パリオリンピック代表に確定した卓球選手の張本美和さんですが、家族も卓球一家だと話題です。
今回は張本美和さんの生い立ち、国籍・中国人の噂、家族(父親・母親・兄弟)と身長、かわいい画像、中学や高校と学力をまとめました。
この記事の目次
張本美和は卓球選手&パリオリンピック出場
出典:iza.ne.jp
張本美和
生年月日:2008年6月16日
出身:宮城県仙台市
身長:166cm
所属:木下アビエル神奈川
血液型:O型
活動:卓球選手
張本美和さんは宮城県出身の卓球選手です。
小学生の時から卓球のTリーグの木下アビエル神奈川に所属して、トップ選手として活躍中。
2021年から本格的に世界大会に出場するようになり、2024年にはパリオリンピック代表(団体メンバー)に選ばれていて、パリオリンピック出場が確定しています。
2024年で高校生になる張本美和さんは、次世代の日本女子卓球界を背負う逸材として期待される存在です。
張本美和の国籍と中国人の噂
張本美和さんの国籍は日本です。しかし、2014年春まで中国人、つまり中国国籍でした。
張本美和さんのご両親は父親・母親共に中国出身の中国人です。父親は四川省出身の張本宇さん(中国名:張宇)、母親も同じく四川省出身の張凌さんです。
ご両親は張本美和さん、兄の張本智和さんが生まれる前に夫婦そろって来日。
そして、日本生まれの張本美和さんが6歳の時に父親の張本宇さん、兄の張本智和さんと一緒に3人で日本に帰化して、日本国籍になりました。
そのため、張本美和さんは現在、中国人ではなく日本人になります。日本生まれの日本育ち、中国国籍から帰化して日本人になったというわけですね。
張本美和さんが帰化した理由は、兄の張本智和さんの夢のためです。張本智和さんは「東京オリンピックで金メダルを取りたい」という夢を持っていました。
「’20年の東京五輪で金メダルをとりたい」という息子の夢を叶えるのに最適な判断だと夫婦で考えたからだ。
引用:「卓球より勉強を」「東北大へ進んでほしかったんです」「宿題ちゃんとやってる?」張本智和(19)の父が明かす“天才児の子育て術”(3/4) – 卓球日本代表 – Number Web – ナンバー
この夢を叶えるには中国国籍ではなく、日本国籍が良いと考えたとのことです。
そして、同じように卓球をしていた張本美和さんも中国国籍でいるよりも、日本国籍になったほうが卓球選手として有利に働くと考えたとのこと。
そのため、兄と一緒に日本国籍を取得することにしたと思われます。
母親は中国人のままですが、それはおそらく将来の可能性を残しておくためでしょう。
もし、ご両親が故郷の中国に戻ることになった時も、中国籍を持っていれば中国に住むのは難しくありません。
また、「やっぱり中国人になりたい」と思った時にも、母親が中国籍ならそれも簡単だと思われます(※張本美和さんが将来中国籍に戻る、と発言したわけではまったくありません)。
張本美和の生い立ち
張本美和さんは宮城県仙台市で2008年に生まれました。
両親が中国出身の元卓球選手で、日本で卓球のコーチをやっていたことから、2歳から卓球を始め、5歳(2014年春)に父親と兄と共に日本に帰化して日本人になりました。
父親が立ち上げた「張本卓球場」を使った仙台ジュニアクラブに所属し、就学前の6歳の時には全日本選手権バンビの部(小学2年生以下)で3位、小学1年生の時には優勝しています。
張本の妹で9歳の美和は、小学1年時に全日本選手権バンビの部(小学2年生以下)で優勝、その後も2年連続で年代別大会に準優勝している。
その後も年代別の大会で2年連続準優勝し、その後も年代別の大会で優勝を飾っています。
<張本美和の主な戦績>
・2018年:全日本選手権カブの部優勝
・2019年:全日本選手権ホープスの部優勝
・2021年:全日本中学校卓球大会優勝
・2021年:全日本選手権カデットの部優勝
・2021年:世界ユース卓球選手権
U15シングルス優勝
U15女子ダブルス優勝
U15混合ダブルス優勝
U15女子団体優勝
・2022年:世界ユース卓球選手権
U19シングルス準優勝
U19女子ダブルス優勝
U19混合ダブルス3位
U19女子団体3位
・2023年:全日本選手権ジュニアの部優勝
・2024年:全日本選手権ジュニアの部優勝、シニアの部準優勝
・2024年:世界卓球選手権女子団体準優勝
2023年11月のパリオリンピック代表選考会の全農カップでは、日本のエース・早田ひな選手を下して初優勝を飾りました。
パリ五輪日本代表選考会・全農CUP大阪大会(11月25~26日/Asueアリーナ大阪)が行われ、女子シングルスは張本美和(15=木下アカデミー)が初優勝を果たした。
引用:15歳・張本美和が早田ひなを下して選考会初V!平野と伊藤の選考ポイントランク2位争いは、平野がわずかにリードを広げる【卓球 全農CUP/結果まとめ】|テレ東卓球NEWS:テレ東
この結果を受けて、パリオリンピック代表の選考ポイントでは張本美和さんは4位でしたが、中国人選手に対する強さを評価され、パリオリンピック代表の団体メンバーに選出されました。
女子代表の渡辺武弘監督は「総合的に見て、張本美和選手がふさわしいと。海外で勝てる選手ということで選出した」と理由を説明した。
引用:張本美和がパリ五輪女子卓球3枠目に!美誠にポイント負けても「中国人選手対する強さ」高評価― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
張本美和は文武両道
小学生の頃から、平日で3時間、週末は4時間くらい練習しています。
「毎日練習をがんばっています。ボールを打つのはもちろん、走ったり、腹筋などのトレーニングもします。平日で3時間、週末は4時間くらい練習するんですよ」
両親が元卓球選手&卓球コーチで、しかも兄弟の張本智和さんはオリンピック選手。
この環境で卓球の英才教育を受けてきたことを考えると、「平日3時間・週末4時間」というのは、思ったよりも練習時間が少ないと思うかもしれません。
実は、張本家は文武両道をモットーにしていて、勉強にも力を入れているんです。
張本美和さんは小学生の頃から学習塾や英会話教室にも通い、勉強を頑張ってきました。
勉強も卓球も頑張ることができる。しかも、卓球は日本トップクラスの成績を幼い頃から残し続けているというのは本当にすごいですね。
張本美和の家族① 父親は張本宇
張本美和さんの父親は張本宇(はりもとゆう)さんです。
四川省出身の張本宇さんは8歳で本格的に卓球を始め、13歳で四川省卓球チームのプロ選手になりました。最高成績は中国の全国大会の男子ダブルスでの銅メダルです。
同じく中国出身で、世界選手権で優勝し日本に帰化した卓球選手の小山ちれさんに誘われて1993年に来日し、小山ちれさんの練習パートナーを務めました。
その後、イタリアやカタールでプレーした後、1998年に再来日し、仙台ジュニアクラブの指導者として仙台を拠点に活動するようになります。
その後、当時交際していた張凌さんと結婚して、一緒に暮らすようになりました。
そして、張本智和さん・張本美和さんの2人の子供が生まれ、2014年には中国国籍から日本国籍に変更して、名前を張宇から張本宇に変えています。
その後、次のような役職・コーチを務めています。
・男子ナショナルチームコーチ
・男子ジュニアナショナルチームコーチ
・JOCエリートアカデミーサポートスタッフ
・バタフライ・アドバイザリースタック
今までの功績から、2017年にはITTFスターアワード・スターコーチ賞2017年で卓球スターコーチ指名者に選出されました。
2024年現在は、女子ジュニアナショナルチームのコーチを務めています。
張本美和の家族② 母親は張凌
張本美和さんの母親は張凌(ちゃんりん)さんです。
張凌さんは中国の四川省出身の卓球選手で、1994年には中国の全国大会で混合ダブルスで準優勝し、中国のナショナルチームに入ります。
1995年に中国の天津市で行われた世界選手権では中国代表として、女子シングルス・女子ダブルス・混合ダブルスに出場しましたが、結果を残すことができず、1996年に現役を引退。
現役を引退後の1996年からは、卓球マレーシア女子代表コーチに就任しますが、1998年には交際していた張本宇さんと結婚し、宮城県仙台市に拠点を置いています。
2003年には長男の張本智和さんを出産、2008年には長女の張本美和さんを出産して、二児の母となりました。
2014年に夫の張本宇さんと子ども2人が日本に帰化した時には、張凌さんだけは帰化せずに中国国籍のままにしています。
張本智和さんと妹の張本美和さんが文武両道なのは、母親の張凌さんの教育方針です。
「智和を卓球で生活させようなんて思ってもいませんでした。ずっと親元にいてもらって、地元の東北大学に進んでほしかったんです」
張凌さんが「一番は健康、2番は勉強、卓球はその次でいい」という教育方針を徹底していたからである。
張凌さんは卓球大国の中国のナショナルチームに入っていた選手です。
それでも、「今、卓球の歴史に私の名前が残っていますか?中国の代表になっても、トップの中のトップにならないと何も評価されないし、何も残らない」と話していました。
自分が過酷な競争を勝ち抜いて中国代表になってもなにも残っていないから、子どもたちには卓球だけでなく勉強もしっかりさせようと思ったんですね。
張本美和の家族③ 兄弟は張本智和
張本美和さんの兄は張本智和さんです。「チョレイ」の掛け声で有名ですよね。
張本智和さんは2003年に仙台市で生まれ、2歳から卓球のラケットを握りました。
東宮城野小学校、稲付中学校、日本大学高校を卒業し、早稲田大学人間科学部(通信教育課程)に進学。
現在は智和企画に所属し、卓球のチームは2022年からドイツのTTCノイ・ウルムと琉球アスティーダに籍を置いています。
小学1年生の時に全日本選手権バンビの部で優勝し、その後バンビ・カブ・ホープスで無敗の6連覇を達成。2014年には、父親と妹の張本美和さんと共に日本国籍を取得しました。
全日本選手権で「一般の部」に出場するには日本国籍が必要だった。いずれ中国に戻ってコーチになろうと考えていた両親にとっては複雑な心境だったという。
2016年にはJOCエリートアカデミーに入校し、13歳の時に世界ジュニア選手権シングルス優勝という最年少記録を打ち立てます。
2018年には14歳で全日本選手権初優勝を成し遂げました。これも最年少記録です。
2018年のITTFワールドツアーグランドファイナルでは金メダルを獲得、2021年の東京オリンピックでは男子団体で銅メダルを獲得し、名実ともに日本のエースに成長しています。
世界ランキングの最高位は2位、2024年2月時点では9位になっています。
2024年のパリオリンピック代表にも選出されていて、妹の張本美和さんと兄妹で出場することが決まりました。
張本美和の身長は166cm
張本美和さんの身長は166cmです。
現在では身長166cmであるように、日本では身体面にも恵まれてきた。
引用:「あの平野美宇にも勝利」張本美和(15歳)の“成長速度”がスゴかった…それでも「パリ五輪選考レースは6位」のナゼ? 日本卓球女子の今(2/3) – 卓球日本代表 – Number Web – ナンバー
2022年~2023年シーズンでは165cmでしたので、1年で1cm伸びています。まだ15歳ですので、もう少し伸びるかもしれませんね。
張本美和さんは日本人女子選手としては恵まれた体格をしています。日本の歴代エースの身長と比べてみましょう。
・張本美和:166cm
・早田ひな:167cm
・伊藤美誠:152cm
・平野美宇:158cm
・福原愛:155cm
・石川佳純:157cm
張本美和さんは早田ひな選手とはほぼ同じ身長、そのほかの歴代エースよりも身長が10cm程度高いです。
張本美和さんは身長が高いので、男子のようにYGサーブを使うことができると言われています。
YGサーブは逆横回転を×フォアサーブですが、男子選手はよく使うのに対し、女子はあまり使いません。これはYGサーブは打点が低いために、身長が低い女子選手は使いにくいんです。
でも、張本美和さんは女子選手としては身長が高いため、男子と同じようにYGサーブを使うことができるんですね。
身長が高ければ、YGサーブという武器が1つ多くなるだけでなく、リーチが長くなるなどの有利な点があります。
張本美和がかわいい
張本美和さんは正直、「正統派の美人」というわけではありません。
歴代のエースである福原愛さんや石川佳純さん、早田ひなさんが正統派の美人であるのに対し、張本美和さんはかわいいタイプなんです。
笑顔がとてもかわいいですよね。
出典:twitter.com
出典:twitter.com
2024年3月のシンガポールスマッシュでは、勝利の後に「TWICE」のダンスを披露して、話題になりました。
恥ずかしそうに手で顔を覆いながらも、笑顔で完璧に踊りきったダンスを『World Table Tennis』が公式インスタグラムで公開すると、ファンからは歓喜の声が続々。「超可愛い」「日本のアイドルじゃん!」「美和×TWICE」「キューティハリー」「めっちゃ上手すぎる」といったコメントが寄せられた。
引用:「日本のアイドルじゃん!」15歳・張本美和が恥ずかしそうに踊った“TWICEダンス”に反響止まず!「めっちゃ上手すぎる」【卓球・シンガポールスマッシュ】 | THE DIGEST
卓球の試合をしている時は強心臓でメンタルの強さを見せますが、卓球の試合を離れると、やっぱり10代のかわいい女子なんですね。
張本美和の中学や高校
中学は川中島中学校
出典:hochi.news
張本美和さんが通っていた中学校は、神奈川県の川崎市立川中島中学校です。
小学校までは宮城県仙台市にいましたが、世界で活躍できる選手の育成を目的にした「木下卓球アカデミー」が2021年に開校し、張本美和さんはその1期生になりました。
そして、その近くの中学校である川中島中学校に通うことになったんです。
学力がすごい
出典:twitter.com
前述の通り、張本美和さんは学力がすごいんです。学研の小学校全国共通テストでは全国1位になるほどの学力の持ち主です。
美和選手も小学校時代、算数で全国1位なったことがあるほどでした。
引用:木下卓球アカデミー1期生 張本美和選手に聞く 人として、選手として勇気与える存在に | 川崎区・幸区 | タウンニュース
中学校では部活と木下アカデミーでの練習、さらに学校の課題やテストもしっかり頑張っていました。
4月からは高校生に
2024年3月で中学校を卒業した張本美和さんは、4月からは神奈川・星槎国際高横浜高校へ進学しています。
本人のInstagramでも、中学卒業と高校進学を発表していました。
「春から高校生になります。日々支えてくださる方々に感謝の気持ちを持ち、これからはより責任感を持ちながら卓球に励みたいと思います。1歩ずつ1歩ずつ前へ」
引用:卓球・張本美和、制服姿で中学卒業を報告「春から高校生に」 ネット衝撃「まだ中学生だったことに驚き」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース
兄の張本智和さんは日本大学高校を卒業していますし、張本美和さんが所属する木下アカデミーや木下アビエル神奈川は現在住んでいる川崎市にあり、日本大学高校も有力視されていました。
張本智和さんの高校時代の生活を見ると、Tリーグなどで卓球漬けの毎日でしたから、張本美和さんも勉強はしっかりやりつつ卓球に邁進する学生生活になりそうですね。
張本美和のまとめ
張本美和さんの国籍や中国人の噂、生い立ちや家族(父親・母親・兄弟)と身長、かわいい画像と中学や高校をまとめました。
張本美和さんのパリオリンピックとそれ以降の活躍に期待したいです。