中森明菜さんは、”歌姫”として現在でも根強い人気を誇ります。
この記事では、中森明菜さんの生い立ちや芸能生活、近藤真彦さんとの関係、噂される家族との確執や現在までをまとめています。
この記事の目次
中森明菜のプロフィール
名前(本名)：中森明菜（なかもりあきな)
出身地：東京都
生年月日：1965年7月13日
デビュー年：1982年
最終学歴：明治大学付属中野高等学校定時制中退
所属事務所：研音→ コレクション→ コンティニュー→ N.A.P.C→ 楽工房→ FAITH（ファイス）→HZ VILLAGE
中森明菜、クールなアイドルとして大人気に
1982年にデビューした中森明菜さんは、「少女A」や「セカンドラブ」、「飾りじゃないのよ涙は」などのヒット曲を数多く生み出し、レコード大賞も2度受賞しています。(1985年「ミ・アモーレ」、1986年「DESIREー情熱ー」)
1985年以降は歌手活動のほかに、俳優活動も本格的に開始し、「素顔のままで」(1992年)や「冷たい月」(1998年)などの主演ドラマがヒットしています。
2002年以降にカバーアルバムの「歌姫」シリーズをリリースしヒットしますが、2010年に体調不良（帯状疱疹）を理由に無期限の芸能活動の休止を発表しました。
その後、2014年の紅白へのサプライズ出場を機に歌手活動を再開。翌年1月に「歌姫シリーズ」の4作目をリリース、その後もアルバム制作などを中心に活動していましたが、公の場に出てくることは2017年末のディナーショー出演が最後となっていました。
中森明菜の家族と生い立ち…貧乏生活から抜け出すために歌手になった
中森明菜、実家はとんでもなく貧乏だった
デビュー時はむしろふっくらしていた中森明菜さん
中森明菜さんは1965年7月13日に、中森家の6人(2男4女)いる子供の5番目(三女)として生まれました。出生は東京都大田区でしたが、すぐに清瀬市に移り住みます。
当時、中森明菜さんは家がひどく貧乏で、そのためにも保母さんという夢を諦めて、お金を稼ぐために頑張ろうとしたことを自著の中で述べています。
中森明菜さんは、六歳のころに、「自分が歌うことで、みんなが喜んでくれるのなら、私は何でもやろう」と心に決めたことが書かれていました。でも、「ホントは私、保母さんになりたかったんだもの……」と心中も語られていました。「ただ……お金をかせげるのはタレントしかないって、思ってた」そうです。
中森明菜、家族の為に歌手を目指す
歌が好きであったという面もあると思いますが、第一に歌手を目指した理由というのが家族のためだったという中森明菜さん。子供の頃から人を思いやられる優しい性質の持ち主だったようです。
そして、16歳(1981年)になった時に日本テレビのオーディション番組「スター誕生！」に出場しました。
実際に中森明菜さんが「スター誕生！」出演のために動き出したのは、1978年の中学生の頃でしたが、超人気番組で届く応募ハガキの数も莫大でなかなか順番や機会も回ってきませんでした。
しかし、そんな明菜さんの行動を喜んだのが、かつて歌手を目指していたという母親の千恵子さん。
「その後、明菜が応募したことを知って誰よりも喜んだのは家内でした」
歌手になれなかった母親からバトンを引き継ぎ、13歳の明菜は猛然とダッシュを始めたのである。
このことからも中森明菜さんには、母親の成し遂げられなかった夢を叶えるためといった面も出てきたのかもしれません。
中森明菜さんは、番組出演前に行われる予選を3回目で晴れて通過、ついに本番(本選)の1981年8月2日を迎えます。
歌は、「夢先案内人」(歌：山口百恵)で、番組最高点である392点(/500点)を叩き出しました。
4:00位から明菜さんの歌が始まります。
https://dailymotion.com/video/xr56mi
結果、11社からのスカウトを受け、その翌年1982年に「スローモーション」にて歌手デビューを果たしています。
貧乏な家族のために歌手を目指し、歌手の夢を諦めた母親の応援も受けていた中森明菜さん。一見歌手を目指す女の子のエピソードとしてはよく出来ていますが、実際はあまり愛情が感じられない幼少期を過ごしてきたようです。
中森明菜さんは、昔を回顧した時に、こんなことも言っています。
「愛情をあまり受けずに育ちましたから。だからそのぶんね、よく孤児院なんかで育ったコが、絶対自分は温かい家庭をつくるんだって言ったりする、それと同じでね、ひとには絶対、イヤな悲しい思いをさせたくないの。
それなのに、なかなか感情のコントロールができなくて……こんな自分に疲れちゃうんですよ」
幼少期に愛情を受けれなかったことは、後々の明菜さんの性質にも影響を及ぼし、自身が疲れてしまうほど他人に対する過剰な気遣いを生み出しまったようです。
そんな少し物悲しい実情が、中森明菜さんの生い立ちにはありました。
中森明菜と近藤真彦の交際と自殺未遂…人間不信に陥りうつ病を発症
中森明菜、近藤真彦との交際のもつれから自殺未遂
華麗なデビューを果たした中森明菜さんには、その芸能活動に多大な影響を与えた男性がいます。それが、ジャニーズアイドルとして人気を誇っていたマッチこと近藤真彦さんです。
二人は中森明菜さんのデビュー後、程なくして付き合いを始めましたが、いろいろと衝突が絶えず、1989年7月に近藤真彦さんの自宅浴室で自殺未遂をしてしまい、大騒動となりました。
中森明菜、婚約会見と騙され金屏風の前で自殺未遂を謝罪
中森明菜さんは近藤真彦さんと共に謝罪会見をしました。この会見は金屏風が置かれており、「婚約会見」だと明菜さんが騙されて連れてこられたとも言われています。
この謝罪会見を仕切ったのは、当時ジャニーズ事務所の副社長を務めていたメリー喜多川さんでした。
中森明菜、メリー喜多川の策略にはまり所属事務所とも決裂
中森明菜さんはこの頃、自殺未遂謝罪騒動だけではなく、当時の所属事務所だった研音からも独立しています。その流れの中でも暗躍していたのが、メリーさんと言われています。
自殺未遂後、担ぎ込まれた病院にいち早く駆けつけたのは、所属していた研音のスタッフではなく、マッチの母親代わりだったジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長だった。メリーさんは、いかに明菜が研音に搾取されているかというデタラメな情報を吹き込んで、明菜と研音の関係にひびを入れた。その結果、明菜は翌年に研音から独立。マッチの担当だったという元ビクターのディレクターだった小杉理宇造（現ジャニーズ・エンタテイメント代表）と個人事務所コレクションを設立したが、活動を再開しないうちに小杉が降りてしまい、はしごを外されてしまった
中森明菜さんと近藤真彦さんの破局のきっかけとして、松田聖子さんとの密会疑惑もささやかれています。
また、「結婚に向けて住まいと家具を買おう」といわれ中森明菜さんは8000万円を近藤真彦さんに預けていました。
しかし、近藤真彦さんに結婚する気はさらさらなく、趣味のカーレースに中森明菜さんのお金を使いこんでいたそうです。
松田聖子と近藤真彦が紅白歌合戦のトリ 中森明菜をまた追い詰める？
どちらにしろ中森明菜さんが受けた仕打ちは、あまりに非道に見えます。
中森明菜さんは、このことから人間不信に陥ったり、うつ病になるなど精神的なダメージがあったと言われています。自傷行動もしていたらしいので、かなり深刻だったのではないでしょうか。
独立後は事務所の後ろ盾もなく活動していたためか、いろいろと怪しい人も中森明菜さんに近づいてきたそうです。
だが、女優としての活動も評価されはじめた。才能豊かな明菜の周辺には、その利権に群がる連中は後を絶たなかった。
記憶に残っているのは明菜が一時、”お母さん”と慕っていた自称・制作会社社長のK女史だった。留学詐欺まがいのようなことをやっていたK女史に明菜の事務所の経営を務められるわけがない。マネジメントに失敗したK女史は明菜を、写真集の契約を一方的に破棄したと訴え、明菜の暴露本で一儲けしてどこかに消えた。
”伝説の歌姫”として今なお多くのファンがいる中森明菜さんですが、必ずしも周りの人間に恵まれていたとは言えない芸能生活の始まりだったようです。
中森明菜の現在① 2014年には結婚間近の噂もあった
中森明菜、2014年1月に神職の男性と結婚間近と報道されるも…
中森明菜さんは、2014年1月の芸能活動休止時に、結婚も近いのではないかと噂されました。
お相手は神職の40代の男性でしたが、その後の続報はなく、2014年3月の段階では交際相手はマネージャーの男性と報じられています。
マネージャー(左)と、中森明菜さん(右)
明菜は現在、交際相手とも報じられているマネジャーが一棟まるごと所有する都内の億ションで生活。明菜の部屋は最上階の6階で、めったに外出せず。たまに部屋を訪ねるのは4階に住むマネジャーで、生活用品などは彼が買い求めて明菜に渡しているという。
明菜といえば、今年の元旦、一部スポーツ紙で、都内の有名神社で神職に就く40代の一般男性と結婚を前提に真剣交際中で、年内にもゴールインする可能性も報じられたが、「新潮」の記事にまったくそんな気配はなし。
中森明菜さんが結婚しているとなれば大スクープですので、それがないのを見ると現在も独身と考えるのが普通ですね。
中森明菜の現在② 家族との確執…母親の死後に中森家から戸籍を抜いていた
中森明菜、母親の死後に中森家から戸籍を抜いて絶縁
中森明菜さんが歌手を志したきっかけとも言える”家族”の存在。
中森明菜さんの、レコード大賞受賞に駆けつけた母の千恵子さん
しかし、現在この家族と絶縁状態だと言われており、その始まりは1995年の母親千恵子さんの死からと言われています。
2016年5月、週刊誌「女性自身」のインタビューで父親の明夫さんが、千恵子さんの死後約20年間中森明菜さんと会っていないこと、明菜さんが中森家から戸籍も抜いていることを明かしています。
「初めてお話しすることですが……。お母ちゃんが亡くなる少し前のことでした。明菜の所属事務所の人間が2人来て、『明菜が中森家の戸籍を抜けたいと言っている』と突然言ってきたんです。もちろん私は『そんなことはできない』って突っぱねました。だって、明菜本人から一度もそんなことは聞いていなかったですからね。その後、明菜本人か、事務所の人間か、どちらが市役所に行ったのかはわかりませんが、あの子は勝手に家族の戸籍から、自分だけ籍を抜いてしまったんです……」
中森明菜、父親にお金を使い込まれていた？
家族のために歌手を目指した中森明菜さんに何があったのでしょうか。
その原因を、中森明菜さんの稼いだお金を家族が使い込んだと誤解しているためだと、父親である明夫さんは言っています。
「それは、明菜が私たち家族に“自分のお金を勝手に使われてしまった”と、固く信じ込んでいるからなんですよ。明菜は、当時の事務所のスタッフから『清瀬（の家族）にいっぱいお金が行っていて、大変なんだよ』と言われたそうです」
当時、家族で経営していたスナックや中華料理店に、明菜のお金がつぎ込まれていると、誤解しているのだと明男さんは語る。
このインタビュー記事だけでは、誤解しているとは言いつつも、父親がキッパリ否定したり事実を述べていないようにも受けとれます。
中森明菜さんは家族のために歌手になったぐらいですので、それだけの理由だけはないと思いますが、戸籍を抜くぐらいですので、よほどのきっかけがあったと推察できます。
父親のいう「当時の所属事務所のスタッフ」が、いつを指すか具体的にわかりませんが、少なくとも1995年の母親の死をきっかけに始まったという絶縁ですので、1995年以前です。
つまり1989年の近藤真彦さんとの破局騒動など、いろいろなことが中森明菜さんにあった時代が背景にあると考えられます。
特に個人事務所設立後は、明菜さんを利用しよう人が近寄ってきた時期でもあります。
そんな時に、もしお金をしらない所で使われていたというのであれば、中森明菜さんにとって大切な家族であっても、過敏に反応してしまうということも十分考えられます。
そして、この”家族との確執・絶縁状態”の話題についても、週刊誌への親族からの電話が始まりでしたから、家族がお金に困っていたからという面も否定できません。
「実は、明菜の母親の葬儀以来、明菜と私たち家族は今日までずっと音信不通で、一度も会えていないんです」
10月中旬、本誌にかかってきた１本の電話ーー。中森明菜（48）の“親族”と名乗るこの女性は、明菜が家族と“絶縁状態”にあるという衝撃の事実を明かした。
ただ家族間に誤解があり、かつ約20年もの間親兄弟に会わず、戸籍まで抜いたのであれば、これ以上悲しいことはありませんが・・・。
また母親の千恵子さんが中森家の墓に入らずに、実家の墓に入ったことも関係しているのかもしれません。
中森家にもいろいろと複雑な事情があるようです。
中森明菜の現在③ 活動再開を発表
中森明菜、一時は消息不明状態に
出典：https://quizjapan.com/
中森明菜さんは2010年に体調不良により芸能活動の休止を発表していましたが、2014年に活動を再開させました。2014年末に紅白歌合戦に出演し、2015年に2枚、2016年に1枚のシングルをリリース。他にもカバーも含めアルバムを数枚発売したり、2016年、2017年にはディナーショーを開催したりと、中森明菜さんのペースで精力的に活動していたようです。
しかし、この2017年のディナーショー以降、公の場に姿を見せることがなくなってしまったのです。
中森明菜さんはメディア露出などは一切なくなり、仕事関係者とも音信不通でその行方が分からなくなっていたようです。
前述の通り絶縁状態となっている家族との関係も変わらずのようで、2021年には実父が雑誌の取材に答え現状を嘆いていました。
「’19年に明菜の妹が亡くなったとき、姉が葬式の連絡をしたのですが、明菜からは音さたなしで……。いつから、こんな薄情になってしまったのか。兄も姉もあきれてますよ」
中森明菜、2022年に新会社を設立し活動再開を発表
そんな中森明菜さんが2022年8月、突如Twitterのアカウントを新設しTwitterにて活動を再開することを発表しました。
中森明菜さんはまだ体調は万全ではないといいますが、ゆっくり歩き出していきたいと綴っています。
いつも応援してくださるファンのみなさまへ。
— 中森明菜 (@akinan_official) August 30, 2022
ご無沙汰しております。中森明菜です。
今の自分の言葉でお手紙を書きました。
読んでいただけたら嬉しいです。 pic.twitter.com/n9F2MtdU2T
また、再始動にあたり個人事務所「HZ VILLAGE」を設立し、中森明菜さんが代表取締役に就任しています。
8月23日、都心のオフィス街に佇むビルの一室に、「HZ VILLAGE」と名付けられた会社が設立された。同社は今年デビュー40周年を迎え、前事務所から“独立”した明菜が立ち上げた新たな個人事務所である。
代表取締役には明菜本人が就き、監査役には事務所が入居するビルの関係者で敏腕弁護士のA氏が就任した。
デビュー40周年を迎えた2022年に再始動することとなった中森明菜さん。健康回復を優先させながら、また素晴らしい歌声をたくさん届けてくれることに期待したいですね。
「明菜さんは今なお、帯状疱疹と戦っているといいます。思うように体調は回復せず、その闘病生活は12年。また病気のため精神的な不調にも見舞われ、人前で歌うどころか会うのさえ限られた人のみ。自宅からほとんど出ない生活が続いているといいます」（音楽関係者）しかし、明菜は“歌への情熱”を絶やさなかったという。
「明菜さんは“いつか自分が歌うために……”と歌詞をノートに書きためているんです。これまでも明菜さんが作詞した楽曲はいくつもあり、20代のころには作詞家の先生のもとで本格的に学んだこともありました。’00年以降は『Miran：Miran』というペンネームで作詞をしています。今年は40周年とあって、明菜さんのレコード会社には音楽番組から出演オファーがいくつも届いていました。そんななかでの復活宣言。明菜さんサイドと繋がりが強いNHKは『紅白』に出演してもらえないかと狙っているそうです」（テレビ局関係者）
中森明菜について総まとめすると…
・中森明菜は1989年、近藤真彦との交際のもつれから自殺未遂をした
・中森明菜はメリー喜多川に婚約会見と騙され、金屏風の前で自殺未遂の謝罪会見をさせられた
・中森明菜は自殺未遂謝罪会見以降、人間不信に陥りうつ病を発症した
・中森明菜は2014年に結婚の噂があったが、続報もなく現在も独身である
・中森明菜は、1995年の母親・千恵子さんの死をきっかけに、家族とは絶縁状態であり、中森家から戸籍を抜いた
・中森明菜は2017年のディナーショーを最後に公の場に姿を見せていなかったが、デビュー40周年を迎えた2022年に活動再開を発表した。
中森明菜さんは、芸能界の荒波に飲まれていくにあまりにも純粋すぎたのかもしれません。
2014年末の紅白歌合戦に出演した中森明菜さん
今後、ライブ活動やテレビ出演なども含め幅広い中森明菜さんの活動が見られることを期待します。
