格闘家として一世を風靡したボブサップさんですが、2017年12月に、恋人であった日本人女性からDVを告発されています。
この記事では、ボブサップさんのDV疑惑騒動の他、謎が多い私生活情報に関してまとめてみました。
この記事の目次
ボブサップのプロフィール
名前:ボブ・サップ
本名:ロバート・マルコム・サップ・ジュニア
出身地:アメリカ合衆国コロラド州
生年月日:1973年9月22日
身長:200cm
学歴:ワシントン大学卒業
2mの身長とコワモテな外見により、元ギャングスターにも見えてしまうボブサップさんですが、実はワシントン大学卒のインテリ格闘家だったりします。
ワシントン大学にアメフト奨学生として入学したボブサップさんは、在学中に薬学と社会学の学士を取得するなどの文武両道ぶりを発揮した後、NFLからドラフト指名を受けます。
NFL入りした後は、アキレス腱の故障にも泣かされ、成功を掴めずに引退することとなったボブサップさんは、セカンドキャリアの場としてプロレス団体「WCW」に活路を求めますが、経営不振により「WCW」が倒産してしまうという悲劇が待っていました。
そんな経緯もあり、2002年より日本に来日して、「K-1」や「HERO’S」といった格闘技イベントで活躍することとなったボブサップさん。来日後は、ド迫力の容姿とパワフルなファイトぶりがお茶の間に大ウケてして、日本にて人気格闘家兼タレントの道を歩み始めました。
新天地・日本で、これまでの不運を払拭するかの如き活躍を見せていたボブサップさんでしたが、日本における格闘技ブームの終焉によりテレビ露出も減り、近年ではすっかり懐かしの有名人カテゴリーとなっておりました。
ボブサップの私生活の謎~結婚はしておらず今はグアテマラ暮らし
ボブサップ 日本人女性と結婚の噂も、ずっと独身
ボブサップさんの私生活に関しては、2017年以前はアメリカ・ワシントンDCで暮らしていたようです。
日本で忙しく働いたオフは、母国に戻り、愛犬や愛猫に囲まれた生活を送っていたボブサップさんでしたが、日本のネット上では、日本人女性と結婚して日本に定住しているとの噂が流れていました。
「○○で奥さんと子供を連れたボブサップを見かけた?」という噂がネット上で流れ続けた理由には、家族連れの黒人男性をボブサップさんと誤認したケースもあったのではないかと思われます。
実際のボブサップさんに関しては、アメリカで結婚をしていたなどという情報もなく、ずっと独身であったことが濃厚です。
日本から消えたボブサップは韓国で芸能人として活躍していた
ボブサップさんが日本から消えた原因に関しては、格闘技ブームの終焉以外にも契約トラブルという裏事情があったそうです。
「K-1」や「HERO’S」を運営していたFEGの経営難が表面化したのは2010年以降の話となりますが、舞台裏では、それ以前から外国人ファイターへのファイトマネー不払いトラブルがあったとか。
ボブサップさんとFEG側との間でファイトマネートラブルが始まったのは、2006年頃からだったと言われております。
その都度、試合をボイコットするなどして、タダ働きを回避して来たボブサップさんでしたが、1試合数万ドルのギャラを回収することすら一苦労となった日本格闘技界から距離を置き、新たな活路を韓国に見出すようになりました。
韓国でのボブサップさんですが、トークショーの司会として活躍をする他、会社経営に乗り出すほどの活躍ぶりだったそうですね。
ボブサップ 東日本大震災の被災地を訪問
日本での契約トラブルもあり、活動の主軸を韓国に移したボブサップさんですが、ビジネスの縁が薄まれば、日本との関係も薄まるというわけでもなかったようですね。
インテリで日本語もすぐに習得するなど、知性的な人間であったボブサップさんは、握手会やイベントなどでもファンからの評判が上々な人物でした。
テレビでは腰が低いのに、実物は横柄な人間だったという芸能人の噂は良く聞く話ですが、ボブサップさんの場合は、実際に接したファンからは「フレンドリーで優しい人だった」という評判ばかりが上がってきております。
そんなボブサップさんの人間性を象徴するエピソードに、東日本大震災の被災地支援の話題があります。
原発事故まで伴っていたため、日本の有名人の中にも海外に逃げた人間がいると噂されている中、色々なリスクを承知で日本に来日して被災地訪問までこなしていたボブサップさん。
ビジネスライクな人間関係だけではなく、人と人との縁を大事にするボブサップさんの誠実な人間性が伺えるエピソードだと言えますね。
ボブサップ 2017年からグアテマラに移住
世界各国を回って仕事をしている国際人であるボブサップさんですが、2017年になると、中央アメリカにあるグアテマラという国に引っ越したことを日本のファンに向けて報告しております。
グアテマラは、スペイン語圏の農業国家であり、コーヒーや砂糖、バナナといった特産品が有名な国です。
農業国というと大自然と気の良い住民たちというイメージを思い浮かべる方もおられると思いますが、グアテマラは、その他の中南米諸国同様に、治安は世界でもワースト級の悪さを誇ります。
そのため、ワシントンDCからグアテマラに移住したボブサップさんは、かなりの変わり者と言えます。
ワシントンDC在住時代から、犬や猫といったペットの他に、サーバルキャットなども飼っていたボブサップさんは、グアテマラ移住後は、ライオンやピューマといった猛獣まで飼うようになったとか。
ボブサップさんのグアテマラ移住には、猛獣を飼いならすだけの広大な敷地を手に入れる目的もあったのかもしれませんね。
ボブサップにDV疑惑騒動!~被害者は元マネージャーの日本人女性
ボブサップにはマネージャーも兼ねた日本人の彼女がいた
2017年12月20日に、「週刊文春」誌上で元恋人の日本人女性・Aさん(写真右)からDVを告発されたボブサップさん。
Aさんはボブサップさんより5歳年下であり、プロモート会社に勤務していた経験もあるインテリ女性だとか。
離婚経験者だったAさんには連れ子がいる身の上でしたが、Aさんに惚れ込んだボブサップさんは、2011年の春頃からAさんとの交際をスタートさせたと言われております。
Aさんはかなり優秀な女性だったようで、ボブサップさんからマネージャーの役割を任せられるようになり、交際当初は二人三脚で世界を渡り歩く蜜月ぶりだったそうですね。
そんな2人の関係に異変が生じ始めたのは、交際数ヶ月後からだとのAさんの証言が残っています。
「2011年の半ばから日本や海外を一緒に転々とする日々が続いたのですが、彼が発作的に私を面罵するようになったのです。突然人が変わったように、『浮気しただろ』などとい言いがかりをつけて、ホテルや新幹線などでも何時間もこき下ろすのです」
ボブザップがAさんに初めて暴力をふるったのは2012年12月10日
DVには、恋人や配偶者に対する罵声や威圧的な態度なども当然に含まれます。
そういった意味では、交際開始数ヶ月後からボブサップさんよりDVを受けていたと言えるAさん。
そんなAさんが、ボブサップさんより初めての身体的なDVを受けたのは、2012年12月10日のことでした。
「翌年2月に控えた試合のため、ニュージャージーでトレーニングをしていたときのことです。深夜0時頃、食事からホテルの部屋に戻ったサップは、機嫌が悪かったのか、いきなり私を1.5メートルの高さから床に投げつけた後、身体中を殴り始めたのです」
Aさんがボブサップさんから暴行を受けたのはアメリカ国内だったため、警察に相談をすればただちにボブサップは逮捕されていたことでしょうね。
しかしながら、この時のAさんにはまだボブサップさんへの愛情が残っていたため、心理カウンセリングなどを勉強して、ボブサップさんの「病気」を治そうという考えの方が強かったそうです。
そうこうしているうちに、次第にボブサップさんと共依存関係に陥ってしまったAさんは、ボブサップさんの暴力に苦しみつつも離れられない状況へ追い詰められてしまったとか。
「さんざん暴言を吐いて暴力をふるった後、赤ちゃんみたいに泣いて謝ってくる。死ぬと脅される。そんな彼が可哀想になり、私が『育てなおし』しなければと、子供のようにスプーンでものを食べさせてあげたり、お風呂も入れてあげて、洋服も着せてあげて……。あと、彼の仕事において全てが自分の責任と感じていたというのも大きいです」
ボブサップのDVの原因は試合への恐怖感からだった
普段は紳士的なボブサップさんが、スイッチが入ったように豹変する理由に関しては、Aさん曰く「試合への恐怖感」が原因だったそうです。
元々はアメフト選手だったボブサップさんは、格闘技のキャリアを何年積んでも試合で殴り合いをすることへの恐怖を克服出来ずに、試合が近づく度に精神が不安定になっていたとか。
その他にも、筋肉増強剤や興奮剤などを使用していたことが、ボブサップさんの暴力性をより高めてしまったのではないかと、Aさんは推測しています。
筋肉増強剤も興奮剤も、アンチドーピング機関からの摘発が相次いでいるメジャーなドーピングツールです。
アスリートの体を作る過程で著しい効果を発揮するのが筋肉増強剤ならば、興奮剤は、アスリートが試合で戦う際に必要な集中力を向上させるアイテムと言えます。
身体的な副作用も懸念されている筋肉増強剤や興奮剤ですが、精神面においても、使用した人間の攻撃性や暴力性を高める副作用があることが、専門家から指摘され続けております。
交際開始から2年近くは、暴力的衝動を暴言のみに抑えることが出来ていたボブサップさんだけに、ドーピングツールの副作用さえなければ、最期の一線だけは超えずに踏み止まり続けることが出来ていたのかもしれませんね。
AさんのDV痕は壮絶!首や膀胱にも障害が残る
2012年に、初めてAさんに身体的な暴力をふるってしまったボブサップさんですが、以降は歯止めが利かなくなり、Aさんに対する身体的DVは、破局した2017年1月まで続いたそうです。
ボブサップさんから受けたDVの痕跡は、この写真を撮影した2017年3月時点でも色濃くAさんの体に残っており、Aさんの体はまさに全身痣だらけということが確認出来ます。
ボブサップさんの身体的DVによりAさんが負った傷は全身の痣だけには留まらず、長年暴力を受け続けた後遺症により、首の骨は変形してしまい、膀胱にまで障害が残ってしまっている状況だとか。
Aさんが破局を決意した理由はボブサップの暴走運転
ボブサップさんによる長年のDVに耐え続けたAさんが、ボブサップさんとの別れを決意した理由に関しては、子供たちの身の危険を感じたからだそうですね。
(ボブサップが)子供たちを乗せて運転していたとき、突然叫びながら猛スピードで暴走し、危ない運転を繰り返したんです。『このままだと子供たちが殺されてしまう』と感じ、今年の1月にアメリカから日本に逃げ帰りました。
元々、Aさんの連れ子たちに対する暴言などはあったというボブサップさんですが、直接的な暴力はなかっただけに、上記記事の騒動は、Aさんにとっては共依存関係から目が覚めるほどの衝撃となりました。
日本に帰ることでようやくボブサップさんの暴力から逃げ出すことが出来たAさんでしたが、それで平穏な日々が戻って来たというわけには行きませんでした。
帰国後のAさんに届くボブサップからの脅迫めいたメール
日本に帰国したAさんですが、自身のDVを告発されることを恐れるボブサップさんから、脅迫めいたメールが頻繁に届くという悪夢が待っていました。
子供の身の安全が心配になったAさんは、当初は自分の胸の内に留めておこうと思っていたボブサップさんのDVの件も含めて、警察に相談に向かうことを決意しました。
しかしながら、外国籍の有名人による犯罪ということもあり警察の腰は重く、被害者であるAさんの言い分は聞き届けてもらえずに、被害届を受理して貰うことも不可能だったとか。
Aさんが2017年12月に、突如としてDV騒動を「週刊文春」に告発した理由に関しては、ボブサップさんに関連した一連の騒動が闇に葬られて、自分たちの身に危険が及ぶことを防ぐ意味合いが強かったようですね。
ボブサップの現在!~DV疑惑を否定して年末イベントに出場
2017年の年末は、日本でのテレビ出演予定も多かったボブサップさんだけに、「AさんからのDV告発騒動は大騒動になるはずだ」と、ネット上でも事の成り行きが注目されておりました。
現在の社会通念上は絶体絶命と言えるピンチに陥ったボブサップさんでしたが、2017年12月28日に出演したAbemaTVの番組内にて、DV疑惑を完全否定して、そのまま年末特番への出演をするという強行突破を実行しました。
28日に生配信された関連番組で週刊誌報道について問われた“ビースト”は、言葉を選びながら「僕はDVに関わったことはありませんですし、それが大きな問題になっていることは認識している。相手の方も非常に好きで、子どもたちも大好きです。そういう問題は無い」と否定した。
ちなみに、ボブサップさんが出演した年末特番に関しては、AbemaTVの「朝青龍を押し出したら1000万円」とTBSの「KYOKUGEN2017」の2本となります。
警察がAさんからの被害届を受理していなかったことに加え、ワイドショーなどがこの案件を大々的には扱わなかった背景などもあり、ボブサップさんのDV疑惑騒動は、このまま鎮火して過去のモノになって行きそうな気配となっております。
まとめ
コンプライアンスにうるさい昨今のテレビ界隈では、異例の結果に終わってしまったと言えるボブサップさんのDV疑惑騒動。
テレビ局側からすると、DV疑惑騒動が刑事事件にはなっていない現状を踏まえると、外国籍の有名人の出演を自粛させることは、新たなトラブルが生じそうで及び腰になってしまった部分もあることかと思われます。
もしかしたら、年末のテレビ出演こそ自粛にならなかったものの、以降はボブサップさんが日本のエンタメ業界から干されるという展開も待っているのかもしれません。
Aさんの告発が、テレビ業界側に黙殺されることがないことを祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。