西武ライオンズに育成で入団したものの1年目のシーズン終了を待たずして電撃退団した川村啓真さんが話題です。
この記事では川村啓真さんの高校や大学時代の経歴、実家の家族、兄弟の持続化給付金不正受給や結婚、タバコと退団理由の関連や実際の退団理由、現在についてまとめました。
この記事の目次
川村啓真のプロフィール
川村啓真のプロフィール
生年月日:1999年9月6日
出身地 :富山県黒部市
身長 :173cm
血液型 :B型
川村啓真(かわむら・けいしん)さんは、2022年6月まで埼玉西武ライオンズに育成選手として所属していた元プロ野球選手です。
2021年のドラフト会議で西武ライオンズから育成4位指名を受けてプロ入りし、小柄な体格ながら、広角に長打を打てるパンチ力が魅力の選手として評価を得ていました。
2022年シーズンからプロ野球選手としてスタートを切ったばかりでしたが、同年6月に突如として自ら球団に退団を申し入れて、プロ入りから1シーズンも通してプレーする事なく自主退団してしまい、西武ファンだけでなく、多くのプロ野球ファンからも「一体何があった?」とその退団理由に注目が集まっています。
今回はそんな元プロ野球選手の川村啓真さんについてまとめていきます。
川村啓真の出身高校は「日本文理高校」で甲子園にも出場
川村啓真さんの出身高校は強豪野球部で知られる新潟県の私立「日本文理高校」です。
日本文理高校時代の川村啓真さんは、1年生の時から4番正捕手のレギュラーを掴んで公式戦に出場し、第132回北信越高校野球・新潟県大会では3回戦の白根高校戦にて、公式戦初本塁打(スリーランホームラン)を放って、そのバッティングセンスが注目されました。
その後も3年間通して中軸を任され、3年春の大会からはその打力をより活かすために右翼手にコンバートされ、3年夏の新潟県予選決勝戦では、3番打者として出場して勝ち越しのツーランホームランを放ち、チームの甲子園出場に大きく貢献。
甲子園大会でも、1回戦の徳島県の鳴門渦潮高校戦で本塁打を放つなど、その天性のバッティングセンスを発揮して見せました。3年夏の甲子園大会は2回戦の仙台育英高校戦に敗れて敗退したものの、高校通算では40本塁打という長距離砲として目立った成績を残し、プロのスカウトからも注目される存在でした。
川村啓真の出身大学は「國學院大学」で東都大学リーグで活躍
川村啓真さんは、日本文理高校卒業後は、東都大学リーグに所属する「國學院大学」へと進学して野球を続けています。
川村啓真さんは國學院大学では、1年生次から主に2番右翼として出場し、1年春の東都大学リーグでは34打数10安打の打率.294(リーグ18位)、2打点、10四死球と活躍して新人賞に輝いています。
その後、大学2年生次と3年生次は打撃不振に陥り、3年春のリーグ戦が新型コロナウイルスの影響で中止になるなど、目立った活躍を見せられないまま過ごしています。
しかし、3年秋の大会で、33打数9安打の打率.273、2本塁打7打点、12四死球と復活の兆しを見せると、4年春の大会で、36打数15安打の打率.417、3本塁打10打点、12四死球にて首位打者に輝き、リーグベストナインにも輝いてチームをリーグ優勝へと導きました。
この大学4年次の活躍でプロのスカウトの注目を集め、その年の2021年10月11日のプロ野球ドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズからの育成4位指名を受け、プロ野球入りを達成する事になりました。
川村啓真の実家は富山県黒部市
川村啓真さんの実家は、富山県黒部市です。
川村啓真さんは実家のある黒部市の公立校若栗小学校の1年生の時に、地元の軟式野球チーム「若栗コンドルズ」に入団して野球を始めています。その後は地元の公立校の桜井中学校に進学して軟式野球部に入部し、キャッチャーとして活躍し、3年生の時にはキャプテンにも選ばれて、中3春の全国大会16強という素晴らしい成績を残しています。
高校進学時には、実家のある富山県内の複数の強豪校から誘いを受けましたが、練習設備の充実した新潟県の日本文理高校への進学を決め、以降は実家を離れて寮生活を送りながら野球に打ち込まれていました。
なお、埼玉西武ライオンズを電撃的に退団した現在は、富山県黒部市の実家へと戻っているようです。
川村啓真の家族① 兄弟は持続化給付金詐欺で逮捕の兄・川村太晟
出典:https://wonderful-life-syk.com/
川村啓真さんの家族にも注目が集まっています。
実は、川村啓真さんの2歳上の兄の川村太晟容疑者が、新型コロナウイルス対策の持続化給付金を国から騙し取ったとする詐欺の容疑で2022年6月6日に山梨県警察に逮捕されています。
山梨県警の発表によれば、川村啓真さんの兄の川村太晟容疑者は、2020年5月3日に山梨市に住む、当時20代の男性と共謀して虚偽の確定申告書などを用い、持続化給付金を申請し、同年6月2日までに男性の口座に88万2千円を振り込ませて詐取した疑いがあるという事です。川村啓真さんの兄の川村太晟容疑者は逮捕容疑を概ね認めているという事でした。
川村啓真さんの兄の川村太晟容疑者も子供の頃から野球をしており、山梨県内の大学(山梨学院大学)の野球部に所属していたという事です。しかし大学卒業後は野球を辞めており、卒業後に参加した投資セミナーで共犯の男性と知り合い、持続化給付金の不正受給の指導や助言を行うようになったという事です。
川村啓真さんの兄の川村太晟容疑者は、今回の持続化給付金詐欺事件の主導的立場として逮捕されたという事でした。
川村啓真の家族② 両親は地元の軟式野球チームの監督とスコアラー
川村啓真さんの家族は野球一家だったようで、両親は川村啓真さんの実家の富山県黒部市の少年野球チーム「若栗コンドルズ」の監督とスコアラーをされていたという事です。
父親の和昭さんが監督を務めて、母親の園子さんがスコアラーを担当されていたという事です。
こうした環境もあって、川村啓真さんも幼い頃から野球に打ち込んできたのでしょう。
野球一家で生まれ育った。父和昭さんが監督で、母園子さんがスコアラーを務める「若栗コンドルズ」で小学1年のとき野球を始めた。
川村啓真の家族③ 結婚はしておらず独身
川村啓真さんの結婚にも注目が集まっています。
川村啓真さんは結婚はされておらず独身でした。元プロ野球選手とはいえ、大学卒業後に育成での入団1年目だったので、プロ野球選手として成功していたわけではありません。
大学を卒業したばかりの育成選手という事で、今後プロの世界で成功できるかもわからない不安定な立場だったので、結婚という選択肢自体をまだ考えていなかったでしょう。
川村啓真の退団理由はタバコという噂も存在
インターネット上で川村啓真さんに「タバコ」というワードが関連づけられています。
なぜ、タバコというワードが川村啓真さんに関連づけられているのかは全く不明なのですが、これが原因で、タバコが西武ライオンズからの退団理由と関連しているのではという噂が流れたようです。
川村啓真さんは22歳でのプロ入りなので、法律上タバコを吸っていても問題はないのですが、プロのスポーツ選手であり、まだ何の実績も残していない新人選手が、身体的なパフォーマンスを下げる要因になるタバコを吸っているのは良くないのではないかという考えもあって、タバコの喫煙が退団理由に関係しているのではないかという噂に発展したようです。
しかし、そもそもこのタバコというワードが関連づけられたのは、川村啓真さんが喫煙をしていたためというわけではなかったようです。川村啓真さんの退団理由にはタバコは関係していません。
川村啓真の退団理由は持続化給付金の不正受給への加担か
川村啓真さんの西武ライオンズからの電撃的な退団理由について、写真週刊誌「週刊FLASH」の2022年7月12日号が記事を掲載しています。
週間FLASHに掲載された問題の記事によると、川村啓真さんの兄の川村太晟容疑者が主導したとされる新型コロナウイルス対策の持続化給付金詐欺事件に、川村啓真さんも関わっていた可能性があるという事です。
記事によると、川村啓真さんは当時は大学生だったにも関わらず、個人事業主であるかのように偽装して持続化給付金を申請し、現金を受け取っていたという事です。
じつはこの川村容疑者の逮捕が、期待のルーキーの退団に深く関係していたという。前出のスポーツ紙記者が語る。
「川村容疑者は啓真元外野手の兄なんです。弟は國學院大学に在学していた2020年、兄のもとで、持続化給付金を申請し、受け取っていました。弟は当時は大学生だったのに、個人事業主であるかのように偽装したのです」
この事から、川村啓真さんは、兄の川村太晟容疑者が逮捕されたことを受けて、自身もこの給付金詐欺に関わっていた事が明るみに出るのも時間の問題だと考え、そうなる前に埼玉西武ライオンズに退団の意思を伝えたというのが、実際の退団理由だったのではないかと推測されています。
記事によると、川村啓真さんはこの件を西武ライオンズ側に申告し、球団側は弁護士と相談の上、不正に受給した持続化給付金を国に返還するように指導したという事です。おそらく、川村啓真さんはこの不正受給したお金については既に返還しているものと思われます。
「兄が山梨県警から事情聴取を受けたのは、逮捕当日の6月6日でした。それを家族から知らされた川村は、自らも持続化給付金を不正受給していたことを、球団に申告したのです。球団は川村に、弁護士と相談して給付金を返還するよう指導しました。そのため逮捕はされませんでしたが、本人からの退団の申し出を受理しました」
西武ライオンズ側としても、入団前の事とはいえ所属選手が持続化給付金詐欺事件に関与していたというのはコンプライアンス的に問題があるため、退団を了承したという事だった可能性が考えられます。
ただし、西武ライオンズ側は川村啓真さんの退団理由について「川村啓真氏は、一身上の都合で当球団を退団いたしました」とのみ説明しており、持続化給付金不正受給問題との関与については言及していません。
川村啓真の現在
川村啓真さんの埼玉西武ライオンズ退団後の現在にも関心が集まっているようです。
川村啓真さんは、退団後には実家のある富山県黒部市に戻っている可能性が高いようです。週刊FLASHの記事の中で、記者が実家を訪れたところ、川村啓真さんと思しき人物が対応したが、記者だと気づくと、すぐに戸を閉めて応答しなくなったとの内容が書かれていました。
6月17日、富山県の実家を記者が訪れると、家の中から川村と思しき人物が引き戸を開けて出てきた。だが、記者の存在に気づくとすぐに戸を閉め、その後は呼びかけや電話に応答することはなかった。
川村啓真さん本人は逮捕されたという事なく、西武ライオンズからもあくまでも自主退団という形であるため、野球を続けて再びプロの世界を目指すという選択肢もなくはありません。
ただ、現在の時点では、川村啓真さんが再び野球の練習を開始したといった情報は出ていないようです。週刊FLASHの記事が掲載された時点でも、國學院大学硬式野球部の監督元に連絡はないとの内容が書かれているので、少なくとも現在の時点においては再び野球をするという事は考えていないという事なのかも知れません。
週刊FLASHの記事の内容が仮に事実だとしても、川村啓真さんがどういった経緯で持続化給付金の不正受給に関与したのかの詳細は現在の時点では詳しい説明がなく不明です。
もしかしたら川村啓真さん本人には罪の意識もないまま、兄に言われるがまま流されるような形でこの件に関わってしまった可能性なども考えられるので、そうだった場合には何らかの形で復活のチャンスが与えられる事も望まれます。
まとめ
今回は、西武ライオンズへの育成入団後、1年目のシーズン終了をを待たずして電撃的に退団した事で様々な憶測が飛んでいる元プロ野球選手の川村啓真さんについてまとめてみました。
川村啓真さんは実家のある富山県黒部市の少年野球チームで野球を始め、高校からは実家を離れて「日本文理高校」へと進学し主軸として甲子園にも出場しています。大学は強豪で知られる「國學院大学」へと進学し、4年生次には、東都大学リーグ(春大会)で首位打者とベストナインに輝きました。
家族については、2歳年上の兄の川村太晟も大学まで野球をし、両親は地元の少年野球チームで監督とスコアラーをしていたとの事で典型的な野球一家だったようです。
しかし、この兄の川村太晟容疑者が新型コロナ対策の持続化給付金の不正受給事件に主導的立場で関わったとして逮捕されており、これが川村啓真さんの電撃的な退団理由になったとみられています。
現在、川村啓真さんは実家の富山県黒部市に戻っているようですが、再び野球の練習を始めたといった情報は出ていないようです。