バンクーバー五輪代表に選出されて以降は、スピードスケートに専念することとなった高木さんでしたが、運命が一歩違っていれば、「なでしこJAPAN」の一員として女子サッカーで世界一を目指してた可能性もある人物ということになります。
高木美帆の家族情報① 兄・高木大輔は元スピードスケート選手で現在体育教師
高木美帆さんは、3人兄姉妹の末っ子だったりします。
高木さんの兄であり、高木家の第一子である長男・大輔さんは、小学からスピードスケートを始め、最終的には日本体育大学まで進学しているため、それなりの実力者であったことが伺えます。
ただし、大学時代に伸び悩み、日本でも中堅程度の実力というレベルで打ち止めとなってしまった大輔さんは、大学卒業と共に競技生活に別れを告げ、現在は地元北海道に戻り、体育教師をやりながらスピードスケートのコーチなどもしているようですね。
北海道といえば、清水宏保さんや橋本聖子さんといった多くのスピードスケート選手たちを輩出している地でもあるため、大輔さんの教え子の中から将来の五輪メダリストが生まれる可能性なども大いにあると思われます。
高木美帆の家族情報② 姉・高木菜那はスピードスケート五輪代表選手
高木美帆さんには、2つ年上の姉・菜那さんもいます。
高木さん同様に、小学時代からスピートスケートの全国大会で優勝を繰り返すなど、天才少女として名を馳せた菜那さんは、高校卒業は兄妹で唯一大学進学をせずに、日本電産サンキョーに入社し、実業団選手となりました。
天才すぎる妹に五輪出場こそ先を越される形となった菜那さんでしたが、2014年のソチ五輪ではチームパシュートと1500mの2種目で五輪に出場し、チームパシュートでは4位に輝く成績を残しております。
続く、平昌五輪、北京五輪と3大会連続で出場を果たした菜那さんも、押しも押されぬ日本女子スピードスケート界のトップ選手の1人です。
そのため、両親とっては高木さんと並び自慢の娘となる菜那さんですが、常に自分の先を行く妹の存在に嫉妬していた時期も長かったそうですね。
姉・高木菜那に嫉妬される日々を経験した高木美帆
菜那さんが妹である高木美帆さんに実力面で追い抜かれたのは、中学2年の時でした。
その後は、出るレースで美帆さんに完敗する日々が続くこととなった菜那さんは、妹にコンプレックスと嫉妬を抱く立場となってしまいました。
菜那さんの高木さんへの嫉妬心は、妹が現役中学生として参戦することとなったバンクーバー五輪時にピークに達します。
両親と3人で現地にまで高木さんの応援に行くこととなった菜那さんは、妹に声援を送る素振りを見せながらも、内心は「転べ!」と強く願ってしまうほど病んだ状況だったとか。
菜那さんも高木さんも同じ中距離を得意とする選手だったことなど、余計にライバル心や嫉妬心を煽ってしまう環境もありました。
妹である高木さんから「負けず嫌い」と評される菜那さんの性格がなければ、そのまま競技生活をフェードアウトして、グレてしまった可能性などもあった危険な状況だったと言えますね。
高木美帆の家族情報③ 父・高木愛徳と母・高木美佐子はスポーツでの実績はなかった
女子重量挙げ五輪メダリストである三宅宏実さんのように、父娘で五輪メダリストというレベルまで来るとさすがに前例は少なくなりますが、学生時代に有望株だったレベルの親を持つアスリートは案外と多いのが日本のスポーツ界です。
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そのため、2人の五輪選手の両親となる父・愛徳(よしのり)さんや母・美佐子さんも学生時代にスポーツで鳴らした存在だと思われがちですが、実はスポーツ方面の実績はほとんどない平凡な人生を歩んできた方々だとか。
幼少期から子供たちにスケートの英才教育を施すどころか、スポーツをするように説いた記憶すらないという愛徳さん。
農機メーカーに勤める愛徳さんには、子どもにスポーツを始めるよう熱心に説いた記憶はない。それでも、長男大輔さん(26)を含めた3きょうだいは体を動かすのが大好き。水泳を習い、それからスケートと、競技に打ち込んでいった。
近年多い天才スポーツ少女の系譜の場合、元競技者の親が自分の果たせなかった夢を子供に託し、幼少期から英才教育を施すというエピソードが多いだけに、高木家のような大らかな家庭で五輪アスリートが育つ例はかなり珍しいパターンなのかもしれませんね。
父・高木愛徳は娘たちの確執を気遣っていた?
愛徳さんは、北海道帯広市に本社を置く「東洋農機」という農機メーカーに務めるサラリーマンとなります。
元々「ボーッとしているのが好き」と語る愛徳さんは、高木美帆さんがスター選手となって以降も、「親の責務として取材は受けるが、自宅には(取材)に来ないで欲しい」という方針を貫き、マスコミに露出するのを好まない人物だったりします。
しかしながら、前述の姉妹間の確執エピソードを踏まえると、そういった愛徳さんのマスコミ取材への消極的な態度に関しては、菜那さんの妹への嫉妬心に気がついた愛徳さんが、その心情を思いやっての判断だった可能性も高いように思われます。
高木美帆は挫折も味わった~ソチ五輪は出場を逃した
バンクーバーでは大惨敗に終わった高木美帆
2000年代以降の夏季五輪ではメダルラッシュが当たり前な状況となっている日本ですが、冬季五輪に関してはまだまだ苦手分野の1つだったりします。
高木美帆さんが初参戦したバンクーバー五輪でも、日本勢が獲得したメダルはわずか5個なうえ金メダルはなしという、期待外れの結果に終わっております。
天才少女と日本マスコミから持て囃されていた高木さんも、出場した1000mは35位、1500mは23位と散々な結果に終わってしまい、事前に大大的に特集番組などを組まれた手前、ネット上では「期待外れ」としてバッシングされるなど辛い経験もしました。
続く2014年ソチ五輪では、成績不振のために五輪出場自体を逃すなど、「神童も20すぎればただの人」の典型になりかけていた時期もあった高木さん。
しかしながら、ここから奇跡の復活劇が待っています。
フィジカルトレーニングが高木美帆を変えた!
2014年はソチ五輪の出場を逃すなど、このまま尻すぼみの競技人生で終わってしまうかに思われていた高木美帆さんでしたが、ソチ五輪でのスピードスケート勢のメダルが0に終わったことにより、強化体制が改革されたことが飛躍のきっかけとなります。
先端の理論を取り入れるために、オランダからコーチ(ヨハン・デビット氏)を招いた日本スピードスケート界では、技術論重視だった従来の指導方針を改善し、選手の根本的な馬力をあげるフィジカル強化路線へとシフトすることになりました。
小さな体格でいかに世界で勝っていくかを追求するがため、技術論が多くなりがちだった日本スケート界において、ヨハンコーチの指導は新鮮だった。選手別に数値を示しながら行なう綿密なフィジカルトレーニングはモチベーションを一気に高めてくれた。
この指導方針がフィットしたことにより、2016-17シーズンには、これまで停滞していたタイムが大きく伸び、全種目で数年ぶりの自己ベスト更新という急成長ぶりを見せた高木さん。
以降の高木さんは、得意の中距離(1000、1500m)でスピードスケートW杯の表彰台常連となり、「日本の元天才少女」から「世界のトップ選手」の仲間入りを果たします。
「外国人と日本人じゃ体の作りが違うから…」という考えにより、フィジカルトレーニングを軽視して、技術論に逃げがちな風潮がある日本のスポーツ界ですが、そういった自虐論が日本人アスリートの成長を妨げていた部分もあったということでしょうね。
高木美帆がオリンピックで大活躍~平昌と北京で7個のメダル獲得
平昌で悲願となるオリンピックのメダルを獲得した高木美帆
フィジカル重視の強化方針により、脅威的な成長を遂げた高木美帆さんは、平昌五輪日本代表に当然の如く選出されました。
さらには、米スポーツ専門誌「スポーツイラストレイテッド」からも、出場するチームパシュートと1500mでは金メダル候補、1000mでは銀メダリスト候補と評価されるなど、高木さんは名実共に世界のトップ選手の1人として2018年の平昌五輪に挑むことになりました。
金メダル候補が五輪本番で大コケしてメダル圏外に終わることは、過去の五輪では「日本の風物詩」だったりもしたため、あまりに高すぎる高木さんの事前評価を「失敗フラグ」として危ぶむ声などもネット上ではありました。
しかしながら、高木さんは2018年2月12日に行われた1500mで銀メダル、2月14日に行われた1000で銅メダルという大活躍を見せるなど、ネットの不安を一蹴する活躍を見せることとなりました。
さらに、2月21日には団体パシュートに姉の菜那さん、佐藤綾乃さん、菊池彩花さんとともに出場し、オリンピック新記録で金メダルを獲得しています。オリンピックで金、銀、銅3つの色のメダルを全て獲得する偉業を成し遂げました。
北京オリンピックで4つのメダルを獲得した高木美帆
出典:https://topics.smt.docomo.ne.jp/
平昌五輪での活躍により、高木美帆さんは2022年開催の北京五輪にはより大きな期待を背負って参加することとなりました。
北京五輪では日本選手団主将を務め、異例ともいえる5種目に出場した高木美帆さん。初陣となった2月5日の3000mで6位に入賞すると、そこから快進撃が続きます。
2月7日の1500mでは、トップに0秒44及ばず優勝を逃したものの、2大会連続で銀メダルを獲得。13日には、五輪で初めて挑戦した500mでも銀メダルを獲得しています。
ただ、平昌五輪に続き金メダル獲得が期待されていたパシュートでは、15日の決勝でカナダに敗れ悔しさの残る銀メダルとなりました。決勝の最終コーナーで転倒するというアクシデントに見舞われた姉の菜那さんに、何も言わず寄り添う高木美帆さんの姿も印象的でした。
そして、最後の種目となった17日の1000mでは五輪新記録で優勝を果たし、オリンピックにおいて個人種目初の金メダルを獲得しています。
北京五輪で4つものメダルを獲得した高木美帆さん。これは、冬季五輪1大会での日本人選手史上最多の獲得数でもあります。さらに、平昌五輪とあわせて7個のメダル獲得は、夏冬を通じて日本女子歴代最多となっています。
高木美帆に彼氏はいない?~イケメンオランダ人コーチは既に既婚者
かわいいとネットでも評判の高木美帆だが彼氏はいない?
アスリートなので大抵の場合、すっぴんか薄化粧程度な状態でメディア露出している高木美帆さんですが、ネット上では「可愛い」という男性たちの声も大きかったりします。
高木美帆、ショートカットのイメージが強かったんだけど今日過去のインタビュー映像でロング&ニット棒被ってもう少しメイクしてる時の姿を見て、まぁ分かりやすいけど「可愛い…」ってなったよね
— ミュンヘン (@k_munchen) 2018年2月13日
月曜から出張かー。
— 原 正樹 (@ma_ki0911) 2018年2月14日
一週間だけやけど。
てか、氷の上をレースする競技で銅メダルとった高木美帆可愛いなぁ。
昔からおもとったんやなぁ。
またメダルみしてなー
同じ北海道出身のメンバーたちが集まったカーリング女子日本代表チームなども、美女軍団として評判が高かったりしますから、「北国には美人が多い」なんて俗説も本当のことなのかもしれませんね。
気になる高木さんの彼氏情報に関しては、今のところマスメディアなどでそれらしい情報が出てきたことはないようですね。
イケメンなオランダ人コーチは既に結婚している
とはいえ、体育会系のリア充美女である高木美帆さんに恋人がいないなどということも考えにくいため、「報道されていないだけで、オランダ人コーチのヨハン・デビットさんとでも付き合っているのではないか?」などと邪推する人間も、ネット上にはいるようですね。
実際のところは、デビットさんは既に既婚者だったりするため、高木さんの彼氏である可能性は0%だったりします。
平昌五輪での見事な活躍により国民的スターとなった高木さんだけに、これからは下世話な週刊誌などに追い回されて、熱愛関連の情報も浮上してくる可能性もあるのではないかと思います。
高木美帆の年収はどのくらいなのか?
大学を卒業後の高木美帆さんは、実業団選手ではなく、日本体育大学の職員という立場で競技を続けています。
18年平昌五輪スピードスケートでメダル獲得を目指す高木美帆(22)が1日、母校でもある日体大の助手に就任し辞令を受け取った。任期は3年で、同大スケート部監督で五輪に4度出場した青柳徹・体育学部准教授の研究室に入る。五輪までは競技に専念。「社会人として責任が大きくなるのは感じるが、やることは変わらない。平昌に向かっていくだけ」とキッパリ話した。
高木さんは助手という形で日本体育大学に採用されました。気になる大学助手職の年収ですが、20代前半ですと、だいたい300万円を少し上回る程度になってしまうようですね。
五輪メダリストが年収300万円というと夢のない話にも思えますが、高木さんにはJOCと日本スケート連盟から強化費なども支給されております。2020年には日体大の広報課職員となったとのことなので、そちらでの年収もあがっていると思われます。
その他、高木さんには、株式会社明治やオークリーといったスポンサー企業もついているうえ、スピードスケートW杯の賞金などもあるため、総合的な年収で言うと1500~2000万円程度は稼いでいるのではないかと思われますね。
まとめ
高木美帆さんらのメダルラッシュにより、平昌五輪や北京五輪は大きな盛りあがりを見せました。