楢崎正剛さんは2018年シーズンをもって現役を引退した元日本代表のゴールキーパーです。
今回は楢崎正剛さんの身長や経歴、若い頃のイケメン画像と年俸の推移、引退試合がなかった理由、結婚した嫁や息子、現在の活動をまとめました。
この記事の目次
楢崎正剛は元日本代表のゴールキーパー
楢崎正剛
生年月日:1976年4月15日
出身:奈良県香芝市
身長:187cm
所属:名古屋グランパス
職業:元プロサッカー選手
ポジション:ゴールキーパー
楢崎正剛さんは、長年日本代表のゴールキーパーとして活躍した元サッカー選手です。また、長年名古屋グランパスの主将・中心選手としても活躍しました。
高身長でイケメン、静かに闘志を燃やす守護神として、1990年代後半から約20年間、日本サッカー界を引っ張ってきた存在で、2019年1月に現役を引退することを発表しています。
楢崎正剛は身長187cm
楢崎正剛さんの身長は187cmです。
楢崎さんの身長だけ見ると、「めちゃくちゃ身長高いな!」と思うかもしれません。日本人男性の平均身長は172cmですので、平均よりも15cmも高いです。
でも、プロのゴールキーパーとしてはごく平均的な身長なんです。Jリーグ(J1~J3)のゴールキーパーの平均身長は186.3cmです。
・JリーグGKの平均身長:186.3cm
ほぼ同じですよね。
楢崎さんは子供の頃からが身長が高かったためか、自然と班長やリーダーを任されることが多かったそうです。
もちろん、ご本人にリーダーシップが備わっていたからだと思いますが、身長が高くて頼り甲斐斐があったのでしょう。
また、サッカーを始めた時から、ポジションはゴールキーパーだったそうです。これも、子供の頃から身長が高かったのが理由かもしれませんね。
楢崎正剛の経歴:プロ入り前まで
出典:twitter.com
楢崎正剛さんは母親の実家がある徳島県で1976年に生まれ、その後は小学3年生まで大阪で過ごします。
学生野球をしていた父親の影響で、幼い頃は野球をしていました。
小学校4年生の時に奈良県に引っ越しすると、三和スポーツ少年団に入ってサッカーを始めます。
香芝中学校の時は奈良選抜や関西選抜に選ばれ、奈良育英高校に進学します。
高校の時は全国高校サッカー選手権大会でベスト4、ユース選抜に選ばれるなどの実績を残しました。
そして、高校卒業後に横浜フリューゲルスに加入し、プロサッカー選手としてデビューすることになります。
楢崎正剛の経歴:クラブチームでの活躍
1995年から横浜フリューゲルスでプレーすることになった楢崎正剛さんは、入団早々にチャンスをつかみます。
当時の正ゴールキーパー・森敦彦さんが、1995年8月12日に審判に故意に肩を当てるという暴力行為で3か月の出場停止処分になり、入団1年目にして正ゴールキーパーの座を得たのです。
そして、1996年シーズンはベストイレブンにも選出され、1998年には天皇杯優勝を飾りました。
ただ、フリューゲルスの消滅が決まり、横浜マリノスと合併することになっていたため、1999年にチームメートの山口素弘さんやGKコーチのマザロッピさんと名古屋グランパスに移籍。
名古屋グランパス移籍後も、すぐに正ゴールキーパーの座を奪取し、チームの中心選手として活躍した楢崎さんは、2000年から2013年まで14シーズン連続でキャプテンを務めています。
・2010年:Jリーグ優勝
・2010年:JリーグMVP
2010年にはJリーグMVPを受賞していますが、これはゴールキーパーとして初めての受賞でした。
また、J1出場試合数は631試合にものぼり、2019年までは歴代1位の記録でした(現在は遠藤保仁選手が歴代1位)。
2017年シーズンまでずっと正ゴールキーパーとして試合に出場しますが、シーズン終盤でポジションを奪われ、2018年シーズンは公式戦出場なしに終わり、2019年1月に現役引退を発表。
ちなみに、楢崎選手は1999年シーズンからずっと名古屋グランパス一筋でプレーしてきましたが、これは横浜フリューゲルスへの愛もあるからのようです。
移籍しない限り、Jリーグで配られるスタメン表の前所属チームが「横浜フリューゲルス」と掲載され続けるからだ。「そうやって記憶に残ることが大事だと思っている。忘れ去られてしまうので」と楢崎正剛は話す。
海外移籍の話も出ていましたが、名古屋グランパス一筋だったのは、名古屋への愛+フリューゲルス愛があったからかもしれませんね。
楢崎正剛の経歴:日本代表としての活躍
楢崎正剛さんは日本代表の守護神としても活躍しました。
1996年に初めてA代表に選出され、1998年に国際Aマッチ初出場を果たし、国際Aマッチに77試合出場しています。
楢崎正剛さんが出場した主な国際大会を見ていきます。
・1998年:FIFAワールドカップ・フランス大会
・1999年:コパ・アメリカ
・2000年:シドニーオリンピック
・2002年:FIFAワールドカップ・日韓大会
・2003年:FIFAコンフェデレーションズカップ
・2003年:東アジアサッカー選手権
・2004年:AFCアジアカップ
・2006年:FIFAワールドカップ・ドイツ大会
・2007年:AFCアジアカップ
・2010年:FIFAワールドカップ・南アフリカ大会
ワールドカップには4回連続出場、アジアカップには3回出場、オリンピックには1回出場しています。
その中でも、正ゴールキーパーとしては、オーバーエイジ枠で出場したシドニーオリンピックや日韓ワールドカップ、その後のコンフェデレーションズカップ、東アジア選手権になります。
楢崎正剛選手は同年代の川口能活選手と常に切磋琢磨していて、良きライバル関係にあり、フランス大会やドイツ大会では川口能活選手が正ゴールキーパーを務めました。
川口選手が日本代表の正GKとなってから、常にこの2人が日本のゴールマウスを守って、切磋琢磨してきました。W杯の出場を勝ち取り、世界でどう勝つかというところで、GKの重要性はすごくフォーカスされてきました。そこで彼らが長い間代表に君臨したことで、より高いレベルのものが次の世代に求められるようになりました。
この2人がいたから、日本代表は強くなったと言っても過言ではありません。この2人は「動の川口、静の楢崎」と比較されることが多かったです。
そんな楢崎正剛さんは、2010年9月7日のグアテマラ戦にフル出場した後に、代表引退を表明しました。
楢崎正剛の若い頃は稲葉浩志似のイケメン
楢崎正剛さんは若い時はイケメンで、B’zのボーカル稲葉浩志さんに似ていると言われていました。
稲葉浩志さんの写真はこちらです。やっぱりイケメンですね。
出典:prtimes.jp
次に、楢崎正剛さんの若い頃のイケメン写真を見ていきましょう。
出典:jiji.com
そっくりというわけではありませんが、どことなく似ています。「稲葉さんに似てる!」と話題になるのもわかります。
出典:jiji.com
やっぱり楢崎正剛さんはイケメンですね。
ライバルだった川口能活さんはソース系の濃いイケメンだったのに対し、楢崎正剛さんは彫りは深いものの、それほど濃くなくスッキリ系のイケメンでした。
ちなみに、若い頃から稲葉浩志さんに似ているイケメンと話題だった楢崎さんですが、若い頃だけでなく、40代になってからもイケメンです。
40代になってからの方が、大人の余裕・色気が出てきて、カッコよさが増したとも言えます。
このスーツを着た写真が、一番稲葉浩志さんに似ているかもしれません。
楢崎正剛の年俸推移
出典:bunshun.jp
楢崎正剛選手のプロ入り後の年俸推移を見ていきましょう。
・1996年:800万円
・1997年:1200万円
・1998年:2000万円
・1999年:2500万円
・2000年:3000万円
・2001年:4000万円
・2002年:4800万円
・2003年:1億円
・2004年:1億円
・2005年:1億円
・2006年:8000万円
・2007年:8000万円
・2008年:8000万円
・2009年:9000万円
・2010年:9000万円
・2011年:9000万円
・2012年:9000万円
・2013年:9000万円
・2014年:9000万円
・2015年:9000万円
・2016年:9000万円
・2017年:9000万円
・2018年:9000万円
楢崎正剛さんのプロ生活24年間の総年俸は、16億2650万円です。
ずっと海外に行かずに、Jリーグの中だけで、16億円以上を稼いだ選手は遠藤保仁選手などごく少数の選手だけです。
この年俸の推移を見ると、楢崎正剛さんは長年チームのトップ選手であり、名古屋グランパスからはチームの功労者として高く評価されていたことが分かります。
楢崎正剛の引退試合がなかった理由とは?セレモニーには川口能活が登場
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楢崎正剛さんは2019年1月8日に、2018年シーズンをもって現役引退することを発表し、1月11日に記者会見を行いました。
そして、2019年シーズンのホーム開幕戦(VS セレッソ大阪)となる3月2日に、パロマ瑞穂スタジアムで楢崎正剛さんの引退試合が行われました。正確には引退セレモニーですね。
2018年シーズンが全部終わってから引退を発表したので、楢崎正剛さんの引退試合は行えなかったのです。
楢崎正剛さんの引退セレモニーには、盟友・川口能活さんが駆け付けています。
実は、川口能活さんも2018年シーズン限りでの引退を発表していて、2018年12月2日に引退試合を行い、その後の引退セレモニーには楢崎さんがサプライズで登場し、花束を渡しました。
川口能活さんは自身の引退セレモニーで、楢崎さんに次のように声をかけています。
川口はそんな楢崎に「まだ、続けてください。僕の分も頑張ってください」と笑顔でエール。
引用:川口能活 引退セレモニーにサプライズ登場のGK楢崎正剛にエール「まだ続けてください」― スポニチ Sponichi Annex サッカー
もしかしたら、川口さんは楢崎さんが引退を考えていることに気づいていたのかもしれませんね。
そして、それから約3か月後の楢崎さんの引退セレモニーには、川口さんがサプライズで駆け付けており、「素敵な関係」としか表現しようがありません。
引退セレモニーでは、楢崎正剛さんは川口さんのサプライズに次のようにコメントしました。
セレモニーではサプライズで川口能活氏が登場した。「僕が逆で年末行ったんで、まさかとは思いました」と語った一方、「すごい嬉しかったです」と永遠のライバルの登場を喜んだ。「彼がいないと僕もこんなに長くはできなかったと思います。代表でも一緒に切磋琢磨してやれたことは全部身になっているので感謝しかない」と思いを口にした。
違うタイプだけど、長年日本サッカーを引っ張ってきたレジェンド級のゴールキーパーの2人。
良きライバルであり、お互いをリスペクトしていることが本当によく伝わってくるコメントです。
引退セレモニーには、楢崎正剛さんのご家族や恩師も駆けつけています。
楢崎さんはチームメイトからもサポーターからも、そして日本のサッカーファン全員から愛された存在だったことをしみじみと感じられる引退セレモニーでした。
楢崎正剛が結婚した嫁や息子の情報
楢崎正剛さんは2002年9月18日に結婚しています。嫁や子供の情報を集めました。
・長男:2003年12月生まれ(大耀くん)
・次男:2006年生まれ(廉くん)
・三男:2012年生まれ?
奥様と長男(?)、三男は引退セレモニーにも登場しています。奥様は美人な方です。
長男の大耀君はおそらく中京大中京高校のサッカー部に入っていて、大会にも出ています。
ポジションはMFのようです。2022年3月に高校卒業の見込みです。
楢崎正剛は家族大好き
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楢崎正剛さんは、家族が大好きのようです。引退セレモニーでは、嫁や息子たちに感謝の言葉を述べています。
そして何より両親、妻、三人の息子たちへ。いつもサッカーに没頭できる環境を整えサポートしてくれ、本当にありがとう。
名古屋グランパスのプロフィールには、次のように書かれていました。
・将来の夢:家族の幸せ
・サッカー以外の今年の目標:家族の健康
この答えだけで、楢崎さんは家族LOVEであることが分かりますよね。また、車に関するインタビュー記事では、次のように話していました。
「最初は大きなSUVなどを乗っていたんですが、結婚したら嫁さんから、大きくて運転しにくいと言われ、子どもができたら今度は、大きいほうが子どもを乗せやすいと言われ…。今はアルファードに乗っています。家族が良ければ僕にもストレスはないので(笑)」
「家族が良ければ僕にもストレスはない」なんて、なかなか出てくる言葉ではありません。「尻に敷かれている」ともとれる言葉ですが、楢崎さんはそれで心地良いのでしょう。
また、引退後のインタビューでも、家族の時間がもっと欲しいと話していました。
自分が今「やりたいこと」を考えると……ゴルフもしたいし、旅行もしたいし、もうちょっと家族で過ごす時間が欲しいなと思いますけど。
ステキなパパであり、夫なんだろうなぁと想像できますね。
楢崎正剛の現在
出典:sankei.com
楢崎正剛さんは2018年シーズンで引退した後は、2019年から名古屋グランパスのJクラブ初のCSF(クラブスペシャルフェロー)に就任しました。
CSFとは、後進のゴールキーパーの育成をしながら、名古屋グランパスの渉外・広報・ホームタウン活動をする役職のようです。
つまり、名古屋グランパスのために活動しつつも、後進の育成にもいろいろな形で関わっていくと思われます。
ちなみに、2021年度になると、さらに役職は増えています。
・名古屋グランパスのアカデミーダイレクター補佐
・名古屋グランパスのアカデミーGKコーチ
・JFAトレセンコーチ
楢崎さんほどの実績を持つ人は、現役引退後もあちらこちらから引っ張りだこなのは当然ですね。
楢崎さんに直接指導してもらえるなんて、名古屋グランパスのアカデミーに通う子供たちがうらやましいです。
楢崎正剛のまとめ
楢崎正剛さんのプロフィールや身長、経歴、若い頃のイケメン画像と稲葉浩志さん似の噂、年俸推移と引退試合(セレモニー)、結婚した嫁や息子と現在をまとめました。
引退セレモニーを見る限り、楢崎正剛さんは後輩やチーム上層部からもかなり信頼されているようです。
大きな不祥事を起こさない限り、今後も名古屋グランパスのために活動し、さらに日本サッカー発展のために尽くしていくはずです。