『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」の作詞などを手掛けた、人気作詞家の及川眠子さん。
私生活では18歳年下のトルコ人男性と結婚・離婚をしており、結婚生活の中で多額の借金を負ったことも告白し話題となりました。
及川眠子さんのトルコ人男性との結婚や借金、巨額な印税や現在などについてまとめてみました。
及川眠子のプロフィール
及川 眠子(おいかわ・ねこ)
生年月日: 1960年2月10日
出身地:和歌山県和歌山市
血液型:B型
ジャンル: J-POP・アニメソング
活動期間: 1985年 –
及川さんはタウン誌の編集やコピーライターなど12回の転職を経て、三菱が主催した歌詞コンテストで最優秀賞を受賞し作詞家としてデビュー。
フジパシフィック音楽出版(現フジパシフィックミュージック)所属時代には数多くのアイドルなどのヒット曲に歌詞を提供し、Winkの「淋しい熱帯魚」では日本レコード大賞、やしきたかじんさんの「東京」では全日本有線放送大賞なども受賞しています。
いまでは世界的に人気となったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌となった「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」の作詞も手がけており、前者では発売から15年にして著作権分配額1位でJASRAC賞の金賞を受賞。現在でもその印税による収入は莫大なものであることも明かしています。
及川眠子は18歳年下のトルコ人男性と結婚していた!旦那で多額の借金?
及川眠子は40歳で18歳年下のトルコ人男性と結婚
及川眠子さんは、2000年40歳のときにひとり旅をしたトルコで後に旦那さんとなるトルコ人男性と出会います。
40歳の時、トルコに一人旅に行った際に、当時無職だった18歳年下で、水泳の五輪金メダリストだったイアン・ソープ似の「旦那」と出会った。
「運命の出会い」だったと思ったという及川氏。「旦那」から「あなたの目が見えなくなったら、私の目をあげます、心臓が悪くなったら私の心臓をあげます」などとささやかれ結婚した。
及川さんと男性は、この出会いから5年後の2005年に結婚。
ですが結婚したものの、お互いに日本とトルコに住むという別居婚でした。
離婚するまで2人の結婚生活は13年に及びましたが、一緒に過ごしたのはその3分の1程度だったそうです。それでも、男性がストレートに愛を伝えてくれていたため寂しさを感じないほど満たされていたと及川さんは語っています。
結婚生活13年で離婚、離婚時には7000万円の借金
結婚生活を送るにつれ、及川さんは男性からからだんだんと金銭を無心され続けるように。
「光熱費が払えないから100万円」「父の病気」「会社を設立したい」など様々な理由を告げられ、最終的にはその借金は多額なものになってしまいます。
14年に夫の浮気が発覚。さらに要求された金銭を支払う時にカードの番号を告げた時「ニヤッと笑った顔が見えて、それで冷めてしまった」と離婚を決意。結局、夫に貢いだ額は、合計で約3億円、借金も7000万円を背負ってしまったという。
このときの男性の笑みが本当に卑しく、それを見た及川さんには男性を軽蔑する心が生まれたため全てを断ち切れたと語っています。
離婚はトルコ人男性から
旦那さんの浮気が発覚し、浮気相手との子供が欲しかった男性の方から「別れてくれ」と言われたようです。
及川さんは男性に多額の金銭を渡したことについては経営者と起業者のような関係で「貢いだのではなく『出資』」であり、男性に経営者として期待し一人前のビジネスマンになってほしかったと語っています。
男性は頭も良く覚えも早かったため及川さんはビジネスの面でも目をかけ、日本の言葉や習慣、ビジネスのやり方も教えてあげていたそうです。
男性との生活の中ではすさまじいトラブルやストレスがあったそうですが、それすらもイベントとして楽しかったと言い、自分より人に投資した方がおもしろいし失ったらまた稼げばよいという考えのようです。
また、2人の間には子供はいませんが、及川さんは「子供が嫌い」とも明かしており、その分の母性本能が結婚時には男性にいっていたとも述べています。
及川眠子の印税がすごい!『エヴァ』関係で6億円以上
及川眠子さんは、これまでに印税で総額6億円以上を得ていることを明かしています。
その大きな収入源となっているのが、絶大な人気を誇るアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の2つの主題歌となっている「残酷な天使のテーゼ」と「魂のルフラン」です。
昨年9月放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演した際も、「企画書と最初の2話を早送りで見て2時間ほどで書き上げた」「『エヴァ』のおかげでこの四半世紀(25年)年収が3000万円を切ったことがない」「『エヴァ』のパチンコの印税で(年収が)億行きました」と、仰天のエピソードを明かし、話題となった。
CDの売上げ配分
1000円のCDについては、そのうち6%からJASRAC分の手数料を引いたものを、さらに作詞家・作曲家・音楽出版社で分けた分が印税に。
通常、作詞家の印税はこのような仕組みになっており、1枚が1000円だとすると全曲作詞で約15円ほどの印税が入るようになっています。
いまではアニメファンならずとも知る人ぞ知る有名曲となった「残酷な天使のテーゼ」では、作詞だけで数千万円の儲けに。さらにパチンコ・パチスロでも使用され人気となり、長くシリーズ化されているためこちらもかなりの収入になっているようです。
「カラオケよりもパチンコの印税の方が高い」
パチンコの場合は1曲につき1台約30円ほどの契約料が入る仕組みになっており、『エヴァンゲリオン』では常に及川さん作詞の2曲が使用されているため1台で約60円の計算に。
多いシリーズの際には全国で20万台の設置があったことから、これだけでも1000万円以上の収入であることがわかります。
及川さんは『エヴァンゲリオン』関連だけで6億円以上の収入であると語っており、さらに他にもこれまで作詞を手がけた曲が150曲以上もあります。
となると、実際の収入はもっとあるということですね。25年間年収が3000万円を下回ったことがなく、多いときには1億円もあったという驚きの告白も納得です。
及川眠子の現在
3億円もの金額を旦那さんで失い、さらに7000万円の借金を負ってしまったという及川眠子さんですが、現在は借金も残り4000万円まで減っていると言います。
『破婚—18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間—』
及川さんは、旦那さんとの日々を赤裸々につづった書籍も刊行されています。
これを書くことにより、及川さんは心の整理がついたようです。
及川 情に引きずられて、金をだまし取られる愚かさを冷静に見ることで自分を笑える。だから悲しくならない。話が暗くならないのは、私が自分のことをかわいそうだと思っていないからでしょうね。むしろ、男運がいいと思っています。私が物書きだから。自分の職業を考えてみたとき、「あぁ、ネタになってくれた」と。13年間を一言でいうなら、ものすごく面白かったです。私は保護者みたいなものでした。かわいい男でしたよ。
一生創作活動をしていくうえで、元旦那さんであるトルコ人男性は「ネタを運んできてくれるいい男だった」と言い、3億円貢いだこともケタが違えばどこにでもある話だとも話す及川さん。
自分が物書きでなければ死んでいたとも言っていますが、これを仕事に生かすことが業の深さだと自ら語っています。
また、現在でも男性からの連絡はあるようで、そのエピソードも次のように明かしています。
及川 とりませんけど、電話はかかってきます。あと、理解不能なメールも届きます。毎回、「これが最後のメールです。さようなら」って書いてあって、無視していると、「あなたはとても変わってしまった。そんな人じゃなかったのに、もっと優しい人だったのに、何があなたを変えてしまったの」というメールが送られてくるんですが、何がって、おめぇだよっ(笑)。
『エヴァンゲリオン』の印税はまだまだ増えそう?
最近では、『エヴァンゲリオン』が英語バージョンで世界110ヶ国同時発売になったそうで、その印税が楽しみだとも語っています。
まとめ
トルコ人男性と結婚し、3億円を貢ぎ7000万円もの借金を負った及川眠子さんですが、そのことも現在は前向きにとらえている様子です。
1曲でも大ヒット曲があれば一生食べていけるとも言われていますが、及川さんは手掛けた曲も多く、さらに『エヴァンゲリオン』は国内のみならず世界中でも人気のある作品となっていますから、借金があっても生活に困るようなことはこの先もなさそうですね。
及川さんにはこれからも素敵な作品を生み続けていって欲しいです!