かつて「クイズ王」として名を馳せた能勢一幸さんですが、現在は主催者側の人間としてクイズイベントなどに関わる機会もあるようです。
この記事では、能勢さんの経歴や家族情報の他、現在の活動内容に関してまとめてみました。
能勢一幸のプロフィール
名前:能勢一幸(のせ かずゆき)
生年月日:1969年1月1日
出身地:埼玉県越谷市
学歴:一橋大学経済学部卒業
「クイズ王」の異名で知られている能勢一幸さんですが、クイズ番組で頭角を現したのは社会人になってからという、結構な遅咲きだったりします。
能勢さんのクイズ番組初挑戦となったのは、中学時代に予選に応募したTBS系列の「スーパーダイスQ」という番組だったそうですね。
こちらの番組では、ペーパーテストで合格したものの、面接で落ちるという理不尽な結果に終わった能勢さん。
そんな能勢さんにとって初めての栄冠となったのが、大学卒業後の1991年に開催された「史上最大!第15回アメリカ横断ウルトラクイズ」での優勝となります。
以降は、「史上最強のクイズ王決定戦」や「クイズ$ミリオネア」といった往年の人気クイズ番組に一般参加する一方で、「クイズ王」としてクイズ番組のゲストに呼ばれる機会も増えた能勢さん。
能勢さんが「クイズ王」としてゲスト参加したクイズ番組には、「さんまのナンでもダービー」や「ダウトをさがせ!」などがあります。
能勢一幸の経歴!ウルトラクイズ優勝時は地方公務員だった?
就職バブル時代の一橋大学卒ということで、選り取りみどりに大企業を選べた立場だったであろう能勢一幸さん。
「クイズ王」の異名を取る能勢一幸さんですが、当然ながら本職は他にあります。
能勢さんの卒業した一橋大学といえば、東大や京大に並ぶ文系の頂点の大学の1つです。望めばグローバル企業の取締役も狙える大学ですが、能勢さんが大学卒業後に選択した道は、埼玉県庁の役人でした。
能勢さんが就職先に埼玉県庁選んだ理由に関しては、「実家から近かったから」という何とも浮世離れした理由となります。同じ公務員を狙うにしても、キャリア官僚などのもっとスケールの大きな仕事狙える大学を卒業しているだけに、能勢さんは今で言う草食系の人間だったのかもしれませんね。
ちなみに、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の収録ロケは、優勝するとだいたい1ヶ月にも及ぶ長期ロケとなります。
1991年度に埼玉県庁に入庁した能勢さんは、優勝した「第15回アメリカ横断ウルトラクイズ」のロケのために、新人の身でありながら1ヶ月間の長期休暇を取るという離れ業を演じる羽目になりました。
バブル経済の余韻の残る時代の埼玉県庁でも、入庁したばかりの新人が長期休暇を取ることは異例中の異例だったことは言うまでもありません。「アメリカ横断ウルトラクイズ」で勝ち残る度に、追加の休暇を職場に電話で申請した日々のことは、能勢さんにとっても苦い思い出となっている模様です。
能勢一幸の家族!結婚して子供がいる?
埼玉県の地方公務員の平均年収は、2016年度時点では677万円となっています。
中々の高待遇な職業ですが、実は一昔前には平均で750万円を超えていた時代もあり、デフレ日本の影響をダイレクトに受けていたりもします。
公務員といえば、バブル崩壊後の日本においては、女性の結婚したい職業ランキングで常に上位に君臨する人気職です。地方公務員+高学歴という見栄えの良い肩書に加えて、「クイズ王」としてちょくちょくメディア露出もあった能勢一幸さんは、当然ながら独身ではありません。
能勢さんの結婚相手に関しては、実は良く分かっておりません。クイズ番組業界で人気者の能勢さんとはいえ、本業は埼玉県庁の役人という一般人ですから、週刊誌もプライベイトを嗅ぎ回るわけには行きませんからね。
とはいえ、一般的には、公務員は公務員同士で結婚する機会が多いと言われていますから、能勢さんの奥さんは同じ公務員の女性である可能性が高いと思われます。もしかしたら、同じ埼玉県庁の職員と職場結婚をしている可能性もありますね。
能勢さんの子供に関しては、1人だけいるようですね。一般的に、裕福な家庭ほど、教育費などの心配がないために子沢山になる傾向があるなんて言われていますが、能勢家は少子化ニッポンに貢献してしまっていることになります。
もしかしたら、奥さんも共働きをしており、その都合上子供が1人だけということなのかもしれませんね。
能勢一幸のこれまでの獲得賞金総額は案外少ない?
欧米の一般人参加番組と違い、一攫千金なんて夢のまた夢なのが、日本のテレビ番組の現実だったりします。
番組制作会社の方たちも薄給で働いていることは有名ですので、儲かるのは番組に出演している芸能人だけという何とも世知辛い世界です。
「クイズ王」として名を馳せた能勢一幸さんですが、これまでにクイズ番組で獲得した賞金総額は、1100万円程度というかなり意外な額となっています。しかも、そのうちの1000万円は、「クイズ$ミリオネア」にて全問正解した際の賞金なため、能勢さんのクイズ番組参加は文字通り「趣味の活動」だったことになります。
欧米ですと、高額賞金のクイズ番組などは珍しくなく、一般人にとってクイズ番組参加とは、まさに「夢と金」をゲットする現実的な手段と言えます。「クイズ$ミリオネア」のライセンス元となった英国のクイズ番組「フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア」などでは、全問正解の際の賞金額は100万ポンド(約1億5000万円)だったりもします。
日本のクイズマニアの方たちといえば、高学歴で定職持ちの方が一般的ですから、日本のクイズ番組の賞金額がないに等しい額だとて、クイズ番組が消滅することはないのでしょう。
しかし、テレビの世界ですら「一攫千金の夢」がないというのも、いかにも現在日本らしいゲンナリとする話ですよね。
能勢一幸の現在!埼玉県庁での出世はほどほどだった?
能勢一幸さんの就活時代は、現在ほど公務員人気がない時期でした。
そのため、能勢さんの一橋大学卒の学歴は、埼玉県庁でもかなり泊の付く代物だったと思われます。
能勢一幸さんの現在情報として気になるのは、やはり埼玉県庁での出世具合ですよね。
一橋大学卒のエリートということで、埼玉県庁でさぞ出世しているであろう能勢さんですが、現在の肩書は企画財政部交通政策課主幹となっています。
地方公共団体の主幹は、民間企業では課長補佐や係長といった役職に該当するため、それなりに出世はしていると言える能勢さん。しかし、現在48歳という能勢さんの年齢を踏まえると、同期で1番の出世頭というわけではなさそうですね。
元々、キャリア官僚を狙える学歴ながらもあえて埼玉県庁に就職したことを踏まえると、能勢さんにとっては、県庁での出世が最優先事項ではないのかもしれませんね。
能勢一幸は埼玉県のクイズ大会にスタッフとして参加している?
上役の思いつきで振り回されることも「公務員あるある話」なのかもしれませんね。
能勢一幸さんの現在情報において、気になる情報はもう1つあります。それは、現在の能勢さんがとあるクイズ大会の主催者側にいるという情報です。
能勢さんが問題監修を担当しているクイズ大会の名前は、「埼玉クイズ王決定戦」となります。何ともシンプルな名前の大会ですが、大会の主催者は埼玉県という、割と権威のある大会だと言えます。
能勢 年末年始にかけて開催される埼玉県主催の「埼玉クイズ王決定戦」というのがあって、その問題監修を担当しています。そもそも、ある雑誌の県民愛着度調査で埼玉県が最下位となってしまったことを知った当時の知事が「県民にもっと埼玉のことを知ってもらうためにクイズ大会がいいんじゃないか」という話になって、開催が決まったあとに担当課の中で「そういえばアイツがいる」と私に白羽の矢が立ったらしいんです。
上田清司知事の思いつきで始まった、現在までに5回開催されている「埼玉クイズ王決定戦」ですが、優勝商品は海外旅行券というささやかな物だったりします。
ちなみに、大会への参加は埼玉県民以外でも出来ますが、3人1組での参加が必須条件なため、思いつきでふらりと参加することは難しい大会でもあります。
2017年11月からスタートする第6回大会に関しては、予選3会場の参加締め切り日が、それぞれに違うことに注意が必要となっています。
・熊谷会場:予選参加締め切り日「2017年11月9日まで」
・長瀞会場:予選参加締め切り日「2017年12月7日まで」
・さいたま会場:予選参加締め切り日「2018年1月5日まで」
能勢さんの作ったクイズ問題にチャレンジしたい方は、「埼玉クイズ王決定戦」に参加してみるのも面白いことでしょうね。
まとめ
趣味人として良い人生を送っていると言える能勢一幸さん。
近年は、テレビでもクイズ番組が増えて来ており、「再度のクイズブームの兆しが見える」なんて声が挙がる時代にもなって来ております。
能勢一幸さんも日本のクイズ文化のために、社団法人「日本クイズ協会」の立ち上げに協力するなど、草の根での普及活動を続けている人間の1人だったりします。能勢さんたちの地道な努力が実るかどうかは、5年10年後に分かる話となりますが、粋な趣味人たちのおかげで後世に残る文化もあるということなんでしょうね。