井上陽水さんは1969年のデビュー以来、数々の名曲を世に送り出したシンガーソングライターです。私生活では2度の結婚を経験しており、子供が3人います。
ここでは井上陽水さんの若い頃から現在までと1977年の薬物逮捕事件、そして元嫁や現在の妻、そして子供(息子・娘)などの家族情報などについてまとめています。
この記事の目次
井上陽水のプロフィール
井上陽水(いのうえようすい)
本名:井上陽水(いのうえあきみ)
旧芸名:アンドレ・カンドレ
出身地:福岡県
生年月日:1948年8月30日
身長:178cm
血液型:AB型
最終学歴:福岡県立西田川高等学校
職業:シンガーソングライター、音楽家
デビュー:1969年
井上陽水さんは幼少期から姉の影響で音楽に親しみました。若い頃は親が福岡で歯科医をしていたこともあり、当初はそのあとを継ぐため歯科大学への受験を試みましたが、いずれも失敗。
その後に親に「東京で進学する」と言い1969年に東京に出ましたが、実際同時期から曲作りを始めた井上陽水さんは、歌手になるための活動が目的の上京でした。
最初はラジオ局にテープを持ち込み、その後にレーベル・事務所などを紹介され、1969年9月に「アンドレ・カンドレ」の芸名でメジャーデビュー。
しかしアンドレ・カンドレとしてはヒット曲に恵まれず、自身のやりたい音楽とも一致しなかったため、1971年に移籍し1972年に芸名「井上陽水」として再デビューしました。
1972年5月にアルバム『断絶』をリリースした頃から売れ始め、1973年3月のシングル曲『夢の中へ』がヒット作に。1980年代になるとシンガーソングライターとしてだけではなく、有名アーティストとコラボしたり曲を提供したりするようになり、自身の曲も合わせてヒット曲を量産するミュージシャンになりました。
井上陽水の若い頃~サングラスを外したお宝素顔画像も紹介
アンドレ・カンドレ時代
1969年から約1年ばかりのアンドレ・カンドレ時代の井上陽水さん。初期はテレビ出演がほぼなく、当時の写真はジャケットなどに登場するものが大半です。
井上陽水の若い頃!
1973年のヒット曲『夢の中へ』の井上陽水さん。この時はサングラスなしでアフロ頭というスタイルですが、その後はサングラスをかけた姿が定着していきます。
わりとつぶらな目をされていますね。
1980年代の井上陽水(右)
1988年のセフィーロのCMにも出演しています。
たくさんの楽曲提供をした井上陽水
陽水さんは作詞・作曲どちらも問わず、これまでに多くのアーティストに楽曲提供してきました。たとえば沢田研二さん、安全地帯、中森明菜、水谷豊、PUFFYなど。
カバー曲も出している井上陽水
楽曲提供の多い井上陽水さんですが、かつての名曲をカバーしていることもあります。
カバー曲には、ザ・タイガースの『花の首飾り』や『コーヒールンバ』など。この2つの曲が収録されたカバーアルバム『UNITED COVER』は80万枚以上のヒット作になりました。
現在の井上陽水
アンドレ・カンドレとしてデビューしたのが1969年9月。そして2018年9月にはデビュー50周年を迎えました。
井上陽水さんは2019年4月に50周年ライブツアーで全国をまわり、同年11月には椎名林檎さんや宇多田ヒカルさん、福山雅治さんらが参加したトリビュートアルバム『井上陽水トリビュート』(※)が発表されました。(※井上陽水さんの名曲をアーティストらがカバーしたもの)
2019年4月に出演した番組では以下のように、これまでの活動を振り返りました。
「僕の仕事は真実をお伝えすることではなくて、楽けりゃいい」と語っていた。
今年、活動50周年を迎えた井上。これまでを振り返り、「この50年間、真面目にきちんと全力を尽くして音楽と戦ってきましたとは、とても言えない」と笑いを誘い、「相当いい加減なことをしたり、適当に休んだり、ひどい状態だった」と振り返った。
その上で、「そんな状態で応援していただいて、本当に申し訳なかった。これから頑張ります!……ってウソだろ」と自分にツッコミを入れ、さらに笑わせていた。
井上陽水の薬物逮捕歴~大麻取締法違反で1977年に有罪判決
薬物逮捕された井上陽水
井上陽水さんは、1977年に大麻取締法違反で逮捕され、懲役8ヶ月・執行猶予2年の判決を受けています。陽水さんは当時「アメリカで覚えた、飲めないお酒の代わりにマリファナを吸った」などと供述しました。
この逮捕後には、井上陽水さんの名曲「夢の中へ」が薬物に関連して作られたといった噂が流れています。『夢の中へ』の歌詞…「探し物はなんですか〜?見つけにくいものですか〜?カバンのなかも机のなかも探したけれど見つからないのに〜♪……」。
この1977年は芋づる式に大物芸能人の薬物逮捕があった年です。井上陽水さんの他には内田裕也さん、美川憲一さん、研ナオコさん、にしきのあきらさん、桑名正博さんなどがいます。この一連の逮捕劇は、入手ルートが繋がっていたところもあったといいます。
なお井上陽水さんは、裁判の最終意見陳述にて以下のように述べています。
どことなく皮肉めいた感じの言い回しですね。
井上陽水の結婚・離婚歴~再婚した嫁は歌手の石川セリ
井上陽水、一般女性と結婚するもスピード離婚
一般女性とスピード離婚した井上陽水
井上陽水さんは、1974年1月に熊本県出身の一般女性と最初の結婚をしましたが、1976年2月にスピード離婚。お相手の方については一般の方のため詳細がわかりませんでしたが、地方のコンサートで出会ったと噂されます。
離婚原因は詳しくわかりませんでしたが、井上陽水さんは最初の奥さんと婚姻期間中の1975年にのちに再婚することとなる石川セリさんと出会い、その後の1976年には離婚しました。
このような経緯もありますが、井上陽水さんといえば当時すでにヒット作を連発する売れっ子で女性にもモテモテだったため、結婚時からいろいろな女性と浮名を流していたそうです。
井上陽水、1978年8月に石川セリと再婚
井上陽水さんは、1978年8月に石川セリさんと再婚しました。同年12月には第一子が誕生していますので、いわゆるできちゃった結婚だったようですね。
1978年に結婚
石川セリ(いしかわ せり)
本名:井上セイディ
出身地:神奈川県相模原市
生年月日:1952年12月27日
職業:歌手
デビュー:1971年
石川セリさんは、1970年代から活動する歌手です。代表曲には『ダンスはうまく踊れない』など。
父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフです。
最近の石川セリ
井上陽水さんの4歳年下の石川セリさん。今も昔も美人ですね。
そんな二人には、アーティストらしい素敵な馴れ初め話があります。石川セリさんの代表曲でもある『ダンスはうまく踊れない』(1977年)は、井上陽水さんが彼女のため作詞・作曲をした曲だったというのです。
石川セリさんが出演番組で語った二人の馴れ初め。
石川さんは、陽水さんが作詞作曲した石川さんの代表曲「ダンスはうまく踊れない」が恋愛へのきっかけになったと明かし、陽水さんが石川さんの気を引くために制作した曲だったことも語られる。さらに石川さんは「私とユーミン(松任谷由実さん)が話しているところに、陽水と(吉田)拓郎が来たんです」など、当時のエピソードも語る。
なんでも『ダンスはうまく踊れない』は、石川セリさんがいる前で陽水さんが約30分ほどで作り上げた曲だと言われます。
そんなロマンチックな恋愛関係だった二人は、その後ゴールインし子供にも3人恵まれましたが、その結婚生活は決して平坦なものではありませんでした。
その結果として、2000年頃から囁かれる井上陽水・石川セリ夫妻の離婚危機や別居報道。これまで二人の間にはさまざまな困難があり、とくに一時メディアを騒がせた井上さんの女性問題はその一つの要因だったのかも…。
井上陽水、過去には元オセロ・中島知子と不倫報道も
井上陽水の不倫報道!相手は元オセロ中島知子
さて2011年頃に世間を騒がせたのが、井上陽水さんと元オセロ中島知子さんの不倫報道です。
報道によると二人は2007年から2009年頃まで不倫関係にあったとされ、六本木などで飲んでる姿が目撃されたり共演時に意味深な会話をしたり(陽水に離婚を迫るような)、という点が指摘されています。
報道後双方の事務所は不倫関係を否定していますし、中島知子さんは2年後にも不倫疑惑を完全否定しています。
ただこの不倫報道に関連して興味深いのは、週刊誌の取材を受けた石川セリさんの母親の言葉が載っている点です。
井上陽水さんの義母のセリフより。
「陽水は真剣に人を好きになれるような人でしょうかね?」
「人間味というか、人間としての余裕がないほうですからね」
「家に帰っても俺の居場所がない、とか文句を言っている」
陽水の”人間性”を完全否定だ。さらにセリとは結婚当初から喧嘩が絶えず別居状態だったことを暴露し、陽水は住居の他に世田谷に仕事場を持っているが、セリには「絶対にマンションに来るな」と命じ、「(仕事だといってるけど)どうだかね」などとうそぶく始末。まだある。陽水の浮気騒動について孫に聞くと「あれはもう終わった話なんだって」と孫が答えた。家計についてもぬかりはなく、セリに上限付きのクレジットカードを渡していて、セリが怒っている。子どもと孫を捨てて出て行く覚悟はない――などなどなど、言いたい放題なのだ。
また石川セリさんは、自身のブログのなかで陽水さんの過去の女性関係を匂わせるような発言もありますね。
出会いの頃はかっこよくてね、入籍後ももちろんもてていた心配だったし面白くない、
けれど仕方ないでも私には美しい子供達が宝がいたから嫉妬なぞバカらしいエネルギーだから泣いてから止めましたよ
自分と美しい子供達の楽しい思い出作りにすると決めたわけ
それだけ「いい男」でしたね、今はどうかな??笑
井上陽水に子供は4人?~長女の依布サラサは作詞家として活躍
陽水さんと石川セリさんの間には子供が3人(か4人?)いるようです。石川セリさんがアメリカ人のハーフですので、子供たちは皆クォーターということになりますね。
井上陽水の長男・准介
井上陽水の長男・准介さん
准介さんは1978年12月16日生まれで、残念ながら画像はなかったので陽水さんの写真です。
長男は表舞台で活動していませんが、かつて井上陽水さんのコンサートにスタッフとして関わっていたことがあったそう。
井上陽水の長女・依布サラサ
井上陽水の長女・依布サラサさん
(本名:井上ニサ/生年月日:1983年12月22日)
作詞家・歌手などとして活動。過去には父・井上陽水さんの音楽活動に参画したこともあります。メディア出演もあり、井上兄弟姉妹の間では一番著名。
私生活では一般男性と結婚しており娘が二人います(彼女自身はバツ1での再婚)。福岡在住。
依布サラサさんが語る、幼少期の父・井上陽水さん。
「ツアーの時は、家にずっといないし、逆にツアーのない時は長くいる。そのギャップがすごくて、子どものころは『お父さんは働いているのかな』『お金とか大丈夫なのかな』と心配していました」と懐かしそうに振り返った。
休日には一緒にバッティングセンターに行くなど、家族とコミュニケーションをとろうとする顔も持っていた。そんな父を依布は「父」「彼」「陽水さん」と尊敬を込めて呼ぶ。「すごく印象に残っているのは小学生の時、家族全員で『ちょっとドライブしよう』と羽田空港に行って『次の飛行機に乗ろう』と。どこに飛ぶか分からないけど、それがすごく面白かった。陽水さんは、それらのことを全て吸収して、作品に反映させてきたと思います」。
井上陽水の次女・アンナ
井上陽水の次女・アンナさん
アンナさんも過去に井上陽水さんのアルバム曲でコーラス参加した経験があるようですが、現在はとくに目立った活動はされていません。
私生活では、2015年に九州朝日放送の三澤澄也さんと結婚し、子供もいるようです。
井上陽水の次男?TAKITA
井上陽水の次男?TAKITAさん
そして最後に謎に包まれているのが、次男とされるTAKITAさんの存在です。2010年にサイゾーが報じていますが、 「IMALUの二の舞!?」 井上陽水の次男・TAKITAが”本物のホモ”の紹介で俳優デビューへ。
記事によると、TAKITAさんは180cm以上の韓流イケメンで、英語・スペイン語・フィンランド語・韓国語を話すインテリだそうです。「親の力を頼ることなく活動したい」という考えで、オスカープロモーション所属が決まったとあります。
しかし、どこを確認してもTAKITAさんが井上陽水さんの息子であるというのが、このソース以外見つからず。
石川セリさんのブログでは「TAKITA」さんが過去に何回か出ていますが、とくに”息子である”といった言及がありません。
また現在オスカープロモーションをHPを確認しても該当人物は見当たらず、オフィシャルブログも確認できませんでした。一説には長男=TAKITAさん説もあるようですが、真偽不明です。
井上様子の現在~嫁・石川セリと別居状態も家族関係は良好だった
一人暮らしの井上陽水
結婚前後から、井上陽水さんの逮捕や女性問題などいくつもの不穏な噂があった井上陽水・石川セリ夫妻。そんな二人にはかねてから別居や離婚危機が囁かれています。
いろいろと情報を確認すると、井上陽水さんと石川セリさんに最初に別居が報じられたのは、2002年頃とされます。そして2019年現在もそれは続いているようです。
2019年6月の週刊誌報道より。
井上は1978年に、歌手の石川セリ(66才)と結婚。1男2女に恵まれたが、結婚生活は当初から波乱含みで、別居状態がささやかれ続けてきた。現在、石川は長女で歌手の依布サラサ(35才)とともに、井上の故郷である福岡で暮らしている。
「本格的な別居状態になったのは、東日本大震災後、放射能の影響を気にしてサラサさんが娘さんを連れて移住した時かな。セリさんもついて行ったんです。たまに陽水さんとも会っているようですが、福岡ではラジオのレギュラー番組を持つなど充実した生活を送っているようです」(音楽関係者)
ただ別居状態とはいえ普通に会ったりしていますし、井上陽水さん・石川セリさん・子供たちなど家族でドライブなどもしているそうです。
こういう状態を考えると、もうお二人とも年齢も年齢ですし、別居も悪い方向に考える要素ではない感じですね。
長年連れ添った夫婦ですので、いろんな形の今があるのでしょう。
井上陽水についてまとめると…
・井上陽水には一般女性と離婚後に、歌手の石川セリとできちゃった再婚した
・井上陽水には子供が4人(または3人)おり、長女の依布サラサは作詞家として活躍してる
・井上陽水は現在も石川セリと別居中だが、家族との関係は良好である
長年、日本の音楽業界で活躍してきた井上陽水さん。途中で薬物逮捕などもありましたが、その後も変わることなく名曲を世に送り出してきました。今後の活躍にも期待です。