大阪八尾市で死亡当時6歳の岩本玲奈さんのコンクリート詰め遺体が見つかった事件で逮捕された飯森憲幸容疑者が注目されています。
この記事では飯森憲幸容疑者の生い立ちと実家、親や姉などの家族、経歴と顔写真、彼女の柴田朱里と結婚歴、事件の動機と現在の状況についてまとめました。
この記事の目次 [目次を非表示]
飯森憲幸は八尾市女児コンクリート詰遺体事件で死体遺棄と殺人で逮捕の男
飯森憲幸容疑者(事件発覚当時41歳)は、2025年2月28日に大阪府八尾市の跡部本町1丁目の集合住宅の一室の押し入れの中で衣装ケースに入れられコンクリート詰めにされた岩本玲奈さん(死亡当時6歳)の遺体が見つかった事件で死体遺棄と殺人の容疑で逮捕されている無職の男です。
事件被害者の岩本玲奈さんは飯森憲幸容疑者の姉の娘で、飯森憲幸容疑者にとっては姪にあたります。飯森憲幸容疑者の姉は岩本玲奈さんを2000年に出産後、2002年より父親(岩本玲奈さんにとっての祖父)と八尾市内の住宅(遺体発見現場とは別の住宅)で暮らしていましたが、2004年に岩本玲奈さんを父親の元に置いたまま家を出ました。
しかし2006年10月頃に父親も面倒を見られないなどとして、当時母親らと大阪市平野区の実家で暮らしていた飯森憲幸容疑者が叔父として岩本玲奈さんを引き取りました。なお、同居していた飯森憲幸容疑者の母親は父親の再婚相手で岩本玲奈さんとは血が繋がっていません。
そしてそれからわずか数ヶ月後の2006年12月下旬〜2007年1月上旬までの間に、飯森憲幸容疑者は岩本玲奈さんに顔面や脇腹、背中などに激しい暴行を加えて殺害したと見られています。
その後、飯森憲幸容疑者は父親らと共謀して岩本玲奈さんの遺体を金属製衣装ケースに入れてコンクリート詰めにして約18年にわたって放置した後、2024年11月に遺体発見現場となった大阪府八尾市跡部本町の父親の自宅であった集合住宅に運びました。
そして2025年2月までに、飯森憲幸容疑者の父親がこの集合住宅を出て施設へ入居する事になって退去し、室内に入った管理者が押し入れの中に衣装ケースを見つけて通報。2月28日までにコンクリート詰めにされミイラ化した岩本玲奈さんの遺体が見つかり事件が発覚しました。
大阪府警は2025年3月1日に飯森憲幸容疑者を死体遺棄の容疑で逮捕。
その後、岩本玲奈さんの遺体は司法解剖の結果、腹部に暴行された痕跡と臓器の損傷が確認され死因は「内臓出血による外傷性ショック」と判明し、府警は3月21日に飯森憲幸容疑者を殺人の容疑で再逮捕しています。
飯森憲幸の生い立ちや実家
飯森憲幸容疑者の生い立ちや実家についての情報は現在の時点ではほぼ何も出ていないため推測するしかありません。
飯森憲幸の生い立ちについては、父親がおそらく再婚しており、飯森憲幸容疑者と姉(岩本玲奈さん母親)の母親が違う事などから複雑な家族環境で育った可能性も考えられます。なお、姉の母親については2011年に死亡しており、時期的に見て父親の再婚は死別によるものではありません。
飯森憲幸容疑者の実家についてもはっきりした事は分かりませんが、2006年の時点では大阪市平野区に母親らと同居していた事がわかっており、当時の実家は平野区であったと考えられます。
飯森憲幸容疑者の逮捕時の住所は「大阪市平野区」とされていますが、これは2006年当時住んでいた実家と見られる場所とは違う場所にある市営住宅で、飯森憲幸容疑者と彼女である柴田朱里容疑者(死体遺棄で逮捕)、そして60代くらいの女性(飯森憲幸か柴田朱里の母親か)の3人で今回の逮捕から見て2年〜3年ほど前に越してきて暮らしていた模様です。
遺体発見現場となった集合住宅から車で10分ほど離れた大阪市内の市営住宅。近隣住民に話を聞くと、飯森容疑者の日常が浮かび上がってきた。「ここには飯森容疑者と40代くらいの女性、そして高齢女性が3人で暮らしていました。住み始めたのは2、3年前くらいかな。3人ともずっと家にいるようでしたが、なんの物音もしないほど静かでした。引っ越してきた時も挨拶はなく、閉鎖的な一家だなという印象を受けました」
引用:「閉鎖的な一家だなという印象」“コンクリート詰め子供遺体”で逮捕・飯森憲幸容疑者(41)の素顔「市営住宅の大掃除に参加したことも」《大阪八尾市》
飯森憲幸の家族① 父親は玲奈さんの遺体のコンクリート詰めに関与か
飯森憲幸容疑者の家族についてですが、現在までに判明しているのは父親、平野区の実家と思われる場所で同居していた母親、そして今回の事件の被害者・岩本玲奈さんの母親である姉です。
このうち飯森憲幸容疑者の父親は2025年3月時点で80代で施設に入所しているようです。
飯森憲幸容疑者は岩本玲奈さんを暴行して殺害した後、この父親に相談しており「コンクリート詰めにしよう」などと言われ、2人で岩本玲奈さんの遺体をコンクリート詰めにしたなどと供述している事がわかっています。
この事から、飯森憲幸容疑者の父親も岩本玲奈さんのコンクリート詰めと死体遺棄に関与している可能性が高いと見られています。
飯森容疑者の父親は現在80代で施設に入っているが、府警は何らかの事情を知っているとみて調べる。
飯森容疑者は逮捕前の聴取に「言うことを聞かず、しつけでたたいた。朝起きたら冷たくなっていた」と話し、父親から「コンクリート詰めにしよう」と言われて2人で詰めたと説明したという。
飯森憲幸の家族② 姉は今回の事件の被害者の岩本玲奈さんの母親
飯森憲幸容疑者の姉が今回の事件の被害者の岩本玲奈さんの母親です。
飯森憲幸容疑者の姉は、岩本玲奈さんを2000年に出産して八尾市に出生届を提出しており、約2年ほどは八尾市内で母娘(岩本玲奈さんの父親に関する情報はなし)で住んでいたようですが、何らかの事情により2002年頃より八尾市内の別の場所にあった父親の自宅で同居するようになったという事がわかっています。
そして、何らの理由によりこの姉は岩本玲奈さんを父親の元へ置き去りにしたまま家を出てしまいます。
捜査1課や八尾市によると、玲奈さんは2000年に生まれ、飯森容疑者の姉が八尾市に出生届を提出。姉と玲奈さんは同市に住んでいたが、02年ごろに飯森容疑者の父親らと市内の別の家で同居を開始。04年ごろ、姉が父親に玲奈さんを預けて家を出たという。
飯森憲幸容疑者の姉が、2004年に岩本玲奈さんを捨てるようにして父親の家を出た経緯、その後の経歴などは明らかにされていませんが、岩本玲奈さんの遺体がコンクリート詰めにされた事件が発生した後に、飯森憲幸容疑者らに岩本玲奈さんとの面会を求めるも「今会えない」などと断られていたと説明しています。
飯森憲幸の家族③ 事件の被害者で姪にあたる岩本玲奈さんについて
今回の事件の被害者である岩本玲奈さんは、飯森憲幸容疑者の姉の娘で、飯森憲幸容疑者にとっては姪っ子に当たります。
岩本玲奈さんについては、2000年の生まれである事と遺体発見時身長が110cmほど(おおむね平均身長だが若干だけ低い)だった事がわかっているだけで、顔写真やどのような女の子であったのかなどは明らかにされていません。
飯森憲幸容疑者の父親(岩本玲奈さんにとっては祖父)は、岩本玲奈さんを置き去りにして母親(飯森憲幸の姉)が出て行ったすぐ後の2004年6月に八尾市役所に「岩本玲奈さんと母親がどこかへ行った」などと申請しており、八尾市は住民票から岩本玲奈さんを削除してしまいました。これにより、岩本玲奈さんの所在は不明となり今回の事件が起こる前に助け出す事は不可能な状況になっていたと見られています。
岩本玲奈さんは2005年3月に飯森憲幸の父親(岩本玲奈さんにとっては祖父)と八尾市内の病院を受診している記録が残っており、父親が八尾市役所に岩本玲奈さんがいるにも関わらず「母親と一緒に出て行った」などと申請していたと見られています。
岩本玲奈さんはこの父親の行動により住民票から削除されてしまったため、小学校へ通う事もできなかったとみられそうした記録は残されていないとの事です。
父親は同年6月、八尾市役所に「昨年12月から玲奈さんと母親がどこかに行った」と申告。市は約2カ月後、調査の結果2人の居住実態が市内にないと判断し、住民票から2人を削除した。 玲奈さんの生存が最後に確認されたのは05年3月。父親らと八尾市内の病院を受診した記録があったという。府警は、父親が市への申し出後も玲奈さんの所在を把握していたとみている。幼稚園や小学校に通った記録は残されていないという。
飯森憲幸の経歴
飯森憲幸容疑者の経歴に関する情報は現在の時点では何もわかっていません。
逮捕時の職業は「無職」と報じられており、定職にはついていなかったと思われます。
今回の逮捕以前の経歴についても何の情報もありません。
飯森憲幸容疑者が2年〜3年前から逮捕されるまで暮らしていた大阪市平野区内の集合住宅の住民によれば、飯森憲幸容疑者は夕方頃に毎日のように共有スペースの廊下でタバコを吸っており、作業着やスーツ姿は見た事がないとの事でまともに仕事には就いていなかった可能性が高いと見られています。
夕方になると毎日のように見かけました。上下スエット姿で、作業着やスーツを着ているところは見たことがないですね。
引用:「閉鎖的な一家だなという印象」“コンクリート詰め子供遺体”で逮捕・飯森憲幸容疑者(41)の素顔「市営住宅の大掃除に参加したことも」《大阪八尾市》
飯森憲幸や被害者の岩本玲奈さんの母親である姉など事件関係者の顔写真
飯森憲幸容疑者の顔写真はニュース報道などで公表されていますが、今回の事件に深く関わっていると見られる飯森憲幸容疑者の父親や、母親でありながら岩本玲奈さんを置き去りにして今回の事件の遠因を作った飯森憲幸容疑者の姉の顔写真は現在の時点では公表されていません。
また、死体遺棄容疑で逮捕されている飯森憲幸容疑者の彼女である柴田朱里容疑者は移送される際の映像が公開されていますが俯いていて顔は映っておらず顔写真も明らかになっていません。
飯森憲幸の彼女である柴田朱里も死体遺棄容疑で逮捕
出典:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/
飯森憲幸容疑者の彼女の柴田朱里容疑者(逮捕当時36歳)は、飯森憲幸容疑者と共に岩本玲奈さんの遺体がコンクリート詰めにされた衣装ケースを遺体発見現場となった集合住宅に運搬したとして死体遺棄容疑で逮捕されています。
柴田朱里容疑者は「遺体が入っているとは知らなかった」と供述し、死体遺棄容疑を否認しているという事ですが、飯森憲幸容疑者は「柴田朱里容疑者が遺体が入っている事を知っていた」と供述した事から死体遺棄容疑で逮捕されました。
府警は6日、死体遺棄容疑で、大阪市平野区、無職柴田朱里容疑者(36)を新たに逮捕した。府警によると逮捕された男の交際相手。「(コンクリートに)遺体が入っているとは知らなかった」と容疑を否認している。 府警によると、同居の無職飯森憲幸容疑者(41)=死体遺棄容疑で逮捕=は「柴田容疑者は、遺体が入っていることを知っていた」という趣旨の供述をしている。柴田容疑者は逮捕前「(飯森容疑者と)台車に乗せ一緒に運んだ」と説明した。
飯森憲幸の結婚歴の情報はなく彼女の柴田朱里とは内縁の関係
飯森憲幸容疑者が結婚している、あるいはこれまでに結婚歴があったとする情報は現在の時点では出ていません。
飯森憲幸容疑者の彼女であり、岩本玲奈さんの遺体を運搬したとする死体遺棄容疑で逮捕された柴田朱里容疑者とは同居していたという事ですが、内縁の関係であり結婚はしていなかったという事です。
飯森容疑者は逮捕されるまで内縁の妻と同居していた。大阪府警は内縁の妻も事情を知っていると見て、聴取を続けている。前出・大手紙社会部記者が語る。
「内縁の妻は任意の聴取に対し、『昨年11月ごろ彼に衣装ケースの運搬を頼まれ一緒に運んだが、何が入っているかはわからなかった』と供述しています」
引用:《大阪八尾市・子ども遺体コンクリート詰め事件》飯森憲幸容疑者(41)の現場目撃証言「様子でも見に来たのかなと思えて怖いですね」
飯森憲幸の八尾市女児コンクリート詰め事件の動機
飯森憲幸容疑者が自らの姪っ子である岩本玲奈さんに暴行して殺害した動機は現在の時点でははっきりとはわかっていません。
ただ、飯森憲幸容疑者は警察の調べに「言うことを聞かないので腹が立って顔面を何度もビンタし、脇腹にローキックをした」などと供述しており、岩本玲奈さんに言う事を聞かせようとしたのが犯行の動機であった可能性が高いと見られています。
飯森容疑者は「言うことを聞かなかったので腹が立ち、顔面をビンタしたり脇腹をローキックしたりした」と供述し、殺意は否認しているという。司法解剖の結果から府警は、玲奈さんは腹部に強い力が加えられたことで臓器が損傷し、死亡したとみている。死体遺棄容疑の逮捕前の聴取には「しつけでたたいた。朝起きたら冷たくなっていた」と話したという。
飯森憲幸の現在…殺人罪で再逮捕と死体遺棄罪で起訴
飯森憲幸容疑者の2025年3月25日時点の状況ですが、2025年3月21日に岩本玲奈さんを暴行した殺害したとする殺人の容疑で逮捕された事が発表された後は続報は出ていません。
21日には飯森憲幸容疑者は死体遺棄の罪で大阪地検に起訴されており、今後は殺人罪でも起訴されるかが焦点となります。
まとめ
今回は、2025年2月に岩本玲奈さん(死亡当時6歳)のコンクリート詰めにされミイラ化した遺体が大阪八尾市の集合住宅で見つかった事件で死体遺棄罪で起訴、殺人容疑で逮捕されている飯森憲幸容疑者についてまとめてみました。
被害者の岩本玲奈さんは飯森憲幸容疑者の母親違いの姉の娘で、姉が岩本玲奈さんを父親の元に残して家を出て、父親も育てられないという事になって叔父である飯森憲幸容疑者が引き取っていました。しかし、引き取ってから数ヶ月後に飯森憲幸容疑者は岩本玲奈さんを暴行して殺害し、金属製のスーツケースに遺体を入れてコンクリート詰めにして遺棄しました。
飯森憲幸容疑者の生い立ちや実家に関する情報は出ていませんが、家族は岩本玲奈さんの遺体のコンクリート詰めと遺棄に関与したとみられる父親と岩本玲奈さんの母親である妹の存在が明らかにされています。
飯森憲幸容疑者の経歴についてはわかっておらず、少なくとも逮捕時は無職でした。
飯森憲幸容疑者の彼女である柴田朱里容疑者も今回の事件で死体遺棄容疑で逮捕されています。飯森憲幸容疑者は柴田朱里容疑者と同居していたようですが結婚はしておらず内縁の関係でした。飯森憲幸容疑者の顔写真は公開されているものの、他の事件関係者の顔写真は現在のところは公開されていません。
飯森憲幸容疑者が自身の姪である岩本玲奈さんを暴行して殺害した動機は現在の時点でははっきりわかっていませんが、「言うことを聞かないので腹が立って顔面を何度もビンタし、脇腹にローキックをした」などと供述しているという事です。
現在の飯森憲幸容疑者の状況ですが、2025年3月21日に岩本玲奈さんの遺体の死体遺棄容疑で起訴され、殺人の容疑でも再逮捕されています。