「骨形成不全症」という難病を持って生まれた車椅子のコラムニスト伊是名夏子さんの炎上が話題です。
この記事では伊是名夏子さんのプロフィールや経歴、両親や旦那さん、子供などの家族、結婚や離婚、出身高校や大学、大炎上騒動や批判の内容などについてまとめました。
この記事の目次
伊是名夏子のプロフィール
伊是名夏子のプロフィール
生年月日:1982年(月日は非公開)
出身地 :沖縄県
身長 :100cm
伊是名夏子(いぜな・なつこ)さんは先天性の骨疾患「骨形成不全症」の障害を持つコラムニストで、東京新聞、中日新聞で「障害者は四つ葉のクローバー」を連載している他、ハフポスト、琉球新報などでも連載を持たれています。
2019年にはハフポストブックスから著作「ママは身長100cm」を発表されています。
2021年2月からは、社会民主党の常任幹事を務められています。
そんな伊是名夏子さんですが、2021年4月に投稿したブログ記事に批判が集まり大炎上騒動に発展しています。
今回はこの伊是名夏子さんについてまとめていきます。
伊是名夏子の経歴① 出身高校は県立首里高校
伊是名夏子さんの経歴についてみていきます。
伊是名夏子さんは沖縄県で生まれ育ちましたが、骨が非常に脆くなってしまう「骨形成不全症」という疾患を持って生まれたため幼稚園や保育園には通えず、1986年に、沖縄県立鏡が丘養護学校小学部・中学部(現在の特別支援学校)に入学し卒業されています。
中学時代には英語のスピーチコンテストに出場し全国大会にも出場し2位の成績を残されています。
伊是名夏子さんはこの支援学校では自分1人だけのクラスで学んだため、普通のクラスメイトへの憧れがあったそうで、猛勉強をして受験を突破し1998年に県立首里高校へと進学されています。県立首里高校の最新の偏差値は「43〜55」となっています。
高校時代には生徒会、放送部、インターアクト部で活動されていました。
伊是名夏子の経歴② 出身大学は早稲田大学第一文学部
出典:https://image.news.livedoor.com/
伊是名夏子さんは県立首里高校を卒業後、2001年に早稲田大学第一文学部総合人文学科へと進学されています。早稲田大学文学部の最新の偏差値は「67.5」となっています。
大学時代の伊是名夏子さんは、カンボジアの孤児を支援するNGOのサークルに入り、現地の子供に英語を教えたり、国内でコンサートを開いて支援資金を集めたりといった活動をされていたそうです。
また、2003年に交換留学制度でアメリカのカリフォルニア州立サクラメント大学に1年間語学留学されています。
2004年にはカナダを一人旅し、同時期にはデンマークにも3ヶ月間留学されていました。
その後、2006年に早稲田大学を卒業されています。
伊是名夏子の経歴③ 那覇市の小学校の英語指導員として活躍
伊是名夏子さんは早稲田大学を卒業後は、NPO法人「沖縄バリアフリーネットワーク会議バリアフリーツアーセンター 」を経て、那覇市立久茂地小学校で英語講師として働かれていました。
伊是名夏子の経歴④ 香川大学大学院修了
2010年、伊是名夏子さんはパートナーの中野淳さんの香川県転勤を機に結婚し、共に香川県へと移住し、香川大学大学院教育学研究科特別支援教育専攻に入学し発達障害児のICT利用などを研究され修了されています。
伊是名夏子の家族① 両親と祖父母は教員
続いては伊是名夏子さんの家族についてみていきます。
伊是名夏子さんの両親は2人とも教師で、父の伊是名進さんは高校の英語教師、母は家庭科教師でした。また、両親だけでなく、祖父母も教師をされていたのだそうです。
伊是名夏子さんの両親の教育方針は障害を持っていても自分でできる事は自分でさせるという方針だったそうです。また、勉強面でも送れないように父が自作したドリルで厳しく勉強を教えられていたのだそうです。
伊是名夏子さんの家族は、両親と祖母の他に9歳上と3歳上の2人の姉がいて、習字やピアノや公文式など、なんでも姉と同じ事をしていたのだそうです。
伊是名夏子の家族② 旦那はNHKアナウンサーの中野淳
伊是名夏子さんの旦那さんは、NHKアナウンサーの中野淳さんです。
中野淳のプロフィール
生年月日:1982年11月16日
出身地 :福島県福島市
伊是名夏子さんと旦那さんの中野淳さんは早稲田大学時代にサークル活動がきっかけで知り合い、卒業後の2010年に結婚されています。
中野淳さんは早稲田大学政治経済学部卒業後の2006年にNHKにアナウンサーとして入局し、沖縄放送局を経て高松放送局、現在は東京アナウンス室に所属されています。
妻が重度の障害を持つ伊是名夏子さんという関係からか、現在は「ハートネットTV」や「ろうを生きる 難聴を生きる」などの福祉関係の番組を多く担当されています。
伊是名夏子の家族③ 子供は長男と長女の2人
出典:https://img.benesse-cms.jp/
伊是名夏子さんは旦那さんの中野淳さんとの間に2人の子供に恵まれています。
1人目の子供は2013年に誕生した長男のあおいさん、2人目の子供は2015年に誕生した長女のかほさんです。
伊是名夏子さんは「骨形成不全症」の障害を持ち、心臓や肺も小さく子供の出産に身体が耐えられず未熟児で生まれてくるリスクも高く、さらにこの障害は約50%の確率で子供に遺伝するという事で、当初は周囲から子供を作ることには否定的な意見が多かったそうです。
しかし、伊是名夏子さんは子供を産むことを諦めずに、信頼できる医師を見つけ、その方の協力を得て2人の子供を妊娠し帝王切開で出産されたのでした。幸いなことに子供達には「骨形成不全症」は遺伝せず、元気に成長されています。
伊是名夏子の旦那・中野淳との結婚後のペーパー離婚について
伊是名夏子さんの旦那さんはNHKアナウンサーの中野淳さんであることは既に紹介しましたが、実は2人は2019年に離婚をされています。
しかし、この離婚は結婚生活が破綻したことによる離婚ではなく、結婚当初から予定していた「ペーパー離婚」だったそうです。
伊是名夏子さんと中野淳さんは早稲田大学時代に知り合い、2009年頃に事実婚の状態になります。この時に籍を入れなかった理由は、伊是名夏子さんが「伊是名」という苗字が好きで、使い続けたったからだそうです。
しかしその後、2010年に旦那さんの中野淳さんが沖縄から香川県に転勤になったの機に正式に結婚されています。これは将来子供が出来た時に親権の問題など色々と複雑な問題が生じることを避けるためだったという事でした。
そのため、伊是名夏子さんと旦那さんの中野淳さんは、一旦形の上で結婚をし、子供を出産したらすぐに離婚をすることを最初から予定し、婚姻届を記入するのと同時に離婚届にも記入されていたのだとか。
そのため、離婚後の現在も伊是名夏子さんと旦那さんの中野淳さんは事実婚の夫婦として子供たちと家族4人で暮らされています。
伊是名夏子の現在…JRに乗車拒否されたと書いたブログが批判されて炎上
重度の障害を持ちながら結婚し、大きなリスクを克服して2人の子供を出産するなど注目を集めていた伊是名夏子さんでしたが、2021年4月4日に自身のブログに投稿した「JRで車いすは乗車拒否されました」というタイトルの記事の横暴な内容に対して批判が殺到し大炎上騒動を引き起こしています。
伊是名夏子の炎上騒動の経緯
炎上のきっかけになったブログ記事によれば、伊是名夏子さんは、同年4月1日から2日にかけて、自身と子供2人、ヘルパーさん、友人の5人で熱海の来宮に旅行したそうです。
伊是名夏子さんはJR小田原駅から電車に乗り、熱海駅を経由して来宮駅(無人駅)で降りるというルートで移動したそうなのですが、小田原駅の改札でそこまでの案内を頼んだところ、駅員に「来宮駅には階段しかないので案内できません。熱海駅までで良いですか?」と断れたのだそうです。
しかし伊是名夏子さんは「いや、来宮駅までお願いします」と食い下がり、「(無人駅の)来宮駅に3〜4人来てもらって車椅子を持ち上げて運んでください」と求めたとの事。駅員は「熱海駅ではそのような対応はしていません」と再度断ったそうなのですが、伊是名夏子さんはさらに食い下がり「レストランもホテルも予約しているのでどうしてもこの電車で行きたい」と求めたのだそうです。
これに駅員は「熱海駅までで、そのあとはタクシーなどで移動して欲しい」と提案したそうなのですが、伊是名夏子さんは「車椅子が載せられるタクシーは1ヶ月前には予約しないと乗れないので厳しい」と主張してさらにJR側に対応を求めました。
結局、こうしたやりとりを1時間以上小田原駅の改札前で続けられたそうです。
ちなみに、このやり取りを偶然目撃したという方が下のツイートをされています。
たまたま見てました。
— 寂しがリーマン (@XkvHi2dGp16Z9yo) April 5, 2021
小田原に出かけて、改札で押し問答やっているので何事かと思い、野次馬心で眺めていました。
とてもブログのような柔らかい言い方ではなかったですね。
ご自身の権利を主張するばかりで、駅員の言葉を聞こうともしていませんでしたし。
立場には同情しますが賛同はできません。
その後、ようやく伊是名夏子さんらは熱海駅まで移動しますが、JRの駅員が4人待機しており対応してくれたそうです。結局この4人の駅員さんは無人駅である来宮駅まで伊是名夏子さんを案内し、80kgあるという電動車椅子を4人で抱えて階段を降りるなど対応してくれたのだそうです。
なお、80kgの重量物を持って階段を降りる場合、万が一転倒するなどの事故が起きると死亡する可能性もあるという事で、自身の権利のために駅員さんを危険に晒したという点でも批判が集まっています。
この一連の流れを、伊是名夏子さんは自分が理不尽な差別を受けたといったニュアンスを含ませた内容でブログに投稿されています。
このブログに対して「やってもらって当たり前という態度に人間性を疑う」、「そもそも事前にJRに連絡を入れていないのが非常識」、「最終的にサポートしてもらっているのに感謝の言葉が一つもないのはおかしい」、「このような傲慢な行動が他の障害者のイメージも悪くするのでやめて欲しい」、「これでは障害者としての権利を利用した脅しでは?」といった批判的な意見が殺到し、ネット上では大炎上騒動に発展したのでした。
ネット上では90パーセント以上の人が伊是名夏子さんを支持していない模様
ツイッター上で行われた伊是名夏子さんを支持しますか?というアンケートでは、4万件を超える投票があり、「支持します」2.7パーセントに対して、「支持しません」が97.3パーセントという圧倒的な結果が出ています。
「JRに乗車拒否された」
— アンケート魔神 (@pp2019XYZ) April 6, 2021
で話題の
伊是名夏子さんを支持しますか?#伊是名夏子さんを支持します #伊是名夏子さんを支持しません #アンケート魔神
現在もネット上では伊是名夏子さんに対する批判的な意見が書き込まれ続けており、炎上が続いています。
別に差別するつもりはない。
— 鎌田 健嗣 (@kamata_kenji12) April 10, 2021
ただやってもらって当然、
配慮してもらって当然の
この人の傲慢さに皆怒って
いるんだと思う。
駅員さんもそれなりに考えて
配慮していたにも関わらず、
それを差別というのは
筋違いじゃないかと思います。#伊是名夏子 https://t.co/YVPm5kDwdK
乗車拒否にあって、結果熱海駅の駅員さんが4人一緒に来宮駅まで来てくれて、車いすを運んでくれているわけですよね。
— パラサイト・デブ (@parasite_debu) April 6, 2021
その写真、誰がどうやって撮ったんですかね。サポートしてもらっている時に、感謝を述べるためにではなく、クレームを言うために写真を撮るというのはいかがなものかと思います。
もちろん、バリアフリーな世の中になってほしいし、誰でも自由に旅行する権利はあります。
— さとlove☆rei☆ (@leiohno3104) April 5, 2021
ただ、階段は人の手を借りないと降りられないことが条件であれば、事前に連絡に尽きると思うのです。
公共交通機関は他の方も利用するので当日の依頼は難しいところ、対応してくれた職員の方に感謝では。
今回の件で、伊是名夏子さんに対する批判的な意見がネット上に溢れかえっており、近年でも稀に見る規模の炎上に発展しています。
まとめ
今回は、JRの駅員に乗車拒否されたとするブログ記事が批判され大炎上騒動を引き起こして注目されている車椅子利用者のコラムニストの伊是名夏子さんについてまとめてみました。
伊是名夏子さんは「骨形成不全症」という難病を持って生まれましたが、沖縄の首里高校を経て早稲田大学を卒業後、NPO職員や小学校の英語講師をとして働いた経歴を持ち、現在はコラムニスト、社民党常任幹事として活躍されています。
伊是名夏子さんの家族については、両親と祖父母は全員が教師で、兄弟は姉が2人います。2010年に結婚した旦那さんはNHKアナウンサーの中野淳さんで、男の子と女の子の2人の子供にも恵まれています。
伊是名夏子さんは旦那さんと2010年に結婚されましたが、これは子供の問題などを考慮した形式的なもので、元の伊是名という苗字が好きだという事で現在は離婚されています。離婚後も旦那さんとは事実婚状態で夫婦関係を続けられています。
そんな伊是名夏子さんですが、2021年4月にJRに車椅子で乗車拒否されたという内容のブログを投稿し、その内容があまりにも傲慢なのではないかとして批判を集め、大炎上騒動に発展しており、今後の展開にも注目が集まっています。