2003年、早稲田大学のサークル「スーパーフリー」が起こした輪姦事件は世間を震撼させました。
スーパーフリー事件の詳細と被害者、そしてメンバーや主犯・和田真一郎の現在とその後等を総まとめしました。
この記事の目次
和田真一郎らが起こした「スーパーフリー事件」の詳細
早稲田大学のサークル「スーパーフリー」が起こした輪姦事件
「スーパーフリー」のリーダー格・和田真一郎
スーパーフリー事件は、2003年5月18日に発覚した組織的な輪姦事件です。
早稲田大学の元公認のサークル「スーパーフリー」のメンバーである大学生らは「ギャルは撃つための公共物だぜ」を合言葉に1999年秋から常習的に女子大生への輪姦を行っていたいました。
主犯が逮捕されてから30件もの被害届がだされましたが、起訴されたのはそのうちの3件だけで、早稲田大学の他にも東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学といった首都圏の名門大学の学生ら合わせて14人が準強姦罪で実刑判決を受けたこともあり、社会的に大きな影響を与えた事件となりました。
この事件は重大な社会的波紋を呼び、2004年の集団強姦罪・集団強姦致死傷罪の創設につながりました。
「スーパーフリー事件」の卑劣な犯行方法
スーパーフリーの代表はディスコや音楽業界にコネがあり、六本木のディスコでイベントを開いており、代表とメンバーらは、そのようなイベントの二次会で女性を酒に酔わせ、女性を輪姦する犯行を繰り返していました。
スーパーフリーが強姦を始めたのは、少なくとも1999年秋にまでさかのぼることが東京地裁で認定されています。
輪姦を活発に始めるきっかけとなったのは、第56回公判における主犯の証言によると、もともと明治大学のイベントサークルで輪姦が活発に行われていたところ、このサークルとスーパーフリーを掛け持ちしているスタッフから「スーフリでもマワしをやりましょうよ」と提案されたことだったそうです。
スーパーフリーのメンバーは10人弱の「鬼畜班」と約40人の「和み班」に分かれ、前者は強姦の実行を担当し、後者は被害者の酔い潰しやブロッキングといった強姦の幇助と被害者の丸め込みを担当していました。中には「鬼畜班」と「和み班」を兼ねているメンバーもいたそうです。
被害者を丸め込むにあたり、輪姦終了後に缶コーヒーをおごる、ファミリーレストランに連れて行く、無理やり笑顔を作らせて写真を撮る、などの事後処理行為がおこなわれ、これは後で問題になったとき、和姦を主張するための工作となっていました。
女性を酔い潰すに際しては「スペシャルサワー」と称する高アルコール飲料が常用され、スーパーフリー内部ではこの酒が「ノーベル賞ものの発明」と称えられていました。
これを飲んで泥酔した被害者が昏睡状態に陥り、吐瀉物にまみれ、気絶して全く反応しなくなっても輪姦は続行されたのだそうです。
スペシャルサワーはスピリタスとサワーを混ぜたものだそうです。
スーパーフリーのメンバーたちは、女性を強姦した後「俺たちにはヤクザがついている」と被害者を脅して口封じしていたが、事実、暴力団幹部の息子と繋がりのあるハコ屋がスーパーフリーのバックにいたことを確認しています。
更に2002年からは大阪・名古屋・札幌・福岡に支部を設立して全国制覇を狙い、これらの支部のスタッフを交えて輪姦を行うこともありました。
公判では、輪姦に参加した事実を検察に把握されつつも逮捕起訴を免れ、その代わりに検察側証人として法廷に立ったメンバーも存在しました。
スーパーフリーのスタッフは、サークル代表の主犯と、サークルOBの会社役員を頂点に、輪姦への貢献度やチケットの販売枚数に応じて「1軍」「2軍」「3軍」の3つの階級に分かれており、階級が高いメンバーはスーパーフリーの公式ウェブサイトに顔写真入りのプロフィールを掲載できるというものでした。
1軍の支部長クラスには、チケットの売上だけで月70万円を超える稼ぎがあり、主犯は1000万円以上の年収があったともいわれる反面、月額30万円以上の債務をも抱えていたそうです。
東京スタッフの1軍と2軍は全員が直接・間接に輪姦に加わっていましたが、被害者の中には泣き寝入りした者や自殺した者もいたため、17人の全てが逮捕起訴されたわけではありませんでした。
スーパーフリー「ギャルズ」のメンバーには元テレ東の亀井京子アナもいた?
元テレビ東京アナの亀井京子
スーパーフリーは男性だけの組織ではなく、「ギャルズ」と呼ばれる合計50~60人程度の女性スタッフにも支えられていました。
彼女らは男性スタッフがチケットを売りさばくのを助けると共に、自らの知人女性をイベントに連れてきて男性スタッフに「献上」し、輪姦のブロッキングを幇助し、被害者の宥め役を担当していたそうです。
それらの貢献への見返りとして、「ギャルズ」は芸能プロや女性誌への紹介、金銭的報酬といった恩恵を受けていたそうですが、この「ギャルズ」は逮捕を免れています。
ちなみにこの鬼畜な集団をほう助していた「ギャルズ」出身といわれているのが元テレビ東京の亀井京子アナウンサーです。
「スーパーフリー事件」起訴された3つの事件の詳細
犯人取調べにより多数の事件が判明しましたが、起訴されたのは以下の3つの事件となります。
・2001年12月19日、東京都豊島区高田のスーパーフリー代表者の自宅兼事務所における鍋パーティで当時19歳の女性を泥酔させ3人で輪姦した事件
・2003年4月27日、東京都港区六本木の居酒屋における二次会で当時18歳の女性を泥酔させ、人通りのない場所の玄関マットに寝かせ、1時間半にわたり13人で輪姦した事件
・2003年5月18日、東京都港区六本木の居酒屋における二次会で当時20歳の女子大生を泥酔させ、人通りのないエレベータフロアに連れ出し、5人で強姦した事件
2003年5月18日の事件で被害者が警視庁麻布警察署に被害届を提出し、事件捜査のきっかけとなりました。
6月19日、麻布署はスーパーフリーの代表者及び男子大学生メンバー4人を強姦容疑で逮捕します。
当初、容疑者らは「合意の上」と容疑を否認しましたが、6月22日にはスーパーフリーが解散し、6月30日東京地検は容疑者2名を強姦容疑で起訴します。
7月4日には東京地検はさらに2名の容疑者を準強姦罪で起訴、7月9日には東京地検はさらに1名の容疑者を準強姦罪で起訴、8月21日には東京地検はスーパーフリーの代表者を含む3名の容疑者を準強姦罪で起訴しました。
「スーパーフリー事件」裁判の判決と早稲田大学の対応
2004年11月2日、代表だった和田真一郎に対し懲役14年の実刑判決が下ります。被告人側は判決を不服として同年11月17日に控訴し、2005年6月16日には最高裁第2小法廷に上告するも2005年11月1日付で棄却され、主犯を懲役14年の実刑とした1、2審判決が確定し、主犯を除く13人には懲役10年〜2年4ヶ月の実刑判決が確定しました。
逮捕者を出した各学部の対応として、早稲田大学文学部教授会は、代表者であった当時28歳の和田真一郎を7月1日付けで退学処分にしたことを発表しました。
同様に在学者から逮捕者を出した、早稲田大学の政治経済学部、教育学部の両学部もこれに続き、両教授会は7月8日付けで、在籍する学生の退学処分を発表します。
「スーパーフリー事件」がきっかけとなり集団強姦罪が新設
「スーパーフリー事件」がきっかけで2004年に刑法も改正
この卑劣なスーパーフリー事件をきっかけに刑法も改正され、4年以上の20年以下の有期懲役である集団強姦罪が平成16年度の刑法改正で新設されました。
従来の強姦罪のように親告罪(被害者からの告訴がなければ起訴されない)ではなく、告訴がなくても容疑者を起訴することができる犯罪。2003(平成15)年、早稲田大学のイベントサークル「スーパーフリー」のメンバーが集団で女性を暴行したとして逮捕された。快楽のために組織的に卑劣な犯行を繰り返していたこの事件の衝撃は大きく、04年、刑法に集団強姦罪(4年以上20年以下の懲役)、集団強姦致傷罪(無期または6年以上の懲役)が新設された。
自民党の太田誠一氏が「スーパーフリー事件」を擁護するような発言も
2003年には自由民主党衆議院議員の太田誠一さんが本事件について「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と発言したことが問題となり、日本国内のみならずBBCやCBSなどにも報道される国際的なスキャンダルとなりました。
『スーパーフリー』の集団レイプ事件の話題になると、「プロポーズする勇気のない若い男性が、最近は増えている」と発言した。
この発言に対して、司会を務めていたジャーナリストの田原総一郎氏が「プロポーズできないから、集団レイプするのか」と質問すると、太田元長官は耳を疑うような暴言を吐いた。
更に早稲田大学OBでもある自由民主党衆議院議員の福田康夫さんが首相官邸内における番記者たちとの懇談の席上、この発言について「太田さんは謝っちゃったんだね……。(略)だけど、女性にもいかにも「してくれ」っていうの、いるじゃない。そこらへん歩けば、挑発的な格好してるのがいっぱいいるでしょ」「ボクだって誘惑されちゃうよ」「そういう格好しているほうが悪いんだ」「男は黒豹なんだから」などと発言してレイプを擁護したと報じられ、物議を醸しました。
元スーパーフリーのメンバーがグーグルを相手取り提訴
2012年には東京都内在住の元スーパーフリー男性スタッフが、グーグルの検索結果でスーパーフリー事件に関連するサジェストワードを表示され、名誉を傷付けられて就職が困難になったと申し立て、グーグルのアメリカ法人を相手取り、検索結果の削除並びに損害賠償約1300万円を求める訴訟を東京地方裁判所に起こしていたことが明らかとなります。
2003年に早大や東大の学生ら14人が準強姦罪で起訴された学生サークル「スーパーフリー(通称スーフリ)」による集団強姦事件で、かつて同サークルに入会していた男性が、事件とは無関係だったにもかかわらずグーグル検索でいまだに「事件に関与した元スーフリ幹部」と表示され名誉を傷つけられていると主張。米グーグル本社に対して検索結果の削除と慰謝料を求め、2012年に東京地裁に提訴した。
2013年4月15日、東京地裁で小林久起裁判長は原告の主張を一部認め、表示差し止めと30万円の賠償を命じるも、就職が困難になったとの申し立てについては退け、この判決に対し米グーグル本社は控訴しています。
「スーパーフリー事件」ネット上では多くの批判の声
「スーパーフリー事件」現在でもネット上で話題に
この事件に関して今でもネット上では多くの批判が見られます。
早稲田って凄いよな。スーパーフリー事件だの小保方さんだのコピペ博論だのセクハラだの、叩かなくてもボロボロいくらでも出てくる。こんだけ大量に不祥事起こしてる大学、他にないだろ。
— 金ゴリ(金色に光り輝くゴリラ) (@BlueTiger_Ryo) 2018年7月3日
早大の渡部直己教授がセクハラか 別の教授は「口止め」https://t.co/3XExRlm1L9
大学生史上一番ヤバイであろう15年前の早稲田スーパーフリー事件、主犯の獄中文通が個人的にツボ。相当頭の切れるやつだったんだろうなぁ。4月から大学生の子は、こういう事件のことも知っておこう。 pic.twitter.com/WkPn6ddfl5
— トオル (@mathic_tohru) 2018年3月25日
スーパーフリー事件でさんざん女を暴行した男たちが今頃何もなかったように普通に社会人になって父親や夫になってるなら、そっちのほうが全然怖いけど。
— jiji (@traductricemtl) 2017年12月11日
そうか! スーパーフリー事件がわりとタブー的に扱われているし、子供にはいろんなメディアに触れさせない教育方針が主流だから、今の大学一年生くらいの子だと「そもそもその事件を知らないしそういう事件から教訓など得ていない」のか。
— cocoon (@cocoonP) 2014年6月21日
このように現在でも多くの人の記憶に残っている事件です。
中には掲示板サイトでこのようなスレッドも立っています。
ワイの友達の親戚の子がスーフリ被害者なんだが質問ある?
1 :名無しさん@おーぷん:2015/01/30(金)14:09:22 ID:p23(主) ×された仕打ちの一部始終を聞いたが、和田をぶっ○○したくなった
スーパーフリー事件の被害者はかなりの人数と言われているので、自分の身内などで巻き込まれてしまっている人もいるでしょう。
「スーパーフリー事件」の犯人の現在~主犯・和田真一郎が出所
主犯・和田真一郎以外の犯人はすでに就職し結婚していた
和田真一郎以外の犯人は、信じられませんが普通に就職していたり、家庭を持ったりとして過ごしているそうです。
特に事件に関わったギャルズなどは逮捕されることもなかったので、何事もなかったかのように暮らしているのではないかと思われます。
また、事件に関わった女性に関してもこのような画像が出回っており、中には読者モデルとして活動していた女性もいるようです。
主犯・和田真一郎はすでに出所し、別名を名乗っていた
事件の主犯だったスーパーフリーのリーダー・和田真一郎は、懲役14年の判決ですでに仮釈放され、2016年頃には出所しているといわれています。
和田真一郎は逮捕後、文通をしていたそうで、その文通からも反省の様子が見えないことがわかります。
ちょっと派手にやり過ぎてしまったのです。ほんの数回なら問題になるはずもありませんが、長年まわし続けて遂に地雷を踏んでしまいました。私たちの周りに集まる女はヤリマンが多いので、まわされても喜んでるくらいでアフターフォローを怠りがちになっていたのが致命的でした。
彼女はいません。欲しいと思ったこともありませんね。私はセックスは好きですが女は嫌いなんです。
逮捕後もこんな風に反省の色を見せていない和田真一郎は、別名を名乗って大阪で暮らしてるという噂があります。
あくまで予測の域ですが、和田真一郎は新潟県出身ですが、親戚もいるとなれば新潟には戻れず、顔が知られている東京には戻れません。そのような部分から予想すると大阪に暮らしているというのは納得できます。
スーパーフリー事件でさんざん女を暴行した男たちが今頃何もなかったように普通に社会人になって父親や夫になってるなら、そっちのほうが全然怖いけど。
— jiji (@traductricemtl) December 11, 2017
最近知った某キャバクラの黒服の人が早稲田出身だと聞いた。
— NPOだいわピュアラブ (@daiwaryu1121) October 14, 2017
なぜそんな高学歴からキャバの黒服に?と思い聞くとスーパーフリー事件にかかわっていたため表では無理だったそうです。
夜の世界は男性にとってもセーフティネットですね。
主犯・和田真一郎が2019年に独占手記と事件のきっかけを公開
2019年2月、和田真一郎が独占手記と事件のきっかけをインタビューで告白しています。
事件の原点は和田真一郎が六本木のヴェルファーレでアルバイトを始めたことであったようです。
鬼畜集団へと変貌するその原点は、和田氏が代表に就き、六本木のヴェルファーレでアルバイトを始めたことだった。
「バイトは大学5年の4月まで2年半続けました。そうやって遊び歩いている間に知り合った人たちに感化され、私の言動はその後、常軌を逸していったのだと思います」
イベントを主催し、やがてスーフリは他大学のメンバーが集うインカレサークルとなる。事件が発覚するまでの数年の間に、サークル内の輪姦は常態化。後輩たちが卒業するなか、和田氏は“年長者”として、周囲から持ち上げられるようになっていく。
引用:【早大スーパーフリー事件】「和田サン」独占手記 懲役14年を経て昨年出所「なぜあんな卑劣な行為に及んだのかをお話しする」
また、和田真一郎は現在は仕事ではやはり別名を名乗っているようですね。しかし、本名や戸籍までは変えられなかったそうなので、本名は和田真一郎のままのようです。
2018年6月末に千葉刑務所を満期出所し、現在は服役中の「就労支援」が縁で、ある仕事に就いている。今もネット検索すれば事件とともに本名が出るため、仕事上では別名を名乗っている
「スーパーフリー事件」被害者の数は400人以上
「スーパーフリー事件」の被害者女性の中には自殺者も…
このスーパーフリー事件によ被害者の数はかなり多く、スーパーフリー主催によるほぼ全てのイベントで、強姦が行われていたと、第17回公判で被告人の一人が証言しており、強姦の被害者の総数は400名以上にのぼると報じられているのです。
中には自殺した女性もいるとのことなので、発覚していない数も数えると400~500人の被害者を出している可能性もあるでしょう。
「スーパーフリー事件」大学生によるレイプ事件は後を絶たない
東大強制わいせつ事件
これだけ大々的にスーパーフリー事件が報道されたにも関わらず、有名大学などでのレイプ事件は後を絶ちません。
東京大学の学生5人が強制わいせつ容疑で逮捕ーー。そんなショッキングな事件が起きたのは5月11日未明のこと。
「逮捕者は5人出ましたが、その主犯格とされるのが松見です。松見は泥酔させて連れ込んだ一人の女子大生の服を脱がせて胸を触った上、カップラーメンを頭からかけるといった、恥辱的行為まで働いたようです。
女子大生は必死に逃げ出し、110番通報。駆けつけた警視庁・巣鴨署の警官によって、まず松見が逮捕され、女子大生の供述により、残りの4人も19日に逮捕された」
千葉大医学部集団強姦事件
エリートともてはやされた医学部生らの鬼畜所業の全容が判明した。昨年9月に起きた千葉大医学部レイプ事件で集団強姦の罪に問われた吉元将也(23)、山田兼輔(23)の両被告ら3人の初公判が31日、千葉地裁で開かれた。法廷で明かされたのは、生々しい暴行の一部始終。酩酊状態の女性をトイレに連れ込み、キス&強制フェラなどの卑劣行為を繰り返した揚げ句、暴行後の女性を携帯カメラで撮影していたことも判明。それでいて両被告は、起訴内容の一部を否認しているから、開いた口がふさがらない。
慶大テキーラ集団強姦事件
事件が起こったのは2016年9月。『ミス慶応コンテスト』の主催団体である、慶應義塾大学の広告学研究会に所属していた男子学生6名が共謀。
神奈川県葉山町にある同団体の合宿施設にて、当時18歳だった女子学生にテキーラを一気飲みさせるなどして、意識が朦朧としたところで集団で性的暴行を加えた疑いだった。
引用:慶大生6人集団レイプ事件が「不起訴」 「理由伏せる」闇対応に怒号 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!
このようにザっと調べただけでも大学でのレイプ事件は後を絶ちません。また、スーパーフリー事件と比べると最近の事件の方が悪質かつ、ガキくさいという見方もあります。
「ラーメンやドライヤーといった要素に、まさに“ガキくささ”を感じるんです。スーフリは自分たちが悪いことに手を染めている自覚があるため、バレないようにと手口も悪質かつ巧妙になっていたんですが、今回の東大生たちにはそういう意味での悪意は感じられません。ただ、悪いことという自覚が希薄だからこそ、『ここまでやったらヤバい』というアウトの線引きができず、タチの悪いノリに拍車がかかってしまったのでは?」(元イベサー代表)
もちろんこれはスーパーフリー事件を賞賛するものではありませんが、このコメントから予想すると、最近のレイプ事件に関してはあくまで「悪いことをしている」という自覚がないのです。
これももしかしたらスーパーフリー事件を知る学生達が、「あそこまでしてないんだから…」という理由付けで手を出してしまっているのかもしれません。
「スーパーフリー事件」を総まとめすると…
・スーパーフリーのリーダーで犯人の和田真一郎は、懲役14年の判決で、2016年頃にはすでに仮釈放され出所しているといわれている。
・スーパーフリー事件の被害者女性は400人以上といわれ、被害者の中には自殺した人もいる。
・スーパーフリー事件の犯人たちは、就職・結婚して普通に暮らしており、主犯の和田真一郎は名前を変えて大阪で暮らしている噂がある。
今でも後を絶たない有名大学のレイプ事件、犯罪が公になる度にこのスーパーフリー事件の話題があがります。
被害者女性の中には自殺した人もいます。そんな中、結婚し家庭を持って何事もなかったかのように暮らしている犯人がいることが信じられません。