早稲田大学のインカレイベントサークル「スーパーフリー」による輪姦事件「スーパーフリー事件」の首謀者・和田真一郎は現在服役を終えて出所しています。
この記事では、事件の概要や和田真一郎の生い立ち・家族、在日の噂、そして現在の様子について詳しくまとめました。
この記事の目次
和田真一郎らが起こした「スーパーフリー事件」とは
早稲田大学イベントサークル「スーパーフリー」とは
集団による輪姦をシステム化した悪質な事件
イベントサークル「スーパーフリー」は1982年に早稲田大学に創設され、大学の公認を受けていた歴史の古いサークルでした。
元々は輪姦などをするサークルではなく、和田真一郎が代表になった頃から「スーパーフリー」は変質し、すでに輪姦を実行していた他校のイベントサークルの代表から誘われる形で犯行に及ぶようになっていきました。
和田真一郎はクラブ関係者や音楽業界など芸能界にもパイプがあり、自身も勤めていたことがある六本木のクラブ「ヴェルファーレ」などで多い時で3000人を越す大規模なイベントを主催していました。
そして、和田真一郎と「スーパーフリー」のスタッフらは共謀してイベントの2次会などで女性を泥酔させて、複数人で輪姦するという犯行を数年に渡って繰り返していました。
和田真一郎逮捕のきっかけとなった事件
女性からの被害届で事件が発覚した
事件が発覚後に警察に被害女性らから届けられた被害届は30件以上におよびましたが、その中で起訴されたのは3件だけであり、その内1件の次の事件で警察は捜査に乗り出しました。
この事件と同様に起訴された事件も概ね同じような手口で犯行に及んでおり、被害者女性は18歳や19歳など、大学入学したてで新入生が与し易くお酒に弱いという理由からターゲットにされる傾向があったようです。
和田真一郎ら「スーパーフリー」による輪姦は多い時で20人で一人の女性を暴行しており、中には被害に遭った後に自殺してしまった女性もいました。
和田真一郎開発の「スーパーヤリヤリサワー」
「スピリタス」が犯行に使われた
和田真一郎らが女性を泥酔させる手段として、アルコール度数96%というほぼアルコールのお酒「スピリタス」と各種サワーと混ぜた「スペシャルサワー」が使われていました。
「スーパーフリー」メンバー内では「スーパーヤリヤリサワー」とも呼ばれ、女子大生をトークで気持ちよくさせて飲ませては泥酔させ、和田真一郎の自宅兼事務所や人気の無い野外で輪姦をしていました。
なお、「スーパーフリー」は貢献度に応じてランクが決められ、ランクが高いほど稼げたり美味しい思いができるため、下っ端メンバーらもいずれは幹部クラスになって輪姦を楽しむために、輪姦の幇助をしていました。
また、”獲物”を連れてきた女性は和田真一郎のパイプで芸能事務所や女性誌を紹介されたり、金銭を受け取ることができたため、”ギャルズ”と呼ばれた5、60人の女性スタッフも存在しました。
和田真一郎の生い立ちや家族~在日の噂は本当?
和田真一郎、在日朝鮮人ですでに帰化している?
和田真一郎(わだ しんいちろう)
生年月日: 1974年7月
学歴: 中央大学経済学部中退、早稲田大学政経学部中退
出所日: 2018年6月29日引用
和田真一郎には事件が報じられた当初から在日の噂があります。なんでも在日朝鮮人ですでに帰化しているとか。
真相は不明ですがネットでは定説化しているようです。
和田真一郎の父親は7つの会社を経営するやり手社長だった
中学時代はガリ勉だった
和田真一郎は1974年7月に一人っ子の長男として生まれ、父親は新潟県で建設業や配送業、廃棄物処理業など7つの会社を経営するやり手社長で、母親は詳しくは不明ですが普通の主婦だったようです。
父親の会社は順調で、東京都渋谷区笹塚でゼネコン下請け業を始めるなど事業拡大をしていました。
父親は和田真一郎に後を継いでもらいたいと考えていたため、小学生の頃からクレーンなどの重機の使い方を教え込んでいました。
また、父親は非常にスパルタ教育で厳しい人であり、和田真一郎は子供の頃から襟が曲がっていたり、人前であくびをしただけでも殴られていました。
早い自立をさせようとしていた父親は、和田真一郎が8歳の頃に一人で新潟から北海道まで長距離旅行をさせており、小さい子供が駅で長距離切符を買っている様子を見た人が心配して家に電話をかけてきたと言われています。
度を越したスパルタ教育により、和田真一郎は思春期から父親に対して距離を置くようになり、性格はねじ曲がっていったようです。
スーパーフリー事件により父親の会社は倒産
父親は和田真一郎出所後に「殺す」と答えた
和田真一郎が「スーパーフリー事件」を起こしたことで父親は信用をすべて失い、最終的に全ての会社は倒産してしまいました。
その後、タクシードライバーとして働き始めた父親ですが、ある時乗客から暴力を振るわれる事件に巻き込まれてしまいました。
母親とは月に1回の手紙のやり取りをしていた和田真一郎は、手紙で父親が暴力を受けて入院したことを知り、その時に初めて被害者の怒りや悔しさなどの感情が湧いて、被害者女性らの気持ちが理解できたと語っています。
収監中で父親のお見舞いにも行けなかった和田真一郎は獄中で反省し、出所後は被害者女性らに慰謝料を支払いたいと語りましたが、その後本当に支払ったかは分かっていません。
父親はその後退院してタクシードライバーを続けていますが、「スーパーフリー事件」が起きた時にマスコミからのインタビューで「出てきたら(和田真一郎を)殺す」と語っていることから、和田真一郎は出所後も連絡を取っておらず絶縁状態が続いているようです。
和田真一郎、成績の良い優等生だった
学校ではクラスでトップの成績
和田真一郎は小学校時代には成績がクラスで常に1、2番だったようで、進学校の中学に進学しましたがその頃から父親とは口を利かず距離を置くようになっていきました。
そして和田真一郎は都内の進学校である東京都三鷹高等学校に入学しましたが、高校の校長は和田真一郎の父親について「変わり者だった」と語っています。
和田真一郎は三国志を始めとした歴史が好きだったことから文学部史学科への進学を希望しましたが、文学部だと就職しづらいという理由から中央大学経済学部に変更し入学しました。
しかし、中央大学のキャンパスが八王子の山の中にあったことから思い描いていたようなおしゃれなキャンパスライフとは程遠く、和田真一郎は都会にあり「モテそう」という理由から早稲田大学政経学部を受験しなおし1994年4月に入学しました。
なお、中央大学時代に和田真一郎は交際していた彼女で童貞を卒業しており、授業料未払いにより除籍となっています。
和田真一郎と「スーパーフリー」の出会い~巨大レイプ集団に変貌させる
和田真一郎、先輩の誘いで「スーパーフリー」の入る
誘われて「スーパーフリー」に入った和田真一郎
和田真一郎は早稲田大学入学直後に高田馬場駅前を歩いていた時に、当時「スーパーフリー」代表を務めていた先輩から声をかけられてました。
その先輩がかわいい女子大生4、5人に囲まれて飲み会をしている姿に理想的なキャンパスライフを見出し、「スーパーフリー」のスタッフとして活動するようになりました。
この頃は「スーパーフリー」は大々的なクラブイベントや輪姦などをしておらず、月に1回女子大生らと合コンを開く程度の規模でした。
そして、先輩が卒業して和田真一郎が15代目の代表に就きましたが、しばらくは規模自体は変わりませんでした。
和田真一郎、イベントサークル修行をはじめる
「イベントサークル」の勉強を始めた和田真一郎
和田真一郎は「スーパーフリー」を大きくするために六本木のクラブ「ヴェルファーレ」でアルバイトを始め、大学の授業に出席せずにイベントの勉強を始めました。
また、「スーパーフリー」とは別に「LADY JANE」というサークルのスタッフも務め、和田真一郎は着実にサークル運営のノウハウを吸収していきました。
こうした地道な修行を和田真一郎は2年余り続け、その間「スーパーフリー」は休眠状態となっていました。
和田真一郎、他大学の鬼畜イベサーのすすめで初めての輪姦
他の鬼畜イベサーから誘われて輪姦を始めた和田真一郎
和田真一郎は「ヴェルファーレ」のアルバイトを辞めて、身につけたイベント運営のノウハウを使って「スーパーフリー」主催のイベントを六本木のクラブで開催しました。
イベントには500人以上の人が集まり、和田真一郎はこの成功体験からさらに大きなイベント開催することを目標にサークル運営にのめり込んで行きました。
さらに、このイベントの成功によって早稲田大学以外の大学からの学生の参加も多かったことから、「スーパーフリー」は他大学からも公認されるインカレサークルとなりました。
しかし、和田真一郎らは「スーパーフリー」の宣伝のために無断で他大学の掲示板にビラを貼るなどルール違反をしたため、早稲田大学から公認を取り消しされていました。
「スーパーフリー」は最も勢いのあるイベントサークルとなりましたが、和田真一郎はすでに輪姦を行うなど犯罪を繰り返していた明治大学のイベサー「サイドキックス」の代表から誘われる形で輪姦に手を染めていきました。
和田真一郎の逮捕と関東連合の関係~懲役14年で千葉刑務所に収監
和田真一郎らが強姦容疑で逮捕される
間接的な殺人者である和田真一郎
和田真一郎と「スーパーフリー」の幹部など犯行に密接に関わったメンバー4人は、2003年6月19日に強姦容疑で麻布署に逮捕されました。
6月22日に「スーパーフリー」は解散となり、30日には容疑者の内2人が東京地検により起訴され、31日には新たにメンバーが1人逮捕、2003年11月14日までに当時未成年2人を含む9人が新たに逮捕され、逮捕者は合計15人に上りました。
和田真一郎らは裁判において「合意の上だった」と主張しましたが、立件された3件の被害届に代表されるように、女性を泥酔させて抵抗できない状態で人気の無い店の玄関マットの上で輪姦した事実はとても合意とは思えず訴えは棄却されました。
首謀者で「スーパーフリー」代表の和田真一郎には懲役14年の実刑判決が2004年11月2日に下り、メンバー13人には懲役2年4ヶ月~10年の判決が下りました。
「スーパーフリー」のバックには関東連合がいた?
雑誌編集者、フリーライターの久田将義さんによれば、「スーパーフリー」の背後には半グレ犯罪集団の関東連合がついていたと言われています。
関東連合は渋谷の不良少年シーンを制してから、六本木に進出していくのだがそれはクラブを抑えた事が大きい。イベント狩り、スカウト狩りで関東連合は名をなしていく。
当時はスーパーフリー的全盛期だった。
またクラブのイベントでも、数人でバットや鉄パイプを抱えて乱入し「関東連合だ。誰に断ってイベントなんてやってんだ」とやる。
結果、イベントは関東連合に一言断ってから開かざるを得なくなる。こうしてクラブシーンを制していった。
「スーパーフリー」が関東連合の縄張りである六本木で大々的にクラブイベントを開催できたのも、バックについていた影響は大きいようです。
また、関東連合だけではなく、犯罪の本職である暴力団も当然絡んでいたと見られており、六本木界隈で活動していたイベントサークルは大体が支配下に置かれていたようです。
なお、「スーパーフリー」のOBでありクラブイベントの予約利権を握る”ハコ屋”の連中は暴力団幹部の息子と関係を持っていたと言われており、和田真一郎らも女性を輪姦した後に「俺らの背後にはやくざがついている」と脅していたことが分かっています。
和田真一郎、獄中で簿記1級に合格
和田真一郎は獄中で勉強に励んでいた
千葉刑務所では10人くらいの受刑者が生活をともにする雑居房でしたが、文系で気が弱そうに見える和田真一郎は意外と絡まれることなく、いじめなどにも遭うこともありませんでした。
和田真一郎は最初の7年間は印刷工場で働き、その後5年間は炊事工場に移って働いていましたが、自由時間を利用して出所後の公認会計士を目指して勉強をしており、刑務所内で取得可能な簿記一級などの資格は全て取得していました。
和田真一郎の獄中での言葉
逮捕されてから懲役刑が確定するまで東京拘置所に収監された和田真一郎は、特にやることも無いため同じく収監されていた囚人と文通をしていましたが、その内容の一部が公開されました。
ちょっと派手にやり過ぎてしまったのです。ほんの数回なら問題になるはずもありませんが、長年まわし続けて遂に地雷を踏んでしまいました。私たちの周りに集まる女はヤリマンが多いので、まわされても喜んでるくらいでアフターフォローを怠りがちになっていたのが致命的でした。彼女はいません。欲しいと思ったこともありませんね。私はセックスは好きですが女は嫌いなんです。
和田真一郎の書いた文面から、輪姦について非常に軽く見ていたことがわかりますが、逮捕されたのは被害者女性のせいだと言わんばかりの内容になっています。
和田真一郎の現在の顔と仕事~偽名で週6勤務していた
和田真一郎の現在が『デイリー新潮』の独占インタビューで明らかに
和田真一郎の近影(後ろ姿のみ掲載)
現在の顔はわかりません
和田真一郎は2018年6月29日に刑期を終えて満期出所。服役中の就労支援の縁から出所後2日目から地方の犯罪者支援に理解のある会社に就職し、週6日勤務し年収も400万円ほどあるようです。
出所が近くなった受刑者が就職先を探す「就労支援」制度を活用したものの、最初に受けた会社は不採用。面接の感触はよかったのですが、社に帰って私の名前を調べたのでしょう。すぐに何者か分かり、断られたのだと思います。山口での職業訓練中にも別の社を受け、そこも不合格でした。だから「世間に正体がばれたら、まともに住めなくなるのでは」という不安は、今でも抱えています。
現在の職場は出所のわずか2日前に採用が決まったそうですが、給料で被害者に賠償したい気持ちはあるようです。
“和田のような鬼畜とは、金輪際関わりたくない”とのお気持ちはもちろん承知しています。その上でもし、私の出所を知った被害者の方が新たに賠償金を求められるのであれば、分割払いになるとは思いますが、誠実に対応するつもりです。
「スーパーフリー事件」和田真一郎について総まとめすると…
・和田真一郎は在日の噂があり、すでに帰化しているとネット上で噂されている
・和田真一郎は懲役14年の実刑を受け、満期で2018年6月に千葉刑務所を出所した
・和田を真一郎は現在、週6で犯罪者支援に理解のある会社で真面目に働いている
被害者総数数百人の女子大生を泥酔させて輪姦した「スーパーフリー事件」について総まとめしてきました。
近年もイベントサークルによる強姦事件は後を絶ちませんが、表に事件かするのはほんの一部であり、全国を見渡せば規模の大小はあっても行われているのかもしれません。